詩人:どるとる | [投票][編集] |
孤独だと気づいたら
小さな 誰かの慰めが大きく見えました
孤独だと気づいたら
当たり前な誰かのぬくもりに気づきました
一人になってはじめて気づくことがある
一人じゃないということに気づいたんだ
孤独だと気づいたら
それは間違えで
本当は誰よりも
僕は誰かに支えられていつも助けられて
孤独なんかじゃないんだと気づきました
ほら僕を呼ぶ声の先
大切な人たちがいる
孤独だと気づいたら
あなたの 存在が 痛いほどありがたい
孤独だと気づいたら
人はけして本当の孤独にはなれないと気づきました
必ずそばで 誰かしら 僕に気づいてくれるから。
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靴を履くけど
履く人がいなければ
靴はある意味がない
靴を履く人がいても
靴がなければ 靴を履くことは出来ない
靴があって 靴を履く人がいて はじめてそこに靴を履いた人がいる
だから必要のない人なんか誰ひとりいない。
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血の通った
優しさが
床に散らばった朝
君のだめなところを
精一杯叱りつける
誰かの愛の一発が
君をたたきます
「生まれなきゃ良かった」なんて言うんじゃない
あなたは少なくとも私にとっては何よりの宝物なんだから
涙が ビー玉のように ころころ転がって
心の琴線をふるわせた ふるわせた
もう昨日のことは
忘れてもいいのよ
過ぎたことは昔話
あしたになれば
誰もがみんな
忙しそうに
今日を生きる
「生まれて良かった」の数が増えるように
私は私の出来ることを あなたにしたいと思うからね
涙がビー玉のようにころころこぼれて
言葉にならない気持ちが僕を包みました
ああ あなたのその優しさや絶え間ない 愛に僕は何度も大切なことに気づかされるの
涙が ビー玉のように ころころ転がって
心の琴線をふるわせた ふるわせた
「生まれて良かった」って思うのは あなたに出会えたときからずっと感じていたことさ
ありがとう 愛してる 世界でただひとりの僕のお母さん。
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行き場のない
悲しみや痛みは
一体誰が拭ってくれるんだ
ポタリ ポタリ 雨が頬に伝う夜には
どんな慰めも聞こえない
さよならの涙が 溢れるだけさ。
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夜の中 朝の中 生まれる寂しさに添う
生きている 痛みや辛さに 寄り添うように
僕はあなたのために生きれるならば
ただの椅子の背もたれでもいい
あなたの中 僕の中 生まれる 寂しさは
同じだ 重なってる それは同じ時間を
生きる証
血の巡ったぬくもりだけが伝わるなら
僕は あなたの吸い込む空気でもいい
僕はあなたのために生きれるならば
あなたの靴でもいい
そんな想いだけがはみ出したまま
夜の中 朝の中に生まれる 恋のため息
おはようと交わすたびに 君が遠くなる
それでもその言葉を交わす時間だけでも
あなたの視線を独り占めしてるようで
なんだか幸せになれるんだ 不思議だね。
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耳を塞いでごらん目を閉じてごらん
聞こえないものや見えないものが
聞こえるよ見えるよ
心で見つめたら目や耳じゃわからないものがわかるんだ
何かが違って 見えるよ
何かが違って 聞こえるよ
子供の目の中に たぎる 声にならない叫び
それは 小さなささやき声 心が発するさえずり
夕暮れ色に染まる赤い街並み
普段は見せない街の横顔が
なんとなく浮かんでる
歩道橋の上にのぼって沈む夕日を僕は見ていた
今日あったこと 教えてよ
何が変わるわけでもないけれど
絶え間なくあふれる人ごみの中 佇めば
誰ひとり人に気を配る人などいないだろ
自分に精一杯で 人の痛みや悲しみに気づく隙さえないんだね
悲しい風景さ 心のないこの街は
だから少しだけ 足を止めて僕も周りの音や風の流れに心を研ぎ澄ませてみる
子供の目の中に たぎる 声にならない叫び
それは 小さなささやき声 心が発するさえずり
誰かの助けを必要としている あなたの為
何かが出来るなら こんな僕にも意味がある
大丈夫ですか?の一言に救われるときもある
それは心に差す陽射し あたたかなさえずり。
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誰かがいつか
歩いたこの道を
僕も歩く
数えきれない
思い出とか
記憶の上に
僕の足跡をつける
スナフキンのようさ
旅人が 歩いた
この道の上
僕のメロディで埋め尽くせば また
時代が変わるだろう
僕は僕の歌声で
君は君の歌声で
その日その場所
その景色を染める
いくつもの人が
いくつもの歴史が
折り重なってる場所
もういない人と
音を合わせるハーモニー
僕は一人じゃないよ
いつでも誰かと一緒さ。
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季節は独りぼっちだ
さすらうものだ
居場所なんかない
窓の外に吹く風のように
そこにあるだけで
どこにもないものさ
通り過ぎてくもの
見えない悲しみや
旅人の頬に伝う涙
それを笑えるかい
僕は季節のように
時を旅する旅人
ゆこう 風の吹くまま
自由を鞄に詰めて
何ひとつわからない
わからないけど
それもまたいい
空の財布を手にしても
入れ物があっても
中身がなければ
意味はないんだよ
意味がありそうで
生きていることも
本当は無意味だよ
僕は季節のように
少し居座るだけで
ずっとここにいない
僕は旅人だからね
枯れ葉踏みしめ
クシャリと音を立てると街並みは焦げ茶色
少し切ないね
襟をたてようか
寒くないように
僕は季節のように
時を旅する旅人
ゆこう 風の吹くまま
自由を鞄に詰めて
僕は季節のように
少し居座るだけで
ずっとここにいない
僕は旅人だからね
誰も旅人だからね
季節の旅人だからね。