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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[4062] おならのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


それはまるで
おならのようなもの
自分の恥を聞かれてしまうよう

幸せの匂いがする
どこからか漂ってくる
君からしてるよ
笑ってるから
おならの匂いがするよ
恥ずかしがらずに
自分は人だと言おう
涙も出るだろ おならだって出るさ
嘘もつくだろ おならだって出すさ
それは自分が人だというあかし

おならをするように笑ってみせる
どこにいても 何をしてても
人の中でも笑ってみせる
人の中でも泣いてみせる
おならをするように
恥ずかしがらず
夜も朝でも 誰といっしょでも
君の隣でふざけてみせる
君の隣でカッコつけたいよ

幸せの匂いさせながら

おならが出ると どんなに真面目な人も常識にまみれた大人も顔を赤らめて 思うだろ
自分も他の人と変わらない人なんだってこと

おならが出ると 僕も思うよ 臭いのほかに言うことがないけど
その臭さが たまらない 僕が僕に語りかけてくる なんとなく思うよ 僕もあなたと同じ人なんだってこと

だから恥ずかしくなんかないさ 僕は恥をしのばず おならをするように生きてみる。

2012/07/22 (Sun)

[4061] 当たり前
詩人:どるとる [投票][編集]


僕には計れない
人の命の重さ
どれだけ重いのか
人の命は

街の中にあふれる
人の中にも
誰一人いなくて
構わない
人などいないのだ

自分のやった
悪を隠すのが巧い大人たちの恥はすぐにケツを出す
ごまかされたままの現実は嘘ばかり
本当の言葉で偽ることなく話し合いたい
僕らは口を塞がれたまま

目と目でお話しても
何もわからない
口と口でお話しても
喧嘩してしまうだけ
心と心でお話しすれば
やがて夜は明けて
新しい明日が見える

とても簡単なことさ

みんなが自分の足元で踏みつけてるその当たり前を大切にすれば それでいい

虐めもしかり
戦争もしかり
同じようなもの
ただ、どちらも
くだらない

すぐにやめたほうがいい 命を奪いあい
人の尊厳を蔑ろにする行為は

今日もまた日が暮れ
何事もなく1日が終わるけど 僕はなぜか胸の中にぽっかり穴が空いたまま
うまく笑えないよ

拳と拳で殴りあっても本当の痛みの伝わらない
法律や規則で縛ってしまえば同じこと
心と心を向き合わせて 少しずつ心の歪みやねじれをなおしてゆくしかない

とても気の長い話だ

それでも僕らが始めた意味のない喧嘩は僕らで止めなきゃ

目の前のたくさんの当たり前という概念を そのまま見つめたらだめさ

少し角度を変えて
少し視点を変えて
当たり前という概念に自分なりの見解を見いだせ

虐めや戦争を悪だといえるその心があるならば きっと希望はあるよ

ほらね 正しい事など最初から 誰もがわかっているんだから
それを 当たり前にしてゆけばいいだけだ
笑っているあなたのその顔がいい
泣くほどに嬉しがるあなたのその声がいい

そんな当たり前な明日が当たり前に 訪れる日を 僕は待つ。

2012/07/22 (Sun)

[4060] おわりのはじまり
詩人:どるとる [投票][編集]


僕のはじまりは 最初からおわりの匂いをさせていた

人は生まれた瞬間からおわりを定められている

途中でなげだす命なら最初からないほうがいい

途中で諦めるくらいなら最初からなくても同じだろう

そんな弱い気持ちはくだらない

そんな気持ちなら生きる事さえ悲しい

おわりのはじまり はじまりのおわり
繰り返す時間の行き帰り さよならおはよう こんにちは
可もなく不可もなく当たり前のように
振り向きざまに 歌うのさ 僕らはみんな最初からあるようでない空気と同じだと

おわりのはじまり はじまりのおわり
暮れゆく空に 投げかけたあの問いかけは神様も解けないほどに難しい

さよなら さよなら
余計な言葉はいりません

持て余しただけの心
余りある時間の中
生きることの辛さや悲しさなど誰にもつきまとうもの 人との差を比べても言い訳にしかならない

自分の力で立ち上がることのできない人はただ悲しいだけだ

なげだすだけの命なら
最初からないほうがいい

授かった命を 自分のものだけと思ったら
その命は腐るさ

生まれたからには生きるだけが答え

生きるだけが答え。

2012/07/22 (Sun)

[4059] 自画像
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大切なことは最初からみんな知っている

だけれど時に人は見方を誤って 人を責め立てる 蔑むのです

悪を指差して 責めるなら 自分の中の悪も指差し それを悪だと先ずは呼ぶんだよ

人を叩く手のひらは
自分を叩く手のひらにして
人を責める唇は
人を慰める唇にして
人を恥じる心は
自分を恥じる心にして

鏡を見て そこに映る自分の中の汚れやシミを 悪だと呼んで
責めてみなさい

街にはびこる 様々な理不尽や 矛盾を悪だと呼べるほどお前はきれいなのか?

