詩人:どるとる | [投票][編集] |
流れる街並み 空はただ何事もなかったようにどんなことがあった日でも 顔色ひとつ変えない
何かを探していたような気がするけれど
むなしさ抱えすぎてどうでもよくなってしまったよ
疵痕に疵痕を重ねて 生きていくことなんて
もう嫌になってしまった 人はこの街の中だけでも
どれだけいるだろう
僕の流す涙は ただ夕焼けに照らされて
こぼれていくだけで
どんな慰めも 聞く耳も今は持てないね
わがままに 悲しんでいたいだけさ
止められぬ 涙を笑わないで
この涙は いわば必死に生きる僕の証。
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生きていくことは 正しいことなのかな
生きていくことだけが正しいことかい
季節は足早に過ぎていく 僕を追い越してく
何かが やっぱり僕には足りなくて
でも何が足りないのかわからない
訳もなく生きたくて
死ぬ理由ならいくつもあって
だけどいつ死んでもおかしくないのにね
なんとなく生きたくて
やっぱり死にたくなんてなくて
だけど気づけばいつでも死にたいと思う
例えばこのまま 醜い自分をさらしてでも
生きることで見える光があるのならば
僕は生きていこうと思う
生きていくだけで 生きているだけで
こんなに苦しくて 辛いものなんだね
天気と同じだね 心にも雨と晴れがある
時にはざあざあ降りの日もあれば
時には青空のぞく快晴の日もある
訳もなく 笑ってるのは
涙を隠したいからじゃない
不器用で弱い自分を変えていきたいから
なんとなくでも生きたいと
心から思ったその日に
何かが僕の中で変わった気がしたからね
例えば あした何が起ころうと生きたいと思う気持ちは 捨てないでいようと思う
僕は笑っていると思うんだ
訳もなく生きたくて
死ぬ理由ならいくつもあって
だけどいつ死んでもおかしくないのにね
なんとなく生きたくて
やっぱり死にたくなんてなくて
だけど気づけばいつでも死にたいと思う
例えばこのまま 醜い自分をさらしてでも
生きることで見える光があるのならば
僕は生きていこうと思う
僕は生きていたいと思う。
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トントン ガラガラ
組み立てる
壊れた街を立て直す
再出発!再出発!
僕らは 負けない
僕らは 泣かない
笑う強さを知っている
挫けぬ勇気を持っている
今日も トントン ガラガラ 組み立てる
嘗ての街を 取り戻す
再出発!再出発!
僕らは 負けない
僕らは 泣かない
笑う強さを知っている
挫けぬ勇気を持っている
輝く明日を夢見てる。
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月の光を浴びて 涙をお空に 返すのよ
押し寄せる 感情の波 引いてゆくのはこの窶れた命
時の渦潮 くるくる 回って 二度と戻らぬ旅をする
そして 再び 夜はやって来て 誰かしらを悲しみで包むのよ
朽ち果てた 廃屋で見る 甘い夢の終わりはあなたの声
箱庭のような 部屋に 感嘆のため息がもれる
陽の光に 濡れた命を 浴びさせて 乾かすのよ
繰り返す言い訳と皮肉の終着駅は空の上さ。
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悲しみの中にも幸せはあるんだよ
幸せの中にも悲しみはあるんだよ
悲しみを 欲しがればもれなく幸せがついてくる
幸せだけを 欲しがれば 悲しみだけが頬伝う
幸せが欲しけりゃ 悲しみも 欲しがりなさい
涙をのんだ人にだけ幸せは微笑むのさ
草花に重なる生き方 光を集めて 生きている
暗闇の中に 佇み 光を探しながら 生きている
だから僕も 草花を見習って生きてみる
出来るかな 出来るだろう とりあえずやってみよう。
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夜の中に 朝の中に
悲しみは流れ
幸せは あふれ
蟻の行列 群れをなし 砂糖をはこぶ
何をしようか 日曜日
風船の飛ぶ 真っ昼間
何を 歌えばいいのやら
わからない 日には
適当な鼻歌 歌ってみる
裸眼で眺めた世界は
素直なまでに綺麗
嘘のない世界には
本当のことだけが
見える 見える
時の外れでバスを待ってる
行き先は未定
ビルの雑木林を抜けて 市街地へ
ひたすら 笑って
ひたすら 泣いて
世を照らす太陽に 手をかざしてみる
裸眼で眺めた世界は
痛みさえ偽らない
色眼鏡なんて必要ない ぼやけた世界を生きよう
暮れゆく空の向こう
ぼんやり浮かぶ雲が
ちぎれてく意味を悟り なんとなく沈んだ
やがて来るだろう夜を待つ
裸眼で眺めた世界は
素直なまでに綺麗
嘘のない世界には
本当のことだけが
見える 見える
裸眼で眺めた世界は
痛みさえ偽らない
色眼鏡なんて必要ない ぼやけた世界を生きよう
ありのまま生きよう。
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ため息を吐き出せば
種が芽を出したよ
これは なんの種?
