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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4772] シーソー
詩人:どるとる [投票][編集]


いつも側にいてくれる 黙ったまま
そのぬくもりを分けてくれる

いつも支えられている 知らず知らず
気づいているようなそうじゃないような
そっけない僕を残して
季節は幾度も巡り
僕は歳を重ねて

少し何かが変わって
少しどこか 大人びた

シーソーのようにね
誰かが いなければ
ひとりじゃ出来ない
うまく さびしさを消化できない

だから、側にいてほしいんだ 誰かと一緒にいるなら君がいいんだ たまにはすれ違うこともあるだろう

そのたびにシーソーは傾くよ だけど
多分死ぬまで 二人はおりないだろう

下がったり上がったりするシーソーのような日々を僕らは暮らす

真面目に生きてるのに 傷だらけになるほど 不器用な僕だけど
明日もまたよろしくね 愛する人よ
今日もその名を呼んで この人が僕の全てだということ噛みしめてるよ

たまに落ち込んで 沈んでるまなざし
一人でなんでも抱え込む君がいる

いつも助けられている 今までも多分これからも
なんでだか 笑うことや泣くことひとつにしても誰かと一緒なら楽しいこともある

愛されることの喜びや愛することの大切さを知ったよ

シーソーのようにね
心もぐらついて
何かあるたび揺れる
誰かの重さを感じてる 君を近く感じる

だから側にいてほしいんだ 一人じゃ片づけられない色々を 君の力を借りて

明日もまたよろしくね 愛する人よ
今日もその名を呼んで この人が僕の全てだということ噛みしめてるよ

いつまでもいつまでも 愛する人よ
今日も僕の名前呼んで この人が私の全てだといわんばかりに抱きしめてくれる

多分、年老いても
このまま二人は
少し色あせたひとつのシーソーに跨りながら 見つめ合って
残り少ない時間を生きるよ

愛し愛されている それだけ
それだけのことが今日もとびきり嬉しい

そんな僕らがいる
そんな愛がここにある。

2013/03/01 (Fri)

[4771] ゆっくり
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急ぐなんて馬鹿げてる
ゆっくり 生きていきたいもんだ
慌てて 躓くのならば
最初から 歩いたほうがいいだろう

待ちぼうけさ いつも 何かを待っている

だらけたように 暮らしても ちゃんとどこかで痛い思いしてる
そんな人の営みを知らずに 人の生き様を笑うことは出来ない
誰もみんな

ゆっくり 生きて
ゆっくり 死ぬ
そんな人生がいい

ゆっくり 笑って
ゆっくり 泣く
そんな人でありたい

だからゆっくり
僕はゆっくり
生きていくんです
もう決めたんです

世の中の足の速さに
あわせてみても
悲しいだけだよ

だからゆっくり
そうさゆっくり
僕は僕らしく

日々を積めていく。

2013/03/01 (Fri)

[4770] あなたに伝えたいこと
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誰かの時間が動く
時計の中で生きる
感謝をしたり
憎んでみたり
世話しない 心も世の中も

あなたが あまりにも素直に笑うから
まるで僕の ちっぽけな心が ちゃっちく見える

まだうまく言葉にかえられないけど
あなたのことが大好きなのです
だから、傍にいて今日もあなたを見つめている

笑った顔も 拗ねてる顔も 少し 悲しい顔も
どれもあなたなんだね
全ての君を愛せるかな

不器用だけど 愚かだけど

こんな僕でも良かったら あなたの一番になりたいと思うのさ

テーブル越しに映る
瞳の奥のミクロの世界
ひねくれてみたり
真面目になったり
真っ直ぐには立てない 僕もあなたも

あなたがあまりにも儚げに見えるから
まるで いつの間にか知らないあいだに消えてしまいそうで

何が本当で何が正解なのか わからないけど
僕は僕の思ったように君を愛したいんだ
例えば 画用紙に好きな絵を描くように

一人一人によって同じ人の顔を描いても
比べたら それぞれ描き方が違うように
誰かと比べたら至らないところもあるかもしれないよ
だけど、僕が君の一番ならば 僕にとっての君も僕の一番だから
同じ気持ちを持っているから 今日もどんな風が吹こうが僕らは大丈夫

あなたに伝えたいことがこんなにあふれている

だけど今一番伝えたいことがあるとしたなら一言だけ

愛してる その言葉が持つその意味以上の思いを込めて 伝えたい

二人の心に同じ傷を残すように 永遠に消えないように。

2013/03/01 (Fri)

[4769] 小さきもの
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僕は通りに
咲く一輪の花に
あなたの姿を
重ねて涙をこぼした

いつかここにあった
暮らしの中に
確かな幸せが
ぽつりぽつり咲いていた

思い出したよ 少しずつ 悲しいことも嬉しいことも

あの日 誰かが消えて あの日 誰かが助かった

小さきものたちのはるかな声が 僕の耳には 優しく聞こえてる
けっして泣き言ばかり言わない あなたたちの強く逞しい声がするんだ

小さきものたちの勇気ある足音が 未来を目指しやがて遠ざかる

けっして何かのせいにしない あなたたちの気高く勇ましい足音がしていたよ

悲しい悲しいあの日に 消えたいくつもの命の数と光を得た人々の数の差を知ればむなしさにだって包まれるけれど
まだ 瞼の裏には 嘗て大事なあなたがくれたありがとうや愛してるが数千の一人一人の胸に残ってる

それが灯りさ 希望見失わないで 僕も笑うから

振り返れば 辛い思い出も ほら、空を見上げたら雲ひとつない青空に 飛行機雲が浮かぶように いつか優しいあの人の微笑みに絶え間ない悲しみや癒えぬ傷跡はふさがれてゆくんだから

