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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5022] 似顔絵
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かの顔を描いてごらん
好きな人でも 嫌いな人でも 誰でもいいから

心の中に 真っ白い画用紙広げて
へたくそでもいいから 心を込めて描くんだ

そしたら、いつの間にか 描いたその顔は 笑っていた

きっと泣いてる顔よりは 笑ってる顔のほうがずっといいと思うから

どんなに嫌いな人でも 笑っていてくれるといいなと思う
それだけでなんだか訳もなく うれしくなるからね

誰かがもし泣いていたなら
優しさという傘をそっと差し出してみよう

誰かの笑顔を見ると 何故だろう
不思議とこっちまでうれしさが伝わってくる

何かと気苦労の多い毎日 泣かずには生きられない

きっとあなたにだって 悩みや迷いはあるはずだから 自分のことのように考えて

どんなに雨降りの今日もかならず雨は降り止んで
また青空が見える 雲の隙間から陽射しが差し込むからね

誰の似顔絵だろう いつの間にか 描いていた
それは少しあなたに似ていて 優しい優しい顔をして笑ってる

どんなに嫌いな人でも 笑っていてくれるといいなと思う
それだけでなんだか訳もなく うれしくなるからね

どんなに雨降りの今日もかならず雨は降り止んで
また青空が見える 雲の隙間から陽射しが差し込むからね

明日には笑えるからね。

2014/03/07 (Fri)

[5021] 頑張った今日に
詩人:どるとる [投票][編集]


やっと今日が 終わって ひと息ついて
家までの道を歩いている ほら今にも沈みそうな夕日が見える
生きることを悲しいと決めつけ始めたら
きりがないもので落ち込んでしまうよ
だからなるべく笑おうとするけれど
世の中は僕が思うほど優しくはなかった

時折どうしても思ってしまうよ
命さえ重荷に思ってしまうよ
だけど生きていこうと思うのは
空の青さを知っているから
たとえ今は見上げてる空が雨降りでも
頑張った今日に 拍手をしてさ
泣くだけ泣いたら おやすみまた明日

大人になるって いつからなるのかな
歩き続けているうちに体だけは大きく育ったけれど
出来ることと出来ないことの区別
つけ始めたら 出来ないことの多さに ため息が出るよ
何ひとつ当たり前なことなんかない
だって生きることに答えが出せないから

たまにはそういう時もあるよ
君だけが悲しい訳じゃないよ
みんなそれぞれに苦しんでいるんだよ
それでも 唇かみしめて 生きてる
だから君も生きて 明日も笑うんだ
頑張ってること 誉められなくても
今日を生きれたら自分に拍手贈ろう

時折どうしても思ってしまうよ
命さえ重荷に思ってしまうよ
だけど生きていこうと思うのは
空の青さを知っているから
たとえ今は見上げてる空が雨降りでも
頑張った今日に 拍手をしてさ
泣くだけ泣いたら おやすみまた明日

おやすみまた明日。

2014/03/06 (Thu)

[5020] すなお
詩人:どるとる [投票][編集]


僕はすなおに
なりたくて
でもすなおに
なれなくて
どうしたら
いいのかすなおに
きいてみる
いつのまにか
知らないあいだに
すなおになっていた
僕はすなおに
なれているかな
すなおの意味は
知らなくても
すなおになれる
誰かのことを
思いやってみる
それだけでいい
ほらね魔法みたい
すなおになれている
すなおになれている。

2014/03/05 (Wed)

[5019] 砂時計
詩人:どるとる [投票][編集]


陽射しの中に 咲いている笑顔
「当たり前」の中にある幸せが僕に
そっと微笑んでいる
ありがとう ばかり言う僕に君は言うんだ
お礼なんていらない だから一緒にいてねって 僕はうなずいたよ
絶えず落ち続ける
時の砂時計
誰にも止められない

