詩人:どるとる | [投票][編集] |
パパとママがけんかしている
そんなとき一番辛いのは子供だよ
互いの浅ましい姿を見せてる
鏡に映したら思わず目をそらしたくなる
子供はね けんかしている姿なんて見たくない
けんかのあとの 仲直りした姿で ずっといてほしいと思ってる
どんな言い訳でごまかしても けんかなんてするもんじゃないね
子供が見ているよ 「大人の事情に口をはさむな」なんて 子供にはわかるはずもないね
別れるの別れないのなんてさ
聞きたくないよ耳をふさぎたいよ
どっちが引き取るの引き取らないの
そんなことを言うために結婚してるの
子供はね 純粋なまっすぐな瞳で 大人の心を大人よりずっと わかってるから それ以上悲しませないで
けんかするくらいなら 最初から 結婚しなければいいのに
子供は思うだろう でもけんかするくらいじゃなきゃわからないこともあるんだよ
どうしてそんな瞳で 見つめるの?
言葉じゃない何かであなたに伝えてる大切なコト
どんな言い訳でごまかしても けんかなんてするもんじゃないね
子供が見ているよ 「大人の事情に口をはさむな」なんて 子供にはわかるはずもないね
だから 大人はまだ何もわからない子供の前で けんかなんかするもんじゃないね
自分たちの愚かしさを子供のせいなんかにするもんじゃないね。
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何かを忘れてる そんな気がするけれど
何を忘れてるのかそれは わからない
そうだ思い出した 笑うことを忘れてた
生きることを たのしむことを忘れてた
涙があふれて止まらなくなってきたぞ
悲しい うれしい ちょっとくるしい
これが生きてるということなのかな
僕らは生きよう ただ未来にむかって
この足で歩こう 大地を踏みしめて
僕らは生きよう 生きることがしごと
目いっぱい笑おう 目いっぱい泣こう
誰かさんの涙も 世界の平和も
戦争の終わりも 降り続くこの雨も
終わらない夜も 見えない結末も
色あせた夢も 中途半端な今にも
きっと答えが出る
そう遠くない未来で
港を出た舟は 止まらず進むだけ
晴れたと思ったらまた雨が降る
そんなことはしょっちゅうあるんだ
僕らは生きよう ただ未来をめざして
この目で 見届けようこれからの世界を
僕らは生きよう 生きることは希望
涙乾いたら 新しいドアを開けて
誰かさんの涙も 世界の平和も
戦争の終わりも 降り続くこの雨も
終わらない夜も 見えない結末も
色あせた夢も 中途半端な今にも
きっと答えが出る
そう遠くない未来で
薄汚れたシャツも 忘れてる笑顔も
くたびれた靴も いい加減なこの僕にも
きっと未来はあるさ
そうわるくない未来が。
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そして僕は目を閉じて世界を遮る
それで逃げきったつもりだった
だけど僕の閉じた瞼の向こうには
変わらず忙しい世界があるんだろう
知っているよ だからこそわずかでも
世界から距離を置くために
悪あがきのまばたきを繰り返すんだ
暗闇の中に佇んで
見えるはずもない光を探している
重ねていく 時と時
すれ違うような命は死と隣り合わせ
僕はただ、何も知らないふりで 今日を通り過ぎていく
隔てるものなんて本当は何もない
全て僕がつくったイメージだ
見つめる先に 確かにあるものを
それと認識させるものはなんだろう
わからないことがわからないんだ
最初から解けない謎を抱えている
嘘で隠れた世界に もういたくない
夜なんかより 海の底よりずっと暗い
明日を知っている
変わりゆくもの そして変わらないもの
その狭間で呼吸する
僕らには何も知らされていない 無意味の意味があるなら
このまばたきひとつにも意味はあるのだろうか
瞬間、遮られる世界が 次の瞬間にはもう違う世界なら
僕も違う僕だろう
暗闇の中に佇んで
見えるはずもない光を探している
重ねていく 時と時
すれ違うような命は死と隣り合わせ
僕はただ、何も知らないふりで 今日を通り過ぎていく
僕はただ生きる それだけしか出来ない
物語の終わりまで
そして僕はまた何度でも同じ場所に戻る
今日という場所でまた今日を待つのさ。
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ねえ僕はまっすぐ歩けていますか?
自分じゃわからないから教えてよ
鏡に映した僕は なんて無様なんだろう
醜い心が はみ出してしまってる
どんなにきれいな 服を着てみても
どんなに笑ってみてもどこか ゆがんで見えるのはなんでかな
当たり前なことが当たり前じゃなくなっていく
この病んだような世界で うまく生きるには
何が求められてるか僕らは知りすぎている
心優しい人よりも 手先の器用さばかり
頭の賢さばかり 望むなんてあまりにむなしくないですか?
