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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5573] 夜の最果て
詩人:どるとる [投票][編集]


目の前広がるこの
闇の海は
どこまで続くの
終わりはあるの

光瞬く夜の不思議
すべての意識は
深い眠りの手中
それなのに
僕は夢の中でも
何かを追いかけてる

行こう まばたきするのも 惜しまれるような素敵な景色を見に行こう

夜の最果てへ舟をこぎ出してく
天の川を月の舟で渡っていく。

2014/07/21 (Mon)

[5572] 点と線
詩人:どるとる [投票][編集]


点と点をつなぐように
線を伸ばして昨日が今日になって
今日が明日になったように
君の声と僕の声を星座みたいにつなぐ

けっして届かない距離じゃないはずなのに
時折世界からどこまでも遠ざかってゆく僕らの心

今日が明日になっても今日は今日だから
線を描くようにたどり着いたその場所で僕は変わらぬ声で君に「好き」と歌うよ

手のひらと手のひら
重ね合わせるように
一見同じものでも違うものを重ねてく
流れていく時の川を進む舟が 終わりへと行くのならば

せめて 生きているあいだだけでも
誰かのことを心から愛していたい そう思うんだ

夜が朝に変わってまた朝が夜になる
そんなきりのない繰り返しの果てで
僕はまた僕になって君の前で笑うだろう

そしてすべての光が費えても
僕はけして光を見失うことはない
僕にとっての光とは君なんだから

今日が明日になっても今日は今日だから
線を描くようにたどり着いたその場所で僕は変わらぬ声で君に「好き」と歌うよ

夜が朝に変わってまた朝が夜になる
そんなきりのない繰り返しの果てで
僕はまた僕になって君の前で笑うだろう

君に愛を誓うだろう。

2014/07/21 (Mon)

[5571] 消失と出現
詩人:どるとる [投票][編集]


そして消えていくもの
やがて現れるもの

その繰り返しさ
僕らの生きているこの世界は

真っ赤な夕日が落ちて
あたりが闇に包まれたらどんなに
目を凝らしても何も見えない
どうだっていいもの以外は
あっという間に消えてしまう

なんとなく 手を伸ばしふれたときの
あたたかさに似た 形のない愛は燃えて

この胸の中に 沈んでる寂しさを
そっと魔法のように消してしまうんだ

深くうなずくように
或いは拒むみたいに

生きてみる 日々の中に 奇跡はある

そろそろ帰らなくちゃ いつまでも
ここにはいられない

耳をすましても何も聴こえない
本当に 聞いていたい音や声以外は
僕らの無意識の隙間を落ちてく

ありふれた言葉で 愛してるって言うよ
抱きしめるそれだけで伝わるものがある

そばにいて 寄り添うたったそれだけで
幸せはこの手のひらの上に生まれるよ

種も仕掛けもある
解き明かせば
何でもないことだ
嘘っぱちの魔法で
また何度でも
僕らは出会い別れる
それはまるで
指先ひとつで 現れては消えるマジック

なんとなく 手を伸ばしふれたときの
あたたかさに似た 形のない愛は燃えて

この胸の中に 沈んでる寂しさを
そっと魔法のように消してしまうんだ。

2014/07/21 (Mon)

[5570] 人間
詩人:どるとる [投票][編集]


人間なんて 少し人に優しくできりゃいい
多少頭が悪くたって人の為を思えりゃそれでいい

なんでも人の真似をして生きたがるのが人間だけど
僕は僕が思ったままに生きていきたい
それで間違えるならそれはそれでいい

気の遠くなりそうな長い道のりだから
そんなに焦ったって仕方ないよ
慌てず自分なりのペースで歩いていこう

人間なんて 少し不真面目なほうがいい
人の犯した過ちを 指差しあざ笑うくらいなら

みんな仲良く間違い犯すばかでいいじゃないか
自分も間違いを犯す人間だから
人の間違いを非難するんじゃなく
教えてあげられる人になりたい

いろんな人にこれから会うのかな
そしていろんな人と別れるのかな
とにかく今は明日に向かって歩いていく

人間なんて 少し人を気遣えればいい
多少要領が悪くたって なんとか生きていけるさ

気の遠くなりそうな長い道のりだから
そんなに焦ったって仕方ないよ
慌てず自分なりのペースで歩いていこう。

2014/07/21 (Mon)

