詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたを見てた 午後のベランダで
永遠を見つけたのは何でもない
いつもの昼下がり 太陽が輝いてた
積み重ねていく日々の中
増えてく 思い出を指折り数えた
ありがとうなんかじゃ伝えられないから
もらった愛は愛で返していくよ
いつの日か 君に幸せって言わせてみせるから。
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どこか遠くへ 行こうよって 君は言った
まだ恋も知らないような少年の僕に
電車に乗って 君の手を引いてく
窓の外に 見えた景色が生まれ育った街を 遠ざけてく
僕はこれから行く場所を知らない
宛もない旅の始まりはいつも
気まぐれで風のように自由
少年は世界地図とにらめっこしてる
旅人気取って でもどこかが間違ってた
とりあえず一番高い切符を二枚買って
君と肩を寄せあいながら 電車に揺られて終点を目指す
炎天下の 空の下に落ちてくる太陽光
宛もない旅の始まりはいつも
気まぐれな屋根の上のカザミドリ
踏み出した 未来は水溜まりを
飛び越えるくらい簡単ならいいな
でも迷いは振りきれない
悩みも尽きそうもない
仕方ないなと呟いてまた進む
僕はこれから行く場所を知らない
宛もない旅の始まりはいつも
気まぐれで風のように自由。
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昨日までの僕とは違う僕で今日を生きたよ
少しだけ失敗もしたけど 思ったよりも上出来だ
向かい風に吹かれたのなら僕自身が 追い風になってく
しんと静まり返った街であなたの 電話を待っている
すぐ耳元でささやかれてるような
距離なんか まるでないようなんだ
手紙の最後に添える追伸のような
「愛してる」が思いの外 嬉しい
星ひとつない夜なら眠れなくてもいい
僕の悪巧みを君は 知ってるのかい?含み笑いしてるけど
君を幸せに出来るかはわからない でも最善を尽くすよ
これで勘弁な
明かりがずっと向こうまで続いてる
君ははしゃぎながら軽快に走ってく
どんな言葉よりただそばにいることが
一番嬉しいよと 僕の手を迷わず握った
県外になると とても不安になるのは
携帯に慣れてしまった僕らの悪い癖だ
この際思いきって携帯なんか置いて
電波の繋がらない場所まで行こうよ
すぐ耳元でささやかれてるような
距離なんか まるでないようなんだ
手紙の最後に添える追伸のような
「愛してる」が思いの外 嬉しい
その声の向こうに笑顔の君を僕はイメージしている
当てて見せようか?君は今笑ってる
だからばれたかって君は今笑ったよ。
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ずっと胸の中に眠らせていた思いを
君に伝える 日がついに来ました
思いや気持ちを伝えるのに
タイミングなんてないことを知った
窓の向こういくつもの星が降る
見とれてるうちの一瞬の出来事
願い事は言えなかったけれど
なぜか満たされているのはどうして
その答えを 僕は知っている
双眼鏡越し見た未来は 輝いて
悲しみなんか ないように見えたよ
知った痛みのぶんだけ覚えたこと
疑うことも必要だと知ったよ
汚れた心に 雨が染み渡っていく
きれいなものがきれいに見えるように
僕の瞳は つくられているはずだ
随分寄り道していたんだなあ
気づいた僕は 涙で顔を洗った
重ねた 嘘もいつかは 透き通っていく
ほらね魔法のように色を変えてくすべて
窓の向こういくつもの星が降る
見とれてるうちの一瞬の出来事
願い事は言えなかったけれど
なぜか満たされているのはどうして
その答えを 僕は知っている
ずっと胸の中に眠らせていた思いが
今日やっと 君に手渡せるよ愛してる。
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傘を手に持った 君は一人で
今にも雨が降りそうな
空を見上げながら泣きそうな顔で笑った
たとえば僕が君のそばにいてやれないとき
そのときがもしも悲しいときなら
僕には 何が出来たのだろう
過ぎたことさえ 真面目に考えてしまう
大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ
虹を探して歩く 雨上がりの午後に
大好きな映画の心温まるシーン
イメージしながらやり過ごす日もある
たとえば 世界が明日で終わってしまう
そんな日を迎えたなら最後の一瞬まで
君の手を離さずいれるかな
僕が多分目指しているのはそんな僕だ