ねえ 言われたように歩いていくのは
案外 難しいよ 線からはみ出さないで
口紅をひくように 塗り絵のように
用意された下書きをなぞるだけの
吐き気がするほどのつまらない
生き方をするくらいなら 脱線して 獣道を 歩きたい
正しさなんて 融通が利かない 聞く耳を持たない人の言い訳さ
僕は僕の心に 従って 生きていくことこそが自分だと思うから
後悔したって 選んだ道に悔いはない
心優しい人が 指を差されて笑われる 世界になんか 笑われる筋合いはないのです
時折、歩みを止めて立ち止まる時
僕は 空を見上げて 静かに目を閉じる
風の流れの中で 生きてることをもう一度確かめるように
当たり前なことが当たり前じゃなくなっていく
この病んだような世界で うまく生きるには
何が求められてるか僕らは知りすぎている
心優しい人よりも 手先の器用さばかり
頭の賢さばかり 望むなんてあまりにむなしくないですか?
だから、僕は 世の中にふさわしい人というよりも何より心優しい人でいたい。
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心の底から死にたいと思うあなたに
僕はどんな言葉をかければいいかな
心の底から 生きたいと思う僕には
あなたの気持ちがまるでわからないよ
優しい人ばかりならいいけど
世の中は 残酷なまでに
あなたを否定する人もちゃんと用意してて
だから簡単に死にたくなるのもうなずけるよ
僕には あなたの命を 認めてあげることは 出来るけど
あなたのすべてをわかってあげることは多分出来ないよ
だって僕とあなたは違う人間だから
だけど違う人間だからこそ 分かり合えたりもする
離れたり寄り添ったり するけれど
雨降りの世の中で僕はあなたの 雨宿りする為の屋根でいたい
それが僕があなたに出来る たったひとつの事
きれい事 言えば 希望だとかも言える
だけどそんなものすぐに見失うよ
生きたいと思う僕には見えない傷跡が
君をこの世界から 遠ざけている
思いやりって言葉はもう
まるできれい事と見なされて 鼻で笑われたらたまったもんじゃない
生きること 否定されているようで
僕には あなたのちょうどいい 慰め役にはなれそうもないよ
あなたが悲しいときだけに そばにいれる ハンカチにもなれそうもないよ
だって僕はいつもあなたのそばにいたいから
この心は少しわがままで おまけに意地っ張りで
つないだり離したり する手と手を 伝うぬくもりには 揺るぎない愛が ちゃんとあるから
それが 僕と君が いるたったひとつの理由
生きていく それだけに 必死になって
何か大切なこと忘れてませんか?
生きていく醍醐味は 人を愛すること そして人に愛されること
そんな自分を見つけ出すこと
離れたり寄り添ったり するけれど
雨降りの世の中で僕はあなたの 雨宿りする為の屋根でいたい
それが僕があなたに出来る たったひとつの事。
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僕も少し言い過ぎたかなあ
思えば大人気なかったよ
けんかのあとで いつも気がつくんだよ
見えなかったんだなあ
自分のことばかりで
いつまでも冷めない愛なんてない
人を愛してはじめて知った気がする
それでも
誰かを愛することも知らないで
誰かを愛されることなんて出来ないから
まずはあなたを不器用に愛することで
地道に愛を知っていこう そう思ったんだ
遠まわしに 愛は伝わるかなあ
言葉だけでは疑わしい
けんかのあとで いつも教えられるんだよ
聞く耳を持たなかった
心配する君の声に
いつまでも 揺れない愛なんてない
まっすぐになんて歩けやしないさ 人生は
だから
たったひとりを 愛せもしないで
誰を一体愛せるというんだろう
まずは人を愛する痛みを知ってはじめて
人に愛される喜びを知ろう そう思ったよ
なぜか しんみりする夜
ひとりになって ようやく寂しさに気づいた
どれだけ僕は愛されてたのか
どれだけ君の存在に支えられてたのか
けんかのあとで やっとわかったんだよ
だから僕からまた謝ろう
誰かを愛することも知らないで
誰かを愛されることなんて出来ないから
まずはあなたを素直に愛することで
地道に愛を知っていこう そう思ったんだ。
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ほんのささやかな幸せを
つつましく分け合いながら
大好きな人と二人で 一人だけで 楽しむような幸せは
きっと悲しいから
ラブソングを歌うように 人を 愛せたら素敵なのに
どうして愛すれば愛するほどに 傷つけてしまうのでしょう
また今日も 言い過ぎかなって
けんかのあとで気づくのさ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
どんなふうに愛せたら 君を幸せに出来るのかな
「笑ってくれよもっと 楽しそうに」
いつの間にか君の為じゃなくて自分の為に
ラブソングを歌っていた 僕が愛してたのは
君じゃなく僕だったよ だから君は寂しかったんだね
今さら気づく だめな僕だったね
わるいのは 全部僕だったね
人に思われ人を思う そんな場所には
いつも 分かり合えない隙間がある
そんな隙間なんてみっともないから 愛の歌で 離れたぶんの距離を埋めてしまおう
