詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつも僕は助けられてる 誰かの力で支えられている
それはまるで 椅子の背もたれのようなもんさ 座る人がいりゃ
それを支える人がそばにいるから
時にはその役目を 交代するんだな
僕は君を助けて 君は僕を助けてる
人が嫌いになる時もあるにはあるけど
時に人の優しさに涙流すこともあるさ
人は一人じゃ生きられないんだな
誰かがいてはじめて人は一人前になれる
助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう
誰かに支えられてる
そんなことに気づいたら
僕は君に何が出来ているのか 考えてしまうよ
ああ助けられているばかりです
たとえば小さなことでもいいからさ
君に何かしてあげられたらいいな
すべての人を好きになれるわけじゃない
だけどなるべくどんな人にも優しくしたい
一人じゃ出来ないこともある
誰かがそばにいることで出来ることは断然増える
ありがとうを聞くために助けたんじゃない
何ももらえなくても助けることが当たり前
ただ僕は誰かが少しでも楽が出来るよう
そこにいるだけで頼られる人になって
誰かの居場所になってあげられたらいい
今の世の中 助け合うことがあまりなくなってる
そんな世の中 誰が望んでいるでしょうか
心をなくして生きるのは悲しいだろう
だから心を胸にしっかり 落とさないように抱えて 生きていこうと思いました僕は
助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう
誰かの明日の笑顔をつくれる人になろう
そんな人になろう。
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花壇に横一列に並んだ きれいな花のように
笑顔が 部屋の中に並ぶ景色に 何を思うだろう
何気ないものさ くだらないことさ
幸せなんて 喜びなんて ちっぽけだから
だけどそれだけに尊くてうれしくて
ふとした出来事や場面に心動かされる
普段はバラバラの家族がみんなで写真を撮ろうよって
集まった時普段は比較的蔑ろにされてる父が 自慢のカメラを構えた
当たり前のような ありふれてるような
景色の中にこそ 本当の幸せは咲いている
ありきたりだね ばかばかしいよね それでも本当なんだ
ほらカメラに向かってポーズを決めてよ
「ハイチーズ」
あの頃はまだ小さかった子供たちも
ほら知らない間に独り立ちして 働いてる
時の流れは早いものですね もう
季節は新しい年へと動き出している
アルバムの中にある君たちの笑顔は
もう見れないのかな 大人びたその姿は
嬉しくもありどこか悲しくもあるんだよ 不思議だね
時が経つほどに年をとるたびにお互い少しずつ 離れてゆく
そんな気がしてね 柄にもなく涙こぼす
そんな父に母が 優しく微笑んでいたのを
僕は見ていた 僕の目にも涙が滲んでいた
たくさん迷惑かけたよね たくさん困らせたよね だけど
家族はあらゆる困難を越えて今また再び家族になるよ
喜びの歌 流れる
普段はバラバラの家族がみんなで写真を撮ろうよって
集まった時普段は比較的蔑ろにされてる父が 自慢のカメラを構えた
当たり前のような ありふれてるような
景色の中にこそ 本当の幸せは咲いている
ありきたりだね ばかばかしいよね それでも本当なんだ
ほらカメラに向かってポーズを決めてよ
「ハイチーズ」
喜びの歌 流れる。
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夕暮れの台所には お母さんの面影だけが揺れてる
ああ もういないあの人の優しい笑顔は思い出の中にしかない
ああ いつの間にか夜が来て 僕は悲しみの中だよ
心まで寒い冬 あなたを思った あなたを思った
今日もなんとか生きたよ 失敗もたくさんしたけど
今日もなんとか生きたよ 明日も生きられるかな
母の面影が 笑った気がした 気がしたんだ。
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人混みの街並みは 夕陽に照らされてる
言葉もないままに誰もが 生き急いでいるように見える
答えを教えてくれないか 本当の僕ってものがいまいちわからなくって
不意の誰かの一言に容易く己を見失う
使い勝手のいい「普通」という言葉の身勝手さに振り回され すっかり僕は周りの色に埋もれた
流行りに流されて 人混みに流されて
押し寄せるたくさんの足音の中から
たったひとりの人を見つけるのはいまの時代容易じゃないよ
雑踏の中に紛れ込む小さな泣き声に注意深く耳をすまし目を凝らせば
本当の世界がそこに見えてくる
時の流れる速さについて行けずに
この頃は流行りも知らない ジーンズのように色あせても
なんの味もない 古臭い歌のようにただ流行りがまた巡る
僕はここに居るのにどこにも居ないよ
戦争といじめを秤にかけて 同じ土俵の上で続く茶番劇の 傍観者は 自分が傷つかなければ 手をさしのべようともしない
周りに合わせないと生きられないような年頃なら
もうとっくの昔に過ぎたのに
まだ僕の中に 大人になりきれていない幼い僕が 居るようで
雑踏の中に紛れ込み 周りを見渡せば 案外自分だけじゃないと安心してしまう
僕は他の誰でもない僕をころしてる
流行りに流されて 人混みに流されて
押し寄せるたくさんの足音の中から
たったひとりの人を見つけるのはいまの時代容易じゃないよ
雑踏の中に紛れ込む小さな泣き声に注意深く耳をすまし目を凝らせば
本当の世界がそこに見えてくる
本当の自分がそこに見えてくる。
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僕は生まれて
かなしい
でも時々
うれしい
たまには
誰かを死ぬほど
憎んで 愛して
僕は生まれて
かなしい
僕は生まれて
うれしい
君はどうですか
近頃笑ってますか
今何をしてるの?
