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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4422] ただいまおかえり
詩人:どるとる [投票][編集]


行ってきますとドアを開けたら ただいまを持ち帰るまで

それまでが今日だから必ず帰って来てね
そしていつもの元気なただいま聞かせてね

行ってらっしゃいと言って送り出した背中を待ちわびる

あなたが帰って来るまでそわそわしたり落ち着けなかったり
やがて鳴るチャイムがみょうに嬉しかったり

ドアを開けて ただいまという君におかえりという人の身にもなってね

ちょっと切ないんだ
ちょっと苦しいんだ
だから必ず帰って来てね そしておかえりを言わせてね

ただいまとおかえりはセット ふたつでひとつの合い言葉

ただいまおかえり
明日も言おうね
ただいまおかえり
明日もよろしくね

ドアを開けたら
約束ね 約束ね。

2012/11/17 (Sat)

[4421] 花になろう
詩人:どるとる [投票][編集]


右も左もわからずに
誰もが同じ土の上
芽を出していつの間にかここに咲いていた

どこからきたのか
お母さんのお腹の中からやってきたこと以外わからない
答えは闇の中
宇宙のような壮大な果てしない物語背負っていつか自分の咲いた意味がわかるときが来るのか

今を生きることの
意味なら沢山ありそうで なぜ僕はなぜ私はここにいるのか
考えてみたら何も答えられない ここまで長い道のりをずい分歩いてきた気がするのにまだ僕は空っぽだった

泣きながら笑いながら 雨風にさらされても 雄々しく咲く花のように誰もが今を生きてる だから君も今を生きてみろよ

恥をかいたっていいじゃないか それが生きてることじゃないか 躓いたっていいじゃないか それがやがて 明日へと繋がれば なんでもない今日も特別になる

花のように ただ咲いては散るだけの一生を僕は時に悲しみ時に大げさに喜び
そして流れる時間の途中 立ち止まり見上げた瞳に一点の曇りもない青い空が見えたとき
生きてる意味や理由なんてもう出ていたことに気づいたんだ

それは簡単なことでただ美しいものを美しいと思うように

生きることの答えは同じように生きることでしかわからないと知る

だから生き続けてこその花になろう

老いさらばえてもなお美しい花になろう。

2012/11/16 (Fri)

[4420] 古いテーブル
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テーブルの上にさみしさがこぼれ落ちる
悲しいとか切ないとか言わない君の涙が

言葉もなく 伝わる痛みが棘のように突き刺さる 僕の胸にも

テーブルの上の秋を見つけても
テーブルの上の夢を見つけても
テーブルの上にはいつだって
変わらない日常があるだけなのに
テーブルの上に何を乗せても
美味いも不味いも変わらないのに
テーブルの向こう見つめたら
驚くほど愛おしい君を見つけたんだ

色んな季節を越えてきた
色んな出来事を見てきた
色んな僕らがそこに乗っかっていた
色んな物語を映していた

少し傷ついてしまった古いテーブル

あの頃より少しだけ脚の削れた

ずっと前君と買った古い 古いテーブル。

2012/11/16 (Fri)

[4419] 振り返ると
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果てしない道が
つづいている
僕の記憶に続く
ワインディングロード

街路樹歩けば
ちらほらと
冬の気配ただよって
落ち葉が 靴の先風に踊ってる

なんとなく
なんとなくさみしくて
弱音を吐いてみた
どことなく
どことなく切なくて
夕暮れに泣いたよ

それとなく
それとなく愛してる
君の手を握った
とめどなく
とめどなく流れてく
涙に世界がにじんだ

振り返ると
何もかもが昨日のことのように僕に優しく語りかけてくる

歌のように
囁きかけてくる

今日も 明日も
たぶん同じ
色で 揺れる
あの木々の向こう

君を待つ にやけた顔を見たらそこに居場所を見つけて

すぐさま抱きしめてあげるから

なんとなくくだらない事さえも愛と呼んでね。

2012/11/16 (Fri)

[4418] 僕の街にクリスマスが来たよ
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思い出というプレゼントの箱が開くときよみがえる
大きなツリー 兄弟家族みんな集まって
大げさなほどはしゃいだクリスマスの夜

いつからだろう
こんなにさびしいクリスマスの夜を過ごすのは

心も寒くて凍えるほどジングルベルが なんだか切なくてみょうにむなしくて
大人なのにね涙が出てしまうよ

それでも僕の街にクリスマスが来たよ

自分の幸せ願うのもなんだから誰かの幸せ祈って おやすみ

街は賑やかな クリスマスカラー サンタのプレゼント待ちわびる子供たちが僕の横を通り過ぎてく
その手にはいつかの僕と同じように大きなプレゼントの箱を抱えてる
ママとパパのあいだにはさまれてとてもあたたかそう

