詩人:どるとる | [投票][編集] |
まばたきするたびに変わってゆく世界
さっきまでの世界はもうどこにもない
人はいつもその瞬間その瞬間を生きる
どこにもないさ
答えなんて
うたかたのうちに 消える 命だから
せめて最後はただ静かに眠るように
いくつもの 夜が 過ぎていって
いくつもの 朝が 過ぎていって
世界はただ同じことばかり繰り返して
いつもの僕の部屋に朝が来て ただそれだけを全てと呼ぶんだ
つかの間の夢のように消えてゆく世界
今日の今日は今日だけど明日の今日は
今日だけど今日じゃないよ わかるかな
少し生きるのには
痛みがついてくる
うたかたのように 終わる物語だけど
本を読むようには 簡単にはいかない
今日が過ぎてもまだ
明日には今日と同じ世界で今日を生きる
猫はただにゃあと鳴いて犬はただわんと鳴くよ ただそれだけが世界の掟のように変わらないままだ
たとえば 意味もなく これといったわけもなく
明ける夜 それはまるで見えない誰かが次のページをめくったように見えたんだ
想像はきりもなく まだ続く
うたかたのうちに 消える 命だから
せめて最後はただ静かに眠るように
いくつもの 夜が 過ぎていって
いくつもの 朝が 過ぎていって
世界はただ同じことばかり繰り返して
いつもの僕の部屋に朝が来て ただそれだけを全てと呼ぶんだ
大切に抱きしめるんだ。
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ねえ まっすぐに目をそらさないで
心から愛する人を見つめてごらん
容易には 間違えることなんて出来ない
あなたが絶え間なく愛をくれるから
空や雲や風のようにただそこにあるだけの存在じゃない
だって 確かにここにある ぬくもりまでもあたたかい
途方もない旅だ 終わりはまだ見えない
このまま手をつないでどこまで行けるかわからないけれど
時が許すかぎりあなたと一緒にいたいと思う
あなたを好きでいたいと思う
それがただひとつ僕が祈ること
ああ 命には決められた終わりがある
そんなことも感じさせないほどなんだ
いつまでも一緒にいれる そんな気がして
どれだけ年を重ねても愛は途絶えない
悲しみも喜びが重なり合った 思い出がまたひとつ増えて
どんなときも君とならば 心には青い空が広がってるよ
時計が終わりに向かって 刻まれていく
はたして僕になにが出来るかわからないけれど
まるでそれが当たり前のように 君のそばにいるから
いつもの顔で笑ってるからね
それが僕に出来る君への精一杯
そしてやがて道に迷ったとき
気づくんだろう 愛がある意味に
愛されていることがこんなにも 幸せでたまらなくて
言葉になんかならないんだ
途方もない旅だ 終わりはまだ見えない
このまま手をつないでどこまで行けるかわからないけれど
時が許すかぎりあなたと一緒にいたいと思う
あなたを好きでいたいと思う
それがただひとつ僕が祈ること
今はまだ それだけ
確かであればいい。
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夜の中に 生まれる声 しだいに光に変わる
闇を照らす 形のない光は見えない悲しさに寄り添いながら
君の涙を遠くから見つめてる
ああ なんとなく眺めている景色は
まるでどこか 知らない世界のようで
僕は目を閉じて 闇の中に目を凝らす
本当に大切なものなら闇に閉ざされても
けっして消えることはないと知っている
温度を持っている それぞれの要領で
向かうべき場所まで 命を運んでいく 運んでいく
ああ なんとなく 抱きしめている愛は
少し汚れてるけどそれが人間らしくて
僕は耳をすまして たくさんの音の中から
本当に受け取るべき君の声を探し出す
いつでもそばにあるものを愛している
ああ なんとなく眺めている景色は
まるでどこか 知らない世界のようで
僕は目を閉じて 闇の中に目を凝らす
本当に大切なものなら闇に閉ざされても
けっして消えることはないと知っている
夜はまたたくものだと知っている。
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夜の中に目を凝らせば 闇の中に浮かぶ光
朝の中に耳をすませば無音の中に息づく音
それをハナから無いと決めつけるには
甚だ愚かなことだから 僕はありえないを信じる
あるはずもない景色や実体のない感情に寄り添うように僕は生きる
それは この世界にそっと花開いた命
様々に形を変えながら存在している
たとえば 神様が歩く
スピードに合わせて回る時計のあとをひたすら追いかける
僕らの足取りはやがて大きな渦の中へと消えていく
そして静けさだけが残る世界には全ての命はもはや跡形もない
そんな避けられない未来を僕たちは知らない。
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誰かのことを 愛すること
或いは誰かに 愛されること
そんな幸せに 僕はいつも照らされてた
恋をして 傷ついて
人を思うことを知って
かなわぬ思いを抱いて
恋をすることの喜びと悲しみを知りました
通り雨に遭ったようなそんな出来事だと
笑うことが出来るかい?
