詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜が明けるのを 待っているのです
首を長くしながら 貧乏揺すりしながら
世界中のきれいな言葉を集めて
恵まれない人に 手渡そう
傷つけぬように未来を 明け渡そう
僕は今 悲しいのかな
それとも嬉しいのかな
自分の心がわからない
何を思い何に 悩み迷うのか。
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始発電車が 動き出すまで まだしばらく時間がある
時計とにらめっこしながら夜明け前の空物思いに 見ている
間違いのない 生き方だったり
正しい道なんてないから どうやら迷い悩むんだ
描いた 理想とはかけ離れた
今を誰もが生きてる
それでも笑えるのは
多分 愛する人だったり 大切な人がそばに少なからずいるからで
そんなもののために明日も 僕は生きていくと思う
空き缶蹴飛ばしながら 歩くような生き方はしたくない
何か夢中になるなら何をすればいいのだろう
下ろし立ての新しい シャツと靴
しゃんと立って前を向いても 背中は猫背だ
何かを成し遂げたいと やって来たはずの 東京の街
僕は見つけられたかな
たとえば この街で出会った人たちとの数あるヒストリー
ただ諦めるだけのためにある未来なんてないと思う
思い出し笑いの 理由を教えてあげるから
今だけは少しそのあたたかい胸を貸してよ
長い夜が 今明けていくのを
動き出した始発電車
行き先は多分 今よりちょっと先の未来
僕も乗ろう 今という安心に甘んじぬように
描いた 理想とはかけ離れた
今を誰もが生きてる
それでも笑えるのは
多分 愛する人だったり 大切な人がそばに少なからずいるからで
そんなもののために明日も 僕は生きていくと思う。
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夜中に家を抜け出していつもの場所へ急ぐ
テントでこしらえた秘密基地に集合
お菓子とジュースは各自持参 決まって休み前の日だった
ランタンで照らされたテントの中で
どんな話をしただろう 光源は降るような星だけだ
いまだ誰かが敷いたレールの上を走る世界
夜が明けるのを
ずっとここで首を長くして待っているよ
目印なんかないけど
夜明けが 来たら
旅立つだろう 最初の一歩を 踏み出して
僕は 何を待っているのだろう
来ることもないバスを
雨でもないのに傘を持ってくような
用意のいい人生は 生きたくない
雨が降ったなら 濡れればいい
そんなその場しのぎでいい。
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猫が鳴いている 夕暮れの道に
ハンカチを手渡すよその涙に
オレンジ色に 暮れていく空
やがて街並みを 夜が抱きしめた
今日あったこと どんなことでもいいから
話して 伝えて 教えて こっそり僕だけに
楽しかったことも 悲しかったことも全部
笑いながら泣きながら君の声で聞きたいな
街灯も うつむいて疲れてるご様子
ため息ばかりついてる君を見てる
針と糸で縫うように隠した傷痕を
見せてごらん もう隠さなくていいから
涙の数を数えるより笑顔の数を数えよう
強がるばかりでは強くはなれないんだ
出会い別れ そしてまた誰かと出会う
まだ知らない誰かとの出会いを 明日に期待する
また明日ねって 手を振る帰り道
その約束は 僕らをちゃんとつないでるかな
別れの時何度でも同じ気持ちになるよ
でもこの寂しさは必要な気持ちだろう
また出会えたときにその寂しさは
何倍もの喜びに変わるから
今日あったこと どんなことでもいいから
話して 伝えて 教えて こっそり僕だけに
楽しかったことも 悲しかったことも全部
笑いながら泣きながら君の声で聞きたいな
ああ 涙の数を数えるより笑顔の数を数えよう
強がるばかりでは強くはなれないんだ
出会い別れ そしてまた誰かと出会う
まだ知らない誰かとの出会いを 明日に期待する。
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水しぶき上げて物語の真ん中へ
ビーチサンダル
爪先に赤いマニキュア
バケットにドーナツ
綿雲浮かべた青い空
階段はピアノの鍵盤