[5569] あまのじゃく
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たくさんの人の中に
紛れ込み 人の流れをただ見つめてると
自分の姿映したみたいに悪さ働く人の姿を見つけると途端に無駄に悪ぶる自分が恥ずかしくなる

なんでだろう 僕はいい人になんか
なりたくないのに 感謝なんてされても
嬉しくなんかないはずなのに

正しい人になろうとすればするほどに素直になれず
求めてもない非難を浴びて悪者気取り自分偽る僕らは天の邪鬼

でも物事の良し悪しはちゃんと弁(わきま)えてる
だから肝心なときにはなりふり構わず人を助けている

人は自分を映す鏡と誰かが言っていたのを覚えてる
人に感謝されることと人に迷惑がられるのとどっちがはたして気持ちいいか 答えはもう出てる

なんでだろう 正しいことをして
人に感謝されるとたまらなく嬉しい
同時にそれがたまらなく恥ずかしい

正しい行いをすればするほどに 心がきれいになる
似合わぬ悪に走り汚い言葉で人を傷つけても少しも心は晴れやしない

正しさというものは自分自身が決めるんじゃなくて
きっと自分以外の他人が判断するものなんだと思うよ

ありとあらゆるこの世のルールを
知り尽くすにはきっと時間がかかる
だからせめて人の為になろうとする
頭が悪いなら 心を鍛えればいい

正しい人になろうとすればするほどに素直になれず
求めてもない非難を浴びて悪者気取り自分偽る僕らは天の邪鬼

でも物事の良し悪しはちゃんと弁(わきま)えてる
だから肝心なときにはなりふり構わず人を助けている

君のことをまず一番に思うよ。

2014/07/21 (Mon)

[5568] 
詩人:どるとる [投票][編集]


たったひとつの物語が今静かに終わってゆく
ページをめくるその手がたどり着いた最後のページ
めくる手が止まる

ほらあれから いくつ季節が過ぎたろうか
窓の外の景色はあの頃から少しも変わらない

鏡に映る僕の姿は見えているよりも
ずっとちっぽけでまだやりたいこと
残したままなのに時間がそれを許さない

この世界にさよならを言うのなら
せめて誰かのことを心から愛せたときだと思ったのに

まだ僕は人を愛する喜びも
愛される喜びさえも知らないままだよ

止めることの出来ない運命の前じゃ
どうしようもなくてただ
悲しみに暮れ立ち尽くしたまま時の中にうずもれてく

そんな命もあることを忘れないで

平気な顔で死にたいなあなんて
言うやつを僕は好きになれない
生きたくても生きられない人もいる
それなのに残酷だ

今日は誰かの誕生日なのかもしれない
けれどほかの誰かには今日が命日かもしれない

我先にと急ぎ足の人でごった返す街の中で
僕は誰のために何を出来るだろう
自分の命見つめて考えてみる

たとえば今もなお続く戦争のある国や
いじめに苦しむ子供たちの流す涙に
少しでも寄り添うことが出来たのなら

こんな僕のちっぽけな手でも
役に立つことが出来るから
瞳の中 映る青い空より現実は綺麗じゃないけれど

僕は人を愛することを忘れないから

病室の中 静かに終わる命がある
自らの命を自らの手で捨て去る
そんな現実がほんとうにあるんだよな

この世界で生きたいと思うなら
せめて誰かのことを心から愛して思いやってみろよ

おまえも僕も人の子供だ
時には間違えることだってあるけれど

それを言い訳にすれば誰だって同じだ
だから、傷ついた人の為に何かをしたい
たとえば目の前にある涙や傷跡に寄り添うことが大事さ

生きることが絶対に正しいと言えないけれど
そうすることでしか生きられない。

2014/07/20 (Sun)

[5567] 言い訳
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どうしてだろう
君のことがこんなに好きなのに
君のことを傷つけてしまう日もあるよ

