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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4542] 明日(龍夜さんとの合作)
詩人:どるとる [投票][編集]


今日は一段と静かな朝だ
布団から出ると寒さが身に凍みる
カーテンをあける
とまっているかのように雪が降っている
世界を覆う白い雪
時の流れまでも変えてしまったようだ
僕のまわりでは忙しなく過ぎていく時間が
窓のむこうではゆっくりゆっくり流れている
それがなんだか悔しい
さぁ 暖房のスイッチを入れて朝ごはんにしよう
雪はうっすら積もってはすぐに溶けるだろう
僕は消えない今日を積み重ねて明日を迎える

明日また明日 繰り返す日々に 疲れたときはただ心空っぽにして 何でもない時間やいつもは気づかない景色の美しさに心の足を止めてみよう

そこにはきっと
走っていてはわからない本当の明日があるから

君がいて 僕がいて
そこには変わらない景色があって 移ろいゆく季節の中 またこの街に雪が降る
言葉じゃ伝えきれない思いがあふれてる

そして僕らは
明日という日のある意味を知るだろう

振り返る あの道に
雪の上の足跡
今はもう溶けてしまった 思い出
遠く空に消える
淡く儚く

明日はまた 悲しみのあとで そっと朝を届けるでしょう

雪もやがて溶けて春が来るように 僕もそっと何かに手を振り
歩き出すのだろう。

2012/12/23 (Sun)

[4541] 明日もいい日で
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白い雪の中に 隠れて笑う幸せ ほらね
詩を分かち合う幸せ
感じるよ 感じるよ

明日もいい日でまた会おう 元気な顔で
時を分かち合う幸せ
見つめてる 君想う。

2012/12/23 (Sun)

[4540] 変わらないまま
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珈琲を飲んで 窓の外眺めて 舞い落ちる木の葉 見つめた

ゆるい坂道を 喫茶店に向かって降りてくる学生たちが 寒そうに手のひらをこすりあわせてる

何も変わらないまま
誰も変わらないまま
街も景色も人も
見えないものも

さみしいな ためらいもなく言葉にしたら
すぐそばで 手を握ってくれる人がいる

変わらないままの日々の中 少し 色づいたモノクロの景色

僕は 愛されている
君に 愛されている

変わらないはずの景色の中 ひとつ 動いた運命とか奇跡とか

変わらないままの時間の中 何かがわかったような気がした



待つのは春

希望
ありったけの幸せ

膨らんだ蕾
裸の木々 揺れて

全てが白く染まる
街は変わらないまま

ただ少し塗り絵に 赤やオレンジが 白と黒だったはずの世界に色を足しただけ

それだけで。

2012/12/23 (Sun)

[4539] 
詩人:どるとる [投票][編集]


バカみたいに
生きればいいのさ
まともに生きようとするからだめなんだ

誰かを指差して
誰かの失敗を笑うのは恥ずべきことさ
当たり前の定義 その形 それは明らかな思い込み

どうやって生きるのか
どうやって歩いてくのか
それは自由 残酷なほど僕らは放し飼いにされている

身を引き裂かんばかりに吹く 冷たい世の中の風に 僕は吹かれて 歩いてくのさ

ひゅるりらら
ひゅるりらら
風が吹くたび
なんだか胸の中が
胸の中が燃えたようになるよ

バカみたいに
笑ってればいいさ
そのうち傷跡は
癒えるから
アホみたいに
並んでればいいさ
消えてく運命の
その行列に

風が吹くたび 身構えるような世の中にあふれる人ごみの中にあるいくつかのぬくもりに問いかけてみても
本当は自分だけ 独りきり 誰もわかってる

風は あなたと僕の間に吹くのであって
同じ冷たさを伝えるのに ただ、違う人ってだけで 僕にはあなたがうらやましく思えるから

そこに吹く風に 何ひとつ違いはないのに

あなたのその強さが
僕にはもの珍しくて。

2012/12/23 (Sun)

[4538] 夢の続き
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風が吹くたび木々が揺れて 僕はポケットに手を入れて歩く

苦笑いとか 愛想笑いだとか 浮かべて歩く
この道の果てまでも

さよならと言えないまま 途絶えた誰かの手紙のように
ついにその時が来る
朝も暗いし 夜はもっと暗い

ポケットにはいりきれない 思い出は幻
誰かが描いた落書きみたいに そこら中あふれる悲しみ 散らかってる

口笛を吹いて 歩く
夢の続きを今から見よう

でも君はそこにはいない いないよ

それでも見るんだ
それでも生きるんだ

悲しみを飛び越えて
ドアを開ける

ドアを開けてその先にある明日に僕はたどり着くのさ

夢の続きのそのまた続きで
誰かと二人きり 無駄話でもしたいな

さみしさ手のひらに乗せて 僕は行く
この道の果てまでも

悲しいとわかってて
切ないとわかってても生きなければと思うのはなぜ

わかりきった答えを抱きしめたまま
僕は行く

夢の続きで今からはじめよう

言い訳でもなくわがままでもない

ただの気まぐれでも生きるには変わらない

さあ行こうぜ 自由の海原へ 流れる涙もどうせなら連れてゆこう

夢の続きで今から
チャンネル回せば
新しい世界が。

2012/12/23 (Sun)

[4537] 君の顔
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君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を描いたんだ
君の笑ってる顔を描いたんだ

いつでも 優しくて
いつでも あたたかい
君のそんな顔を描いたんだ

気づかずに誰もが通り過ぎる花のように
本当は 幸せなんて近くにあるのにね
それを当たり前と鼻で笑うから 幸せが幸せに見えなくなる

僕が心の画用紙いっぱいに描いた君の顔が笑うとね なぜかうれしくてうれしくて僕まで笑ってしまうよ
愛してると伝えたい今こそ届けたい

君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を描いたんだ
僕が世界で一番好きな人の顔を

眠れない夜 さえない朝
いつでも君が隣にいる
それだけで もう幸せは僕の中に生まれるよ

君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を
もっと笑ってよ もっとこっち向いてよ

生きる喜び 生きる悲しみ 全てを描いた超大作 君の顔の周りに広がる世界に
僕は割り込んで 君の大切な人になりたいんだ

頷いてくれるかい?

