詩人:どるとる | [投票][編集] |
はまったあとで気づく 自分の甘さと過ち
ぬかるみに足を突っ込んで 出られない
急かされると空回り
自分さえもわからない
ぬかるみに意識奪われて うまく笑えない
せっかくの喜ばしい時間さえ むなしい。
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花が咲くように
当たり前な日々の中
繰り返される人の死と新しい命の誕生
僕はただなんのためらいもなく笑い
目の前に掲示された答えに没頭する
なぜだとかどうしてだとか疑問もないまま
開け放した窓の向こうにある憧れや
誰かが誰かにそっと手渡す永遠を誓う言葉に
僕が僕であるように
君が君であるように
それはただなんの種も仕掛けもない
ひっくり返しても表も裏もない
当たり前なことだけど
それを幸せに思うのは
とても不思議なことだって思うのさ
僕が僕でないのなら
君も君じゃないだろ
だけれど僕ら何年何十年時を経ても
僕は僕のままだし
君も君でしかない
そうさ今も今までもこれからもずっと
くだらないほどの確かな真実 受け止めて 受け入れて
読み進めてく 百年にも及ぶ長編小説
シナリオも用意されてないストーリー
僕が此処にいて
君が其処にいて
空があって
川が流れて
雲が浮かんでる世界の中
「お腹がすいた」
そう思うまで気づかなかったけど
僕も自分の足で間違いながらも歩いてきたことを知る
ただそれだけでもなかなかできないことさ
途中で諦める人もいるから
だからもう少し僕や私っていう自分に自信を持てばいい
花を咲かすように
当たり前な日々の先。
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何気なく過ぎてく
毎日がある
なんの興味もなさそうに知らん顔する
そんな人がいる
当たり前な日々がある
今日がありそして明日がある
今日が終われば明日が訪れる
日は昇れば必ず沈むように
誰かのへたくそな口笛が 聞こえてくる夕暮れ
途端に重なるように鳴るチャイム
ミスマッチなその組み合わせが なんだか穏やかで僕は笑ってしまった
愛して ゆるして
励まして 憎んで
時に背中向けて
単純で 難解な
愚かなようで賢い
そんな僕らがいる
例えばそこにあって当たり前と思っているものが 本当は当たり前と思い込んでいるだけかもしれないということに
僕らは気づいているかな
そこにあるべきものが必ずしも永遠じゃないこと
さみしいようだけど
それが現実なんだよ
傷つけて 傷ついて
庇って 守って
腹を抱え笑う
貪欲で生意気で
可愛くて愛らしくて
そんな君がいること
僕はそれを当たり前とは呼ばない
だけどそこにあってしかるべきものだと思うんだ
だからそこにいておくれ この世界からさよならするまで
愛という言葉の意味を僕に 伝えてよ。
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笑顔どこかに置き去りにしている人ばかりだな
形だけの笑顔は笑顔とはきっと呼ばないんだよ
好きでもない仕事とただお金稼ぐための愛想笑いとお世辞をばらまく そんな日々に疲れ果てて生きる意味をなくす
今を生きるすべての人へ 伝えたいことたくさんあるけど
自分を愛すように人を愛してみろ それだけを今は届けたい
涙もろくにうまく好きなときに流せない時代の中で
嘘っぱちの笑顔でも喜ぶ人はたくさんいるだろう
でもね心から付き合えば きっと本当のこともわかるのに
嘘をつくことで知りたくない自分の弱さや過ちをモザイク代わりにしてる
ここに生きてるすべての人よ 心から今を愛していますか?