生きなければ
生きなければ
遺された僕らが
残された思いを
少しずつ形にしていくように

もう叶わぬ誰かの心に寄り添って
希望だけでは到底拭えない涙でも

今、存在するすべての人、一人一人のあなたに 出来ることがあるなら

前に進むことで 誰かの分まで今日を生きるんだ

生きるんだ。

2013/03/01 (Fri)

[4768] 幸せを思う
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平凡だな 充実してる
平穏だな 何事もなく

戦争を テレビ越しに見ては他国は大変だなと頬杖をつき
小金を稼ぎ 日々生きる

小さな暮らしにおさまって 冬や春を幾たびも 越えてきた

何が幸せ 何が不幸
僕は 誰で 此処はどこ そんな事さえ長い間 考えもせずにいた

ぼんやりと 浮かぶ雲に重ねた 幸せの形
歳を追うほどに深まる闇 広がってはまた縮まる

人を殺したいと思う気持ちと同じ世界に存在してる
人を愛したいと願う気持ちが 誰かの笑顔の傍ら今日もそっと咲いてる

気泡のように生まれては消えていく
儚く切ない そんな毎日の中で僕はまた一人何かを失うだろう
その失った何かと引き換えに何かを得るだろう

ただひとつ言えることがあるとするならば僕はどんな悲しみの中にいても
少しの光があれば生きていける
そんな気がするよ

だからこんなふうに報われがたい 日々を生きていても
きりもなく 飽きもせず 笑えている今に
幸せを思うように幸せを見ている

命あるものすべてに
課せられた使命は
ほら簡単でも難しい

この痛みが伝える
生きる苦しみが
希望を遠ざけるけど
まだまだ笑えるから
まだまだ歩けるから

僕は生きて 生きて
君も生きているように

そこに僕というたくさんの人たちの営みがつづく広い箱庭の中幸せを思う。

2013/02/28 (Thu)

[4767] 甘い絶望
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甘い絶望に 寄り添っている
快楽の果てにあるものに憧れたよ

リアルが 瞳の中で交錯する
小さなさびしささえ妙に鮮やかで

とりとめもない今日の出来事や
いつもは見逃すささやかな幸せを
今日は少しだけ 見えそうな気がしてる

くだらない会話の延長だっていい
その中にも確かに光り輝く時の欠片
明日を生きるその為の痛みなら心地いい

甘い絶望に 寄り添っている
希望のない場所にも笑顔はあったよ

嘘も 言い訳も 誤魔化しも利かない
この美しくも残酷な世界で

明日もぼくは生きて生きて
いつものように笑って泣いている
そんなふうに思うのならなんて思えども

まだまだ走れるまではぼくは消えないで
甘い絶望を慕い 寄り添いながら
ここに命の礎を築く
逃げないでぼくよ

その向こうに 光はあるのだから。

2013/02/26 (Tue)

[4766] 愛して愛されて
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誰かを愛して そして自分も愛されている
誰かを憎んでも まだ愛してくれる人がいる

誰かを許して そして自分も許されている
誰かを貶しても まだ見守っていてくれる人もいる

そんなふうに 僕らは一人にはなれない
どんなに空っ風に 吹かれたって

気づけば愛されている
気づけば守られている

人のそば 君の近く
ぬくもりの傍ら

愛して 愛されて

その意味を深く深く
胸に重く優しく
感じている

だからまだ
僕も人を愛したい
人に愛されていたい

この血の通った
世界の中

人のぬくもりに触れて 触れていたい。

2013/02/25 (Mon)

[4765] 素数
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割り切れないことばかりだ
この世界は得てして鏡のようなもの
姿あるものを映し
影あるものをとらえる

素数です あなたも僕も ありとあらゆる概念も

あなたを愛す僕もわからない
あなたを憎む僕もわからない
答えは何処

存在するもの全てを
受け止めるようだけれど
否定しないぶんだけ
課せられる痛みがある

理解を超えた 闇の中 生まれるもの時にこの身を心ごと焼き尽くして全てを零にする

素数です 空や海、瞳に映るめぼしいものは全て

素数です 在っても無いような命の重さを慈しむ

僕らは目に見えぬものにさえ価値を 見いだしている

だから割り切れないことがある

だけど割り切れないことがこの世界を支えてる

世にある解き明かせない不思議が 明日を照らす光になる

わからないなら
わかるまで

その未知数を手に
彼方まで続く道を行け

余りのある計算も
子を増やすように
生まれて

だからひとつふたつと命が咲くように
何ひとつ無意味なことなどない

思えば、あなただってその中のひとつ

全てが輝く光の粒。

2013/02/25 (Mon)

[4764] ただいまおかえり
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今日も世界中に
待っている人がいて
待っているその人のところへ帰る人がいる
ただいまおかえり
誰もが言い交わすその言葉
だけどなんだか
特別な言葉さ

ただいま言った人もおかえり言った人も帰ってきたんだという気がするね

ほら今日も当たり前にドアを通して 聞こえます

ただいまおかえり
それだけでなんだか幸せになんてすぐになれる気がするね

大好きな人を見送るとき そんなことを考えているのなら

見送られた人も同じことを思っているだろう
だから言うのさ

ただいまおかえり
ふたつそろって
はじめて輝く言葉

あなたの元に今日も届けます

少し待たせてしまうよ 寂しくさせてしまうかもしれないけど

今日も必ず持ち帰るよ ただいまの言葉

だから待っていて

今日も必ず持ち帰ってね ただいまの言葉

おかえり言うために。

2013/02/24 (Sun)

[4763] だから前に進む
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前に進むことを恐がっていたら 後ずさりしなければいけない

でも、時間は戻らない
だから進む以外ない

だから前に進む。

2013/02/23 (Sat)
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