詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜の中に 生まれた
ため息が僕には見える
そこにあってだけどどこにもないものを知ってる
何もない夜の中にも何かが生まれる
変わらない 変わらないまま進む
ただ道なりに僕らは歩を進める
当たり前のように暮らしにしがみつき
歩いているんじゃなくて運ばれていく
この夜の速度で。
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「大好きだ
愛してる」
そんな言葉を
手のひらに
乗せてそっとかみしめる
当たり前なこと
ありふれてること
今、なんとなく
心でかみ砕いたら
わかったような
気がする
愛する意味
その喜び
また愛されること
その喜び
言葉にしよう
一度はのみこんだ
その思いを
散らかる気持ちを
心のままに
あるがまま
裸の僕を捧げる
歌よ 真となるがいい。
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生まれて来る子供たちはみんな光の種
それぞれ個性がある
それは当たり前なことだけれどステキなこと
素晴らしい 素晴らしい未来がきっとあなたに待っているだろう
ラララ 光をまとって 歩いて行こう
君こそが夢 君こそが未来 今花を咲かせて
今花を咲かせて。
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どんな悲しみもいつかは 雨と同じで
嘘みたいに 晴れ渡る空が見えるから
涙降り止む その時を待っていよう
今はその悲しみと上手に付き合ってゆこう
パラパラパッパって歌えば ほらね
不思議と心が 楽しくなるだろう
雨が 奏でる 悲しい 嬉しい メロディ
泣かないで 僕の太陽 君の涙は僕の見てる世界も濡らすよ
だから笑っておくれ
僕がそばにいるから
僕がそばにいるから。
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ありきたりな
風景の中
目を凝らせば
見える
その奥の涙
その向こうにある笑顔
戦争もくだらない
いじめもくだらない
大切に気づいたら
当たり前を一つ一つ
確かめていこう
何かがゆがんだまま
野放しにされてる
悲しい世界で
生きる僕らの
涙に歌おう
神様もいないのなら
僕らは明日を育てる人になる
ありきたりなことでいいから
今やれることを
少しずつ
やってみよう。
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当たり前なことが
時々 悲しくて
うれしくなるんだ
聞こえてるもの
見えているもの
そのすべてが
輝いてる
空は大概いつも
青いのに
歩き疲れた夕暮れは
赤く染まるね
それさえ当たり前
だけれど不思議
そんなことが
いつも幸せで
いつも切なくて
言葉に困るのさ
今の心を
言葉に出来なくて
僕はただ
そこにある
青や赤に染まる
僕はただ
側にある
人のぬくもりに
寄りかかる。
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おまえは落ちてる
吸い殻や空き缶と
何ら変わりない
そんなことを言う
親に心はありますか血の通わない言葉は
ただ人を傷つけるだけさ
たったひとつの命を携えて
たったひとつの世界で 物語を書き進めてゆくように生きる
僕らは時計のよう
それぞれが
定められた時の中で
生きている
カチカチと進め
命の終わりまで
てくてくと歩け
命かがやかせて
自分の命は自分自身で生きてると謳え。
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僕らは誰一人
選べない運命を
背負って
生まれて来たんだね
虐待する親のもとに生まれた子や
戦争が続く国に生まれた子供は
逆らえない運命に導かれて生まれたんだろう
だけどねそれをかわいそうだと言っても
きっとその子供たちは笑顔にはならないだろう
だからせめて 生まれてきたことを
周りが 間違いじゃなかったんだと
抱きしめてあげることが大事なんだ
いくつもの いくつもの窓に映る
人の暮らしの中 そっとのぞき込めばほら
知らなかった 悲しい今が揺れてるだろう
安易にその景色を 非難しても
何一つ変わらないからね やっぱりその窓を見てる僕らが
出来ることを することが一番大切なんだ。
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僕らはそっと繋いでた手を離して
画面の端に消えてく
つまらないラブストーリーの登場人物さ
木の葉の雨の降る
並木道を歩けば
少し肌寒い秋風が頬をくすぐるだろう
互いの見えない暮らしの向こう側
君は幸せにやってるだろうか
ため息ばかりが心の窓ガラス曇らせる
イチョウ色鮮やかに 染まる季節なのに
僕らの恋は 色あせてくばかりで悲しい
たとえばもっと優しい言葉知っていたら
僕らはもう少し この手を繋いでいられたのかな
秋風が さらった木の葉 偶然が連れてきたつかの間のロマンス
僕らはずっと見つめているんだ
何も映ってない画面を
他人のふりで泣いたりしている
映画館までの道のりを埋め尽くしてる
木の葉の絨毯 もうすぐ冬が来るね
そしたらこの手はかじかんでしまうよ
手袋やコートで寒さ凌いでも
心だけは着込むことは出来ないね
子供でさえも謝ることを知ってるのに
大人の僕らはつまらない意地を張ってる
会えない日々を編み物のように紡いで
募ってく寂しさを全部さらけ出してしまえたら
ふゅるり 木枯らしが空気をふるわせる 僕は独りぼっちさ
イチョウ色鮮やかに 染まる季節なのに
僕らの恋は 色あせてくばかりで悲しい
たとえばもっと優しい言葉知っていたら
僕らはもう少し この手を繋いでいられたのかな
秋風が さらった木の葉 偶然が連れてきたつかの間のロマンス。
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ただ一面 青く染まった空が ひまわり畑の上に 果てしなく広がっている
夏を待っていました
暑さを知らない少年が
あぜ道を駈けてゆく
真っ黒に焼けた肌と
白く残ったシャツのあと
駆け抜けた日々絵日記の中に閉じ込めた少年の夏
虫取り網を手に 麦わら帽子の君が あなたの胸の中にもいるさ
思い出してごらん
瞼閉じたら 誰の胸の中にもそんな少年がいるから
忘れていた 多忙な日々に隠れて 見えなかったいつかの青い空
夕焼け空と蝉しぐれ
麦茶の氷が鳴る どこかに置き忘れた時間
溶けてしまいそうな程暑くて長い夏の坂道
過ぎてしまえばまるで夢の中の出来事のような夏は幻
自転車に乗って 走り抜けて行く在りし日の君があなたに微笑みかけている
窓を開け鳴り止まぬ 蝉しぐれの彼方に浮かぶそんな夏の思い出
夏の思い出。