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[4782] 愛に出会うため
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かが流した涙が 傷跡にしみて優しさ伝える

人のぬくもりだけで 全部わかってしまう

そこにあるものをどれだけ信じられるかな
愛をいくら叫んでも
届かない時もあるよ

それでも 愛してる大好きだと 言葉にするんだよ

すぐそばにあるはずの愛に出会うため

愛に出会うため。

2013/03/11 (Mon)

[4781] 心から
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時々人の弱さをかいま見る 人が同じ人を傷つける そんな場面に
時々人の優しさに教えられる 人が同じ人を助ける そんな場面に
心から 人でありたいと願えば 願うほどに
遠ざかる 人の心 僕も弱い人だ 言い訳ばかりしては逃げてる
すぐ近くにいるあなた一人 幸せに出来ないなんて あまりに
悲しいじゃないか
だから僕は 頭空っぽでも心はちゃんとしていたいと思うんだ

たとえば 小さなこと あなたのためになること それから探すとしましょう
時々人の振りを見て自分の愚かさを見る そんな僕がいる
時々人の心の温かさに 人も捨てたもんじゃないと気づく
心だけは 持っていたいと その意味を考えて
頬杖ついて 見上げた空には 白い雲がただ浮かぶだけでいつの間にか夢の中なのさ
すぐ近くにある人を幸せにできる こんな僕にも出来ることがあるじゃないか
だから僕は なにがだめでも 心だけはいつも携えていたい
たとえば 簡単なこと でも忘れがちなこと 誰かのためになること ゆっくり考えていきましょう
たとえば 小さなこと あなたのためになること それから探すとしましょう
すなわち 人の心に学ぶ 良い悪いの定義
難しいことは抜きで ただ空に浮かぶ雲のように

あって当たり前というくらいにね 心はあるものだと僕は心から思っている

僕は心から思っている。

2013/03/11 (Mon)

[4780] 夜に添う
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悲しみの中にも
光は見える
喜びの中でも
影はつきまとう

やまない雨に
濡れている
明けない夜を
知っている

書物や偉人が
書き残した
言葉に偽りあり

その涙の向こうには
その笑顔の裏側には
壮絶な物語がある

それを誰も知らないままに 今日も君をたやすく貶す

だからせめて そのさみしさに僕は 寄り添おうと微力ながらも 考える

開けっ放しの窓の外
吹き荒れる春の嵐と芽吹きはじめる桜の蕾

君の痛みを残したままで 朝はしずかに明ける

取り残された思いは何処に

夜に添うのは 果てのないうずきと 乾くことのない涙と傷のあと。

2013/03/10 (Sun)

[4779] ひぐらし
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そんな事はないよ 君は生きているよ
ちゃんと笑っているよ 悲しみの中でも

ひぐらしが鳴いているようなものさ
なんの心配もないよ ただ季節が移ろうだけだ

君を認めてくれる
人がもしもそばにいないなら この僕が君を認めてあげよう

生きていることを心から 喜べるように
見上げた空の青さがちゃんと見えるように

君の心に添う

そんな事もあるよ 一人じゃないよ
「みんな同じ」そんな言葉に振り回されて

鉛筆削るようなものさ
少しずつ そのさみしさも役目を果たし 気づけば涙も乾いてる

君を慰めてくれる人がもしも近くにいないなら この僕が君を慰めたいもんだ

生まれたことを少しでも 幸せに思えるように
息を吸い込み再び吐き出す そこにつきまとう苦しさに歌うよ

ひぐらしが鳴いているよ 笑いたければ笑わせておけ

君には関係ないことだ
どこにいても同じだよ 世界は以外と狭いよ

だから君は少しでも 安心できる場所で
今日も大好きな人のそば 苦しいながらも笑うんだ

そんな君を思う。

2013/03/10 (Sun)

