詩人:どるとる | [投票][編集] |
言葉にならない気持ちに 包み込まれて
歩くことさえ 面倒くさくなってしまう
人混みの中 ふいに気づけば 誰かのぬくもりを探してる僕がいる
答えのない 日々の中に 正解はあるのかな
こうして生きることに 意味はあるのかな
誰かに愛されてることや
誰かを愛していること
時々 見えなくなる
時々 聴こえなくなる
人が人を思いやることを忘れてしまったように
簡単に命を奪ったり 誰かを傷つけたり
そんなことを笑い飛ばすような世の中じゃ 生きることさえ嫌になるよね
だから人を守れるような強い誰かが
その人の 味方になってあげておくれ
生きることに答えなんかないのに
気づけば探してる 割り切れない答え
複雑な毎日に 絡まり合う人と人 路線のように繋がってる
なんでだろう あなたを信じていたいのに
時々あなたをどこかで疑っているんだ
誰かに思われてること
誰かを思いやるということ
時々 忘れかけては
また思い出すよ
人が人を思いやることなんか 当たり前な事なのに
心に 抑止力を 与えるものはなんだろう
していいことわるいこと 時々曖昧になる
人を守る法律がもし 心さえ縛ることが出来たなら
そんな事 出来るはずもないからね
僕らが互いに わかってなきゃいけないんだ
ほら 誰かの涙を 放っておけない君の
その優しさが誰かの心に光を届けるさ
誰かに愛されてることや
誰かを愛していること
時々 見えなくなる
時々 聴こえなくなる
人が人を思いやることを忘れてしまったように
簡単に命を奪ったり 誰かを傷つけたり
そんなことを笑い飛ばすような世の中じゃ 生きることさえ嫌になるよね
だから人を守れるような強い誰かが
その人の 味方になってあげておくれ
守るべきものはいつも変わらず あなたの中にある 当たり前な振る舞い。
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こんなにも うれしそうに笑う君の顔が
愛おしくて
こんなにも 悲しそうに泣く 君の顔が
憎たらしくて
僕は悪魔にもなる
僕は天使にもなる
誰よりも大切なもの
そのはずのもの
なのに親と子は
血のつながり以上に
難解なもの。
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寂しさは風 僕の胸を吹き抜けてゆく
ぽっかりあいた穴 埋まらない穴
ずっとつきまとう悲しみは この頬を
伝ったまま そのまんま 変わらない
暮らしの中に 寄り添いながら 眠る 眠る
バスの後ろの座席 振り向けば遠ざかる景色
そこから見えるやさしい闇に微笑んで
今日はこれでおしまいって 眠るのさ
手を振った そのまんま 変わらない
表情の中に 笑顔を書き足し生きる 生きる
たとえば 人生は そんなんで いいのさ
堅く考えないで 描き方は自由自在
決まりなんて あるようでないのさ
ずっとつきまとう悲しみは この頬を
伝ったまま そのまんま 変わらない
暮らしの中に 寄り添いながら 眠る 眠る
寂しさは風 僕の横を吹き抜けてゆく
悲しみはもうないよ ない。
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誰かのことを好きになるまえに
自分のことを好きになれているのかな
自分のことを知っているようで
知っているふりしているだけさ
自分のいいところを人に説明する時に
自分の良さを知らなければならないように
自分ってものと向き合わなければ 自分を知っているということにはならないんだ
自分の欠点も 自分の利点も 全部ふくめてあなただから
いいところもわるいところも知ってはじめて自分になれる
だから ほら 自分を知ってみよう
怖くはないさ 自分を知るってだけさ
一番身近で一番愛すべき自分のことを
まず自分自身が好きになるところから始めよう
自分も愛せない人にはたして
ほかの誰かを愛すことは出来るのかな
自分ってものの存在理由を
肯定してくれるのは一体誰だ
自分の一番の味方は自分自身だろう
自分自身にも嫌われた自分は自分にはなれない だから自分が自分自身を知るところから 始めなきゃ
自分の欠点も 自分の利点も 全部ふくめてあなただから
いいところもわるいところも知ってはじめて自分になれる
だから ほら 自分を知ってみよう
怖くはないさ 自分を知るってだけさ
一番身近で一番愛すべき自分のことを
まず自分自身が好きになるところから始めよう
一番の理解者で一番の難敵の自分のことを まず自分自身が理解することから始めよう。
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頑張ってる人に 「頑張れ」と言ってはいけない
頑張ってる人に 「頑張れ」だなんて無用だよ
人は誰も迷いの中
人は誰も悩みの中
そんなこと当たり前
だけど生きていれば誰も 頑張るしかない
頑張ることが当たり前だと 多分言ってほしくないんだよ
生きていることを否定されるようで とても怖いから
頑張るという当たり前なことを 褒め称えることで僕らは
生きてゆくことを頑張れるように しているんだ
だから頑張る君に
僕はそっと呟くよ
「頑張ってね」じゃなくて「頑張ったね」って
頑張ることってなんだか わからない
生きていくことや生きていることが
時々わからなくなる
明日が見えなくなる
そんな事があるんだ
だけど生きていくことをやめたくない
頑張ることが当たり前なことでも 生きていくことが
誉められるものじゃなくても とりあえず言ってほしい