すれ違ったままの心が涙に濡れている

言い過ぎたかなあ
情けないなあ
どうして君の気持ちをわかってあげられなかったんだろう

腫れ物にさわるみたいに 恐る恐る愛していた
そんな僕の気持ちが君に伝わってしまったのかな

だとしたら、今の僕にはなにができるだろう
見つからない答えをいつも抱きしめたままそれもまた愛なんて言い訳する僕がいる

どうしてだろう
うまくやろうとするとうまくいかないや
不器用でもいいとどこか手を抜いてた

はみ出したままの弱ささらけ出したまま

恥ずかしいなあ
ほんと情けないよなあ
それでもそんな自分を叱ることが出来なかった

愛は壊れ物だから すぐにひびが入る程脆い
だけれどだからといって離れてたって仕方ない

傷つけることを覚悟をしてたまには
喧嘩することだって必要なんだね
伝えたい思いを伝えるためなら
すれ違うことも愛なんだと知ったよ

嘘みたいに明日になれば全部無かったことになって
そんなふうに考えてた でもそんなことあるわけないから
僕から謝るよ 僕は愛を見くびってた
やっぱり君がいないとさまにならない

腫れ物にさわるみたいに 恐る恐る愛していた
そんな僕の気持ちが君に伝わってしまったのかな

だとしたら、今の僕にはなにができるだろう
見つからない答えをいつも抱きしめたままそれもまた愛なんて言い訳する僕がいる

愛は壊れ物だから すぐにひびが入る程脆い
だけれどだからといって離れてたって仕方ない

傷つけることを覚悟をしてたまには
喧嘩することだって必要なんだね
伝えたい思いを伝えるためなら
すれ違うことも愛なんだと知ったよ

だから不器用さ 隠さずに 情けない僕でも君を愛せるってとこ見せたいんだ。

2014/07/20 (Sun)

[5566] 
詩人:どるとる [投票][編集]


どんなふうにこの思いを伝えればいいのかなあ
君を心から愛しているってことを
君のことが誰より大好きだってことを

見えない愛というものを目の前にしたら
人は途端に言葉が見つからなくなるね

それは愛がどれだけ僕らにとって大切かを物語っている

誰かにこの思いを
伝えるには 多分言葉じゃ事足りない
だから肌にふれて 感じるままに愛と向き合う

涙に暮れたあの夜をふいに思い出してしまうのは
悩み迷った日々の中に
君への確かな愛があったからでしょうか

傷つけあったこともあったけれど
けっきょく僕が帰るところは
はじめて 心から好きになれた
世界でいちばん愛してる君のあの笑顔

時々は人間だから間違えることだってあるよ
どれだけ愛していてもそのぶんだけ
憎しみなんていやな感情も生まれる

すべてを好きになるなんて無理だから
お互い理解しあうには譲りあうことさ

正解のないものに向き合うと人はこうまで何も出来ない

それでも手探りで人は人と愛し合う
愛し合うことがどんなにすばらしいのかを知っているから

悲しいときは悲しいよって
素直に泣いてみせてよ
そんなときこそ僕の出番だよ
魔法なんて便利なものはないけれど

その代わり人は見えない気持ちを
言葉を使わずに伝えることが出来る
愛に正体があるならきっとそんな
目には見えないひとつひとつの努力

涙に暮れたあの夜をふいに思い出してしまうのは
悩み迷った日々の中に
君への確かな愛があったからでしょうか

傷つけあったこともあったけれど
けっきょく僕が帰るところは
はじめて 心から好きになれた
世界でいちばん愛してる君の胸の中。

2014/07/20 (Sun)

[5565] 逆転の発想
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耳を傾けるのは音ではなく景色
視界の果てまで色鮮やかな音

目を凝らすのは或いは音色
鼓膜の中を埋める 繊細な曲線。

2014/07/20 (Sun)

[5564] ななめのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


花や草木も
まっすぐじゃない
見ればぐにゃぐにゃ曲がってる

人間だってまっすぐになんかなれない
背筋を伸ばしたところでまっすぐにはなれない

だから斜めに生きたっていいんだよ
だから斜めに生きたっていいんだよ。

2014/07/20 (Sun)
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