詩人:どるとる | [投票][編集] |
何も見えない
暗闇を照らす
光のような
先の見えない
時代を変える
希望のような
そんな光
見えないかな
青葉のまま
くすぶってる
僕の日々の色々
もし報われるなら
このまま時に誘(いざな)われて
僕はたどり着こう
無理せずとも笑えるそんな場所に
ひとつしか見えない穏やかな光
何不自由なく過ぎる毎日に差す翳り
青葉の頃にふと立ち止まった道の途中に見えていた鮮やかすぎた未来
嘘と言い訳に費やした時間と
行き過ぎた期待と憧れ
この身に伝わるまっすぐな絶望
それでも、それでもとまだ何か捜してる
ミライヘノキボウはまだ捨ててないんだ
日はまた昇ると信じてるから。
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先も見えない時代に
生まれてきた
僕らはうまく
歩くことができずに
今日も迷ったり悩んだりしている
何かを得ようが
何を失おうが
結局いつかは
なくすのだからと
心閉ざして
カーテンを閉めた
美しいものへの憧れや希望に満ちた言葉などもう僕にはなんの役にも立たなくて
散らかるばかりの日々の中に生まれる
名ばかりの幸せ
退屈なだけの平穏をそう呼ぶのなら
僕らの明日は霞がかかったように見えなくてただただ生まれる不安を胸にして
目の前の道にどこまでもまだいくつでも生まれるイエスタデイ
此方の期待などお構いなしに 情け容赦なく押し寄せる時間に流されて 今日も僕は笑うしかない。
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どうして
人は心につまらない嘘をつくのか
どうして
涙を流すだけですぐ恥に思うんだ
どうして
他人のペースに合わせさせられて
どうして
自分の思ったように
泣いたり笑ったりできないのか
愛想笑い、苦笑いばかりが目立つ
心から自然と生まれる笑い方忘れてしまうよ
楽しいから笑って
嬉しいから笑って
悲しいから泣いて
嬉しすぎて泣いて
当たり前なその繰り返しが 言うまでもないその行為がうまくできない世の中じゃ息が詰まるんだ
いつの間にかなくしてしまったみたいだ
あの頃のようなきれいに澄んだ笑顔はどこですか?
紛れ込む人の中
すり抜ける人の波
暮れてゆく街並み
眺めて君は何を思う
そしてまた訪れる夜
どうして
人は思ってもないうそをつくのか
どうして
人はこんなにも辛い毎日を笑っていられるのかな
どうして
心の傷は塞がらない
治す薬もない
どうして
弱さや小さな油断に人らしさを見つけられない
世辞や社交辞令
心の入る隙もなく
ただ機械のように
目の前に提示された
問題をこなしてく
人ばかりだな
悲しいときもあって
楽しいときもあって
それがすべて人生なのに
実際本当に悲しいときはうまく泣けない世の中さ
他人の楽しむ仕草を真似て心にもない笑顔つくり
馬鹿みたいに楽しくもないのに笑ってさ
大人はみんな馬鹿だけどなんとなく気持ちがわかるのは
僕も同じように他人に合わせて笑ってる
そんな日々送ってる
本当の気持ちだけで
上も下もなく 語り合えたらいいのに
心の奥が見えないことで相手の本心がわからないじゃないか
笑顔の向こうの憎しみさえ読み取れないだけで 誌面に載るよ悲しいニュース
それでも僕はどうして笑ってるんだろう
悲しいときさえ道化師の様相さ
本当馬鹿みたいだな。
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通り過ぎて行く日々
通り過ぎて行く時間
僕らはそれを常に
背にうけ 過去を省みる
巻き戻せない時間
立ち止まれない日々
過去が笑う 僕は今を駆ける その姿はまるでランナー
過去を背にして今を見つめろ
瞳は2つ 使うのは心の瞳 映せるだろうあの日の僕やあなたの日々を
そこに見えた光を支えに 闇を行け
これからが本当の始まりだ。
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間違いながら
躓きながら
歩きなさい
いつか、花は咲く
そのはずさ
それを恥だと思うことが恥ですよ
泣きながらでもいい
ぐずりながらでもいい
大人も泣きたいくらいの世の中さ
嘘だらけ
矛盾だらけ それもそのはずだ
間違いながら
躓きながら
生きて行け
それが多分正解だ
無理して繕うな
不器用な人ほど
