詩人:どるとる | [投票][編集] |
大切だといえるものは君にはどれだけ あるだろう
当たり前のように過ぎてく日々のあちらこちらに
見え隠れする幸せ 君には見えるかな
ただ 寄り添って
ただ 同じ空見上げて
何てことのない時間を 幸せと思えたら
それだけで もう何もいらない
たったひとりの人を愛していること
たったひとりの人に愛されていること
そんな事全部ひっくるめて僕のかけがえのないもの
いつまでも 同じ輝きで僕を照らしてくれる
何不自由なく暮らす毎日の中にも悲しみはあって
だけど貧しい人にはきっと羨ましく見えるだろう
いともたやすく死にたいとほざくこの口を黙らせたい
今日泣いたぶんだけ
明日は笑おうと
思うのに 笑おうとすればするほど悲しくなるのはなぜ
たったひとつの命 風に晒されてる
たったひとつの心 深く傷ついて
そんな事人知れず 積み重ねて今日も何かを得ては失って
傷跡をごまかすようによく出来たとほめそやすのさ
僕という物語のページを捲る
真っ白なページに雨が降り
僕は時に意味をなくしながら
適当な理由をこじつけては
生きることだけがさも正しいように思い込む
たったひとりの人を愛していること
たったひとりの人に愛されていること
そんな事全部ひっくるめて僕のかけがえのないもの
いつまでも 同じ輝きで僕を照らしてくれる。
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のぞき込んだら 闇の中に光が見えました
それはさながら希望のように見えました
回り続ける地球の片隅で呼吸する僕らの小さな鼓動
ひとつひとつが 星のように輝いて それぞれに異なる 今を生きている。
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夜が 座ってる
朝の隣にいつでも
悲しみが座ってる
幸せのそばにいつも
ああ 繰り返す
波のように それは寄せては返す きりのない行き帰り
やさしい人よ 移ろう季節を旅する人よ
どうかあなたに幸多からんことを祈る
やさしい人よ どんな闇に紛れても ねえ
いつもあなたを思う人がいることを忘れないで。
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窓から見える 赤い夕陽が沈むのを
今、見ている僕がここにいる
誰かも同じ 景色を見ているかな
なんだか 違う瞳なのに それぞれ
いろんな場所で 今日とさよならをしてる
振り返れば 今日も長い一日でした
いろんなことがあったけど 全部は思い出せない
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
何もいいことなかった日だってさ
いいよ生きていれば それだけで
明日があるよ 明後日もあるよ
泣くだけ 泣いたならほら笑え
大人も子供も大した違いはないんだよ
みんなそれぞれにたいへんな思いして
今日も生きているんだ ほめてくれたっていいじゃないか
おしまいのページに たどり着いてしまった
今日の続きはまた明日
今日の夕ご飯 何だろうな 考えながら
帰るのがいつも楽しみなんだ おかしいだろう
それ程 悲しい訳じゃない それなのにねえ 夕暮れに 泣かされてしまう 僕なのさ
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
ポケットに無理やり押し込んだ涙が 今頬を伝う 頬を伝う
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
君にも僕にも 帰る場所があるはずだろう
ああ夕暮れに背を向けて 夜を待つのさ。
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見えない何かと向かい合っている
見えない何かに見つめられている
それはなんだろう わからないけどわかるんだ
見えない時の積み木を きりもなく積み上げている
多分重みに耐えきれなくなって積み木が崩れるまで
今日も こうして長かった一日が終わるんだね
気づけば 帰り道 赤い夕日に照らされた街並みに明かりが灯る
何も見えない 何も聴こえない無意識の中
大事なものだけが 光って見えればいい
何もわからない 何も感じない 眠りの中
ただ形あるものだけが存在するこの世界
心を揺らすものはいつでも見えないものなのに 透明というだけですべて幻と呼ぶのか
触れられるものと触れられないもの
どちらがほんとでどちらが嘘だろう
それは誰が決めるのだろう それは誰が教えてくれるだろう
目を閉じてもここにあるもの それは残像のように焼き付いて
はじめから見えなくても それが何かわかるもの
手のひらを伝って伝わる手ざわり 生まれる命
何もかも後片付けされたような暗い夜に 光は何を照らすため輝く?
