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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4172] たまに
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偶に いい詩ができる
それでいい

偶に いい事がある
それでいい

偶に 大げさに笑う
それでいい

いつも楽しいんじゃ
ぎゃくに悲しい
いつも悲しいんじゃ
生きるのがいやになる

偶に 悲しくて
偶に 嬉しい
その高低差がいい
その比率がいい

それでいい

偶に 生きる喜びを感じる
偶に 生きる悲しさを感じる

全てが大事な事だから無意味な事などひとつもない

たまには考えてみることだ

空っぽの頭の中に 風を送り込んで

真っ白なイメージの中に 何か思い浮かべて

たまにあれやこれやをなげうって

足の裏の魚の目にも気づかない日々に昔を振り返る 時間を与えよう。

2012/08/25 (Sat)

[4171] 朝の輪郭
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朝を象るように
縁取るように
悲しみが
円の周りを
なぞってく

それにも負けずに
笑ってしまおう
あなたは
泣き止む強さを
持っている

朝の輪郭が
悲しみから
始まるならば
その輪郭を
かき消すぐらいの
笑顔で迎え撃とう

挫けても転んでも
再び歩き出す
強さを知っている
その先に待つ
喜びを知っている

だからなんどでも
ここから 描くんだ
きりもなくスタートラインを

朝の輪郭を。

2012/08/25 (Sat)

[4170] 明日、咲く花
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目には見えないものにも 命が宿る
優しさを手探りしても見つからないのは
優しさは手ではつかめないからだ
だけどふいに優しさにふれるのは たしかにすぐ側に優しさがあるからだろう

人はひとりじゃ 涙拭うことさえ 時間を有するものだ
だけれど 誰かが側にいれば あっという間に涙が笑顔に変わるだろう

そこに 何かが残るなら 無意味なことなんて何ひとつないから

目には見えなくても感じることで 見えないものをつかむんだ

例えば、花が種を落とすように 途方もない未来へ 希望や期待を託すように
今は見えなくても信じることで はるか遠い明日に咲いてみよう

それが明日咲く花だ。

2012/08/25 (Sat)

[4169] 心に嘘をつかないで
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心に嘘をつかないで
心が悲しみでいっぱいになるから
心に嘘をつかないで
涙で明日が見えなくなるから

悲しみを受け流す傘がない
心まで水浸し
降り出した
雨がやまない

だから心にだけは
嘘をつかないで。

2012/08/21 (Tue)

[4168] 恋泥棒
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盗みに行くよ、今夜

予告もなく 奪うんだ
君のそのハート

僕は恋泥棒 君のハート盗むため 今夜月にいざなわれ あらわれ マントひるがえして
魔法仕掛けの夢の中
幻と戯れて遊ぶ

君もどうだい?良かったら

誰も恋泥棒 人、人、人の交差点で 今日も手を繋いで 愛してるなんて呟くよ

まさにミステリー
それは不思議 奇々怪々

言葉交わしただけで
ほんの数秒 恋に落ちる

僕はもう君の虜さ

恋泥棒が ハート盗まれてしまうよ そんな夜は なんて月がきれいに見えるのかしら

恋泥棒が 逆にハート盗まれてしまうよ
そんな毎日が明日も続いてゆけば 幸せなんてすぐにてのひらの上さ

恋泥棒 馳せ参じました 君に会いに

盗まれたままのハート

それで僕は満足。

2012/08/20 (Mon)

[4167] あるよ
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僕は ひとり 孤独な道を歩くんだよ

何かしら 誰かしら
いいこと あるよ
きっと あるよ

夜の明かりを ひとつひとつ 通り越して

木々の間 縫うように時代が つかの間に流れてく

それを遠くから近くから 見てる僕は

落ちそうな大きな月を瞳に映して

はじめてのダンス 踊る あなたのピエロにならなってもいいよ

何かあるよ きっと
なにもないわけはないさ

何かしら 誰かしら
いいことあるよ
きっと あるよ

孤独な道にも いくつもの笑顔が落ちてる

さびしい夜にも いくつもの夢が転がってる

さあ 気づくなら今しかないよ

君の視線独り占めしよう

そんな、わがままな物語があってもいいと思うよ

可能性はあるよ。

2012/08/20 (Mon)