欲張らなければ幸せになることなど容易いだろう
物で溢れかえった世の中に欲望が風船よろしく膨らんで 幸せの価値は下がり続ける
僕はそんな現実に
悲しさを見ている
今を生きるすべての人が主人公。
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この雨が止んだら
君と笑おう
昨日の涙が嘘のように
今日は笑おう
傘は要らないよ
手ぶらでも大丈夫
笑顔だけは忘れないで雨が上がったら笑おう
ふいに悲しくなる
ふいに切なくなる
なぜだか心は空っぽ
がらんどうさ
真っ白な気持ちでいよう
洗い立てのシャツのような
汚れのない心で笑おう
憎しみならあとでも果たせるさ
今はただあの澄み切った空のように
単純な青に染まろう
単純な青に染まろう。
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傘を差して 雨粒を避けながら 歩く君の後ろをそっと見つめてる
僕は君の毎日に追いつけず 置いていかれる
どうしてそれほどうまく生きれるんだろう
僕にはできそうもないな そんなふうに笑ったりは
時に君を見つめる瞳が憎しみで曇ったり
時に君を見つめる瞳が涙で潤んだり
そして今日も僕の見つめる先で君がいっしょうけんめい生きてる
まなざしがぶつかった時 重なったとき
僕は気づかされるよ
自分の愚かさ 浅ましさ
アングル変えればほらね 景色も人も変わるんだよ 少しずつその憎しみを愛に変えられたなら
まなざしに優しさが
まなざしにぬくもりがともる。
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なんでもない毎日が
いつも幸せなこと
誰も気づかないで通り過ぎるよ
でも時に見えるよ
本当はこうして笑って生きてるだけで
幸せなのにそれを当たり前と言うだけで
何不自由なく暮らせる毎日の中に隠れているいくつもの幸せのかけらに気づけない
それは悲しいことだろう
生きがいなんてなくてもいいさ
ただただ過ぎる毎日がなんとなく大切な時間に思えれば
ありふれた暮らしの中に輝く
たくさんの笑顔や涙に出会いそしてめぐり会う日々の先に
まだまだ まだ見ない明日がある
今日は雨でも明日が晴れたなら行ける場所があるように
きっと、意外と近くにあるんだ
誰もが求めてやまない本当の幸せは。
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タイヤは転がる
土砂が転がる
土地も転がる
夢も人も何もかも
転がる 転がる
転がって 転がって
やがて落ち着く
場所を探すよ
街は転がる
崩れたり建ったり
景色が変わる
景観が変わる
流れて 流れて
流されて 流されて
いつか覚めるだろう
長いこの夢から
気づけば夜で
気づけば朝で
真昼の月が
昇る頃に見る白昼夢
陽はまた昇る
日出るその時に
聖者も愚民も同じ星の中で生きる
砂漠のような
荒れ果てた大地に
水が湧くように
凍てつくような
最北端の氷河に
オーロラ見えるように
何かがあるよ
必ずあるさ
どんな1日にも
どんな場面にも
何か光のような
どこか救いのような
差し込む陽射し
君を包むだろう
陽はまた昇る
陽がまた昇る
どんな街でも
どんな空の下でも
空がそこに見える
穏やかな雲浮かぶ
遠い憧れが僕ら呼ぶ
陽はまた昇るのさ
なんどでも なんどでも
陽はまた昇るんだ。
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ひとりぶん
多くつくってしまった夕食 向かい合ったふたつの椅子
残されたように
僕は一人味気ない
夕食をとるんだ
気づけばほら 季節も変わりはじめて
街の木々も衣替えするようにやがてあざやかに色づくのだろう
「さよなら」聞こえないふりしていたけれど
この胸にあの日のさよならが残り火のように まだ消えない
おもかげだけが 部屋の隅に 居るようで
もう会えない君の笑顔 君の涙 君のあの声
世界中どこを捜しても どこにも君は…
もう伝わらない届かない 僕だけを誰よりも愛してくれた
君のあの何もかもを包んでしまうような
ぬくもりも優しさも
おもいでだけが 心の奥で 燃えている
もっと色んな事をしたかった
もっと色んな場所に行きたかった
後悔だけが 生まれてはシャボンのように消える
おもかげだけが 部屋の隅に 居るようで
もう会えない君の笑顔 君の涙 君のあの声
せめて二度と会えないのなら 一言だけ
「ありがとう、ずっと愛してる」 それだけ言わせてね
いつの間にか
食べ終わったお皿の上
残ってる涙の跡
僕はそっと立ち上がる
前に進むために
おもかげに手を振って
おもかげに手を振って。
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色を変えながら揺れる木々の隙間縫うように 歩いてくスカート靡かせて
君は笑った顔も泣いてる顔も素敵だよ
ただ少しさみしくて自分に自信がないだけ
ふと気づくといつでも悲しい顔してる君だけど 良ければ僕がそばにいて命分かつまでずっと 君の心の総てに肯いてあげよう
キラキラかがやく恋の窓から 見えるこの景色
めくるめく パノラマ まるで万華鏡
開け放された心の窓から 覗けばあるよ君の笑顔
なんて素敵なんだろう 恋に落ちそうさ
さあ 何度でも押し寄せては引いてくような季節の行き帰りのなかで 君は少しずつ自分らしさを取り戻して行くよ
キラキラかがやく恋の窓から 見える
瞳に映る どれも違う君の表情(かお)
閉め切ったままじゃ見えるはずもないこの景色
まぶた持ち上げて 微睡みながらでもいい
両手でぐっと押し開けてみよう その向こうに広がる景色はばら色 きっとばら色。