踏み鳴らそう
ドシラソファミレド
楽しいことが 待っているなら
悲しみさえも 乗り越えていく
笑った顔が 眩しくて抱きしめた
離れそうな手をギュッとつかんだら
はじまるよ新しい世界。
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高い空見上げながら
なんとなくやるせない
気持ちになって
急な雨に開いた傘
頭の上で
ダンスをする無数の雨粒
積み重ねる一秒のずっと先にある
誰も知らない永遠と
その隙間に流れる螺旋状の時間
時計は 今を刻むよ
急いでも
立ち止まっても
流れる時間は同じ。
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通り過ぎる雨を名残惜しくさせるのは
この夜の寂しさがはかり知れるから
行かないで 行かないでそばにいて
涙でも流さないと笑うことさえ儘ならない
人も疎らな終電車 窓に映る闇と静けさが同居する
どんな言葉でこの気持ちを 歌おうか
僕が出来ることなんてたかが知れている
空のずっと向こうに憧れが揺れていたって
ふれられなければ幻だと笑った
消えてしまえるなら命なんていらない
目を閉じた闇よりもっと深い闇に肩まで沈みたい
明日なんていらない 夜よ明けないで
一秒と永遠の隙間に僕はずっと座ってる
終わりという駅に着くまでの長い間
人も疎らな終電車 窓に映る闇と静けさが同居する
どんな言葉でこの気持ちを 歌おうか
ねえ 君はどうする?
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踏み出そうって思ったその時がスタート
歩いていこう 気ままな風に誘われて
吹けば消えるような思いだけど
なんとなくいつからか宝物になってる
かざした手のひら 当たり前にあるすべて
手を伸ばせばふれられる距離にいる
何色なのかわからない気持ち抱いて
涙浮かべて 泣いたあの日を忘れない
ひとつひとつが ちゃんと思い出になる
僕を呼ぶ声を 見失わないようにとらえて
左利きの器用な君が右手で描いてる
夢はいつか それなりに輝くだろう
ページをめくる指先が 連れてくる
明日は 昨日とは少し勝手が違うんだよ
花にはいろんなメッセージがあるように
僕らは誰だって意味や理由を持っている
弱い自分を見ないように生きてきた日々
嫌いだったものが今は僕を照らしてる
よく見るといろんな形や色をしている
君の瞳に映る僕はどんなふうだろう
泣いて笑って ただそれだけで
日は暮れて 終電間近の駅のホーム
吐き出すため息の白さに冬を見つける
寂しさはいつもより優しく頬にふれる
何色なのかわからない気持ち抱いて
涙浮かべて 泣いたあの日を忘れない
ひとつひとつが ちゃんと思い出になる
僕を呼ぶ声を 見失わないようにとらえて
踏み出そうって思ったその時がスタート
歩いていこう 気ままな風に誘われて。
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朝からどしゃ降りの空見上げながら
誰かのことを思ったりしながら笑うよ
雨上がり虹が空に橋を架けたら
フフンと鼻を慣らして 駆け出す
恋の予感が 遠くからやってくる。
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小さな 勇気を奮い立たせて
進む一歩また一歩と近づいてく
理想と現実のギャップ
越えられないハンディキャップ
笑い飛ばせ 白い歯を見せて
地図にない場所まで君を連れていくよ
旅立ちの朝 船は帆を揚げて
波を立てながら カモメの群れ追い越し
諦めなかった その踏ん張り強さが
報われる その日を目指していく
最初から中身がわかってる宝箱には興味はない
青い空に白い雲が泳いでる
どこを目指し旅をしるんだろう
宛もなくただ風の船に乗って
この世界はでっかい船さ 地球に乗って
どこまででも行ける 終わりなんかない
叶えたい夢がある 道は決まってるんだ
焦ることはないさ ゆっくり歩いてこう
いつか 拳を 空に向けて誓った夢を
迎えに行こう 夜明けを合図に船出だ
地図にない場所まで君を連れていくよ
旅立ちの朝 船は帆を揚げて
波を立てながら カモメの群れ追い越し
諦めなかった その踏ん張り強さが
報われる その日を目指していく。