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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5815] 
詩人:どるとる [投票][編集]


今日も帰るよ おかえりが待つ家に
優しいあの人の笑顔が待つ家に

今日も帰るよ ただいまを言うために
だけどそれだけじゃないことも知ってる

幸せとは とても言えないような
貧しい暮らしをしている誰かもいる
そんな 光と影に隔てられた世界だから
僕は願うよ 僕の幸せがみんなの幸せに みんなの幸せが僕の幸せになりますように

あなたが笑ってるときに僕も笑ってたい
あなたが悲しんでるときに僕も泣きたい

あなたの幸せを僕も全身で感じたい
そして僕も幸せだよと堂々と喜んでいたい

今日も沈むよ 夕日はゆっくりと ほらね
歩道橋からよく見える 夕闇近づく頃

今日も お疲れさま それぞれの帰り道
生きてる場所は違ってもみんな同じだ
汗流し頑張ったよ

満足とは言えないような イマイチな今日にため息ついてる
僕なんかしあわせなほうだと思う
周りを広い視野で見渡せばほらね 僕なんかよりずっとたいへんな今を生きる人がいる

あなたは自分がどんなにたいへんでも誰かを思う優しさと思いやりを持っている

僕もそんなあなたを見習って 自分より誰かを思いやれるように 自分の今をしっかり生きたい

胸の真ん中に打ち立てた 頑丈な誓いの柱
簡単に折れないように支えてくれるのは
きまって自分じゃない周りの人たちの力

あなたが笑ってるときに僕も笑ってたい
あなたが悲しんでるときに僕も泣きたい

あなたの幸せを僕も全身で感じたい
そして僕も幸せだよと堂々と喜んでいたい

あなたは自分がどんなにたいへんでも誰かを思う優しさと思いやりを持っている

僕もそんなあなたを見習って 自分より誰かを思いやれるように 自分の今をしっかり生きたい

今しかない今を後腐れないように
精いっぱい 生きたい。

2014/09/17 (Wed)

[5814] 表情
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君の顔を 画用紙にイメージで描いてみたんだ
でもうまく描けない
イメージじゃ 本当の君の顔は
自分が今どんな顔して生きてるのかさえ
わからない僕には 見えない他人の顔なんてさらにわからない

君の笑った顔が好きで
君の泣いてる顔も好きで
君の怒った顔もなにげに好きだったりするよ
君が落ち込んでるときの悄げた顔や
君のはにかんだ 恥ずかしがる顔も
君がふいに浮かべるもの思いに耽る顔も
全部君だ 僕は全部好きだ

自分の手を 画用紙にスケッチしてみたんだ
思えば一人一人違う指の形 大きさだってみんなばらばら
君の手と僕の手を重ね合わせてみた
ほら君の手は僕の手よりずっと小さくて指だって細い

君のすねた顔が見たい
君の疲れた顔も見たい
君の呆れた顔もなにげに 気に入ってたりするよ
君が真剣に何かに取り組む姿も
君が ふざけて 僕をからかう姿も
君が子供みたいに意地を張る姿も
全部君だ 全部僕の君だ

君と僕はどことなく似ているよ
違う人同士なのに
まるで鏡に映したようなおかしな二人

君の笑った顔が好きで
君の泣いてる顔も好きで
君の怒った顔もなにげに好きだったりするよ
君が落ち込んでるときの悄げた顔や
君のはにかんだ 恥ずかしがる顔も
君がふいに浮かべるもの思いに耽る顔も
全部君だ 僕は全部好きだ。

2014/09/17 (Wed)

[5813] まいにち
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別々の 暮らしをする 違う 人同士が
恋をして 寄り添って やがて愛を誓って

手をつないで キスをして 目配せをして
同じ時間の中 幸せを分かち合うこと

たとえばそんなことが愛だとしたら素敵だなあ

ひとりじゃ出来ないことも
誰かとならば 出来るよ だから一緒に歩こうよ僕と

面倒くさいこともややこしいことも
二人ならなんとか やっていける

ひとりでは 重たい荷物も二人で運べば
きっとそれほど重たくない

君が笑ったり泣いたり怒ったりする
ひとつひとつの表情を見逃さないように

君のすぐ近くで見ていることが
なんとなく僕の役目のような気がするよ

だから 死ぬまでどうか一緒にいよう
悲しんだり喜んだり喧嘩したりしよう

性別も趣味も違う
住む場所も違う二人が
出会って すぐに恋に落ちてしまう

それはまるで 魔法のようで不思議だ
だけど魔法じゃない みんな同じ恋をする

たとえば僕にそんな明日が来るなら

何かと忙しい毎日ですがどうか お体には気をつけて

ひとりでは 苦しい人生も二人なら
おしゃべりしてるうちに終わってしまう

君が 励ましてくれたり 誉めてくれたり
ひとつひとつの言葉が宝物だよ

君のその笑顔を独り占めできる
僕は世界一の幸せ者だよ

だから死ぬまで幸せだよ僕は
たまには無茶もしよう ばか、やろう

ひとりでは 重たい荷物も二人で運べば
きっとそれほど重たくない

君が笑ったり泣いたり怒ったりする
ひとつひとつの表情を見逃さないように

君のすぐ近くで見ていることが
なんとなく僕の役目のような気がするよ

だから 死ぬまでどうか一緒にいよう
悲しんだり喜んだり喧嘩したりしよう。

2014/09/17 (Wed)