積み重ねる日々 思い出を焼き付けて
見えない 心に 忘れないようにと
人が 笑いながら 時には泣きながら
必死の思いで 生きた時間を足跡のように刻み込んでいる

その瞳の奥に 揺れている不安
なんでもないって嘘をつかれたって
僕にはわかるんだよ
最近 見えない心の奥まで見えてしまう
見たくない人の汚さや狡さが 垣間見えてしまう 時があるんだ
人の中で人であろうとすると 人ってものが時々 わからなくなる

迷い悩み苦しみ 日々試行錯誤の毎日
大切なもの かけがえのない人たち
なんてことのない毎日を幸せだって
思える瞬間がほんの少しあるだけ それで 僕は歩いて行ける

ありふれた 出来事の数々
ちっぽけな事がうれしくって 悲しくって 今日もまた
何かを得て 何かを失ったんだろう

絶えず落ち続ける
時の砂時計
誰にも止められない
積み重ねる日々 思い出を焼き付けて
見えない 心に 忘れないようにと
人が 笑いながら 時には泣きながら
必死の思いで 生きた時間を足跡のように刻み込んでいる
終わりある 物語を
誰かと読みふけっている。

2014/03/05 (Wed)

[5018] エブリデイ
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スクリーンに映る
誰かの暮らし
そっと 流れている

何を 笑っているの
何を 泣いているの
君は 何のために
今を生きているの

なんとなく 誰かを愛している
なんとなく 誰かを憎んでいる
所在のしれぬ 某かの思いを抱いている

答えのない 日々だから曖昧にもなるさ
これじゃ まるで退屈な映画のよう
途端、気付くと くだらない理由で死にたくなる

今日が明日になって
明日が明後日になって
そんなふうに 続いてゆくんだね

今日の向こうにはまた今日があって
変わり映えしない 景色の中で 僕は生きているだろう

容易に想像できる 近い未来に 僕は先にたどり着いてしまった
本をめくるように
夜が明けて
今日が始まる

どこへ行くというの
どこまでも行くの
笑い泣き 繰り返し
毎日を生きているの

わがままに 誰かを傷つけている
時には誰かに傷つけられたりもする
役回りは 代わる代わる 変わる

辞書を引いた世界の掟について
マニュアルが支配する世界には
きれいごとばかりが正しいかのように 謳われて

僕は誰かの代わりにはなれないし 君も誰かの代わりにはなれない

意味のない世界で 生きていくならば
せめてとってつけた理由でもいいから 生きる意味が欲しい

押し付けがましく 配布される あて名のないエブリデイ

今日が明日になって
明日が明後日になって
そんなふうに 続いてゆくんだね

今日の向こうにはまた今日があって
変わり映えしない 景色の中で 僕は生きているだろう

容易に想像できる 近い未来に 僕は先にたどり着いてしまった

それでも 幸せだと思うのは きっとそんな自分に明日を届けたいから。

2014/03/04 (Tue)

[5017] 存在
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この世界を 回しているものはなんだろう
この世界を 支配しているものはなんだろう

わからない 何もわからない ただそればかり繰り返して

真っ白になってまたいくつもの 数字に埋め尽くされるだけ

なにが本当でなにが嘘なのか それを決めるのは一体誰だ

僕はここにいて だけどどこにもいなくて
ただそれだけの存在だ

無理に笑ったり 感情押し殺したりするのに 毎日忙しい

どうか 滑稽でも 誉めてもらえますか

言葉では 伝えきれないものなのかもしれない
声の向こうに見えるものが あるとすれば

僕にはこの耳に届く音でさえまるでひとつの景色のよう

あやふやになって また ほつれた糸をほどく度 気づいてしまう

なにが正解でなにが間違いか そんなものは最初からなくって

僕は 誰だろう 君は誰だろう ここはどこだろう 知るはずもない世界

今ある時の中に佇み あらゆる理不尽や不条理を噛まずに飲み込む

同じように あなたも生きているんだろう

僕はここにいて だけどどこにもいなくて
ただそれだけの存在だ

無理に笑ったり 感情押し殺したりするのに 毎日忙しい

どうか 滑稽でも 誉めてもらえますか

難しいことはいい「存在すること」がもう生きることなんだ。

2014/03/02 (Sun)