愛されてばかりの僕が歌う傷だらけの アイラブユー
汚い 言葉で 心を傷つければきっと
僕らはすぐに愛を 忘れてしまうだろう
だから、そんなことがないように
腫れ物にさわるように 恐る恐る 愛し愛されていた
でもそれは間違いだったよ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
君を傷つけた僕が今度は君を愛すために
歌う ラブソング。
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悲しくないなんて 嘘だろう
下手な強がりはよしなよ
君の涙を見れば わかるよ
馬鹿にしないでね
好きな人の気持ちくらい 聞かなくてもわかるよ
うまく言えないけど
とりあえず 泣いてしまえばあとは
夜が明けていくだけ
僕らは待ち人 雨上がりをひたすら待つ人
僕らは待ち人 夜が明けるのをのんびり待つ人
それしか出来ないよ 魔法のない世界じゃ
大好きな人の 心を慰めるのもひと苦労
ごめんね でもせめてそばにいさせて
一人では悲しませないから
大丈夫って言葉はいい加減さ
大丈夫なわけはないことくらい わかるよ
一人で悩むより二人で悩めば 答えは案外早く見つかるよ
うまく言えないけど
愛を 君に あげたいんだ 愛ってものを あげたいんだ
僕らは待ち人 雨上がりをひたすら待つ人
僕らは待ち人 夜が明けるのをのんびり待つ人
それしか出来ないよ 魔法のない世界じゃ
大好きな人の 心を慰めるのもひと苦労
ごめんね でもせめてそばにいさせて
一人では悲しませないから
いつか 愛された意味がわかるとき
僕だけが 気づくなんてことのないように
君にも 僕が愛されたのと同じ いやそれ以上の愛を君にあげるよ。
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傷ついたその心にそっと伸ばした僕の右手は
あなたのところまで届いているかな
時々すべてがわからなくなってしまう
この世界は全部 最初から まるで夢のようだから
大切な人が また一人 また一人 増えていくのに
それを引き換えにするように 誰かが消えてしまうのは
誰のせいにも出来ない 風のいたずら
きらめくように ただ笑っていて せめて
この命が 限りあるものならば どうにもならない悲しみを
とかすように ずっと そばにいて 日ごとに 生きれる時間が 削られていくなら ビードロのように
儚いその一瞬さえ光り輝いて
鏡に映る あなたの姿が 泣いてるのなら
何もかも放り出して 船を漕いで行こう
時々 雨が ほっぺたに川をつくるから
無理はしないで 立ち止まるのも わるくはないさ
かけがえのない思い出は心に刻まれる
だけど きのう いたはずのあの人も時の流れには逆らえずに
いつか その時が来たら さよならの向こう
ささやくように ただ 生きていければ
きっと今日笑えなくても明日には 疲れるくらい笑ってる
揺れるように ほら 移り変わる景色
歩き出さなくても 旅しているみたいだ
永遠に見失わない光を閉じ込めて
一瞬一瞬を 瞼に焼きつけて
朝の扉が開ければ 夜の扉は閉まる
きのうと今日はすれ違いながら どこかでひとつに重なりつながる
まるでそれは片時も目の離せない出会い
きらめくように ただ笑っていて せめて
この命が 限りあるものならば どうにもならない悲しみを
とかすように ずっと そばにいて 日ごとに 生きれる時間が 削られていくなら ビードロのように
儚いその一瞬さえ光り輝いて。
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あなたに出会って本当に良かった
そんな出会いもあれば
出会わなければ良かった
そんな出会いもある
だけど 出会いは たくさんのことを僕に教えてくれるよ
大好きになった人も
大嫌いな人も
知らない人も
人生という道すがら
出会ったならば
それは なんて素敵な奇跡にも近い出来事
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
あなたに訪れた 愛のとき 夢のとき 今、笑うとき
出会いはほんのささやかな神様からのプレゼント
それはまるで魔法のようにこの世界に降り注ぐ光
あなたと 出会ってから変われたよ
少し優しくなれた
出会ったことに意味を求めても意味はない
だけどひとつの出会いは 運命と見まがうほどに美しい
家族との出会い
恋人や友達との出会い
それが他人でも
出会った瞬間 リボンを 結ぶように
ひとつにつながる
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
知らない人同士でも出会えばほらね
みんなお知り合い 蝶々結びのよう 心にそっと誰かとの出会いの数だけ結んでる
それはまるで 魔法のように魔法のない世界に咲き誇る光
絆なんて 言わないよ そんなくすぐったいことはね
でも、あなたと出会ったことは
きっと きっと 僕にとっての明日を生きる光になってく なってる
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
あなたに訪れた 愛のとき 夢のとき 今、笑うとき
出会いはほんのささやかな神様からのプレゼント
それはまるで魔法のようにこの世界に降り注ぐ光
この世界に降り注ぐ光。