[4778] お父さんの背中
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お父さんの背中は今日も 何も言わないけど
たくさんのことを教えてくれている
家族のために頑張るその姿はなんてかっこいいんだろう
汗をかいて 涙も見せず働いている
それはただ我が子のため愛する妻のため
少しずつ 丸みを帯びてく お父さんの背中
白髪混じりの お父さんの髪の毛を見て
歳をとったねとお酒酌み交わし 話す夜
お父さんの背中はあの頃より小さく見えた
だけれど変わらない大きな大きな 背中さ
ほら 家族を今でも優しく力強く守ってる
お父さんの口癖は成せば成る
根拠はないのに なぜか勇気づけられる
どこか荒っぽくて鼾もうるさいけどそのいい加減さがまたいい
たまにお酒に身をまかせ 俺も辛いと泣く姿 そっと見ていたよ
今度は僕が その背中を追い抜く番だ
この頃歳をとり弱気な父の背中を見て言えることを探す僕に幸せになれと父が言う
お父さんの背中はあの頃とはだいぶ違うけど
あの頃にはない年期の入った素敵な背中さ
ほら家族を今でも温かく穏やかに背負ってる
少しずつ 丸みを帯びてく お父さんの背中
白髪混じりの お父さんの髪の毛を見て
歳をとったねとお酒酌み交わし 話す夜
お父さんの背中はあの頃より小さく見えた
だけれど変わらない大きな大きな 背中さ
ほら 家族を今でも優しく力強く守ってる
そんなお父さんの背中があるよ
その背中には どんな明日が映っているのだろう
ありがとう ありがとう 尽きない感謝を伝えたい
愛してる 愛してる 少し恥ずかしいけど届けたい。

2013/03/10 (Sun)

[4777] 人の手
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その手はなんのためにあるのですか?
この手で何をつかむことが出来るのかな
五本ずつ両手に生えた指で 器用にものをつかんで
時には誰かのために役に立つよ
持てるものは決まってて あまり重たいものは持てず
ひとりの手だけじゃ出来ることは少ない
でも誰かの手を合わせれば ほらね色んなことが出来るんだ
君の手が誰かの手を包むとき 生まれるぬくもりがある

たとえば誰かを愛したとき 痛みと共に絶え間ない喜びが
君のその手を伝って 心に幸せをはこぶよ
手ひとつだけで 色んなことが わかるよ
ふしぎなふしぎなものさ
僕に出来ることがもしもあるのなら
君の役に立ちたいな
だから差し出す 手だよ
人の手は自分のためにあるけれどそのほかの仕事があるとするなら誰かの役に立つためにあると思うんだ

だから今日も明日も僕の手は誰かのために汚れるし傷つく
だけれどその汚れや傷の数だけ
誰かが 笑えたならば 僕は幸せきっと幸せさ
誰かにその手はなんのためにあるの?
そう聞かれたら僕はこう言うだろう
君や僕やみんなのためにあるのさと
だから君も差し出しなさい
誰かの役に立つため
誰かの心つかむため。

2013/03/10 (Sun)

[4776] 心が向かうは
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雲が向かう場所
青空に浮かぶ白

思い出す 春の日
穏やかな朝

子供たちの笑い声
誰かのあくびの音
心が休まる

天気予報は晴れを告げ
誰かの死のあとの静かな街並みに
じんわりとじんわりと広がる星の夜

長い通夜の席に着いて僕は 一人、泣いたんだ 誰かを思って

心が向かうは ただ一面真っ白な 音のない場所
そこで僕は 暮らしを続けるのだろう
悲しみのない 明日などないなんて思っていたわけじゃない
だけど僕は 溢れ出す涙を止めるすべをしらない

だからまだ少し悲しくて日々は雨降り

傘をくれるあなたが
無理しないでとほほえむよ

歩き出す時、僕は昨日より強くなる

心が向かうは ただ悲しいだけの場所じゃない

悲しみを越えて
笑う かがやく明日です

あなたのいない
悲しみは忘れられなくても

晴れた明日です。

2013/03/10 (Sun)

