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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4752] くらし
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テーブルの上に
並んだ夕飯
今日もぜんぶ
平らげられず
半分以上残してしまった

悲しいこと
うれしいこと
暮らしの隅々まで
行き渡るさみしさが
切なさが漂うよ

間違いだらけの日々
穴ぼこだらけの心
油断してばかりだ
だけど愛に溢れてる

暮らしに暮らしが覆い被さって
また暮らしに暮らしが積み重なって
そうやってずっと繰り返してきた
暮らしと暮らしの先で今日も
暮らしを続けてる 何か意味があるのなら
そのこと全てに意味がある

ほら笑う君の顔が
その答えを伝える

ほらたまに笑うと
こんなにもまぶしい
君の顔に気づく

テーブルの上に
並んだ朝ご飯
例えばぜんぶ
平らげられなくても
気にするな 傷を残して人は人となる

暮らしはそうして
続くのだ

イメージの向こう側へもゆける

心地よい場面の中
ありふれた景色の向こう 笑ってる君と僕の輪郭をなぞる幸せが届けるよ

無理してまでも生きる意味やわけをなんとなく君に伝える

ほら笑う君の顔が
その答えを伝える

ほらたまに泣くと
こんなにも素直だ
君のことが好きになる

君の心が見えてくる。

2013/02/16 (Sat)

[4751] 君の影
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気づけばそこにいて
気づくともういない
大事な人もそれ以外の人も影さえ残さず
消えてしまう

肝心なときにいない
いてほしいときにいない
さみしさはこの胸をしめつけて流すつもりもない涙を誘うよ

眠れない夜もぼんやりした朝も
ひとりきりの食卓も 片づかない現実も
まだ見ぬ夢も 見つからぬさみしさの出口にも君の影が揺れる

部屋の隅っこ 面影だけがそこにある
泣きながら笑いながら 僕は暮らすけど

避けられない孤独に
受け流せない雨に
この身は冷やされて
世界が途端に滲んでく

忘れられるものなら
今すぐ忘れたい
忘れられるくらいなら
とうに忘れてる

けれど忘れてしまうにはあまりに惜しい思い出だ

全く厄介なものを残していったな
死ぬまで忘れられない
拭い去れないあの笑顔

今も揺れる君の影
見守るような君の影。

2013/02/16 (Sat)

[4750] 家族
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お父さんがいて
お母さんがいて
弟や妹や兄や姉がいて
おじいちゃんがいて
おばあちゃんがいて
犬や猫や鳥なんかもいるかもしれない

笑ってる今日があって
泣いていた今日もあって
寄り添う今日があって
すれ違う今日だってたまにはあるんだ

なにそんなに特別なことがあるわけじゃない
ただふつうの暮らしの中気づくことが
幸せが何なのか教えてくれるだけで
ただそれだけで家族であることが いつもより少し幸せに思う

当たり前なことが
こんなにもうれしい
ありふれた毎日が
こんなにもたのしい
あなたがいるから
一人じゃわからない
人を思う心を知り
傷つける痛みや
離れたさみしさを知る

僕は君のなに
君は僕のなに
ただひとりの人
愛している人

君の家族さ

言われなくても側にいて
居なくてもいい時さえ側にいる

僕の家族さ

目を閉じて
そこに浮かぶ
まだ見ない明日の
扉を開くとき
夜が朝と融けて
新しい朝が
この街を照らすなら
君も照らしてね

家族がひとつになる時
笑顔を見せてね
優しさを見せてね

家族は血の繋がりだけで家族なわけじゃない
家族は境遇だけで家族なわけじゃない

家族は家族だ

ただそれだけでただそれだけのことが

夢を描き幸せを届けるよ 君の明日に。

2013/02/16 (Sat)

[4749] 何度でもアイラブユー
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君の声がする 世界中のどんな音楽より
素敵なメロディ 心を穏やかにする

