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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5263] なんにもないようでなんでもあるこの世界
詩人:どるとる [投票][編集]


なんにもないようでなんでもあるこの世界

便利なようで 不便でもあるこの世界

恵まれているようで 貧しいこの世界

おはようとさよならがすれ違うとき

朝と夜が すれ違うとき

この世界に新しい1日が刻まれる

悲しいときもうれしいときも生きている

笑ってる 泣いてる
たまに怒ったりもする

そんな世界の片隅で僕はまた何かを思い出すのさ

いらないものばかりで溢れかえった
この世界の不思議

今も抱いたまま 地球は回る

なんにもないようでなんでもあるこの世界

僕らはただ多くを欲しがる欲張りさん

僕らはただ我慢を知らない欲張りさん

本当は大切なものはいつも人のすぐ近くにあるんだ。

2014/04/28 (Mon)

[5262] 短いようでいて長い夜
詩人:どるとる [投票][編集]


終わってみりゃなんて短い夜だろう
だけど時には長い夜もあります

涙があふれる夜には夜が長く感じます

ラララ ラララ おかしいね不思議だね

ラララ ラララ 何が本当で何が嘘なのか

僕らはわからない

ただ今を生きる
ただ今を見つめる。

2014/04/28 (Mon)

[5261] ほどほど
詩人:どるとる [投票][編集]


頑張るのもいいけれど
体をお大事に 生きてください

あなたのことを心配する誰かのまなざしに気づいてるなら

ほどほどに笑って
ほどほどに泣いて
ほどほどに働いて
ほどほどに走って
そして疲れた頃に
ふっと息をついて
家路を歩くのさ

ラララ ラララ 回ってるのか回ってないのか
わからないくらいゆっくり回る地球とおんなじ速さで
君も生きていいんだよ

無難に生きよう
頑張りすぎるのもほどほどにね。

2014/04/28 (Mon)

[5260] 愛のうた
詩人:どるとる [投票][編集]


いいさ 孤独でも
いいさ 愚か者でも
たったひとりぼっちでも出来ることはある

いいさ 親不孝でも
いいさ めまぐるしい流行りにのまれても

愛を忘れた人たちは今日も
なにが愛かもわからずにただ牙をむく

いいさ 若いうちはいろんなことに挑んで後悔したり 挫折をしたりすればいいさ

親はなにが愛なのかわからない為に
実子に暴力を振るい あげくの果てには殺めたりするだろう
そこには無機質な愛しかないさ

ずっと親が親である姿を教えないばかりに愛というものが
いつからか甘ったるい優しさなんてものに侵されてしまった

僕らが歌う愛のうたは 愛してる愛してるばかりを繰り返すばっかで
そこには心なんてものはちっともこもってないだろう

だから僕は歌うんだよ 愛なんてものは厳しさの中に
少しだけあればいいのさと 暴力と教育の間にある
微妙な境界線の上で僕らは絶えず愛というものを歌い続けるのさ

おまえの右腕に 伝わる誰かのぬくもりが
消えてしまわないうちにその声で歌え

愛のうた。

2014/04/27 (Sun)

[5259] 
詩人:どるとる [投票][編集]


寂しさなんてものは隠れていて見えないものなんだよ
いっそ箱の中に閉じ込めてしまいたい

ずっと埋まらない穴を埋めているようさ

吹き込むすきま風は心を冷やしてゆく

悲しいと叫べるものならばきっと誰も
孤独なんかにはなりはしないだろう

日陰に咲く花に陽射しはいらないさ
暗闇の中だって息をすることは出来る

そしてまたひとつふたつ増えてく穴を
絶え間なく僕は埋めていくだけだ

夕暮れの道に影を落として遠く聴こえるチャイムの音
さよならをするにも手を振る人がいない

最初から空いてない穴を埋めている

「希望」なんてものに明日を望むのは

愛しいものは自分だけだと世界中にただひとつだけの

存在の僕や君の命に歌う 最初で最後のやさしいうた

やがて、すべての時間は終わって 僕は静かにまぶたを閉じるだろう

とりあえず生きているふりをしながら
隠せない寂しさはみ出したままの心で
あらゆるものと向き合って生きていく

悲しいと叫べるものならばきっと誰も
孤独なんかにはなりはしないだろう

日陰に咲く花に陽射しはいらないさ
暗闇の中だって息をすることは出来る

そしてまたひとつふたつ増えてく穴を
絶え間なく僕は埋めていくだけだ

おそらくその穴は
「自分」という穴だ。

2014/04/27 (Sun)