[5812] 背中合わせの恋
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特別なことなんて 何も出来ないや
考えても考えても 浮かばないや
君はこの世界で 一番大切な人なのに
どうしてだろう うまく愛せない
時々 糸が絡まるように
二人は すれ違って
言葉もなく 背中合わせで 夜を明かす

こんなに君が好きなのに
こんなに君と居たいのに
どうして 好きであればあるほど
むきになって つまらない意地を張ってしまうんだ
今は まだ 言えないごめんねもありがとうも
いつか 素直に言えたならいいな
それまではぎこちなく 続く二人の毎日
お互い意地っ張りの僕らは背中合わせの恋です

おもちゃ箱を ひっくり返したような
子供が戯れに積み木を崩すような
そんなことばかりいつまで続けてるの
わかっているのに あいにく不器用で
時々 君の優しさにハッと気づくときがある
自分のいい加減さを反省しては 君を想うよ

どんなに好きだとしても
好きの中に 隙が生まれる
その隙を突いて 悪魔が忍び込む
またそんなこと言ってはぐらかすんだからと君なら言うね
今はまだ 果たせない約束も 下手くそな口づけも
いつか 胸を張って出来たならいいな
それまでは 寄り道しながら進む二人の毎日
お互い 寂しがり屋の僕らは結局離れられない

思い出すよ あの日の夜のことを
君は 雨の中 傘を忘れた僕に駅まで傘を持ってきてくれたね
なんかいいね なんかいいね
そんな場面
泣いてるところ隠すようにそっぽ向いてた僕に君は言ったね
「私のまえなら いくら泣いたっていいから」
言わなかったけど僕はうれしかったよ

こんなに君が好きなのに
こんなに君と居たいのに
どうして 好きであればあるほど
むきになって つまらない意地を張ってしまうんだ
今は まだ 言えないごめんねもありがとうも
いつか 素直に言えたならいいな
それまではぎこちなく 続く二人の毎日
お互い意地っ張りの僕らは背中合わせの恋です。

2014/09/17 (Wed)

[5811] 僕のカメラ
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お小遣い貯めて買った小さなカメラで
いろんな景色を 写しました
君の笑った顔が撮りたくて買ったカメラなのに
どうして君は どこにレンズ向けても
見当たらないのかなあ

君との思い出は 心の中には こんなに
あふれているのに 一枚の写真も無いよ
机の引き出しにしまい込んだ僕のカメラ
今じゃもう埃かぶって いくらの値打ちもない

少し大人になってからこのカメラで
自分の子供を 写しました
小学校の入学式 青空の下 元気いっぱいに笑う君がいた だけどふいに思い出した
本当に撮りたかった人

どんなにうまく撮れた写真でもきっと
その時の気持ちだけは写し取れないから
人は シャッター切るのと同時に心のシャッターも切るだろう
いつまでも忘れないように

遅くなってしまったけど君と行きたかった場所に来たよ
そして、僕はそっとあの頃の君に向かってレンズを向けて
シャッターそっとおろすんだ
撮るよ はいチーズ
思い出は色あせない
そこに君はいなくても心の中で
いつでも君に会える。

2014/09/17 (Wed)

[5810] 痛みの唄
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誰かの痛みを肩代わりすることが出来たなら
僕はきっと 君の悲しみを全部 引き取るだろう

大好きな人の悲しんでる顔なんて 見たくない
君の笑顔が 一番好きだから 涙を見ないふりしてた

忘れてたよ 君の痛みは僕の痛みだって
忘れてたよ 僕の痛みは君の痛みだって

僕が傷つけば君も傷つくし
君が傷つけば僕も傷つくんだなあ

こぼれ落ちる涙は君の悲しみが素直に形になったものだって
ばかな僕には どうしても思えなかった

大好きな人だからこそ 勝手なイメージを押しつけてた
僕の想像してた君はいつも おかしなほどに笑ってた

思ったんだ 君が僕の支えになってくれるなら僕も君の支えになってあげようと

その痛みを安らぎに変えていけるようにすることが僕の役目

忘れてたよ 君の痛みは僕の痛みだって
忘れてたよ 僕の痛みは君の痛みだって

僕が傷つけば君も傷つくし
君が傷つけば僕も傷つくんだなあ。

2014/09/15 (Mon)

[5809] いのち
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最初はよちよち歩きで這っていたよ懸命に
今は二本足で自由にひとりでも歩けるよ
少しずつ 自分の足で立ち上がる
立ち上がれるようになってゆくんだ
かたつむりみたいにヤドカリみたいに
たくさんの思い出を背負ってる
寂しくなったら 思い出してよ僕のこと
君の思い出の中でいつも笑ってるから