優しいよ
のろまな人ほど
人らしいよ
僕はそういう人ほど
愛したいな。
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涙涙のはなしがあるのです 誰にでも
涙涙のはなしをするのです 誰もかも
僕にも君にもあるのです 今日も明日もそういう場面があるのです
ああ 生きること
例えば 笑うこと
例えば 泣くこと
難しいな やりきれない
そう 逃げること
立ち向かうこと
闘うこと
痛いな 苦しいな
傷跡が見えない
無傷なようで
見えない傷だらけ
優しさおくれよ
ぬくもり分けてよ
穴ぼこだらけ
すきま風が冷たいな
涙のはなしをするならば 僕はとてもじゃないが笑えない
涙のはなしをするときは 誰もとてもじゃないが眠れない
枕を濡らした夜がある
苛立ち抱えた時がある
日々の暮らしのその中に
いくつも浮かぶ涙のはなし
けっして楽しいばかりじゃない
けっしてうれしいばかりじゃない
わかってほしいな
君にだけは
認めてほしいな
君にだけは
僕は紙のように脆い
水に濡れたら 涙でぐしゃぐしゃさ
かばう傘はないんだよ
だから言い訳もするさ 背中見せるさ
それを恥と言い切るな
僕は恥だと思わない
そんなときは泣け
そんなときは泣け
涙のはなしが尽きるまで
そのはなしを話し終えるまで。
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君が笑ったら 僕も笑える気がするから
君が泣いてたら 僕まで萎んでしまうよ
たまに悲しくて
たまに贅沢で
少しさみしくて
わりと楽しくて
どこか曖昧で
シュールな
そんな日々が今日も
夜が来たんだ 誰にでもわかるよ
夜が来たんだ いつの間にか隣に座ってる
月が満ちてる 瞳の中に黄金色が映る
月が満ちてる 雲のショールを羽織ってる
脆くたっていい
カルシウムをとれば
弱くたっていい
鍛えればいい 今からでも
2、2、3、4
数を数えて 腕を振る
今日は晴れたよ
良かったね
センチな気分はやめにして
今だけは笑おう
くずかごの中漁れば見つかる 小さな小さな昔話のような懐かしさ
比喩は苦手さ
でも短く言うなら
愛してる
そんな気持ち
伝えたい 届けたい
くずかごの中のラブソング どうぞ ただです
そう難しくないさ
悲しいのなら
泣けばいい
楽しいのなら
笑えばいい
僕が見本さ
ばかな見本さ
さあ 荷物降ろして
たまにはふざけろ
屁をこけ 見事にすっころべよ
僕はそれを全力で愛すから。
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簡単なことだと思う
人と人が仲良くすることなんてさ ただ誰かを愛する そんな当たり前な気持ち持てばいい
だけどそれだけじゃだめだと思い知る
人と人が仲良く居続けるにはたまに本音ぶつけ合って喧嘩しなきゃわからないこともあるらしい
面倒だな 難しいな
人と生きるって
それでも誰かと
笑いあいたい
泣きあいたい
そして愛し合いたい
ここにある暮らしの中にあるありふれた幸せ それは消耗品のように抱きしめてしまえばつかの間にこの心を離れていく
それでもそんな幸せを何度でも欲しがって誰かといっしょに歩き続ける旅の中で僕はいろんな幸せの形を思い知る
そうだ、僕は世界を知らなさすぎたんだ
あなたが教えてくれた
僕だけじゃ見えなかったしあわせのかたち。
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僕は何がしたいのだろう
僕は何になりたいのだろう
漠然としたまま
大人になってしまった
足りないものばかりだな
わからないことだらけだな
中途半端なまま
大人をやっているよ
まるでそれはTV画面に映るモザイクのような意味のなさない日々
さめざめと雨のように降る。
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つかの間に消えてく
流れ星 ひゅるり
ただひとつの命が消えてはあらわれる
涙と笑いのスライドショー
今 幕は上がる
途端に閉まる
突然さ 瞬間さ
でもなんでだか
心は開け放された
そんな心地
はじまりの時を逃さないで
今さ その時は
さあ笑え 存分に泣け
イッツ・ア・スライドショー
いつも いつでも
はじまり 終わり
今日も 明日でも
はじまり 終わり。