2012/12/23 (Sun)

[4536] こんな時代に
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誰も嘘つきだ 僕も嘘つきだ
悲しいとわかっていても それを言葉に出したりはしない
大人は嘘つきだ子供は素直だ
いつの間にか こんなに汚れてしまった自分に嘆く

重たいカバンを背負い
また人ごみに消えてく 誰かの靴音
僕には断末魔に聞こえたよ

嘘ばかりつく大人に囲まれながら生きるうちに 何か大事なものをなくしてしまったのかもしれないから

こんな時代に 埋もれた 小さな花の美しさに 優しく笑う人のけなげさに 僕はあなたをそっと重ねる

僕のすぐ横をよぎる
不安やら憎しみやら忙しない 毎日の中でも飽きるほど生まれるから

何を叫んで 何を歌えばいいだろう

揺るぎないもの何かひとつでも抱いていたいから

こんな時代に足りないもの 本当に必要なものだけ 僕は見ていたいよ
僕は抱きしめていたい。

2012/12/23 (Sun)

[4535] 幸せの咲く場所
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君が笑っていた
それだけで嬉しかった
そんな風な景色の中に幸せは咲いているんだね
君が泣いていると
なぜだか悲しくなるよ
いつ止むのかもわからない雨に濡れているんだね

ずっと変わらない
気持ちでいられたら
傷つけることも
傷つくこともなく
二人仲良くいれるのに

幸せの咲く場所はどこにあるんだろう 芽を出す場所を探しながら 生きているよ
そして出会った人が君ならば 例えどんな運命に見まわれても君を愛すと誓うから
これは自信なんかじゃない 揺るぎない僕の決意だ

誰かが傷つき泣いてる
そんなニュースが絶えない
僕にできるのは遠い国の争いやブラウン管の向こうの惨事を見つめるくらいだ
誰かの死や誰かの抱く不安
僕にできることがもしもあるならばどんなに小さなことでも
役に立ちたいと思うんだ

ただ、もの静かに流れる景色を眺めるように生きていけたなら
誰ひとり傷つかず笑っていられるのに


幸せの咲ける場所を探しているんだよ 心から安らげる場所を見つけたい そして出会った人に同じ幸せの種を配りたい
例えどんなに冷たい雨に降られても 僕は嘘ばかりつくような大人に頷いたりしないから 見守っていてすぐそばで 君にいてほしい

幸せの咲く場所を探しながら 歩き続けて何年の月日が経ったのだろう お気に入りのスニーカーはもう靴底がすり減って
そろそろ替え時だ

幸せの咲く場所を探しながら 誰もが歩き続ける旅人なんだ
生きていることを本当に本当に心から感じられる日はいつやってくるのだろう
人を傷つけることしか知らないみたいに
生きている人の明日にもしも日が差すのなら僕は ただこうして良いこと悪いこと当たり前のように信じることも無駄じゃないと思いたい

そして大事な人がそばで当たり前に笑っていられる今日という日を 迎えられる幸せに笑いかけるよ
そんなふうに生きられたら何かが変わるのかな。

2012/12/23 (Sun)

[4534] 光のドア
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帰っておいで 僕の家へ
帰っておいで 君の家へ

傷だらけでもいい
泥だらけでもいいから
帰っておいで
帰っておいで
まっすぐに寄り道しないで

いつものタバコ屋さんの前を曲がって
コンビニに寄っておつまみを買って
袋ぶら下げてあなたはあなたは帰ってくる

ただいまのその声に
おかえりが返れば
そこに生まれる
幸せがあるよ

ただいまのその声に
おかえりが聞こえる
ただそれだけで
幸せになれるよ

だから帰っておいで

一人一人の家へ
自分だけの家へ

光のドアを開けて。

2012/12/23 (Sun)

[4533] さよならの向こう側
詩人:どるとる [投票][編集]


テーブルの上にさみしさを乗せて 僕は暮らしてる
平らげた日々も今は僕の中で 消化できずにいつまでも同じ場所をさまよってる

西日差す部屋の中
帰らぬ人は面影だけを残したまま
僕の心の中で今も優しく笑うんだ

君がくれたもの
君がくれた時間
全て覚えている
何ひとつ忘れたくないのに

君はもういないよ
どこを探したって
空のない街にも
日は昇るのに
君にはもう会えない
言葉さえ交わせない
君との思い出が
悲しみでにじんでく


言葉足らずの僕は相変わらず不器用に嘘もつけないよ
曖昧な気持ちぶら下げて 歩くことさえままならない 見渡す景色の中に気づけば君を探してる

日だまりの中 生まれる小さな虹に 君のあのやわらかな笑顔を重ねてる

君と過ごした日々
君と築いた全部
残酷なほど覚えている
それは油性の思い出

君はもういないよ
そんなこと知ってる
ただ一緒にいるそれだけでよかったのに
君の代わりはいない
君は僕の全てだった
今更、何を忘れろというのか

波にさらわれていく僕らの時間
流れに押し流されていくよ
それでも忘れないで歩いていくと決めたんだ
君は間違いなく僕の生きるひとつの証だった

さよならの向こう側に 行ってしまった
君の笑顔を支えにしてこれからの道のりを歩いてくから

テーブルの上に散らかっていたさみしさを片付けて 新しいドアを開ける。

2012/12/22 (Sat)
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