命には名前なんて 都合のいいものはない
だから時に曖昧になる あやふやになる
だから せめて 僕は僕であることを
忘れないように 足元の影を確かめる

親の力がなけりゃ何も出来ない でも
今は違うよ ひとりでだいたいのことは出来る
少しずつ 親の力を必要としなくなる
だけど感謝を忘れてはいけない
どれだけの季節が巡っても けっして
忘れられない思い出が僕にはあるよ
立ち止まるとき 思い出してよ 誰かとの思い出が君を励ましてくれるだろう

決まりきった 生きる意味なんかないのは
わかってるから 意味を見いだそうとする
今ある時間をただ偶然とは呼びたくない
忘れられない思い出を抱いて歩いていく

日々刻まれていく時間の中に 重なるように 思い出は ひとつずつ増えていく
僕もまたひとつ削られていく時間を感じながら それでもなにものにも代え難い何かを手にする

命には名前なんて 都合のいいものはない
だから時に曖昧になる あやふやになる
だから せめて 僕は僕であることを
忘れないように 足元の影を確かめる

決まりきった 生きる意味なんかないのは
わかってるから 意味を見いだそうとする
今ある時間をただ偶然とは呼びたくない
忘れられない思い出を抱いて歩いていく
生きていく。

2014/09/15 (Mon)

[5808] 僕が来た道
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野球グラウンドの金網のそばを通って
いつものパン屋のまえを通って

歩道橋から 見える夕暮れに手を振ったら
いつものように夜があたりを包み込むよ

さよならが待つこの道を 寄り道せずに帰ろう

ひとつひとつ 今日あった出来事を
思い出しながら 記憶を拾い集めるように

僕が来たこの道は もう来れない道になる
だからせめて忘れないように今をかみしめる

日の短さが 季節の変わり目をおしえる
ほらね気づけばもう半袖ではいられない

何ひとつ 変わらない街並みに変わってく
僕の姿はどんなふうに映っているのかな

おかえりが待ってる
帰る場所がある 幸せ

一人一人に 与えられたたったひとつの命
無駄にしないように 最後まで生きること

君が来たこの道は僕もいつか通る道になる
遠い昔に誰かが通ったこの道を僕も 今歩いているよ

夜空に輝いている星の ひとつひとつに物語があるように
地上に輝いている僕たち人間にもいろんな物語がある 素敵だね

ひとつひとつ 今日あった出来事を
思い出しながら 記憶を拾い集めるように

僕が来たこの道は もう来れない道になる
だからせめて忘れないように今をかみしめる

命あることに 感謝する。

2014/09/15 (Mon)

[5807] 
詩人:どるとる [投票][編集]


ここに存在するすべてのものに
重なるように 寄り添うように
生まれる影 今日も僕の足元に そして君の足元に揺れている
形あるものにも 形のない 見えないものにも 影はあって
確かなその輪郭を 縁取るように 存在を明らかにする

ただ僕らは ここにいて
生まれた意味さえもわからず
暮らしの中に 身を置いている

そんなことさえなんだか滑稽だから
せめて 足並みをそろえて
手を取り合って それらしく生きる

どんな場所にも どんなものにも
光が あたれば 影が出来るよ
命を持たない ものも影があるなら それは嘘じゃない
たとえば 君の中にも僕の中にも 多かれ少なかれ影は生まれる
不確かなものを確かにするのは 目には見えない影

笑ったり 泣いたりすることさえ
誰かに強要されてるわけじゃない
それなのにどうして笑い 泣くんだ?

そんなことさえまるで 曖昧だから
せめて 人の気持ちもわかったように
同じ命を 持っているのだと確かめ合う

夕暮れが 街に影を落とすとき
すべての光は 闇に吸い込まれていくのに
どうしてだろう まだ光は残ってる
僕らはいつから闇を恐れて 影さえも照らそうとしたんだね
でも 君の心に 生まれた影は消えないよ

だって影があるから君はここにいるんだ
生きてることさえ 影がなければ
確かめるすべさえ持たない

あるはずもないものを確かにしている
影は 曖昧な存在を支えている
僕らは その影に助けられて生きてる

命の 足元に生まれる影
君に生きていることを教えてる。

2014/09/15 (Mon)

[5806] 蝙蝠とフルムーン
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切り立った崖に
建った 城の中
あの頃僕は吸血鬼で
あの頃君は幼気で
ただ二人はわがままに踊ってた

牙を 剥いて
正義に刃向かった
あの頃僕はオオカミで
あの頃君は 子羊で
終わらない追いかけっこの毎日だった

蝙蝠は 羽を広げ
闇に 紛れて
愛を音波にのせて
歌ってた

なんて素敵な夜だ
闇も優しく 笑ってる月がすべてを照らしてる

なんて素敵な夜だ
嘘もまやかしも 光り輝く 魔法のように

僕は直感を信じた。

2014/09/14 (Sun)
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