大切だったこと ひとつひとつ思い出しては反省する
君を泣かせた日 笑わせた日 僕の中にある思い出
日々増えてく 君の知らない一面
嫌いなところもあるけど 断然
好きなところのほうが多いこと
いつか言葉にして伝えたい
大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ
そして泣いた君の顔を覚えるなら そのあとの笑った顔も
覚えておくことが きっと明日の君を笑わせることができるんだ。
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夜空にある星を失敬したいよ
あんなにあるんだからひとつくらい
盗んだって 神様は気づかないだろう
愛する人に届けたいのさ
とびっきりのプレゼント
寝ないで書いたラブレター
お金じゃ買えない代物だ
いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう
流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ
月は誰を照らすためのスポットライトだ
僕は モデルにでもなった気分だ
光を浴びてポーズを決めて
ダンスは苦手さ ステップ踏めない
それでも交わしたいの情熱のタンゴ
指を絡めて 止まらない鼓動を
抱きしめてしまえばあとはなすがまま
色とりどりの傘を 放り投げて
僕らは描く 空の上から見える地上絵
自由すぎる 僕のハート誰か止めてよ
終わらない夜 ロマンスを着飾ってる
夜明けは まだ来ない
魔法はまだ続くよ
きりもなくあふれるため息は
忘れたふりで 知らんぷりすればいい
いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう
流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ。
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いつか跡形もなく 消えてしまう
命を見つめながら 今日も生きている
夜空に輝く 星が数えきれないように
日々生まれては消えていく命
名前も知らない人の涙や笑顔を
この世界はどれだけ見てきたのだろう
時計の針が 刻むあなたと私の時間は
同じようで違う時間 だからいつかは
すれ違うようにどちらかが先にいなくなり
残された人は 悲しみに包まれる
それでも重ねた思い出が 傷を癒してく。
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君の街には
海があるだろう
青く広がる
海があるだろう
憧れだけが
ペンを走らせる
完結を目指して
ページはめくれる
海の見える街には
優しさがあって
愛しさがあって
思い出がある
風の帰る街には
悲しみがあって
喜びがあって
あなたがいる
ラララ 歌おう
いつか 痛みと
共に思い出す
あのメロディ
海の見える街には
優しさがあって
愛しさがあって
思い出がある
風の帰る街には
悲しみがあって
喜びがあって
あなたがいる。
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遠くへ行ってしまうあなたのために
手紙をしたためよう大好きな絵はがきで
もう二度と会えない気がするから
あなたとつないだこの手を離したら
夕暮れの街並みは誰かの帰りを いつも 待っているんだよ
言葉にすることのできないさよならは
手紙に書き記してあとは忘れたふりだ。
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空の色を映した猫が大きなくしゃみをひとつ
昨日の雨が残した水たまりを軽々飛び越えていく
風見鶏は 風を受け止めて回る
僕らには 宛なんかないよ
だから悩み迷うんだ
まだ夜明け前の 街並みは 薄暗くて
もう少し 寝ていたい 気持ちだ
開拓と発展に 彩られた街の片隅で
いまだ アナログの石頭たずさえて
自転車転がして 夜明け前の街を走る
新聞を届けよう あなたのポストまで
本のページをめくっていくその先にある未来
一秒後の世界と一秒前の世界が つながってく
昨日 今日 明日 ひたすらそれの繰り返し
答えあわせにも飽きたから
たまには気まぐれになる
まだ夜明け前の 街並みは 薄暗くて
もう少し 寝ていたい 気持ちだ
開拓と発展に 彩られた街の片隅で
いまだ アナログの石頭たずさえて
自転車転がして 夜明け前の街を走る
新聞を届けよう あなたのポストまで。