詩人:どるとる | [投票][編集] |
必要以上に急かされて 誰のためでもなく
ただ流れるように過ぎてゆく毎日に身をあずけ
通り過ぎて行く人の波に誰も似たような顔で紛れてるだけ
どんな人生にも必ず悲しさはつきまとって
足かせのように僕らの心に負荷をかける
たまにはしらばっくれたり むだに強がったりして
目の前の現実から逃げたつもりでいるだけ
折り重なるようにして
どうにかこうにか続いてゆく僕らの他愛もない暮らし
明日も天気になあれとサンダル飛ばして
裏になったくらいで落ち込んでしまうほどくだらないことで笑顔をなくすけれど
僕らはけっしてどんなときも 命だけは投げ出さないでいるから
どうか、その誇りだけでも一際輝かないだろうか
この素晴らしき
くそくだらない世界で。
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今日も朝がやってきて街の夜が明ける
人の足音もにぎやかになるよ
渦巻くような不安と少しだけの期待を胸にむかえた新しい1日
ドアを開けたらそこは 何ひとつ昨日と変わらない世界
だけど単純な僕にはいいことがちょっとでもあるといつもの世界が少しだけ輝くよ
ただ起きて ただ眠る
ただ遊び ただ疲れる
そんな1日もいいもんだ
ただ悲しくて ただ嬉しくて
とても言葉にはならない
平和なら毎日退屈でもいい
ため息を吐き出して
帰る道の先に 揺れている夕陽の赤い色
影は寄り添う
「僕のへたくそな言葉たちがあなたの1日に少し関わっている」
それだけで僕はいい
ただ当たり前なこんな今日という1日があとで振り返った時幸せに思えればなおいい
そんな1日なら
毎日だって幸せ
そんな1日なら
毎日退屈でもいい。
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僕は 特別なものを
着込むこともなく
ただ 無防備でいるよ
本当は携帯もパソコンも要らない
不便なら、少し頭をつかえばいい
携帯がなくても直接人と顔を合わせてお話すればいい
パソコンがなくてもしりたい情報は誰かから聞けばいい
便利なものに頼りすぎるあまりに僕らは外に出てもからだを動かさないような
そんな毎日を送る
無防備という名の
素っ裸の心で
風を読み明日の天気を言い当てた 昔の人のように
あなたも裸であれ
あなたを纏う便利な鎧はあなたには重すぎる
わかるだろう?
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小さな明かりの下で
僕は見つめていた
なんとなく眠れずに
散歩に出かけた
夜の途中で 明かり探して 群がる虫たちのように生きる答えを探していたんだ
たくさんのなぜが
まだ消えなくて
かさぶたのように
僕の胸に残ってる
真夜中の散歩から持ち帰った 宛もない思い 未来に少し希望がともったかな
真夜中の散歩から逃げ帰った 僕らは瞳に少し涙をためて 昨日より強くなったかな。
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悲しみが押し寄せる
今日をさらってゆく
時の波が引いてゆく
そして訪れる夜
時計も疲れ果て
夢の外で 急いだり走ることをやめて
少しペース落とす
この夜が 誰にとっても やさしいやさしい夜になりますように
窓の外にひろがる星空は 僕やあなたのことを静かに見下ろして
ウィンクをしてほらさそってる
いいんだよ 泣きたければ泣いてもいい
いいんだよ むりに笑わなくても
夜がくれば君の涙も隠してくれる
だから遠慮せずに
泣いてごらん
いつでも。
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君は僕のどこに惚れたんだろう
何もいいとこなんてないのに
君は僕のどこを好きになったんだろう
もしかしたらかわいそうに思っているだけ
だめなとこばかりだし
情けない 頭もない
金も地位も名誉もない
ないものづくしなのに
そんななにもない僕でも君はまるで当たり前のように愛してくれる
そんな君に僕はなにができるかな
これからどんなことしてあげられるかな
せめてたくさんの楽しい思い出を君とつくりたい。
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朝が夜に少し 手が届く そして訪れる夜
月の光を頼りにして
僕は家をめざす
明かりは君の優しさでいい
それがあれば何も怖くない
帰っておいで
帰っておいで
怪我しないようにね
ただいまって言うから
お帰りって言ってよ
愛してるって言うから
私もって言ってよ
なんのために生きるとか
なんのために生まれただとか
そんなことさえどうでもよくなるほどに 今が幸せだから
僕は君に 会いに行く
今日も 今日だけの君に会いたい
今日は 今日だけの君を愛したい
そこにある朝を
そこにある夜を
特別にしてくれる
今日の君に会いたい。
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悲しいとき
嬉しいとき
笑顔じゃ
収まらない
気持ちが生まれると
なみだになる
大人も子供もなく
みんな心ふるえたら
優しい気持ちこみ上げてなみだがそのほほを流れる
無理矢理じゃないよ
お芝居でもないよ
心から 心から
いつの間にか流れる
それがなみだ
どうしていつの間にか心が温かくなって
人は悲しみ喜びに出会うとき
しぜんになみだが流れるのだろう
君の悲しみや喜びが
伝わって とどいて
少しずつひもとかれる
誰かの痛みや苦しみ
それがなみだになってこのほほを 川のように 流れて
いつの間にか いつの間にか ほら、怒っていた人の瞳にもなみだが移っている
君の瞳にもなみだが移っている
夜が少し 朝に手を伸ばす
そして 君は昨日より強くなる
なみだを流したら
なみだを流せたら。
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人の痛みが伝わるとなぜか泣きたくなるのさ
なんでだろう 涙が止まらない 君は今悲しいんだね
大人だって泣くくらい生きることは辛く悲しいものだから
時には嫌になって自棄になって 命さえ投げ出したくなるよね
簡単に言うことはできないよ誰にも
それぞれの今がすべて輝いてるとは限らないから…
幸せの隣には不幸が座っていて
喜びの隣には悲しみが座っていて
晴れてる場所があればどしゃ降りの場所もある
この世界はね
どんなに強がっても悲しいときは悲しい
どんなに嬉しいことがあってもふと気づくとやっぱり人生は悲しいものだから
いつも笑っては歩けないんだよね
心配しなくていいさ
他人ごとだと笑っておくれ
背中丸めて 夜に紛れ込む 孤独な人の独り言が ぽつり 瞳に小さな明かり ともす
明日は晴れるかな。
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もう君とは会えないのかな
さよならの時が来たら
僕はもうここにはいない君とはおしゃべりさえできない
面影だけが陽射しの中揺れてるだけだ
君と過ごした日々は
あまりに美しすぎて
さよならする時が来るなんて思わなかったから
忘れることなんて今更できない
ベイビーアイラブユー
愛していた
心すべて捧げていた
愛し続けていたい
でももうさよならなんだね
運命だって思っていたのにね それは僕の悲しい早とちりだったのかな
それでもこの思いは永遠に死ぬまでこの胸の中をさまようよ
ああオーマイラブ
君だけを愛してる。