だけど僕はこの思いにだけは嘘をつくことが出来ないよ
だって君が好きだから
手をつなぐと ただそれだけで
伝わるぬくもりが全ての答えさ
ほらね魔法のよう 見る間に変わってく
桜が咲くときも散るときも一緒だった
なんとなく言葉にしなくても
顔を見ればわかったよ 隠した寂しさも
通りすがりの恋だから 人はそう言うけれど僕はそうは思わない
あなたと積み重ねた思い出の多さの数だけ悲しみは深く
この胸を えぐるのさ
朝の光の中に とけてる君の面影が
いつも優しくて 僕はまだ前に進めなくて
通り雨に遭ったようなそんな出来事だと
笑うことが出来るかい?
だけど僕はこの思いにだけは嘘をつくことが出来ないよ
だって君が好きだから
ずっと君が好きだから。
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たとえばこの世界から争いが無くなったら
世界は少しは明るくなるかなあ
未来を夢見ることが出来るかなあ
わからない 今はまだ見えないから
遠い未来を 星でも見るように眺めてるだけ
だけどどんな未来でも子どもたちが
笑いあえるような
誰もが幸せであるような そんな未来ならいいなあ
夢を語る 子どもたちの声をただ聞いていたい
夢を語る 子どもたちの瞳の輝きを見ていたい
子どもたちに僕らは誇りを持って愛を語ってゆけるかな
なにが正しいとかなにが間違ってるとか偽りないことを
ひとつひとつの言葉が
僕らのつつましやかな頑張りが
未来を照らすひとつの光になればいい
たとえば人が同じ人をいじめることを
良しとしてるような世界になんか
いたくない でもそれを悪と言いたいよ
わからない 今はただ迷ったまんまさ
迷子のように はぐれてしまった愛を探してる途中です
いつか 誰もが大人と呼ばれるようになる
大人になるってことは難しいことじゃない
だけど心は置き去りにしちゃいけない
明日を夢見る 子どもたちの 声を拾い集めて
明日を夢見る 子どもたちの 声を歌にして歌いたい
子どもたちに自信を持って渡せるような未来をつくれるかな
夢とか希望とか きれいごとはいい ただやってみるんだ
ひとつひとつの当たり前が
僕らのひそやかな優しさが
未来を支えるひとつの要になればいい
耳をすますと 聞こえる
大人ってなんだろう
なりたくないようななりたいような不思議なものだ
今は遠く見つめてる未来をやがて 目の当たりにしたとき
いつか子どもたちだった君たちはなにを思うんだろう。
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たとえば光 たとえば星の形 雲の流れ
かすかな木々の揺れる音
見逃してる 聞き逃してる 大切な言葉やくみ取るべき思い
気づけるかな 気づけるかな
この世界は この世界は たとえ話で始まる世界
向き合って はじめて見えるものもあるよ
わかることがあるよ
たとえば夜 たとえば朝の食卓に並んだ笑顔
些細な誰かの気遣い
忘れてる 目をそらしてる 大切なことは目の前にあるのに
見つけられるかな 見つかるかな
この世界が この世界が終わるその時までに
傷ついて知る痛みがあるのならば
傷つけて知る痛みもあるんだよ
その胸が痛むとき あなたはいちばん あなたらしくなる
気づけるかな 気づけるかな
この世界は この世界は たとえ話で始まる世界
向き合って はじめて見えるものもあるよ
わかることがあるよ
だからたとえ話から始めよう たとえば ラララ。
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晴れた日には洗濯物を干そう
雨の日には 部屋でトランプでもしよう
喧嘩をしたらなるべくすぐに
仲直り出来るように僕から謝るよ
白いシャツが 風に揺れて
庭ではためいてる
時々 台所で夕飯の準備してる君を気にしてる
多分 愛なんて大げさに言っているけど
そんなたいそうなものじゃなくて
ただ お互いを思いやる そんな当たり前なことを
それらしく 言っているだけ
欲しいものはたくさんあるけど
君に比べたら そんなものは全て
色あせてしまう 君がいればそれでいい
最近僕はそう思い始めているんだよ
昨日見た夢の続きを話そう
たとえば君のために煙草をやめよう
愛してたって不思議なもんで
すれ違ったり ひどい言葉で傷つけたりする
誰かが 飛ばしたシャボン玉が
ぷかぷか浮かんでる
どっかの猫が迷い込んできて 縁側でひなたぼっこ
確かなものなんて僕にはわからないけれど
