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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5423] 感情論
詩人:どるとる [投票][編集]


目で見えるものなどたかが知れている
耳で聴こえるものなどたかが知れている

おまえの心が なんとなく感じたものが
暗闇に光を描く その助けになる

たとえば 子供の瞳の中にたぎるものさ

どこまでもただまっすぐで純粋無垢な
偽りのない 真っ白な 思い

感情という名の つかみどころのないものに
訴えかけている 僕らの声がつかんだもの

その感触が確かに 魂を揺さぶったら
ほら、目の前にある愛を 強く抱きしめるんだよ
おまえは 僕の大切なんだと 叫ぶのさ

暗がりにおそれて 目を閉じたらもう
見えるものも聴こえるものも限られてしまう

わからないすべてを紐解こうと思ったら
形のないものにさえ触れた気になる

たとえば 誰かが握ってくれる手さ

真に価値のあるものはきっと 人が生まれながらに手にしてる

感情と感情を重ね合わせても生まれるものは
ありきたりで でもどこか輝いている

あなたが僕を強く抱きしめるたびに
生きてるって 愛されてるって気づく
僕らは そんな何気ない支えを糧に
絶え間なく 続く日々を生きてるんだ

視界を遮る闇に 目を凝らせば
だんだん見えてくる
嘘をつくことに慣れていた
そんな自分を責めることが出来ない
弱い自分に 向ける拳を今 握りしめて
黄昏るばかりの自分に振り下ろそう

感情という名の つかみどころのないものに
訴えかけている 僕らの声がつかんだもの

その感触が確かに 魂を揺さぶったら
ほら、目の前にある愛を 強く抱きしめるんだよ
おまえは 僕の大切なんだと 叫ぶのさ

感情と感情を重ね合わせても生まれるものは
ありきたりで でもどこか輝いている

あなたが僕を強く抱きしめるたびに
生きてるって 愛されてるって気づく
僕らは そんな何気ない支えを糧に
絶え間なく 続く日々を生きてるんだ。

2014/06/12 (Thu)

[5422] 幸せというメロディ
詩人:どるとる [投票][編集]


幸せはどこにあるんだろう
部屋中家中 探しても見つからない
引き出しの中 タンスの奥
辞書を引いても いまいちわからない

答えのないものだと人は諦めたような
顔を浮かべて もう無理だと匙を投げる

街にあふれている
たくさんのメロディ
目や耳じゃとても
見つけられない
隠されたメロディ

それは 君の今まで見ていた世界を塗り替える
あざやかな 幸せというメロディ

悲しみはどこからやってくるのか
空を見上げても地面を見てもわからない
答えのないものに答えを出すのには
きっと心だけが紐解くことが出来る

腐るほどあふれる人の中 たくさんの声と足音の中に答えはあるだろうか

世界を 埋め尽くす
たくさんの命
それぞれが物語を
持っている
たったひとつのメロディ

それは 君が今まで見たことのない 新しい夜明け
きらめくような 幸せというメロディ

街にあふれている
たくさんのメロディ
目や耳じゃとても
見つけられない
隠されたメロディ

それは 君の今まで見ていた世界を塗り替える
あざやかな 幸せというメロディ。

2014/06/12 (Thu)

[5421] 雨のち晴れ
詩人:どるとる [投票][編集]


傘を忘れた 間抜けな僕をあざ笑うように
強さを増して 降り出す雨の意地悪

屋根を叩く 雨粒のリズム
いつの間にか ビートを刻む僕の右足
楽しげなステップ

誰もが 雨の日は どこか浮かない顔
どうせなら 濡れてしまえ 心まで

雨が止むのを待たないで 飛び出した雨の中

七色傘の中を くぐり抜けて
踊るのさ ときめきのリズム

ふらふらなダンスで 街を縦横無尽
もう 止まれない 不思議なキモチ

僕はまるでムービースター
まとわりつく雨粒はじいて

悲しみにさえも微笑んでみせる
雨のち晴れで 繰り返されるセンセーション

笑顔忘れた 君の顔に魔法かけてあげよう
なんとなく 雨の日は引きこもりがちさ

表通り 咲き乱れる傘の花
カタツムリだって雨宿り 濡れるのは誰だってイヤさ

誰もが誰かを待っているんだよ
たとえば太陽みたいに笑う君を

傘なんか放り出して 心だけは裸のままで行こう

水たまり 飛び越えて パステルカラーの彼方へ 逃避行さ

気ままな 感じで 好き勝手に踊るのさ
自由自在 ルールなんて無用

誰も彼もみんなスーパースター
雨もしたたる なんたら

涙にさえも 喜んで濡れてやるさ
雨のち晴れで 繰り返されるローテーション

ひとり雨の中 立ち尽くす君に
差し出すのは傘じゃなく とびきりの笑顔さ

七色傘の中を くぐり抜けて
踊るのさ ときめきのリズム

ふらふらなダンスで 街を縦横無尽
もう 止まれない 不思議なキモチ

僕はまるでムービースター
まとわりつく雨粒はじいて

悲しみにさえも微笑んでみせる
雨のち晴れで 繰り返されるセンセーション。

2014/06/11 (Wed)

[5420] 優しい拳
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自分の血を分けた子供に 拳を向けられない親がいる