[4775] お母さんのいない日
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お母さんがもしも居なくなったら 僕はどうなってしまうんだろう
大人なのにね お母さんが居ない 僕の毎日は悲しく悲しく見えるよ
病気を抱えたお母さんのことかける言葉もないままに
命には別状のないと聞いたとき 涙がこぼれたんだ
僕の大事な大事なお母さん
この世界にただひとりのお母さん
ありがとう 愛してる まだまだ 困らせたい
まだまだ 手を煩わせたい
あなたがいなければ僕など まだまだ 大人にはなれないのさ
だってあなたが居なくなったことイメージしたら 景色が滲むから
お母さんが台所に立つ姿がいつしか ひとり暮らしをし始めて
見なくなったから 今頃何をしてるのかなとか考える
たくさんの思い出が僕にはありすぎてさ
あなたとサヨナラすることなんて考えられないよ
僕を生んでくれたお母さん
僕がお母さんと呼べる唯一の人
ごめんなさい 困らせて 苦労ばかりかけたこと
これからも一緒にいたい
そんなこと言ったら冗談じゃないって笑われるんだろうね
だけれどお母さん
心の中じゃ感謝してもしきれないほどなんだ
僕の大事な大事なお母さん
この世界にただひとりのお母さん
ありがとう 愛してる まだまだ 困らせたい
まだまだ 手を煩わせたい

あなたがいなければ僕など まだまだ 大人にはなれないのさ
だってあなたが居なくなったことイメージしたら 景色が滲むから
お母さんのいない世界には 僕がもうお母さんと呼ぶ人のいない
悲しさがあるのだろう
だけれど僕がお母さんと呼べなくなった日こそ 僕が大人になる日なんだと
お母さんは言うよ
だからせめてあなたがいる今だからこそ
出来ることをするよ

あと少しだけあなたをお母さんと呼ぶよ
あなたを思いながら
あなただけを思いながら。

2013/03/09 (Sat)

[4774] 白い時間
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僕がいつかおじいちゃんになって
君がおばあちゃんになっても
僕は若いときと何も変わらない
眼差しで君を見つめるよ
シワだらけになったこの両手で
君と残された時間をゆっくり歩きたい
白髪の数を数えては
またひとつ二人はお互いに歳をとったねと
悲しいことも嬉しいことのように笑いあうんだ

あたたかな日だまりに包まれて 僕らは肩を寄せ合い
寒い日にはこたつに入って
あたたかい日には散歩をしてそれから
白い白い時間の中にひとつの幸せを二人で分け合うんだ
カレンダーの中に並んだ数字さえ
二人は気にしない
気にしないで ただその日暮らしで 生きるんだ
僕が先に空に昇ってもね
君が先に空に昇っても
残されたどちらかが先に逝った人の分まで生きようね
誓いあうよ 思い出がどんなに美しくても
大切な思い出まで涙で滲まないように
階段の上り下りも辛い
歳をとることはいいことばかりじゃないけれど
それさえ笑い話にして無理しなくても出来ることをするよ
何十年前のこともつい昨日のことのようさ 時間に取り残されて
今日を生きたら 明日もまた生きる
ゆっくり のんびり歩こう どうせ急ぐ旅じゃない

白い白い時間の中にひとつの幸せを二人で分け合うんだ
カレンダーの中に並んだ数字さえ
二人は気にしない
気にしないで ただその日暮らしで 生きるんだ。

2013/03/09 (Sat)

[4773] 何度でも
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僕はこんなふうに人を憎んでみては
時に与えられる優しさやぬくもりに気づく

何度でも 何度でも
寄せては返す日々の中で
何度でも 何度でも
僕は 人の中に光と影を見る

暮らしても暮らしても続かない
誰かのために笑うことや 何かのための犠牲をはらうこと

何度でも 何度でも
暮れては明ける繰り返し
何度でも 何度でも
僕は人の中の光と影に

何度でも迷わされて 何度でも悩まされて
生きていくんです。

2013/03/02 (Sat)
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