詩人:どるとる | [投票][編集] |
麻薬のない世界
戦争のない世界
いじめのない世界
そんなあしたは
いつか来るかな
来るといいな
生きていることを
心からうれしいと
誰もが思える世界
そんな未来は
いつか見えるかな
見えるといいな
そう遠くない未来で
僕らは 幸せに
暮らしてる
今と何ら変わらない世界でみんなが
手をつないで笑ってる
すこしだけ 青空が見えた
そんなちいさな 喜びが世界を変える
変えていく
僕らは 行こう
そんな未来まであと何歩
僕らは 行こう
そんな未来まであと何年
そう遠くない未来さ。
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嘘をついたら
真っ黒く染まる
素直になれたら
真っ白く染まる
今日は何色に
染まるでしょうか
僕の心の色
心のまま 生きるままに染まる
生きるままに染まる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日、誰かを憎んでしまった
そのぶんだけ僕は誰かを傷つけた
明日は傷つけた人の数だけ
誰かの支えや助けになってゆこう
たとえば今日が
雨降りでも
明日にはきっと
太陽が見えるよ
明日僕は今日より
もっと笑おう
明日僕は今日より
ずっと笑おう
誰かとこの喜びを
分かち合おう
誰かとこの悲しみを
慰め合おう
共に生きる喜び
そして悲しみ
同じ大地に生まれ
同じ命を持つ
僕らは生きる
明日世界は今日より
平和になるだろう
明日世界は今日より
優しくなるだろう
そして君も
笑っているだろう
だから今日は
雨に濡れても
笑っていられる
明日を信じているから。
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猫が 鳴いている
夕暮れ時の街
今日も疲れ果てて
ため息混じりの
帰り道
1日がこんなに長いなんて 猫の額のようだ
君の鳴き声に
いつも僕は
励まされるよ
悲しいことがあってもそれを笑い飛ばすような君の鳴き声が
今日の僕に勇気をくれる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
蝉しぐれの中に
夏を見つける
道の脇に咲く
あじさいに夏を見つける
シャツににじんだ汗と
打ち上げられる花火の音や
祭り囃子に夏を見つける
僕はひとり 夏を探しに 自転車を転がす
街のいたるところに
夏がいます ほらまた
見つけた そこにもそこにもあそこにも
夏はいます 君のそばに僕のそばに
夏を見つけた人の中に 夏はいるから
暑い 暑いと 言っている あなたは夏を知っているでしょう
風鈴揺れて すだれも揺れて ふと気づくと何気ない瞬間に
夏を見つける
夏を見つける。
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詩を書くと なぜか
心が少し 育つ
詩を読むと どこか
前に進めるような
私の世界が広がると
あなたの世界も広がる
あなたの世界が広がると
私の世界も広がる
詩を通して 僕は詩を知り、詩に学ぶ
詩を書くまえに
僕は詩を考える
詩が生まれると
道が開ける
そして気づける
私の中の私に。
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支え合うのが人ならば
棒きれ二本が繋がっているだけの人という字は
たまにすれ違うのもまた人だと思う
背中を向けて お互いがお互いに体重を預け合う
そんな姿だけが人ではなく
時には知らんふりをして 己を考えることもまた人だ。