見上げるとほら雪が降ってきた
少しだけ心が熱くなったよ
チキンとケーキでも買って帰ろうかな
少しだけ頬がゆるんだよ

メリークリスマス
誰にいうでもなく
つぶやいてみる夜。

2012/11/16 (Fri)

[4417] コトバガエシ(甘味亭真朱麻呂とのコラボ)
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言葉に代えれぬ思いもここにある
言葉に出せない時だってたくさんある
それをいつもありがとうの一言だけですませられない
せっかくの君からもらった感謝の花束
すべて残らず届けたい
タイミングをつかもうとすればするほど時間に流されて
いつも思いとは裏返し すれ違ったまま醜い自分をさらけ出すにおさまる
それでも君は変わらぬ眼差しで僕を見つめて いつものあたたかい笑顔をくれる

言葉見つからない それでも言わなくちゃ
もらってばかりの優しさを持て余してる
繰り返す夜と朝 空振りばかりの言葉返し
いつか君に言えたなら

愛してると
ありがとうと

この広い世界で
誰より愛されてる
君に伝えたい
思いが此処にあるんだ。

2012/11/15 (Thu)

[4416] 歌になる
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オーイェーイ 歌ってみよう 笑いながら
オーイェーイ 奏でてみよう 歌いながら

楽器なんて 弾けなくても構わない
技術や知識なんて必要ない 邪魔くさい

バカだろうと音痴だろうとリズム刻めば
あら不思議 なんとなくでもつい出た言葉が歌になる

あいうえお どしらそふぁみれど あかさたな わをん

言葉が列になって 連なって 重なって
歌になる 歌になる
それがたまたま愛の歌になり それがたまたま時代を映すような歌になる

あなたを思いながら
歌えば 心が熱くなる
あなたを感じながら
奏でれば 幸せになる

言葉さえ 曖昧で
譜面さえ ない
そんな遠い昔にもあった 歌があるよ

それは簡単だけど
たのしい歌だ

例えば 言葉にならないラララやルルルの間奏みたいな

そんな歌

今君に届けたいのは
今世界に伝えたいのは
そんな歌さ。

2012/11/15 (Thu)

[4415] 明日のために出来ること
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明日のために出来ること
それはなるべく笑ってること
明日のために出来ること
それは無理なく生きること
明日のために出来ること
それは並べたらきりがない

だけど明日のために色んなことをやるけれど
明日にたどり着くころにはうまくできずに空回り

いつかそのすべてが光り輝くいつかの明日に繋がるんだな
膨大な今日という日を積み重ねてゆく日々の先にある今日という明日では僕ははたして笑っているかな

明日のためになることなんて今日の自分じゃわからない
だけど君という存在がそこにいてくれるだけ それだけで僕の明日は晴れるのさ

だから だから
明日のために出来ること

探さずともここにある

それはとりあえず今を生きること
ちゃんと生きぬいて明日にたどり着くこと

それだけやれれば
なんでもできるよ

可能性という花が
咲く未来への
扉はすぐそこに。

2012/11/15 (Thu)

[4414] あしたのためにできること
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半端な努力でも
小さな一歩でも
たどり着ける
明日だけど
僕はそんな明日はごめんだね

どうせ明日に行くのなら楽しい明日がいい
夢にあふれた そんな明日がいい

色んな嫌なニュース
散らかってる時代だけど僕は人を傷つける暇があるのなら
自分のために 走るよ

泣いて笑って 怒って たまには悄げて 何かに落ち込んで
ふざけてみたり 時には躓いたり 見事にすっころんで

生きる悲しみ そして喜び 同じ世界で感じてる その中で明日のためにできること
探してる だけど多分明日のためにできることは自分が一番幸せになれることだと思うよ

そのためには誰かの涙を見過ごせない
だから僕は自分のために人を傷つけない泣かせない

そういうことが明日のためにできることなんだと思うから。

2012/11/15 (Thu)

[4413] 今日よりも昨日よりも
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今日よりも昨日よりも優しくしてみよう 自分にも 他人にも
何かが変わるだろう

今日よりも昨日よりも心を強く持とう
心折れそうなときには役にたつだろう

生きることは辛い
そんな当たり前なことにさえ理不尽を感じるならば あなたは心が備わっている証だ
心配するな あなただけじゃない
そんな慰めになんの力があるというのか
ますます悲しくなる
ますます苦しくなる
夜が来ても眠れない
朝が来ても笑えない

だから、
今日よりも昨日よりも少し前に進むのさ
昨日の自分に勝つために欲や卑しさを追い越して行け

気丈に振る舞うけれど もうだめなんだと思っても 道はまだ終わらない

ならば、
今日よりも昨日よりも 少し気持ちよく泣けるようになろうか
素直になれるようになろうか

悲しいことに
悲しいと
嬉しいのなら
嬉しいと

自分の心に まっすぐに向き合えるように

明日こそは明日こそは。

2012/11/15 (Thu)
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