君の顔がほころぶ 世界中のどんな花より
きれいなフラワー 明日へと咲いてく

不器用だったりするけれど
危なっかしかったりもするけれど
君のために努力を重ねて 生きるよ

何度でもアイラブユー
伝えたい届けたい事ばかりが散らかっている
全く困ったもんだね
幾らでもアイラブユー
してあげたいこと一緒にやりたいことが沢山ある
楽しい人生になりそうさ 君となら

この命空に返すまで
君と二人 歩きたい

君の涙が零れる 僕にまで悲しみが伝わる
嘘はつかなくていい 強がらないで

君の夢を見た 夢の君はいつも笑ってる
だけど泣きたいときだってあるだろうに

頭がわるかったりするけれど
あんまり口数ないけれど
君のことで心はいっぱいなんだ

何度でもアイラブユー
ありがとうも愛してるもまだまだ言い足りない
幾らでもアイラブユー
行きたい場所見せてあげたい景色沢山ある
幸せになれそうさ 君となら きっと

僕なりのやり方で慌てずゆっくり無理なく少しずつ愛していくよ

時間はかかるかもしれないけれど いつか二人で歩き続ける道の途中で 振り返ると なんだかいい人生だったよ そんなこと言い合えるような
人生を送ろうね

不格好だっていいさ
些細でもいいさ
小さくてもいいさ

いつまでも尽きない愛があれば。

2013/02/15 (Fri)

[4748] お大事に
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僕にとって
あなたにとって
大事に思う人が
傷つく時

僕やあなたには
なにができるんだ
打開策はあるか

結局たどり着く
答えは自信のなさにある

謝ってばかりさ
支えられてばかりさ
ふがいないなあ
ごめんよなんて
また同じことの繰り返しさ

お大事になんて
医者みたい
それだけ言って
さようなら
どうやら
一番傷つけていたのは僕みたい。

2013/02/15 (Fri)

[4747] 気づく
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ちょうどいい距離から
離れた人を見る

近すぎず遠すぎず
大好きな人を見守る

愛は干渉し過ぎてもいけない
愛は突き放しすぎてもいけない
ちょうどいい距離をとって見守るくらいがいい

そしてたまに必要な時
目一杯抱きしめるのがいい

親から子供へ
向けられた愛や
友達や恋人から
向けられる愛も
全て同じだよ

君を思う時 僕も君を思うだろう
君が傷つく時 僕の頬にも涙が伝うだろう
君が迷う時 僕も迷路の中にいるだろう
君が笑う時 僕も嬉しくて笑うだろう

そんなふうにそんなふうに心重なってること

何気なくさりげなく気づく今日の僕です

そんなこと程そんなこと程思い出に焼き付くよ

素っ気なく素直じゃない君の隣で

当たり前だけどとても大切な事に気づく

夜も朝も 二人を隔てるものを全て越えて

届く思いが重なる時
ぶつかり合う
おでことおでこ

抱えてる痛みや苦しみごと愛していたい

不器用でも早とちりでも君だけの僕です

今日も明日もあさっても明明後日もね

何気なくさりげなく気づく今日の僕だよ

僕だよ。

2013/02/15 (Fri)

[4746] 一緒に歩こう
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詩を書くけれど
歌を歌うけれど
何を伝えたいのか
何を届けたいのか
いつもわからない

伸ばした手をしっかりと掴む熱を帯びた君の手が

愛がここにはある
当たり前なほど
笑ってしまうほど
どこにでもある
愛はここにはある
泣いたり笑ったり
二人なら特別だね

生きていこうよ一緒に 悲しみなんかぶちのめして

歩いていこうよ一緒に たくさんの幸せを見つけよう

一緒に歩こう 手を繋いで

たくさんの人がいるけれど誰一人同じ人はいない
伝えたいことや届けたいことだって違う

心置き去りにしたら悲しい だから不器用でも心から

幸せはここにある
ありきたりだけど
ため息が出るほど
大切な宝物なんだ
幸せがここにある
僕だけの幸せが
泣いても笑っても
二人だから楽しい

一緒に歩こう
一緒に歩こう

ただそれだけで
ほらどこか特別さ

魔法にかかったように心が何かに気づく

それが愛かもしれないな。

2013/02/13 (Wed)