悪いことを教えないから何が悪いかわからない

良いことと悪いことの違いがわからない親もいる

たとえば簡単な話
たとえば単純な話
命は大切で だから大切にしなければいけない
そんな言葉はもはや死語でしょうか

たとえば親が子に向ける拳があるなら
それは暴力でなく優しい拳であるように
力じゃなく心を込めて叩くんだよ

子をわけもなく痛めつけるんじゃなく
悪いことをしたその悪意に向ける拳だ
その拳の痛みこそが人の痛みだと教えなさい

自分で生んだ子供を育てられない それなのに親と呼べるかい

命を育てるということを軽々しく考えてる親がいる

傷つけたくないから 僕は子供を欲しがらない

たとえば当たり前な話
たとえばくだらない話
僕には子供を育てられなくて 欲しいとも思わない
だから 子を持つことは多分ない

たとえば、子を持たない僕にはわからない
いろんな苦労があるなら 僕にはわからないから 知りたいとも思わないよ

もしも何かの間違いで生まれてしまった命なら 最初から僕は親なんかにはなれない
愛のない家庭の中に冷めたご飯が並ぶ
そんな未来に幸せはない

たとえば親が子に向ける拳があるなら
それは暴力でなく優しい拳であるように
力じゃなく心を込めて叩くんだよ

子をわけもなく痛めつけるんじゃなく
悪いことをしたその悪意に向ける拳だ
その拳の痛みこそが人の痛みだと教えなさい

愛すんだと誓った以上 最後まで愛し抜きなさい

それが親だと知りなさい。

2014/06/10 (Tue)

[5419] 
詩人:どるとる [投票][編集]


深くえぐられるように傷ついた心を抱え
誰もが 同じような今を生きているんだね

でもね 全く同じじゃないから
重ならない 重なれない 部分がある

目の前で無邪気に笑う小さな花にそっと
手を伸ばして 僕はただ抱き寄せた

そんなに小さな体でもそんなに小さな瞳でもひとりでちゃんと歩ける
僕の仏頂面を ほころばせる 君のその笑顔がにくいね

僕の掌と君の掌を重ね合わせて
その時生まれるかすかなぬくもりに
僕はどんな 答えでも得られない
確かな何かを 感じ取った気がするから

見え透いた言葉などいらない
ただ、君の笑顔がすべての答えさ。

2014/06/10 (Tue)

[5418] 夜に潜む
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あなたの見つめる
夜に潜む悲しみに
そっと 歌います

あなたの聴いてる
悲しい音は
心音と重なって
きれいな音に変わる
泣き出してしまう程にきれいな音だ

僕は世界からだんだん 遠ざかる 遠ざかる

さよならを連れて歩く このままどこまでも
終わりを連れ添って 時の合間を駆け抜ける

何者かの大きな掌の上 今日も捲られるページ

ほら風にさらわれていく僕らの足取り
行き先はいつだって風の気分次第さ

そしてこぼれるのさ
涙はまっすぐ頬伝い
痛みを伝えるように
喜びを手渡す

ほら容易には 旅立てない
この世界はあまりに素晴らしい
この世界はあまりに素晴らしい。

2014/06/10 (Tue)

[5417] 空に抱きしめられたら
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僕は悩む 深く悩む
浅はかな脳みそで
いろんな思考を転がしては戯れる
目の前にあるいくつもの邪魔なものを蹴散らしながら

僕は死にたいって心から思う
今日ほど 死にたいって日はないってほど
誰かを憎んだよ
誰かを恨んだよ

少しばかり 隙を持て余したから
とりあえず 深呼吸 息をととのえる

思いあまって 飛び出した世界
軽々 もてあそばれて僕は 大きな大きな青い空に抱きしめられたら

もうそれだけで 十分だから何も言わないで
悲しみに泣かせてね
喜びに泣かせてね。

2014/06/10 (Tue)

[5416] ハートフル
詩人:どるとる [投票][編集]


魚は知っているのか
鳥は知っているのか

無知なる脳みそで
考え倦ねた時間よ
世界は ただネジ巻き仕掛けで進むよ

さよならを連れてきた夕暮れが
空を真っ赤に燃やしたら手を振る帰り道

涙が 地面に落ちて
途端に景色がゆがむのはなぜかしら

それは、優しい優しい心だけが答えを知るのです。

2014/06/10 (Tue)

[5415] 夜の果て
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夜の果てには何があるか
考えたことはあるかい?

夜の果ては闇の中さ どこまでも行こうが
ただ闇が広がっているだけだ

悲しみさえも この指の隙間をすり抜けてく

夜の果ての果ての果てまで
時間で満たされてるなら 僕らは最初から
なんてつまらない生き物だろう

筋書き通りのドラマ 頭の片隅で始まる終わる物語

足元揺れる影さえ信じられない。

2014/06/10 (Tue)

[5414] しあわせな恋の終わらせ方
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僕の瞳から
あふれ出る涙が
やがて大きな
水たまりを
広げました

それは名前のない
気持ちだからね
誰もそれを
呼べやしないのさ

僕は独りきりのまま
夜を見つめたまま
ただのひとつの言葉もなくして時の端っこにたたずむ

死にそうな僕を救ったのは
日夜人々を守る正義のヒーローじゃなくて
不思議の国から来た魔法使いじゃなくて
ごくありふれた君の優しさだったよ

僕の胸に
ぽっかり空いた穴を埋めるのはなんだ
ない頭を使って
考えてみたんだ

それは得体のしれない気持ちなんだよ
みんなはそれを恋と呼んで愛してる

好きって言いたいのに
好きって言えない
そんな複雑な気持ち抱えたまま 君をいつも見ている

僕は君を好きで 君はべつの人を好きで
それでもわかっていても伝えたいのさ
バカみたいだって思うだろう?でもそれが恋っていうものさ

しあわせな恋の終わらせ方探していた
でも気づいたよ 最初から始まってなんかいなかったこと
でも僕は君に伝えるよ
「僕は世界一君が好きだよ」と

死にそうな僕を救ったのは
日夜人々を守る正義のヒーローじゃなくて
不思議の国から来た魔法使いじゃなくて
ごくありふれた君の優しさだったよ。

2014/06/08 (Sun)
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