詩人:どるとる | [投票][編集] |
そこに立つ者は いつだって何かを目指す
探求者だって遠い昔誰かが教えてくれた
爪先で踏ん張ってまだまだ負けない
その時が来たら 迷わずスタートを切るよ
きっと勝ち負けじゃないんだ
頑張ったって 証が欲しいだけだ
頑張った結果がそのまま形になるだけ
金色に輝くメダルが胸にきらめいてる
終わらない この勝負の行方を 左右する
小さな努力や頑張り 血のにじむような
誰もが頑張ってるのに誰もが行ける訳じゃない
ステージに立つ為の可能性は広い
等賞台に 立つ君は涙をこらえてる
歓声の中に見つけた君の居場所
スタートラインからここまで来たけど
けっしてゴールを迎えた訳じゃない
メダリストのメダルの数だけドラマがある
手にしたメダルは あなたにとって
通過点に過ぎない
走り続けて
次のステージへ
たとえばゴールをスタートラインにして
きっと勝ち負けじゃないんだ
頑張ったって 証が欲しいだけだ
頑張った結果がそのまま形になるだけ
金色に輝くメダルが胸にきらめいてる。
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散々嫌な思いもしてまだ捨てられない
思いに今も悩まされているうら若き人
夜明け前の街並みは静まり返ってる
静寂が耳に痛いとはこういうことかな
原付バイクで飛ばす景色 朝焼けが 染めてく空
誰にも大切なものが
一人にひとつはあって
それが何であれ大切なものなら
失うことのないように
守って ちゃんと愛して
昨日と変わらない眼差しで 見つめて
時計が刻む君と僕の異なる時間
勿論名前も知らない人の時間も
刻んでいく 長短はあるけれど
不確かな世界で唯一確かに
目を閉じると周りの音が鮮やかになる
心音が生きてることを伝えてる
誰にでも ゆずれないものがあるはずだ
それが人でも物でも価値は同じだ
消えないように そばにいて
たまに僕の間違いを叱って
誉めることがあるなら誉めてよ
そして いつか
道は行き止まりに
たどり着いてしまう
別れは 避けられない
今は健在の大切な人も
一人一人
僕より先に消えてくから
その覚悟を 持っておこう
悲しみに 負けないように
昨日と同じ夜明けが 朝を連れてくる
相変わらず不味い珈琲に苦笑いする
誰にも大切なものが
一人にひとつはあって
それが何であれ大切なものなら
失うことのないように
守って ちゃんと愛して
昨日と変わらない眼差しで 見つめて。
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混雑した 人混みを縫うように歩いて
少しの強がりと弱音を抱いた
宛もないまま 町外れまで行こうか
二人の手が描くいびつな蝶々結び
歩道橋の真ん中まで来たら
打ち明けようこの気持ちを
言葉が見つからないときは
思ったまま伝えればそれでいい
君がもしもうなずいてくれたなら
今まで君を思った僕の気持ちは報われる
私もよと あなたは抱きしめてきた
そのぬくもりは太陽みたいだった
告白は歩道橋の真ん中で
離ればなれの君と僕を つないだ
今にも泣きそうな顔で君は
なぜかありがとうって笑った
どんな言葉よりもきっと伝わる
形のない見えないぬくもり
伝わったよと言いたいけれど
ごめん僕も涙で目の前が見えない
永遠を 紡いでく
二人の物語は
そこから始まった
時計が動き出すよ
二人のために
歩道橋の真ん中まで来たら
打ち明けようこの気持ちを
言葉が見つからないときは
思ったまま伝えればそれでいい
君がもしもうなずいてくれたなら
今まで君を思った僕の気持ちは報われる
痛みは 次第にやわらかな毛布みたいな優しさに変わってく。
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君がいなくなって三度目の春を迎えました
最後の日、君が笑ってたことがせめてもの救いだ
僕らには語り尽くせない思い出がある
いつかこんな日が来るとは思わずに
つないだ手はきつく絡まってほどけない
どんなことがあっても離さないようにと
重ねた二人の足跡がだんだん離れてくのを 僕は気づいてた
でもそれに気づいたことがバレないように笑ってみせた
もう取り返しがつかなくなってからやっと気づいた
君の存在がどれだけ僕の人生に影響を与えていたことに
桜の花に埋もれた道を君と歩く日曜日
歩幅を気にしながら途切れぬよう会話をつなぐ
あの頃の僕らには恋が何より大切で
いくら時間があっても足りなかったよ
ぬくもりに抗うことができずに
大の男が簡単に丸め込まれてく
今の僕らが出会った日の僕らを追い越せないのは
今の僕らにはもう手にすることができない気持ちを
あの頃の僕らは何の苦労もなく手にしていたから
それはありふれているはずの誰かを愛する ひた向きな気持ち
桜よまだ散らないで 蕾のままの思いが
冬の寒さに凍えて
まだそのまぶたを
固く閉ざしているから
重ねた二人の足跡がだんだん離れてくのを 僕は気づいてた
でもそれに気づいたことがバレないように笑ってみせた
もう取り返しがつかなくなってからやっと気づいた
君の存在がどれだけ僕の人生に影響を与えていたことに。
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ゆるやかな坂道を 自転車で下ってく
スピードはそれほど出す必要はないよ
いくつかの出会いと別れをしてきた
忘れてる気持ちの名前を思い出す
ラジオから溢れ出す虹色のナンバー
モノクロの僕の世界を一夜で染めた
変えたよ
