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壊れたような 人形は 錆びた歯車で
アセチレン製の愛を語るだろう
雨はもの悲しく そぼ降る涙
昨日の幸せは帰らない
まん丸お目めはいつまでも 空っぽさ
空は 暮れ色
もうさよならだね
テレビも消えるよ
世界が終わるよ。
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この広い海のどこかで 僕を待ってる
でっかいお宝 心おどる冒険のロマンス
探しに行こう 今すぐ船をこぎ出して
いつの間にか同じ空見上げる 仲間が集まって
僕らは仲間さと 手を取り合って 泣き笑い たまにぶつかって
荒波にもまれて 見えてくるそれぞれのトレジャー
ギンギラギンに輝く 太陽を羅針盤にして 目指すは この世で一番 価値ある宝物
さあ夜明けさえ待てないでいる 心が導くほうへ 舵をとれ
不安を潮風が 笑ってる 追い風よ吹け
覗きこんだ双眼鏡の向こうに 見えた
島に上陸 旗を立てよう ドクロのマーク
叶えたい夢 なりたい自分
それはなんだろう 地図にさえない場所
南南西に 進路をとれ どうせならデンジャラスな大冒険
大砲をうて 剣を抜け どんなときも笑うんだ
ギンギラギンに輝く 太陽を羅針盤にして 目指すは この世で一番 価値ある宝物
さあ夜明けさえ待てないでいる 心が導くほうへ 舵をとれ
不安を潮風が 笑ってる 追い風よ吹け。
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初恋を思い出すとき
そこには 学生服を着た
僕が上り電車に乗って揺られています
君は いつも席には座らず 窓辺で外の景色を見ていた
何を見ていたのかな
それともただぼんやりしてたのかな
今では もう わからないけど
どこか 大人びた君の横顔だけが
僕の記憶の中に 残ってる
僕の初恋はあの通学電車の中だよ
一度も声をかけられずに終わったけど
名前も知らない君は紛れもなく僕の初恋の人
桜の季節も 白い雪が積もる季節も
あなたは 窓の外を見ていた
あなたより先に降りるのは僕だった
ふと何かを思い出したように 時々表情が変わる
僕は君の何を好きになったのかな
特別かわいくもないけど
君から目が離せなかったよ
一度だけ笑った君を見たとき
僕はこれが恋だと気づいた
僕の初恋は 会話のない ささやかなもので
そもそも恋だったのかも疑わしいけど
あの時抱いた気持ちは 初恋と呼んで差し支えないだろう
電車に乗るたび君を探してしまうけど
君はそこにはいなくて そうとわかっていても
また探してるいつか また会える気がして
僕の初恋はあの通学電車の中だよ
一度も声をかけられずに終わったけど
名前も知らない君は紛れもなく僕の初恋の人
君によく似た人を見かけるたびに
胸の真ん中が きつく締め付けられるのは
あれが恋だったことを 僕に教えている。
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引き出しの中にしまった絵日記を
つい懐かしくて時間も忘れて見てた
時計なんてこの際持たないでいい
時間になんて縛られるつもりはない
昔、見たような 原風景の中にある
どこまでも続きそうな青い空に抱かれて
旅に出るなら ロマンと夢だけ
鞄に詰めこんで 地図にさえない場所へ
好奇心が ピークを迎えたなら
この心をざわめかせる正体を確かめに
どう転ぶのかもわからない旅だから
不安もついてくるけど期待もできる
風のあとを追いかける宛のない旅
ガイドブックもない行き当たりばったり
旅に出るなら 思い出話をしよう
いつか誰かに 聞かせてあげられるように
いくつものもしもが僕を待っている
たとえば何でもない今日が どれだけ大切な日になるのか
それさえも わからないまま
だから止まらない好奇心にまかせて 僕は旅立つ
昔、見たような 原風景の中にある
どこまでも続きそうな青い空に抱かれて
旅に出るなら ロマンと夢だけ
鞄に詰めこんで 地図にさえない場所へ
まだ僕が子供の頃に画用紙に描いていたような場所へ。
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餃子を包むのが下手くそで
包んだはいいけど餡が皮からはみ出す
不器用な君に見かねた訳じゃない
僕は僕 君は君
ちゃんと 区別できるよ
遠い昔に愛を歌った人がいる
夢を歌った人もいる
僕は何を歌おうか。
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たまには愛する人に宛てて手紙を書こう
明日の僕が明日の君を幸せにできるように
泣いて笑って 何度も繰り返してきた日々
慣れたようにあなたの名前を呼んで
重ねた手のひらに 伝わる温もりが
二人の 間にできた距離を
ゆっくりと埋めていったね
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉
生まれ持っての恥ずかしがりやだから
赤くなってしまうよ 夕焼け空みたいに
桜が咲いたり 雪が積もったり
季節によって色を変える並木道
時計の針が 刻むのは時間だけではなく
人の命も 刻むんだと
気づくのが 少し 遅かったかな
喧嘩したときに抱いた寂しさは
君の大切さを知るきっかけになった
もう二度と君を傷つけまいと
誓ったあとで 君がくれた数万回目のキス
どんなことでも頑張れそうだった
悪戯っぽく笑う 君を守りたい
宛名のないラブレターを 君に贈ろう
言葉にすればとてもありきたりな言葉
でもそれ以上でもそれ以下でもない言葉
眼鏡をかけて見た景色と
眼鏡を外して見た景色が
違うように 少しの差
昨日と今日の 間違い探し
