詩人:どるとる | [投票][編集] |
彼方まで思いを馳せて僕は昔を思う
懐かしさに焦がれてる胸に優しさが募る
彼方まで思いを飛ばせばはるか未来へも行ける
遠い今日と同じ日に僕は何をしてるかな
どんな顔で どんな人と どんな営みをして
どんな場所で どんな景色の中 どんな気持ちで
彼方には 何がある
彼方には 何もない
宇宙に抱く夢のよう
天に召します神のよう
それは形のない
でも確かな祈り
僕は見つめている
彼方の光。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうして子供でもわかることなのにね
大人はつまらない理由ですぐに争いあうんだろう
ラララ もっと簡単に笑いあいたいよ
1+1が2であるように もっと単純に誰かを思いやれないものかな
どうして地球は丸いんだろう それと同じように多分答えなんかないように
僕らは明日もただ人でいつづけましょう
僕らはいつでもただ心なくさないように生きましょう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君は白い百合のように笑った 僕の小ささを気にすることなく
いつも変わらない眼差しで見つめている
気のそこらへんが好きなんだよ
恥ずかしいことじゃないのさ 愛してる
いつでも言おう
つまらない雨降る日もこんな晴れた日も
君といればどんな時間も特別になるから
ずっといっしょにいておくれ
そして僕だけを愛して。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
雨が降る街角で
誰かが誰かを待ってる
いつやむかもわからない晴れ間をそれでも期待してる
彼女は素知らぬ顔で
今日から明日へと視線を送る
飲みかけの珈琲をぐっと一気に飲み干せば忽ち体熱くなる
何かが悲しいから
何かが嬉しいから
傘を差す必要はない
濡れてやろう心まで
気配りも下手な優しさも必要はない
二人は素のままでずっとやっていけるさ
天使のようなその横顔に僕は恋をするよ何度でも
雨が二人の雰囲気を盛り立ててくれる
ほらね雨降る街角を二人歩いて行く
傘も合羽も必要ない
要らないさ
心に燃えるような炎を携えて
ずぶ濡れのままで二人は歩いて行く
傘の森をつきぬけて二人だけの日曜日
雨降る日曜日。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
憂うつな気持ちが
雨になって降る
屋根をつきぬけて
僕の心を濡らすよ
休日の雨は どこか
悪足掻きのように
見えるんだ
久しぶりに晴れた
空も君がそんなんじゃあの太陽もうまく笑えない
もうそろそろ
泣き止んでもいいんじゃないか
笑え 笑え
そして悲しみなんか
忘れてしまえ
これはきれいごとかもしれないけれど
君のためになると思うから歌うように
奏でるように僕は君の瞳の中降る雨にいっしょにうたれよう
せっかくの休日にさえ降る雨のように
救いのない 今日にせめて光に代わるものがあるように。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
人の数だけ いくつもの夜があるんだね
君も今自分だけの夜を見つめている頃さ
淋しさも切なさも
むなしさも侘びしさも
束ねて 闇の中へ捨てられたら
何かが悲しいよ
何かが辛いよ
そして波はまた引いてゆく
何かが欲しいよ
誰かにいて欲しいよ
ぬくもりのない冷たい部屋の中に
今日も形だけの明かりがともる
凍えるほど心淋しい
冷たい灯りだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
他人様(ひとさま)に流されて
世の中のいうとおり生きるのもいいけれど
「自分」ってものをしっかり大地に打ち立てて
風に逆らうように生きて行くほうがかっこいい
辛いこと悲しいこと
たくさんあるけど
どんな土砂降りだっていつの日か空は晴れるって思えば案外頑張れる
今一番の君で 笑うんだ
今一番の君で 泣くんだ
そしてその一瞬一瞬をありのままの僕で 走り抜けて行け。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
何かが悲しい
何かが嬉しい
今日も1日
そればかり
でもいい1日だった
ほら気づくと日は暮れて カラスが鳴く
何かを得れば
何かを失って
いつもどおり
何事もなく終わる
ただの一日でも遠くの未来では今日が忘れられないくらい
そんな思い出に変わるかも
繰り返すだけ
ただそれだけで
いつかの今日に
僕はくたばるけれど
だけどまだ先の話
今は今を生きよう
たかが一日
されど一日
どんな一日
君の一日は
ただの一日
すごい一日
いつの一日
今日の今日だよ
ほらね 気づく間もなく夜が来る そして灯りが街にともる
わけもなくせつなくなるだろう?
その痛みは傷跡もないのに棘のように胸の奥突き刺さる
どんな悲しい一日も
どんな嫌な一日も
今日しかない何かがあるから素晴らしい
君の帰り道を照らす月明かりが優しくなれとせめて僕は祈るよ
さようなら
おやすみね。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ほら 月が出ている
きれいだねと
一言くれたら
今夜はそれだけで
よく眠れそう
ほら 月が出ている
当たり前なことだけど何よりそんなことほど愛せたなら
人生がたのしくなる
散歩に行こうと
誘ってみれば
どうやら
君も同じ気持ちだったよう
重なる声が 外に飛び出す サンダル履きで僕らは行くよ
悲しみ喜び 今は置き去りに ただ誘われるままに行くよ
くだらないことだ
僕の悩みや足裏の水虫なんて
ありふれてるんだ
それでもそういうものほど大事にしたい
声に出さずに 歌おうか 闇にも光がともるようなふしぎな夜さ
月が出ている それだけで今夜はなんていい夜だ
なんていい夜だ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
風のように ほら
いつの間にか詩が
まっさらなノートに綴られてる
窓から 吹き込む
風がくれるアイデア
心を騒がす
さあ 描こうか
湧き上がる悲しみを
さあ 描こうか
押し寄せる喜びを
風の詩 そよそよと
この命を 痛みのない時間という見えない刃で少しずつ削りながら やがて突然にさらうだろう
風の詩 ゆらゆらと
この身も心も老いがやがて蝕んで 生きる希望もなくなったとしても またこの場所で詩を描きたい
幾何学模様のような難解な気持ち 抱えて 歩き続ける日々も
安らぎに変わるまで
僕は僕を描いてく
それが正しいか
間違いかは わからない
ただ風が教えるままに ページは言葉で埋め尽くされてゆく。