[5258] パントマイム
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人の真似するのは
うまいもんだ
話を合わせるのも
相槌うつのも
慣れたもんだ

僕はパントマイマー
ない壁相手に
ひとりキャッチボール

ないものをあるつもりで 演じる
パントマイムに似た仕草 身振り手振りで目の前に壁をつくってみせる

僕は空気だ 気配を悟られぬよう孤独な殻の中に閉じこもる現代人。

2014/04/27 (Sun)

[5257] あの夏を忘れない
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ぬけるような青い空
そして綿菓子のような白い雲

揺れるかげろうと 風鈴のきれいな音

庭の畑 咲いているひまわりの花
昨日降った雨に濡れて光る雫

特別なことなんて何ひとつないのに
どこか胸ときめく不思議な季節

目を閉じればそこに広がる万華鏡
いろんな形に変わる 思い出たちよ

二度とは出会えない少年の日の夏は
今も誰かのポケットの中にある 光り輝くビー玉

絵日記の中に閉じ込めた あの夏を忘れない

とれたて熟れたトマトにかぶりつく 夜には花火

線香花火をしよう 誰が長く持ちこたえるか競おう

アイスキャンデー溶けて 地面に落ちて
アリたちが群がるのをただずっと見てた

誰の心の中にも思い出はあるけれど
誰もが知ってる 忘れたくはない夏

耳をすませば聞こえてくる蝉しぐれ
遠くなったり近づいたり不思議だね

また今年も夏は来るのにね
流れる汗もじめっとした五月雨も どこか少し他人行儀さ

いつかこの背中に刻まれた日焼けのあと

いつの間にか痛みも夏の暑さも坂を下るようにひいてゆくのに 僕らは恋しがるよ
いつか追いかけた夏の思い出たちを

二度とは出会えない少年の日の夏は
今も誰かのポケットの中にある 光り輝くビー玉

絵日記の中に閉じ込めた あの夏を忘れない

アルバムには入りきらない思い出が僕を呼んでる。

2014/04/27 (Sun)

[5256] プラネタリウム
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光学二球式投影機(プラネタリウム)で 夜空に映し出すのさあの日の記憶 忘れられない心地いい痛み
忘れたくない誰かの満面の笑顔

角度はいいかい このくらいですか
目蓋の裏に 今も焼き付いたあの場面が
スクリーンいっぱいに広がる まるで大パノラマ

ヒューと流れていったあの帚星に
願いかけてみる
「もう一度、あの夏を」

さあ いよいよ
始まるぞ

光学二球式投影機(プラネタリウム)で 夜空に映し出すのさあの日の記憶 忘れられない心地いい痛み
忘れたくない誰かの満面の笑顔

さよならプラネタリウム 僕は未来へひとり飛び立つ

もう出逢うことのない一瞬のすれ違い

手を振る僕の姿がそっちからは見えるかい?

光学二球式投影機(プラネタリウム)は静かに役目を終えて

眠るように 動きを止めるだろう
そしてあとに残るのは日焼けのあとのようなかすかな夏の匂い

スターマイン 遠く舞い上がる

さよならプラネタリウム 僕を愛してくれてありがとう。

2014/04/27 (Sun)

[5255] 愛loveYou(オンリーユー)
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あなただけを あなただけを愛してるという
そんな気持ちが そんな気持ちが 心を包んだら

人は たちまち 恋の奴隷さ

あなただけに あなただけに誓うよ あるはずもない永遠を
甘い言葉で ささやきあって 明かす夜に

今夜も余念がないさ 指でさわって
唇でおしえて

愛はどこにあるかと聞かれたら僕は言うよ

ここにあるって。

2014/04/27 (Sun)

[5254] 夜の底(サウザンドナイツ)
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スターダストを待っていました夜の底で

幼い微熱のまま 一杯の珈琲は頼りにならず

眠ってしまう僕を起こすのは 君の役目さ

千の夜よ 今 この世界を包む光たちよ

生き物は皆、兄弟 僕もその中のひとつ

歌え 奏でろ 口ずさめ 生きていると歌え

火を囲み 肉を食らい 夜を明かせば

皆、同じ 血潮通う
仲間さ

人種も国籍も言語の違いも関係ねえや

皆、いつかは同じ場所にたどり着くさ

夜の底でまたその時は笑おう

今夜のように。

2014/04/27 (Sun)
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