詩人:どるとる | [投票][編集] |
けんかした日の夜はいつでも、ひとりぼっちさ
アパートの裏で 泣きべそかいてる
本当は素直になりたいのになれないんだ
でもなりたいんだ
こんな気持ち君にわかるかい。
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そっと瞼閉じて いちばんはじめに
浮かぶ人は誰ですか
それは人によって違うと思うけれど
家族だったり恋人だったりするだろう
いつも傍にいてくれるのに
ありがとうの一言も言えてないよ
ただ一緒にいるだけなのにね
それが何よりも特別なような気がする
笑ったり 泣いたり 時には喧嘩をしたり
慰めあったり傷つけあったり
きりもなく続く二人の日々
数多ある誰かと交わす何気ない
言葉の中に そっと愛をしのばせて
それが当たり前であるかのように
世界でただひとりのあなたに届けたい
精一杯の愛の言葉
止まってしまった誰かの時間が
ほらここにあるんだ
何か大事なものをなくしたよ
それは取り返しのつかないものです
いつも傍にいてくれることを
当たり前なことだと思わないで
あなたがいるそんなことが
僕の日々を照らしていたんだ
嘘をついたり 本音ぶつけたり 時には迷ったり悩んだり
離れてはくっつく日々
きれいごとばかりの世界で
なにがほんとの愛かを知りたいのなら
おまえの間違った正しさを叱ってくれる
誰かの優しさに気づく事が先決さ
「しっかりしなさい」
聞こえる 愛の言葉
数多ある誰かと交わす何気ない
言葉の中に そっと愛をしのばせて
それが当たり前であるかのように
世界でただひとりのあなたに届けたい
精一杯の愛の言葉。
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どの道なるようにしかならない
だからなるたけ 傷つかない道を選んで
無難に生きようとするんだ
どうだい?こんな夜には 泣きたくもなるだろう
昔はずっと今よりいい目をしていたのにって人は言うんだ
どっちみち いつかはくたばるこの命
だから 好きなように思いのままに
生きていこうと思うんだよ
悲しいこともあるだろうけど
たまにゃうれしいこともあるよ
だからゆっくり のんびり 急がず焦らず
僕は歩いていこう
一人歩いていこう
楽な生き方なんて探したって
ないと思うんだ どんな生き方選んでも
苦労はつきまとうものさ
どうだい?まぬけな顔をしているだろう
涙で顔をぐしゃぐしゃにしてる僕はひどい顔だろ?
近道なんてないけれど それもいいさ
僕なりに 自分らしく生きて行こう
雨の日も晴れの日もいつでも
辛いこともあるだろうけど
人生捨てたもんじゃないから
人に左右される生き方じゃなくて自分で決めた道を
僕は歩いていこう
ずっと歩いていこう
お日さまに向かって歩いていると
いつの間にか日は暮れて カラスが鳴く
ああ今日も終わるんだね 少し胸の奥が燃えているように熱い
悲しいこともあるだろうけど
たまにゃうれしいこともあるよ
だからゆっくり のんびり 急がず焦らず
僕は歩いていこう
一人歩いていこう
この道の終わりまで。
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私はしっている。
嘘だけを記した本を。
私はしっている。
真実だけを記した本を。
私がそれを嘘だといえば嘘になり
私がそれを真実だといえば真実になる
それはまこと勝手な私の中の自意識という本である。
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手を伸ばしてみる
夜の闇の中に
星はあるだろうか
君だけを照らしてくれる星はない
優しさは時に信頼を裏切る
どうしようもなく
生まれる暗がりに
何か重ねて 夜を抱く心
世界は回り続ける
明日も明後日も
夜や朝が繰り返されて
生まれる命や消えていく命がある
何かを失っては手にしての繰り返しの中で 神様の手ほどきは如何なるものか
声は静かに闇に消える
「愛」のなすがまま
世界は再び
闇に落ちる
答えはまた見えなくなる。
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闇を照らすのが光ならば
光を照らすのはなんだろう
光は何が照らしてくれる
ふいに生まれた小さな疑いが
少しずつ僕の中に波紋を広げて
やがて大きな渦に変わりました
すべての出来事や
繰り返す行いに
答えというものが
あるのなら
僕らは どうして
それを知れよう?
光のない世界に
いつか生まれた光
闇から生まれた光
小さなひび割れからこぼれた陽射し
世界は目を開けて
夜明けという
始まりを迎えた
「産声」をあげて
命が鳴いたその日は
きっとすべての始まりの始まり。