早く咲かないかな
待てど暮らせど
花は咲かない
土は乾き 喉も乾き
やがて僕は
土塊になりました
夢に 魅入られて
さまよう桃源郷
ゆらり ゆらゆら
シャラララ
僕らの見てるのは
花の見てる夢
どうりで鮮やかな世界
ああ 鉢に植えた
夢は きっとやがて
花咲くさ
君が 笑うことを
忘れなければ
君が 夢見ることを
やめなければ。
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空っぽの部屋の中
空っぽの歌を歌う
真っ白な頭のままで
真っ白な歌を歌う
あれをやりたい
これが欲しい
煩悩 オーノー
消えてくれ影法師
雄叫びをあげる
間際に 焦げる
君の胸の中
久しぶりに咲いた
シャボテンの花
笑いがもどる
君はそんなふうに
笑うんだね 素敵さ。
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「孤独」って言葉があるけれど 僕はその孤独って言葉にあてはまるのかな
家族はいるけど まるで形だけでさ いつもそばにいるわけじゃないと ふてくされた
離れて暮らす 家族のことを ふと思うと
涙がこぼれて こぼれてくるんです
何かひとつでもうまくいかないと
自分を責める僕がいるんだ
完璧になんか生きれる筈もないのにね
ふいに「孤独」に気が付いて 胸の中が空いていく
僕の中には何もないまた今夜も眠れない
あしたが見えない
「希望」って言葉があるけれど 希望って言葉を使えるのは
心に安らぎがあるから
「未来」って言葉を僕は信じない
一秒先でさえ未来ならば 追いかけるだけばかばかしいから
帰り道 見上げた空はもうすっかり 暗くて 油断すると 何かを見失いそうになる
すべての悩みや迷いに答えが用意されてると 思い込んでいた 僕はきれいごとを抱えて生きていた
ふいに自分の生きてる意味を 考えてみた時に 何も思いつかない僕の意味のなさに
あしたが埋もれた
あの頃の僕は届くことのない星に一生懸命手を伸ばしていたような気がする
何かひとつでもうまくいかないと
自分を責める僕がいるんだ
完璧になんか生きれる筈もないのにね
ふいに「孤独」に気が付いて 胸の中が空いていく
僕の中には何もないまた今夜も眠れない
あしたが見えない。
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誰かのことを思って
言葉にすれば 不思議と言葉もやさしく丸くなるんです
誰かのことを傷つけようと言葉にすれば
尖った言葉が誰かの心に突き刺さる
言葉を汚さないで
言葉を大切にして
いつも人のためを思って使ってほしい
誰だって 人のこと傷つける言葉を言えてしまえるけれど
誰だって そんな言葉よりやさしい言葉が聞きたいはずだから
言葉に困ったあなたの口から たとえば下手くそな慰めでも
もらえたらきっと聞いた人は 笑って言うだろう ありがとうって
言葉の使い方って
とても難しいね 良かれと思って使った言葉が
ありがた迷惑になってしまったりもする
だけどそれでも人を思わずにはいられない
言葉と人は隣り合わせ
いつでもいつまでも
言葉なしでは 会話もままならない
本当に本当に分かり合ってる人ならば
心だけで 何も言わずとも通じ合う
ならばなぜ言葉はあるのだろう 心だけじゃ伝えきれない
気持ちを伝えるためにある
完璧な言葉などありはしない たくさんの言葉にあふれた世界で もしもただひとつ あなたに届けられる言葉があるなら
僕は何を言うだろう
君は何を言うだろう
ラララ ふいに浮かんだ言葉 川面をただよう一枚の葉っぱ
どこへ向かうのか 行き先は誰も知らない
拙い思いをのせて運んでおくれ僕の心
誰だって 人のこと傷つける言葉を言えてしまえるけれど
誰だって そんな言葉よりやさしい言葉が聞きたいはずだから
言葉に困ったあなたの口から たとえば下手くそな慰めでも
もらえたらきっと聞いた人は 笑って言うだろう ありがとうって
完璧な言葉などありはしない たくさんの言葉にあふれた世界で もしもただひとつ あなたに届けられる言葉があるなら
僕は何を言うだろう
君は何を言うだろう。