いつまでも 変わらずにはいられない
老いていくのもまた幸せと
微笑んだら 新しい明日を迎えられる
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉。
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歩き続けて かれこれどれくらいだろう
いくつもの出会い それと同じだけの別れを繰り返した
流してきた涙 浮かべてきた笑顔
いつの間にか胸の中には沢山の思い出があふれている
大切な人がいること
それだけで 強くなれる
どんな言葉でも 返せない愛を
どうやら受け取ってしまったみたいだ
つないだ手の伝わる温もりに
包まれながら 疑いようのない幸せに
今日も明日も 感謝しながら生きてく
守っているようで守られているのは
もしかしたら僕のほうかもしれない
君にもらった感謝の気持ちをせめて
¨ありがとう¨という言葉にしたくて
愛する人と二人で 西日差す部屋の中で
積み木みたいに 重ねてく日々もまたいいもんだなあ
日頃の感謝や 普段は言葉にできない気持ちを歌に託して 僕が歌うよ
下手くそなギターと僕の歌声で
紡いでく 音と言葉
伝わるように 君に届くように
少し長いラブレターをしたためる
答えのない ものだから 形にはできないかもしれない
それでも伝えたい言葉がある
恥ずかしさに隠した照れ笑いの片隅に
しのばせてる涙に濡れたありがとう
長い人生を使ってゆっくり伝えていこう
不器用さはわざと隠さずに伝えるよ
¨愛してる¨という言葉に代えて
山あり谷あり 人生は険しい道のりだ
ときに背を向け互いを疑い傷つけあうけれど
いつかわかるよ
二人が出会ったあの日から始まった
小さな奇跡が 紛れもない運命だと
つないだ手の伝わる温もりに
包まれながら 疑いようのない幸せに
今日も明日も 感謝しながら生きてく
守っているようで守られているのは
もしかしたら僕のほうかもしれない
君にもらった感謝の気持ちをせめて
¨ありがとう¨という言葉にしたくて。
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悲しいときうれしいとき
そばにいる人を 友達と呼ぶのなら
見過ごされる涙なんてないよ
だから悲しいときもそばにいる
まだ幼いとき 君が手にした夢は
未来を覗く 小さな望遠鏡
その向こうに きらめいていた未来
「夢が消えたんじゃないよ 君があきらめただけだ」
そんな言葉が 聞こえたら
もう一度あきらめた夢を 探しに行こう
スタートラインを足元に引いたら
旅立とう 夜明けの空を背にして
巡る季節はメリーゴーランド
あなたを運ぶ時の舟
花が散るように 命もいつかは土の中
それまでの短い年月を君は生きていく
夏の間中 鳴き通す蝉たちは 短い命を懸命に 謳っている
その姿に僕は 命の輝きを見た
ここからは見えない夢なら 見える場所まで行けばいい
空が僕に 語りかけてくる
踏み出したその一歩でどこまでも行ける
終わらない旅を今すぐに始めよう
迷いのない瞳に 広がる青空の向こうへ
やがて長い命の旅も終わり
地図の続きを埋めていく足跡
「夢が消えたんじゃないよ 君があきらめただけだ」
そんな言葉が 聞こえたら
もう一度あきらめた夢を 探しに行こう
スタートラインを足元に引いたら
旅立とう 夜明けの空を背にして。
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心臓の脈打つ音がする
とくとくって流れる血潮の川
運命に 操られて出会った二人
飾られた言葉で つながってたくない
雨がほほに降るときにもそばにいるよ
違う糸を 結ぶようにつなげてく
醜い容姿の 蚕の幼虫が吐き出す糸で
編み上げた ショーツが肌を包む
柔らかな時間 幸せはそこにある。
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いつもは わずらわしくて仕方ない
存在なのに 離れると
しばらく 引っ込んでた
寂しさが 強いはずの僕を弱らせるんだよ
強がって 虚勢を張ってただけだって
気づかせられてしまうんだよ
一緒にいれば 喧嘩ばかり
離れれば とたんに寂しくなる
それが「家族」だって 「恋人」だって
「夫婦」だって
そこに愛があれば
リボンみたいに 人と人を つなげてる
目には見えない 関係という相関図
手繰り寄せたその先には名前も知らない誰かが今の僕が 生きてる理由になってる
誰も自分一人で生きてる人なんかいない
自分のルーツは自分が生まれるずっと昔
コツコツと積み重ねてきたものだと知れ
螺旋を描いた DNA 未来にバトンを渡す
何世代にも受け継がれてきた血
感謝こそしないが 感慨深いよ
どんなきれいごとでも語れない
ドラマがそこには あるのだろう
二人が出会った 偶然に似た奇跡
運命なんて言葉で飾ったりした
他人だって 家族になれる
違う血が交わってそこに生まれる新しい命
バトンが渡されるようにリレーは続いてく
誰が勝ったとか負けたとかないレース
スタートもなけりゃゴールもない
僕もバトンを渡す役目を担うランナー
一生懸命に今を生きて 走り続ける
流れる涙を 笑えるものなどいない
バトンを渡す日 僕は誰を見送るんだろう
見上げた空に 虹が架かる 雨上がりに見えた かすかな希望
悲しみを越えた先に 出会うものは 幸せとは限らないけど
可能性があるのならば 希望は捨てることはできない
リボンみたいに 人と人を つなげてる
目には見えない 関係という相関図
手繰り寄せたその先には名前も知らない誰かが今の僕が 生きてる理由になってる
誰も自分一人で生きてる人なんかいない
自分のルーツは自分が生まれるずっと昔
コツコツと積み重ねてきたものだと知れ。