結果じゃなくて頑張ったそこにたどり着くまでの過程を
生きていく事を続けるために 誰かの温もりに寄りかかる
頑張る君から
頑張る僕へ
お互いに 「頑張ったね」って言ってさめでたしめでたし
頑張ることが当たり前だと 多分言ってほしくないんだよ
生きていることを否定されるようで とても怖いから
頑張るという当たり前なことを 褒め称えることで僕らは
生きてゆくことを頑張れるように しているんだ
だから頑張る君に
僕はそっと呟くよ
「頑張ってね」じゃなくて「頑張ったね」って。
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当たり前な事がとても悲しくて
時にうれしくてたまらなくなる
生きることを悲しいと思ったり
幸せだと思うのはなぜなのかな
夜の中 朝の中 僕らはただ生きている
そんな当たり前な事に今僕は気づいた
笑っていたね 喜びに 泣いていたね 悲しみに
そんな繰り返しの中で 僕は生きていて
何ひとつそれを不思議にも思わないまま
ふと立ち止まる僕は 不安に苛まれ 見えないままの明日におびえた
いつからだろう こんな気持ちになったのは
生きている事さえ それだけで こんなにも…
道草するように 空白を ただよう意識。
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たったひとつの夜の中に いくつもの悲しみや喜びが隠れてる
僕は知ってる
ああ 見えない夜の背中に 思い馳せれば
出会ったことのない人の笑顔や涙に
ふれたような気になれるんだ
あなたが今 笑っていること
あなたが今 泣いていること
それはただの 風景じゃない
それはただの 雑音じゃない
あなたが生きる証です 僕はそっと目を凝らす 耳をすます
そしてつかまえるよ
あなたの心を
ほんの少しの時間の中に 同じ1日でも僕とあなたじゃすれ違うね
ああ あなたの悲しみはあなたの悲しみ
僕の喜びは僕だけの喜びでしかない
だけど互いを思いやれる
あなたが今 息をしていること
あなたが今 空見上げてること
それは僕の 心が見てる風景
それは僕の 心が感じた音色
ここにあなたがいる証です 僕は僕の生きる証を確かめるよ
そして重ね合わせる あなたと僕の心を
そしてその時見えるものがすべてです
あなたが今 笑っていること
あなたが今 泣いていること
それはただの 風景じゃない
それはただの 雑音じゃない
あなたが生きる証です 僕はそっと目を凝らす 耳をすます
そしてつかまえるよ
あなたの心を。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は ついに買った
ロレックス
僕は ついに買った
アルファロメオ
僕は ついに手にした
美人に近い奥さん
毎日 オーイェーイ
毎日 オーイェーイ
憧れて 憧れて 燃え尽きて 気づけば
四十 四十 四十 四十 四十 四十
四十の男さ 僕は遅めの遅れてきた ヒーロー
僕はついに 買った
夢を買ったんだ
憧れのマイホーム
憧れの特大ベッド
毎日 オーイェーイ
結局 オーイェーイ
今夜も オーイェーイ
昨夜も オーイェーイ
オーイェーイの末 気づけば 二児の父親
オーイェーイの末 気づけば 二人はアブノーマル
でもみんな大好き
オーイェーイ
僕は幸せさ。
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生きることを希望とは呼ばないんだよ
笑うことが本当じゃないんだよ
誰も本当の正しさなんか知らないんだ
だから自分の思いのままに生きなさい
それが光 それが光 あなたを照らす光
それが救い それが救い あなたを救う光
死を選んだ人を誰も責められないんだよ
夜の中 朝の中 どこを探してもない
希望が見つからないときは眠ってしまえ
起きてると余計な事を考えてしまう
それが光 それが光
あなたを照らす光
それが希望 それが希望 唯一の希望だよ
あなたが光 あなたが光 強い光放つ光
生きる光 生きる光 希望に変えてく光
この世界照らす光。
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沈む夕日を見ていた
いつものベランダで
今にも沈みそうな
夕日をただ見ていた
何か申し訳なさそうに頭を擡げたカラスが
電線の上 並んで やがて飛び立っていった
うまくいかないのさ
いろんな事がね
うまくいかないのさ
どうしていつも
こんなふうになってしまうんだろう
誰かおしえて
生きていたいと思う
でも 死ねるなら
死にたいとも思う
そんな矛盾を誰もが抱えて生きている
愛されたいと思う
出来ることならば
愛したいとも思う
手の届かないもの程 なぜか人は欲しがる
たいしてうまくもない
コンビニの出来合い弁当 日常的に摂取する合成着色料
働くだけがすべてなのか 常識だけがすべてなのか わからない僕はわからない
このまま 死ねたならどんなにいいだろう
眠ったらそのまま
死ねたなら どんなに楽なんだろう
でも明日は 生きてる限り訪れてしまう
生きているって事の
意味などわからない
意味のない時間 笑顔や涙
だけど それが何よりも意味のある事だ
会社と自宅を往復するだけの味気ない毎日 孤独は罪かい?
今日もただひとり
沈む夕日見ている
先ほどまでの 長い長いため息 のみこんだらお湯を沸かして
珈琲でも飲もうか
死のうと思った
そんな事もあった
だけどやっぱりやめたんだ まだ僕には何かが出来る
まだ僕には やりたいことがある
そんな気がしたんだ
そんな気がしたんだ。