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寒い冬は こたつで暖まろう
こたつに足を入れて
みんなでみかんを食べる 会話ははずむ
お茶も飲んで せんべいも食べる
木枯らしの吹く 外は寒いね ふゅーふゅー 風が 窓をたたく
わざと君の足の裏に 僕の足を 重ねてみるよ
君は 恥ずかしそうに顔を赤らめて 笑ってる
こたつの中で愛し合う 君の足と僕の足
とても暖かい心までぽかぽかさ
君が好き 大好き
そっと友達がトイレに立ったとき
言うよ
この冬は暖かい冬になりそうだな
愛が生まれたよ
こたつから
愛が生まれたよ。
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20年連れ添った
奥さん見つめて
まだ愛は冷めてないと目と目でお話
仮面夫婦ばかりのご時世の中
本当の愛を貫いてる時代遅れの夫婦
色あせたベンチに座り 公園の景色見つめてる
流れる雲と青い空とそれから微笑む君
僕らは 僕らのままで明日もあさっても暮らしてく
少し考えの足らない頭だけど君と二人三脚で 歩いて行く
歩いて行ける
どれだけ時が
経っても
変わらずにいよう
奥さん旦那さん
見つめ合ってお話
ときどきはすれ違って
ときどきは背中合わせ
それでも夫婦は何度でも愛を取り戻せるから
僕らは 僕らのままでばかな掛け合い続けてゆこう
いつまでもいつの時までも このまま風に揺らぐ木の葉のように
小さな暮らしにしがみついて離れない
本当の幸せを知ってる
君も僕も。
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夕暮れ時の原っぱで みんなで隠れん坊
誰が言うともなく
始まる 始まる
もーいいかい
まーだだよ
飛び交う言葉が
あちこちから聞こえてくる
心隠して 愛想笑い振りまいて 今の大人たちはまるで隠れん坊してるみたいだな
お笑いだ お笑いだ
もーいいかい
まーだだよ
ちょっとはたまには
本心見せたらどうだい? 本音で語り合いもせずに
今日もあなたもわたしも隠れん坊
互いの心 見つけられないでいる。
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目の見えない人も
耳は聴こえる
大切な人の言葉は
わかるよ
耳の聴こえない人も
目は見えるから
大切な人の笑顔は
見えるよ
音だけの世界
視覚だけの世界
それぞれの世界
そこに幸せがあれば
きっと音があろうとなかろうと暗かろうと明るかろうと好きになれるさ
わかったように
僕は謳いたい
目が見える人
耳が聴こえる人
両方持ってる人
どちらかが欠けてる人
沢山いるけれど
大切なのはいつだって
変わらないだろう
見えている景色や
聴こえている音が
世界のすべてだと
思ったら 腐るよ
擦り切れた自画像描いていた
そっぽ向いて描いたでたらめな顔
僕が間違っていた。
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浮かぶ 白い雲
アイデアを覆い隠す
言葉の世界見えない
モザイク日和
人通りに咲く憂うつ
ベンチの上の土曜日
雲は 薄く 東へたなびき 僕はほくそ笑む
ああ さみしさもせつなさも夕暮れの赤に
すべて 優しく塗りつぶされた
主役は君さ 雲に乗り 真っ暗な夜に 明かりを連れて来る
そしてやがて また新しい朝が窓の外に…
それ以上は言わないよ 明日がたのしみだ
雲に 雲に おやすみ。
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何か忘れていませんか?
何かなくしていませんか?
あなたも最近笑うことはあるかい?
心があるのにね空の電池のように
心はあってもなんだかがらんどう
人と人の中で生きることの難しさに
何かが壊れてしまったようにどこか日々に翳りが差す
ふと気づくとそこにいる
でも気づくと誰もいない
優しさやぬくもりは必要なときにだけ
求めても仕方ない
いつもいつもいつも
どんなときにでも
あなたにいてほしいと思うことが大切なんだ
今を生きてるすべての人へ 伝えたいことはただ、生きて 生きて 生きぬいて
終わりの終わりの終わりまで
たったそれだけ
それだけだ
心泣かせぬように
命を見つめ直して
めぐる血潮感じて
そこに痛みがあるのなら きっとまだ
立ち止まってはいけないんだ
そうじゃないのかい?
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人が人を思うこと
人が人に思われること
人と人が折り重なるように生きる毎日の中で
当たり前のように繰り返される日々の向こう側に幸せが花のように咲いてる
何が幸せで何がそうじゃないのか
少しハンデのある人も
生きることに投げやりになってる人も
みんなみんな同じ地球に生きてる
そうやって不器用でも ちゃんと自分の両足で向かうべき明日に歩いてるのなら
人が人でいることは
思うより難しいもんだ
人に辛くあたるのも
人に優しくするのも
同じように人だから
時に人を憎んだりもするけれど人の中にあるあたたかい心を君はきっと知ってるから人のすべてを嫌いになれないね
人がさらにその先の人になり その人の背中を見た誰かが同じように人からもっと先の人へと心の根を伸ばす
そしてきれいな花を咲かせることだろう
やがてきれいな花を
咲かせることだろう
人が人になるように。
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君を思いながら
この歌を歌うよ
寒い雪が降る夜には
あたたかい歌を歌うよ
心淋しい夜にはたのしい歌を歌うよ
何も言わずに側にいて歌を歌うよ
例えば歌を歌うことが僕にできること
それだけが僕にできること。
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ぽつりぽつり落ちる
雨音を聴きながら
窓に落ちる雨粒を見ていたんだ
どこか切なくてなんだかさみしくて
窓辺に吊した照る照る坊主も泣いてる
笑わなくていいよ
悲しいときなら
我慢しなくていいよ
泣きたいのなら
だから、ほら
あの雨粒のように
なめらかに流れる
涙のように
まっすぐに 素直に
泣いてごらん
影を寄せて 添うように雨音は一つ一つ繋がる
雨音の調べ。
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くだらないことで笑いあって ばかみたいに生きよう
青い空に浮かぶあの雲見習って穏やかに生きていこう
何をそんなに急ぐことがあるの? 人生はいつか終わるんだからそんなにあわてずに急がないで ゆっくり生きても罰は当たらないと思うよ
君のめくるめく 表情眺めながら ふとした仕種に はっとして気づくと恋に落ちていた
そんな君のすべてに愛を捧げよう。