ただひとりの誰かのことを愛する
嘘や言い訳で つくられたような世界の中で
それだけは確かだと言える
オレンジみたいな 夕日がひとつ
ゆっくり沈んでいくのを見てる
切なくなる ちょうど夕飯ができる
幸せが咲く場所を僕は知っている
当たり前なこと 笑っちゃうような
くだらないことの全て その一つ一つに
灯ってる あたたかな明かり 僕はこれからもその中で 笑ってたい
多分 愛なんて大げさに言っているけど
そんなたいそうなものじゃなくて
ただ お互いを思いやる そんな当たり前なことを
それらしく 言っているだけ
欲しいものはたくさんあるけど
君に比べたら そんなものは全て
色あせてしまう 君がいればそれでいい
最近僕はそう思い始めているんだよ。
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大切なものくらい
肌身離さず
持っていろよ
目には見えないものでも
移ろうようにたゆたうように
季節の中を ただよう舟は
川の流れに沿いながら先を急ぐ
君は この世界に咲いている花のひとつ
それを忘れないで 君はこの世界にたったひとりの存在なんだ
自分の存在を疑ってしまう君に言うよ
自分の存在を自分で否定してしまったら
誰が自分の存在を認めてくれるというんだ
風が吹けば跡形もなく消えてしまうような命だ
いつ何時 なくすかもわからない脆い命だ
だからこぼさぬように大切に守ってて
自分にとって 自分にとって 一番大切なはずの宝物を
開けた窓から見える景色は
変わり映えもなくただそこにある
拒むかのように ためらうように
時間を旅する 人は命を見つめて
「不可解」と首を傾げる
君はこの世界に必要か それとも不必要か
それを考えたら 多分きりがないだろう
だから時にいい加減に生きてみる
命を自分で投げ出そうとする君に言うよ
本当にそれでいいの?まだ思案が足りないな 生きてたって偉くもないけど
死んでしまったら そこで全て終わりだよ
「してはいけない間違い」だって気づくのが先さ 命はそれ程軽くはない
誰にとっても 変わらず 一番大切な宝物だ
自分というものに生まれたときから
自分は自分なんじゃないよ
自分というものに気づいたときに
自分ははじめて自分になる
そこには 一切の既成概念は無く
ただ少しばかりの気づきがあるだけだ
風が吹けば跡形もなく消えてしまうような命だ
いつ何時 なくすかもわからない脆い命だ
だからこぼさぬように大切に守ってて
自分にとって 自分にとって 一番大切なはずの宝物を。
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こんなにもぶきっちょで
数えれば 数えきれないほど欠点ばかりだ
こんなにも 駄目な僕を
ほかの人と隔たりもなく愛してくれる
僕は君を愛せるかな
積み重ねてく 意味も確かなわけも知らずに
移ろいながら暮らしてく日々のどこかで
生きることの意味に出会えるなら
どんなに苦しくても辛くても耐えていける
君がいる ただそれだけの事が なぜこんなにもうれしいんだろう
君が笑うと どうしてなんだろう僕も笑う
君が泣けば 僕にまでその悲しみが伝わる
離れられない だって心は隙間もないほど
重なり合ってひとつになっているから
こんなにも難しいとはね
人を愛するってこと 人生の全てをかけて
僕の思う愛は いつもきれいすぎて
少し醜い心がはみ出すと目をそらしてる
そんなの愛じゃないね
積み重なる 時間の中に絶え間なく 刻まれていく
思い出という名前の大切な目には見えない宝物
いつまでも 忘れないようにと抱きしめて
悲しいときや辛いときには何よりの力になる
君がいて 僕がいて はじめて生まれる気持ち どちらか一人欠けても
生まれない気持ち 当たり前の中にだけある光
まばゆいくらいに 僕らの毎日を照らしてる
疑いようない愛がほらいつもここにある
そして僕はその愛に恥じないよう生きる
愛には正解だとか 無いけれど
多分一番大切な人を悲しませるような
傷つけるような 愛など愛じゃないとわかるから
またひとつ 汚れた自分自身を思い直して何が愛なのかもう一度考えてみる
君の優しいあの笑顔を思い出してみる
愛する人がいるこのめぐまれた世界で
君がいる ただそれだけの事が なぜこんなにもうれしいんだろう
君が笑うと どうしてなんだろう僕も笑う
君が泣けば 僕にまでその悲しみが伝わる
離れられない だって心は隙間もないほど
重なり合ってひとつになっているから。