[4166] おとな、こども
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汚い言葉を吐く
人にお灸を据えて
叱り飛ばす人が
必要だ

子供に対しても
なかなか叱れない
こんな時代の風潮に僕は嘆く
君も嘆いてることだろう

大人はいいと言うけれど
大人から見れば子供のほうがいいぞ
子供はいいと言うけれど
子供から見れば大人のほうが金持ち

大人と子供 秤にかけて 比べりゃ どっちもどっち 同じ重さだ

大人の真似をして
常識の上にあぐらをかく子供や
子供よりずっと
わがままで欲張りな大人のあべこべや逆さまを僕はいつも見てる

自分の愚かさ 人の愚かさ

大人のようで子供のような
子供のようで大人のような

そんな人の中
僕は紛れ込み
変な景色を見てる

そんなまちの中
人の流れの中
他人以上に
自分が不可解

他人の振りみて我が振りなおせ

そんな言葉がどうしても浮かぶ毎日だ。

2012/08/20 (Mon)

[4165] 苦悩はつづく
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思い浮かばない
言葉 散らかったまま
頭の中で ごちゃまぜになってる

気持ちの整理がつかない
それでも何かを言いたいのだ
言葉にしたいのだ

誰かの目や失敗おそれてるようじゃ
まだまだ僕も青い若葉なのかな

悩め 迷え 若人は
苦悩するだけ
大きくなるよ

そんな保証がどこにある 遠ざかる人の背中が語る きれいごと

僕はどこに行くのかな
自分でもわからないや

それでもね まだここで何かを言葉にしていたい

それでもね まだここでなんのためでもなく暴れていたい

苦悩はつづく。

2012/08/20 (Mon)

[4164] 万華鏡
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いろんなふうに
変わる 君の顔
怒ったり泣いたり
笑ったり拗ねたり
忙しいですね

涙はすっかり
片付いて
散らかっていた
君の顔は
ほらいつもの
顔に戻った
笑ってる顔が
いちばん君らしい

だけど どれも好きさ

万華鏡のように
代わる代わる
変わる 君の顔
見れば見るほど
不思議な君の顔

どれが本当の君なのか
どの君も本当の君なのか
わからないよ

だけど どの君も僕の好きな君さ

また見せてくださいね
世界でたったひとりの僕だけの万華鏡

涙の中にも光が見える
笑顔とは違う光が見えるよ
恥ずかしくなんかないさ
自信を持てばいい

綺麗だよ 輝いてる

万華鏡のようだ
のぞいてみようかな。

2012/08/20 (Mon)

[4163] こんな夜には
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いつの間にか 夕陽は夜に食べられて
あたりはもう闇のなか 僕はおなかのなか

繋いだ手 離さないで
くだらないくらい
このままでいよう

言葉なんてなんの役にも立ちはしないさ
ぽっかり穴があいたような おなかがすいたような こんな夜には 誰かのぬくもりが やさしさがいつもよりずっと支えになるよ

この手伝わる熱は
どんな悲しみさえ
目の前から消してしまう

余計な言葉は要らない ただ一緒にいるだけ
それだけでただの夜も特別になる ほら魔法仕掛けのようだねと笑いながら 僕らは星屑の散らばる空を見上げ 目を閉じるまで小さな声でお話するんだよ

こんな こんな さみしい夜には
独りぼっちは悲しすぎるだろう

こんな夜にはいつもより 誰かのぬくもりが やさしさが はっきりと伝わるよ

おやすみの合図 片目でウィンク もう片方の目もつぶっちゃうね

そんな夜には 言葉にならないときめきが僕らを 包み込むだけ
包み込むだけさ。

2012/08/19 (Sun)
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