詩人:どるとる | [投票][編集] |
どんなに小さな幸せでも 嬉しけりゃ笑うだろう それは小さい大きいに関わらず君が幸せだって証だ
くだらないくらいの毎日が 振り返るとなぜか何もかもが輝いて見えるのは きっと時が変えてしまう
何かがあるから
今しか会えない
人がいるから
あの場所 あの空
あの花 あの顔
あの気持ち
僕は忘れない
庭で洗濯物が揺れてる それだけのことだと思うけれど
きっときっと今という時間を今しか一緒にいられない人と過ごす なんでもない日々は誰にでも幸せなことなんだろう
だからほら君は笑うんだよ
だからほら僕も笑っているんだよ
世界中の人たちの明日の幸せ願いながら
眠るよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
頭を育てることよりも
心を育むことが
本当の教育
知識を注ぎ込むよりも
野に放つことが
本当の教育
教育とは計算できない子供の素直な感情を押し殺さない程度にそっと遠くから見守るのが本当の教育。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あとどのくらい笑えるのかな
あとどのくらい泣けるのかな
あがくようにもがくように
僕は生きている
曖昧なものを見つめていると
だんだん全てがわからなくなってしまう
僕はなんだ 僕は誰だ
君はなんだ ここは何処だ
あとどのくらい歩けるのかな
あとどのくらい生きれるだろう
急ぐように急かされるように
今日も生きている
綻びの先にある
小さな光は
鈍色に輝いて
僕を呼ぶ
どのくらい
どれくらい
僕はあと
僕でいられる?
詩人:どるとる | [投票][編集] |
世界中の人 誰もが同じ
一人だって 代わりなんていない その人の代わりになんてなれない
その人がいなくなったらもう二度とその人は生まれない
だから掛け替えない
当たり前なことだけどそれをいつも胸にとどめて生きることだ
自分も他人も そこにあってどこにもいない
いつかその意味がわかる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰かの速さに合わせてみても 僕の足の速さじゃついて行けない だから僕は人にのろまと言われてもマイペースで歩きたい
世の中のスピードに乗り切れずに いつも損ばかりする
それでも生きて行くしかないわけなので
とりあえずはなるようになればいいと思う
明日は明日の風が吹く
まあなんとかなるさ
焦っても慌てても
仕方ないと笑いながら歩いて行くだけ
いつの間にか雨も上がり 虹が出るから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
千の朝が訪れ
千の夜が過ぎた
それでも人々は
何度でも過ちを犯す
千の雨が降り
千の夕日が沈んだ
それでもこの心は
まだ全てを許せない
頭で解き明かせるものは限られた範囲の中での唯一
僕はまだわからない
まだ殻を破れない
泡沫の夢の中
綻びの端を掴むように危ういながら目覚めても全てを愛せない
それでも構わないと
言うのならこのまま時に揺られて 終わりを目指そう
最果てへと 最果てへと 舟を漕ぐ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ドアを開けて 僕は小さな旅に出る
幼いころの夕暮れがまだ僕の中に広がってる
あの瞳の記憶が そっとよみがえる
映画のような その断片的な場面が ちらちらと見え隠れする
今まさに落ちる
夕日の彼方まで
さみしさはつづく
切なさはつづいてる
誰の瞳にも見える
夕日の彼方には
同じ雨の冷たさが
同じ刃の鋭さが
その胸に伝わる
さあ 悲しいと言ってみなよ 嘘はつかないで
時には負けを認めて。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
時計が半周して そろそろ1日も終わりに近づいてきたとき
街は秋の装いに身を包んで 香ばしい焚き火の匂いが香ってくる
きっと、目をそらしてちゃ見えないものばかりだな
ちゃんと目を凝らしていないとすぐに見失う幸せの見方
それ如何で全ては残酷なほど変わってしまうから
栗の木の下で 木枯らしにまかれてるような そんな見渡すかぎり秋色の日々
僕は一枚よけいに上着を足した
風が 目の前を 吹き抜けて行く
誰かの帰り道を ためらいもなく夕陽が照らした
腹の虫が鳴いたら
寄り道せずに
帰っておいで
君が開けるべき
ドアを開けたら
待ちに待った
夕飯の時間だよ
テーブルを囲むのは
よく知ってる
君の優しいファミリー
なんでも言いなさい
あなたの帰る場所でいつでもありたい
そんな人がそばにいること いつも感じていたいから
僕は今日も帰るのさ
この腹の虫が鳴いたら
わがままも苛立ちもくだらないプライドも全部捨てて。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
テーブルの上に
夕飯が並んでる
独りきりの食卓
君の姿は見えない
湯気を立てるオムレツが甘く喉を滑るけど 君のあの笑顔がまだ忘れられない
空の上 眺めて 僕は問いかけてみる
君のいない部屋の片隅 転がるさびしさに悶える夜光虫
さよならも言わずに
消え失せる 大切な大切な人よ
おはようを言っても
返らない 君はもう地図をひっくり返して世界のどこ探しても…
伝えたいことがまだこんなにあったのに
届けたい歌がまだこんなに散らかってるのに
小さな明かりを見つけては 群がる虫みたいだな
アルバムの中にあふれてる忘れるには多すぎた思い出たち
今日も僕は
夕飯を食べている
独りきりの食卓
涙で光る夜光虫
君に会いたい。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
繰り返される毎日が
ただ、物静かに過ぎて行く 僕らの目の前を
誰かに合わせて笑ったり 何かにつけていらだったり そんなことをもう何度
今まで繰り返してきたのか
愛だの優しさだの必要なものは全て ここにある
何気なく眺めてる
景色がもう幸せという風景そのものだろう
だからあたりを探さなくても 一番大事なものはそばにある
ほら君が笑った
例えばそんな些細な出来事がそうだよ
ドアの外、部屋の隅
公園の昼下がり
幸せはどこにでも見える場所にある
夢だの希望だのいくら巡らせてもたどり着いた未来に 叶うのはたった僅か
それでも、笑うのは
ここでこうしてありふれていることが
僕が僕にできる一番の事だからだよ
ほら君が泣いてる
僕には何ができるだろう 長い夜になりそうだ
言葉のかけらを集めて 少しずつ伝えて行けたなら きっといつかわかるはずだよ
幸せがその時顔をのぞかせるだろう
窓の外 夕陽が落ちて夜が 我が物顔で空いっぱいに広がってる
僕は君にとって
ただ安らげる場所でありたいんだ
歌にして伝えたい
歌にして届けたい
明日の二人まで。