見えないんじゃなく見ようとしないだけ
ここにあってどこにもないほんとの嘘を
何もわからない わからないのにわかる
矛盾したこの世界 何もかもが意味を持つ
聴こえているものや見えているものが
一つ一つ音や形を持っておらずとも 僕にはわかるんだ
指先からこぼれ落ちる小さな時の砂
どうしようもなく生まれる隙間から
さらさらとこぼれていく さよならをはらんだままの日々
何も見えない 何も聴こえない無意識の中
大事なものだけが 光って見えればいい
何もわからない 何も感じない 眠りの中
ただ形あるものだけが存在するこの世界
心を揺らすものはいつでも見えないものなのに 透明というだけですべて幻と呼ぶのか。
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傷つき 涙する君に
どんな言葉かければいいですか
側にいるだけじゃ
伝わらないこともあるよね
だけどあなたに立ち直ってほしくて
また君の笑顔が見たくて
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 頑張ってる 頑張ってるね
言葉足らずの僕だけど 君の為に何かがしたいのさ
生きている 大変さ 僕も痛いほどわかってるから
悲しみ嘆くばかりの人に 希望という言葉は酷に突き刺さる
何が希望だ 何が大丈夫なんだろう
きれいごとで塗り固めた 言葉が きこえる
そんなんじゃ誰も救えないんだ
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 同じ雨に濡れながら
同じ痛みを分かち合いながら 君の半分でもわかりたいよ
生きている 苦しみ 嫌という程 僕も知っているから
光なんて 見えないよ 希望なんてないよ
ただ元気なように見せかけているだけで
救いのない日々に少しでも灯りをともしたくて
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 頑張ってる 頑張ってるね
言葉足らずの僕だけど 君の為に何かがしたいのさ
生きている 大変さ 僕も痛いほどわかってるから。
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鸚哥のように
語る お喋り
物言わぬ惑星
孤独を住まわせてる
さよなら さよなら
永遠なるお別れをしよう
さよなら さよなら
永遠なる悲しみに出会おう
二度と 抱けぬ命に
息を吹きかけて
回る 風車 音もなく
誰かを 呼んでいる
鸚哥の声は
美しい声で
鳥かごの中で
見た夢の続きを
スクリーンに映す
おはよう おやすみ
繰り返す 波の形
おはよう おやすみ
行ったり来たりの振り子
二度と 出会わぬ逢瀬 夢に夢を重ねて
春を待ち望む 僕らに愛を教える
さよなら さよなら
永遠なるお別れをしよう
さよなら さよなら
永遠なる悲しみに出会おう
二度と 抱けぬ命に
息を吹きかけて
回る 風車 音もなく
誰かを 呼んでいる
誰かを 待っている。
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青く広がる 空の向こうに
たくさんの物語があるのです
僕は見つめてる 僕は聞いている
僕は見抜いている 僕は聞き取っている
物語に物語が重なった物語
誰が読むのか 誰が書き綴るのか
それはわからない 誰ひとりわからない
物語に物語が書き足されてゆく
君が生まれ そして死んでゆく
代わりに始まる誰かの新しい物語
今日の君が生きる 明日の僕の物語と繋がって そこに朝や夜が生まれる
開かれたページ空白を埋めるのは
あなたの刻んだ足跡
空の彼方へ 遥か最果てへ続いてく物語
終わりなんてまるでないみたいだな。
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見えない 見えるの向こうにある
暗闇に 問いかける
ああ 生きているというまか不思議
答えは 僕の中 そして君の中
暗闇さん 暗闇さん
あなただけが知ってるのさ。
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僕はここにいるよ
君はここにいるよ
ただそれだけが
世界のすべてです
君が笑うこと
そして泣くこと
そんな毎日が
もう生きているということ
わからなくなったなら足元を見てごらん
影が教えてくれるよ
僕が僕であるために
君が君であるために
今日を生きて明日を生きて
絶え間なく今を生きるんだ
僕が僕であるように
君は君でしかないよ
君を生かせるのも君
僕を生かせるのも僕
生きることこそがただひとつの光
生きているという光
僕は ここにいるけど どこにもいないよ
ほんとは すべて幻さ
そんなよく出来た幻に騙されながら
続いてく日々を命からがら生きる
空を見上げて空の青さが嘘だと
思ったときは 胸に手をあててごらん
鼓動がきこえるよ
僕が僕であるために
君が君であり続けるために
時間という積み木を崩さないように
高く高く積み上げていく
僕が僕であるためには
君が君であるためには
きっと生き続けなければならないから
今日も当たり前に生きてるようで
ほんとは 必死に生きているんだよ
強い風に とばされないように
大地に根を張る 草木や花を見てごらん
微動だにしないだろう それは生きる光を放ってるから
僕が僕であるために
君が君であるために
今日を生きて明日を生きて
絶え間なく今を生きるんだ
僕が僕であるように
君は君でしかないよ
君を生かせるのも君
僕を生かせるのも僕
生きることこそがただひとつの光
生きているという光
生きることこそがただひとつの選択
生きているという証。