世界の終わりと世界の始まりがいっぺんに来たよ
悲しいことも嬉しいことも混ぜ合わせた世界だ
笑うべきか 泣くべきか 考えていたら塵あくた
雨上がりの午後に 虹になって涙をかっさらった
今一番
言いたいことが
言葉になって
僕の真上に落ちた。
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気づけば日は短くなっている
暦はまだ寒がるには早いのに
手を伸ばせば届きそうな距離に
新しい季節は目と鼻の先
先を急ぐ旅でもないのに
どうして僕は急かされているんだろう
そこにある悲しみに
そこにある喜びに
泣いたり笑ったりたまに 憤る
誰かに愛されている そして誰かを愛している
そんなありふれた日々が
ただどこまでも続いてく
明日も 変わらず君の隣で
僕は 笑っているのだろう
君と手を繋いで歩くには
ちょうどいい距離の道を歩く
くだらない話なんかしながら
まだ知らない君を探している
マニキュアを塗った爪先が見えてる
似合ってるね たまにはお世辞も言うよ
雨の日も 晴れの日も 君と一緒なら
それなりに楽しい日になるだろう
猫に餌をやったり 空を見上げたり
ギターを弾いたり 下手くそな口笛吹いたり
離ればなれの夜も君と僕をつないでる
どんなときでも消えない思いが
赤い糸なんて さらさら信じてない
でもね運命ってものが時々
僕をからかうんだよ
だから、照れながら からかわれてみるのもいいな
そこにある悲しみに
そこにある喜びに
泣いたり笑ったりたまに 憤る
誰かに愛されている そして誰かを愛している
そんなありふれた日々が
ただどこまでも続いてく
明日も 変わらず君の隣で
僕は 笑っているのだろう
そして君は僕を 僕は君を思うのだろう。
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どこかでいつしか聞いたような
でも、はじめましての物語
未完まではまだ終わらなさそうな
世界の中で君は生きている
笑って 泣いてまた明日
なんて繰り返すだけの
拙い毎日が あと何万回続くのだろう
油断すれば消えそうな 思いをあわてて思い出している
それは大切なようでいてでもどこかありふれた感情です
いくつかの曲がり角を迎えて
もう既に一秒を失っている
回り巡るすべての歯車に
意味や理由があると思うな
ホップステップジャンプ
ついでに 軽い目眩に襲われる
雨上がりの午後の街に差す陽射し
水溜まりを飛び越えた少し遠い未来に行きたいな
生まれ持った気持ちでお互いの醜さを笑うんだ
デジャブのように
思い出す誰それの
涙とか笑顔とか
眠れない夜とか
屯したコンビニとか
昨日の苦笑いとか
すべてが今さら
輝いて見えるんだ
油断すれば消えそうな 思いをあわてて思い出している
それは大切なようでいてでもどこかありふれた感情です
僕は回る
その感情の輪郭を
なぞるように
ループする
世界と歩くんだ
「その先の世界」を知りたくて。
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優先席付近では お年寄りや
そんな文句で 譲る気にはならないな
正しさが支配する世の中みたいで
人の悪意にブレーキかけるのは
お金だったりするんだよ
汚い大人の手垢でよごれた街に
不似合いなきれいな夕日が燃えてる
優先席に座るのはいつでも
年行かない若者
つり革につかまるお年寄り
腰を痛そうにしてる
若者は下らない話をして
譲る気さえない
めずらしくもない光景だ
慣れてしまった僕がいた。
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夜は黙って 空を見上げる
何が悲しかったのか
星を数えてるうちに忘れた
窓の外に広がる 知らない街並みが
なぜか とても懐かしく思えたら
夜はいつも僕を無口にする
言葉にしたとたんに悲しみは
悲しみになってしまうから
言葉になんかしてあげないんだよ
話題作の映画の 出来の悪さや
隣の猫の 鳴き声
路地裏のセンチメンタル
目を閉じて 出来上がるプラネタリウム
そこには僕という星はなかった
夜はいつも僕をおいて行く
夜明けまではまだ遠いから
船を漕ぐような無意識と意識の間
ただよう海月になって夢を見る
明日の予定もない
風が吹くように
気ままに笑えれば
それが何より
夜はいつも僕を無口にする
言葉にしたとたんに悲しみは
悲しみになってしまうから
言葉になんかしてあげないんだよ。
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公園通りに描かれた景色は
何を語るだろう
読みとくことが出来たなら
ただ 行ったり来たりするだけの毎日
正直宛もない うまくいかないことばかりだ
人は いつも 目の前にある今じゃなくて
理想としてる世界を描いている
もしもの未来では
僕は きっとこんなに惨めじゃないと
ため息の数を 数えてみては
またため息が増えるな
財布の中は空っぽです
見上げた空に流れ星 夜空を横切る
願い事はどうせ叶わないからしないよ
人はいつも ばかみたいに高望みする
できないくせして 理想だけは高いんだ
もしもの未来では
僕は きっと 悩みなんかひとつもないよ
涙を しまう
引き出しの中へ
だけどあふれた
分の昨日の涙が
君を溺れさせる
逃げることはできない
痛みは生きることの主作用だ
人は いつも 目の前にある今じゃなくて
理想としてる世界を描いている
もしもの未来では
僕は きっとこんなに惨めじゃないと。