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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4382] 宝物
詩人:どるとる [投票][編集]


今日は君の誕生日
君が生まれた日さ
はじめてこの世界に
君が産声あげた日さ

お母さんもお父さんも君が生まれてくるのをずっと待っていたよ
時にすれ違いながらも

長い夜が 長い朝が
何度でも何度でも
寄せては返していた

おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ

どんなものより価値がある 君は僕の宝物
今、君の名前呼ぼう

今日は君がはじめて
言葉を話した日さ
今日は君がはじめて
ハイハイ覚えた日さ

仕事から帰るなり
君の顔を見に行った
まだ小さな手に 僕の大きな手が 触れたとき 君のぬくもりが伝わって 守るべき存在がいることこの身に感じた

そんな君もやがて大きくなるだろう
お嫁さんに行くかな
いい奥さんに会えるかな
そんな明日にはまだ遠いけれど
いつかそんな日が来たら 笑って送り出したい
君の幸せだけを強く願って

おめでとう 何回目の誕生日だろう 君は反抗期さ
うまく会話ができない 心伝えられない
素直になれない君と愛しすぎる僕の瞳に映った君の背中は
あの頃よりずっと
大きかったよ

喧嘩したこと
仲直りしたこと
家族で行った旅行
たくさんの写真
全てが宝物だけど
君の存在には
代えられない

おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ

どんなものより価値がある 君は僕の宝物
いつか、別れる日が来ても忘れないで
お父さんはいつも
いつまでも嫌われても世界でただひとりのお父さんだから
そしてお母さんもたったひとりのお母さんなんだ

命をかけてでも守ると決めた2人の宝物。

2012/11/04 (Sun)

[4381] 光と影(龍夜さんとの合作)
詩人:どるとる [投票][編集]


人と人の間
無と有の間で
生きる僕は
僕にしか見えない雨で
僕の弱音を
僕にしか見えない傷跡を
隠しながら生きている
誰にでも等しく降る雨は
誰もが抱える傷跡をぼかしてくれる
影にも雨は降る
晴れていても雨は降る
時には傷跡をうずかせ
時には影を慰める
そうして
誰もいつか迎える
それぞれの世界の終わりを待つんだ

此処にいるよ 僕は笑って 大きな世界の小さな片隅で 君の帰りを待っている
真っ赤に染まった夕暮れや星の散らばる夜空眺めて たくさんの思い抱きしめる

其処にあるよ 大事なものはいつだって 君の笑い声を君の笑い顔を 心待ちにしてるくだらないことなんて何もない 当たり前なんて幻だから この心に降る一つ一つの雨粒 こぼさぬように
手のひらに乗せて
それを幸せと呼ぶの

それを幸せと呼ぶの

例えば、明日晴れるなら それもいい
例えば、明日雨降りなら それもいい

ただそこにあなたがいて 同じ雨に濡れる 人々の暮らしがある
そんな世界で 光と影のように 背中合わせでもちゃんと 同じ気持ちと気持ちでつながってる

そんな幸せがここにある。

2012/11/04 (Sun)

[4380] 染まれない色
詩人:どるとる [投票][編集]


街にあふれるたくさんの人波に
僕は押し流されて
いつの間にか
こんなありふれた笑顔浮かべて
愛想振りまいている
心にもない言葉口に出したりする

誰かに嫌われないように生きたいから
自分押し殺してでも余計なことは言わないしやらない

空っ風の中立ち尽くすかかしのようだね
僕は自分を笑った

例えばパレットの中でどんな色と混ぜても けっしてきれいな色にはならない
黒い絵の具のように
きっと僕といても誰も幸せにはならないから
僕は何色にも染まれない色なんだよ

だけど君は笑ってくれた
そばにいるだけで意味のあることだと
僕を優しく抱きしめた

その時、僕は恋という色に染まった

時にあふれる理由なきため息が
君の口からもれる
いつの頃から
こんなふうに平気で嘘をついて
他人によく見られようと悲しい努力をしている

誰にも好かれるような人なんていないのにね
なるべく、言いたいことがあっても他人に合わせている

例えば万人が僕の存在を否定したとしても 僕はきっと悲しいなんて思わないよ
それより君という大好きな人に嫌われるほうがそんなことよりずっと悲しいと思う
僕は何色にも染まれない色だけれど

いつでも君は
そんなことなどくだらないと歌うのさ
不器用で失敗ばかりの僕に君は少しも距離を置かない

その時、僕と君という二つの色は混ざり合って
ひとつの色になった

とてもきれいな色さ

恋という色に染まった
恋という色に染まった。

2012/11/04 (Sun)

[4379] いつかその微笑みを
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心も身体もきれいな人だから
そばにいるとなぜだか心がおだやかになる 不思議な人なんだ
君を好きになってよかった

取り返しのきかない日々を何度でも何度でも僕は通り過ぎて行く そして振り返る

この道の先にあるまだ見ない明日が
例えどんなに涙に濡れても
僕は生きるよ
この場所で

いつかその微笑みを
永遠に閉じ込めたい

僕の瞳の中に。

2012/11/04 (Sun)

[4378] ラブソングができるまで
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どんな言葉を君に伝えようかな
どんな場面なら君は笑うのかな
どんな僕なら君を幸せにできるかな
そんなことばかり考えて 考えているうちに夜が明ける

世界で一番好きな人のためになること
どんなものよりどんな人より大切な君が幸せになること
思い描いてる 夢見ている 惚けながらも

例えばそんな気持ちを歌にするならば
どんな歌なら君に一番伝わるだろう
届けたい気持ちは単純なことなのに
どうして絡まる糸
口に出せない言葉
気恥ずかしさにとらわれて僕は今日も言えないでいる