[4745] さよならの駅
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熟す時を待てない
僕の恋は
君を少し
苛立たせた

まだ少し寒い
駅のホーム
今日も気持ちを
伝えられず
手を振った
改札を出ると
まん丸い月が
夜空に浮かんでた

なんとなく
離れると寂しくて
なんとなく
寄り添うと
近すぎて息苦しい

さよならの駅まで
僕らを乗せた電車は
少しずつ少しずつ
向かって行くよ
さよならの駅までは
あとどれくらいで着いてしまうのかな
寝たふりしていても
たどり着いてしまうよ

閉まるドア
遠ざかる君
別れの言葉もないままに
ああ僕の人生から君が消えていく

さよならも言えなかった
ゴメンネも言えなかった
ありがとうも言えなかった。

2013/02/13 (Wed)

[4744] ここにある時間
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そこにある
今日に手を伸ばして
遠慮もなく広がっている
闇をかき分けて光を探す旅に僕は一人出る

幸せは人を試して
悲しみの向こうへ誘う
僕はその場所で
空を見上げて
「人生はなんて
悲しいんだ」と
思うだろう

生きることに
前向きにはなれずとも
生まれたことには
けっして後悔を感じないで
それは望まれたことだから
せめてここにある時間を生きるんだ

希望なんて 見えなくてもいいんだ
期待なんて されなくてもかまわない
ただ 命張って 笑ってみろ 泣いてみろ
それが生きるということだろ

結果には残らないような 努力でも
やったということに意味があるように
花にはならない種を蒔こうとも
ここにある時間はいつかきっと輝くよ
ここにあった時間はいつかきっと大きな意味を持つよ

そして君を 包むよ
生きているという光が。

2013/02/13 (Wed)

[4743] あした死んだら
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もしもあした死んだらどうしようか
そんなこと時々考えてしまう
まだ僕には時間が腐るほどあるっていうのに
膨大なその時間が重たく感じるときがたまにあるのさ

窓から見える雨降りの今日
無数の雨粒が
窓を滴り落ちて行くけれど人もあんなふうに生まれては消えていく繰り返しの中で生きていく
今日も生きている

待たなくても
何もしなくても
時間は進む
急がなくても
慌てなくたって
終わりは来るのに
想いは先々にも
放たれていって
終わりを気にする

あした死んだら
どうしようかじゃなくて
今を生きることにだけ精一杯なればいいのに
たたみかけるように訪れては去っていく日々の波に 僕はいつの間にか流されて
大事なことを失っていたのかもしれない

さよならは多分突然にやって来て
愛も情けも容赦もなく さらっていくよまだ小さな命も
だから僕らは今を生きて 不器用でも躓きながらでも
ちゃんと生きなくちゃ 明日のない人が まるで可哀想
あした死んだら そんな想像は日々を腐らせる

だからなんとなくでも生きてみるのさ
ふるえる両手でも扉を開くことはできる

明日が雨でも 問題ないよ ただ少し涙が降るだけ

明日戦争で国が滅ぼうが 病気にかかって余命を宣告されようが 構わない構わない

ただ今日を 幸せに生きれるなら
くだらない心配も不安も今はなくて

その時だけでも心安らかに生きれたら
死ぬ間際の今日でさえ価値のある人生をそこに描く

あした死んだら 僕はもう多分ここにはいない

それでも、それまでの今日という時間を精一杯 そう精一杯 生きることにしよう

命を光らせて
生きることにしよう

あした死ぬとしても
今日を生きよう
今日を生きよう。

2013/02/13 (Wed)
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