[5016] 
詩人:どるとる [投票][編集]

何をするために 生まれたのだろう
何をするために 生きているのだろう
何のために 誰のために 僕らは生きる
わからないものは 日々増えていくだけで
減ることはない 積み重なるばかりだ

今を色で喩えれば
ひどく透明な「蒼」
このまま どこまでも
ただ、昨日の痛みを忘れるために 生きて
いつか 何もかも
片づくのを待つのさ

意味の意味はどこに あるのだろう
無意味の意味さえ ないというのに
「ただ生きる」だけではあまりにむなしい
季節という椅子に座って 眺める景色は変わり映えのない「不変」を映す

今を 形にするのなら
いびつな幾何学模様
このまま いつまでも
ただ 昨日の哀れみを思い出さないように生きて
跡形もなく 消える日を待つのさ

ふいに生まれた言葉で
目を覚ましたように気づいてしまう
僕らがしている「当たり前」はあまりに押し付けがましい

今を色で喩えれば
ひどく透明な「蒼」
このまま どこまでも
ただ、昨日の痛みを忘れるために 生きて
いつか 何もかも
片づくのを待つのさ
いつか 何もかも
白紙に戻るのを
ここで待つのさ。

2014/03/02 (Sun)

[5015] つづきのない物語
詩人:どるとる [投票][編集]


そっと 捲る 今日のページ
わかっていることは命にはいつか
必ず終わりがあるってこと

ほら ほら 夜の中
朝の中 誰かが生きてる そんな当たり前を笑えるものなら笑ってごらん

「なんとなく」だからこそ
「どことなく」だからこそ
形に出来るもの 何があるだろう

始まりの先に終わりがあっても
終わりの先の始まりはないんだ

つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる

あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように

読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ

ふと 見つめる景色の傍ら
僕がしっていることなんて ほんの少しのちっぽけな世界

ほら ほら 空の色 風の匂い ふれて感じて 形のないものに形を与えるのさ

「それとなく」でいいのさ
「さりげなく」でいいのさ
目に見えないものを描くイメージで

おはようの先のサヨナラはあっても
サヨナラの先のおはようはないんだよ

生まれる朝 消えゆく夜 明かりに代わるものはなに?

つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる

あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように

読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ

書きなぐるのも 読み捨てるのも あなたの自由だ。

2014/03/02 (Sun)

[5014] 悲しみ喜び
詩人:どるとる [投票][編集]


生まれたときから
抱いていたのかな
生まれるまえから
抱いていたのかな

笑ったり 泣いたり
表情を変えて
形にするけれど

悲しみ喜び
憎しみ 愛しさ

憐れみ 妬み
羨み いろいろある

歩けるまえから
あったのかなあ
歩いたときから
あったのかなあ

今日も他愛のない景色の中に 寄り添う
いくつもの 悲しみ喜び 見えないのに
ここにある 不思議だ

言葉でも 形に出来る
表情でも 形に出来る
さあ 歌おう 喜びを
或いは悲しみを
時には憎しみを
誰かへの愛を

悲しみ 喜び
この世界に生まれて
意味を考える いくつもの瞬間の隙間に
差し込む 小さな疑問を

解かしてく あたたかな光。

2014/03/01 (Sat)

[5013] 感情
詩人:どるとる [投票][編集]


変わるものさ 見えないものさ
それは 波のよう ざわめく風のよう

人の中にあらゆる景色を 抱かせる
思いともいえる 気持ちともいえる

色も形も手触りも ないものさ
耳でも目でも 感じられる

目をつむっても消えないから不思議だ

僕の中に巡り巡る感情 あったりなかったりするものではなく
いつもどんな形であれ 存在するものさ

君の中にも どんな景色の中にも その袂に寄り添って 僕らの暮らしを影から支えている。

2014/03/01 (Sat)
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