だけど、伝えたいよ
いつの日か
長い夜をいくつも越えて 心を決めたら
その時こそ 僕は言える

いうなればこれは果てしない物語の途中
ラブソングができるまでの淡い痛みと引き換えに望んだ結末

この苦しみがやがて安らぎに変わったら
ラブソングができたあとの君の心に映る僕はどんなふうに見えるかな

好きだよ 愛してる

歌うように
言葉にするよ

そしたらきっとそこにずっと見えずにいた本当の明日が待ち望んだ眩しすぎるほどの朝を連れてくるだろう

いうなればこれは君にこの思いを歌い終えるまでの小旅行
ラブソングができるまでのちょっとした二人のラブ・ゲーム

今夜も歌ってるよ

君を好きだという気持ちや愛してるという思いを

言葉に乗せて

歌歌うように
思っている。

2012/11/03 (Sat)

[4377] 始発
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ふと見上げると
そこに当たり前に
広がる空が見えている

表紙を閉じたまま
進まないストーリー
目次を読むだけで目が回る

いそいそと出かけてくあの人の背中を
迎える手もないまま
部屋の中に静けさがあふれる

なんでもないけれど
何かが足りないよ
なんでもないはずだ
だけどやっぱり

始発電車に乗って
窓から見える
流れる景色
眺めて思うんだ
色々なこと。

2012/11/03 (Sat)

[4376] 僕の部屋の灯りはつかない
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切れた蛍光灯
取り替えるのも
面倒だ

こんな気持ちは
久々だ
例えば心がひび割れたような

僕の部屋の灯りはつかない
大事なものは照らせない
僕の部屋の灯りはつかない
肝心なものは照らさない

やけに長い夜だな
やけに切ないな

あいた胸の穴ぼこ
もれるように
乾いた笑いがこみ上げる

おやすみも言えない
さよならも言えない
灯りはまだつかない。

2012/11/03 (Sat)

[4375] あしたのせかい
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今日が雨なら
明日は必ず晴れるよ
そんなことわからないけれど とりあえず照る照る坊主を窓に吊そう

今日の生き方で
明日が変わるなら
誰も今日の生き方を
誤ったりしない
本当にそうかい?

明日の世界をイメージしても
僕はなんとなく今日と何も変わらないと思う

そこには 川が流れて
青い空 白い曇
いつもの街並み
窓から見える向かいの家の屋根
忙しそうに
行き交う人の流れ
そして、幸せすぎるほどの穏やかな時間

明日の世界を描いてみたら
今日いた人も明日にはいないかも
僕も元気かどうかわからないけれど

とりあえず、今日を生きてみるよ
まだ見ない明日の世界にたどり着くまでは

今日泣いたなら
明日は必ず笑えるよ
そんなことは誰にも言えないけれどとりあえず生きるよ
大好きな人の眼差しの中で

僕は笑うよ
僕は笑うよ。

2012/11/02 (Fri)

[4374] 一日一笑
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僕は思ったんだ
悲しみ受け流す傘のない君の
傘の代わりにこの僕が
そばで笑っていることが傘の役目を果たすと

僕はわかったんだ
お日さまのように笑う君と
ただ時間も忘れ過ごすことが
どんなに幸せなことなのか いつも気づかされることばかりだな

1日また1日と繰り返す日々の中で
僕は何を知ったのか
僕はどこを目指すのか
今日も日はこうして沈むけど 明日の予定さえ決まっていない

だけど だけどね 僕はこれだけは決めてるんだ

1日いちどは必ず笑うことにしよう
どんなに悲しい日だとしても
今日を生きれた それだけできっと
幸せなことだと思うから
僕は悲しみの雨に降られても 君の笑顔思い出して笑うんだ
ほらもうすぐ 僕の街に朝が来る
今日はどんな日になるかな

色んな事がある
色んな人と出会う
確かに人生生きてれば嫌なこと嫌な人嫌な場面 それを避けては歩けないけれど
生きているからこそ楽しいこともあるからね
わるいことばかりじゃない
生きていれば必ず たどり着ける明日がある
その明日で僕はまた見失った笑顔取り戻すように 笑うんだ

一日一笑 忘れずに。

2012/11/02 (Fri)

[4373] ルール
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一つ、優しく生きること
一つ、逞しく生きること
一つ、穏やかに生きること
一つ、無理なく生きること

頭を育てるよりも
心を育ててゆきなさい
どんなに難しい計算を解けても人を傷つけ悲しませるような人では頭の良さも意味はない

一つ、1日1回は喜び見つけて笑うこと
一つ、悲しかったらなるべく我慢せず
涙を流すこと
一つ、嘘をつくのなら人の心を考えてその人を傷つけない嘘をつくこと

たくさんルールがあるんだな
生きるための決まり事が
面倒なようだがそれなしじゃきっと不自由するだろう
だから僕もあなたもある程度決められた範囲の中で生きるんだ

心がばかをしでかさぬようにルールがあなたのわるい拳を押さえつけてる

じゃまなようだが、大切なルールはいつもあなたのそばで
あなたの心を育ててる
すべての人の心を育ててる

そしていつか いつの日か あなたがたどり着く未来で役に立つこともある
赤信号で止まりなさいとか
食事の前後いただきます、ごちそうさまを言うようにとか
やかましいようで、大切なルールはいつもみんなのそばで
あなたの明日を守ってる
すべての人の明日を守ってる。

2012/11/02 (Fri)
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