月がきれいだから
ベランダに出て
ほらお酒を飲む
隣に話し相手が
欲しいときは
君を呼ぶよ
そしてもっと
かなしいうれしいが
増えたなら
人生が楽しくなる
毎日が楽しくなる
そんな気がして
君の手をつないで
好きだなんて
言うよ 言うよ。
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日向ぼっこしてる猫は今日も
窓の外を 流れる景色を見つめてる
かわいらしい丸いその二つの瞳に
何を映してるのか 僕にも教えてよ
ラララ ラララ 世界は忙しい
ラララ ラララ 猫が思うよりもずっと
悲しい うれしい 繰り返す
世界の時計は回る そしてまた
朝は 夜になり 夜は朝になり
僕らは何かに笑う そして何かに泣くんだ
猫はただ そこに居るだけで 猫だから
猫が猫である理由がないように
僕もただ僕だってことさえ忘れて
あるがままに生きよう 生きていこう。
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やわらかな二つの腕に君は抱かれてる
君の小さな寝息がまるでそよ風のよう
そっと優しく僕の胸を撫でている
差し出した僕の指を 君の可愛らしい手が掴んだ
伝わる温もりは嘘なんかじゃないよ
ゆるやかな陽射しが差し込むこの部屋で
いくつもの物語が紡ぎ出されていく
僕は知ってる 幸せのある場所を それはここだよ
花がほころぶように笑った君の顔や
時々拗ねたように不機嫌になる君を
僕は誰より近くで見ているよ
不思議だね 守るべきものがあるだけで
強くなれるよ たくましくなれるよ
わかっていても何度でも言葉にしたくなる
愛してる 君は僕の宝物だよ
写真を撮ろう 色んな君の顔や仕草
君はカメラのほうを向いてくれない
現像した君の写真は 横向きばかりさ
悪戯な君は僕やママにいつも手を焼かせてばかり 本当に困った子だよね
ほら不器用な僕は君と一緒に大きくなってゆく
大人だって知らないこともあるよ 君は教えてくれる 大切なことを
大事な事は 何気ない日常の片隅にある
くだらないくらいの何でもない出来事
君を見てるとそんなふうに思えてくる
不思議だね 君と笑うと楽しさ二倍さ
もっと笑おう もっと泣こうじゃないか
わかりきったことだと思ってもね
言葉にしてみよう
愛してる 君は僕の宝物だよ
花がほころぶように笑った君の顔や
時々拗ねたように不機嫌になる君を
僕は誰より近くで見ているよ
不思議だね 守るべきものがあるだけで
強くなれるよ たくましくなれるよ
わかっていても何度でも言葉にしたくなる
愛してる 君は僕の宝物だよ
君は僕の 君は僕の宝物だよ。
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歌を歌うように 誰かのそばにいたいのさ
お風呂に浸かってるようにそばにいるだけで
誰かを安心させてしまう
君はまるで
いつでも私が見えるところにいてね
そう言う君に
それは無理だけど離れていても心に
寄り添うようにいつでも僕はそばにいるって
笑いました
花が咲くように まるで当たり前のように
人は生まれて 死んでゆくものなのです
最後の時はやっぱり悲しいのかな
歳をとっていつか二人が腰の曲がった
おじいちゃんやおばあちゃんになったら
いい人生でしたねって言えるように
僕は君を愛してみせるからって 言いました
ほら見上げれば プカプカと浮かぶひつじ雲 ふざけて僕がメェーって鳴いたら
君は笑った 君は笑った
多分そんな時間が
いつでも私が見えるところにいてね
そう言う君に
それは無理だけど離れていても心に
寄り添うようにいつでも僕はそばにいるって
笑いました
歳をとっていつか二人が腰の曲がった
おじいちゃんやおばあちゃんになったら
いい人生でしたねって言えるように
僕は君を愛してみせるからって 言いました。
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悲しみ傷ついた人にどんな言葉かければいいのか
見た目からでは想像もつかない傷を心の中に負った人に
僕は傷ついたあなたを救えるような力もなく
出来ることがあるならば ただそばにいて
愛してる愛してる そればかり呟くことしか出来ないんだ
言葉では伝えきれない 思いはあるから
本当に大事なことは言葉にしなくたって
そばにいて 肌と肌寄せ合って 伝わるその温もりだけで
僕らは お互いに言いたいことを伝えあえるから
黙ったまま 愛は無口で 感じあおうね
下手な嘘をついて絡まった糸が解けない
解こうとすればするほどに余計にきつく絡まる糸
素直になるのは思うよりずっと難しい
出来ることと出来ないことがあるから
出来ないときは出来ないよって 言ってごらんなさい
言葉ではなんとでも言えてしまえるから
本当に大事なことは身を持って伝えなさい
人と人が織りなしている 百年余りの物語 あとどれくらい
僕らはこんなふうにして 心通い合わせられるかな
黙ったまま 愛は無口で 本音を語るだろう
言葉では伝えきれない 思いはあるから
本当に大事なことは言葉にしなくたって
そばにいて 肌と肌寄せ合って 伝わるその温もりだけで
僕らは お互いに言いたいことを伝えあえるから
黙ったまま 愛は無口で 感じあおうね
黙ったまま 愛は無口でも伝えられる。
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ねえ 教えて お母さんの手は
何のための手なのかを
ねえ 叩けば 痛みが伝わって
あなたの心にいろんな思いを運ぶだろう
ただ それでも笑うばかりの子供の心は
海よりも広く 空よりも大きな手です
ほら僕の弱さごと包み込んでしまう程に
君の瞳に僕が映る
汚れひとつない
君の瞳は鏡のように
ありのままの僕を
映し出すだろう
僕の手は君の手よりずっと小さいね
君の手は僕の心を包み込んでしまうから。