自分の顔だけは きれいに描きたいようだが
他人の顔だけは 汚く描いても 構わないようだが

それを悪と呼べるだけの 心の清さは何処ですか? 自分はそれほど良くもなく きれいでもない 僕もあなたもきっと

自分を描いてみたら 案外 上手く描けない 繕った笑いじゃ 悲しいだけだ

他人を描いてみるのに一生懸命になったらなぜか上手く描けたよ それが本当の自画像だ

他人は自分の心を映す鏡 他人の悪は自分の悪 人の中に悪を見つけたら それは僕の中にもある悪だと知れ

話はそれからだ

自画像を破り捨てて
他人に合わせて 笑う自分を悪と
他人を平気で傷つける自分を悪と
嘘ばかりつく都合のいい自分を悪と

悪と呼べ 悪と呼べ

上手くなんかないさ
悲しい自画像だな

やっぱり僕は良い人間なんかじゃない
誰の中にも隠れてるだけで悪がある

悪がある。

2012/07/22 (Sun)

[4058] 唯一
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この耳で あなたの声を聴く それはまるで優しいそよ風のよう

この瞳で あなたの顔を見る 色んな風に変わる まるで魔法さ

この世界でいちばん愛している 大好きな人の傍で 笑っていられることがどれだけ幸せか 僕はやっと気づいた

些細な場面、一つ一つの瞬間 君がくれるその他愛ない笑顔 それがすべて僕にとっての幸せの種 花が咲くようにほらね 笑顔が僕の心に咲くよ

抱きしめている
抱きしめられている
愛されている
それと同じだけ
僕も愛している
それだけでいいのさ
いつまでも ずっと
僕らは 重なれない
違う人間だけど
唯一 心はひとつになれる

何かと面倒な世の中だけど 君と二人なら どんなことも乗り越えられる そんな気がするから 僕はこわいものなど何ひとつないんだよ

そうさ、いつか やがて 少しずつすべての悲しみや傷跡も
散らかったままの今の心も片付いている 静かな心で向き合える その時こそ言おう 君が誰よりも好きだよと 僕なりの言葉で

唯、ひとりだけ ひとりだけさ 愛しているよ 唯一。

2012/07/22 (Sun)

[4057] それから
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悲しくないわけはない
生きることが辛くないわけはない
それでも泣いてる顔は人には見せず 涙は手のひらで隠すんだ

悲しくないふりをしてるだけで
本当は今にも泣き出してしまいそうだよ
それでも笑っているのは負けないために
打ちひしがれないために僕は自分に嘘をつく

人に優しさ 求めても何も生まれない
それも時代だと 言う人がいるけれど
僕は人が優しさ忘れたら 悲しいだけだと思うから 僕は人にも優しくしたい
そして思いやりを持っていたい
例え時代がどんなに冷たくなろうと
人の心はあたたかいままだと信じたい

街にあふれる人ごみの中に 何を求めているのかな
そして人の心の中に愛を見ているのかい?
さまよいながらあがきもがきながら見つける 光のような小さな希望が未来を照らす明日が見える

殺伐とした日々のその中に 僕は何を見ているのか 鏡越しの自分を見て 自分の中の悪を 憎んだ

それから僕は少しずつ変わった 変わった 変わった

歩き出すのは間違いなく今だ
思い直すのは間違いなく今だ

変わりゆくのは間違いなく今だ。

2012/07/22 (Sun)

[4056] 幸せ行きの電車
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幸せ行きの電車に乗って幸せを探しに行こう 会いに行こう

幸せの形は人それぞれだけれど 誰も似たような幸せを求める

お金持ちになりたい
幸せな結婚がしたい
苦労せずに偉くなりたい

だけど幸せはお金じゃなくて いつも当たり前なほど 単純なものだと知っている
僕らは

人生という電車に乗って 終点を目指す ほんのひと時の揺れにまかせて 人は誰も幸せを探しながら
今日も泣いたり笑ったりしてさ 今日という名の駅で いろんな景色を眺めて また電車に乗り込み明日という駅を目指す

幸せになりたいなら
何もしないではだめさ 悲しくても辛くても 傷だらけになっても努力をして頑張って あがいてもがいて恥もかいて 生きてるっていうその生き様をみせるんだ

幸せ行きの電車は誰にも 扉を開けて 待っている ただ、その電車に乗るためには
目には見えない切符 心に描いて 幸せという駅にたどり着くまで 走りつづければいい

ただでは幸せになれないんだ
幸せになりたいなら
幸せになれるだけの明日を築いてゆこう

それが幸せ行きの電車に乗るための条件。

2012/07/22 (Sun)

[4055] 夢を叶えて
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子供の頃にみていた夢があるんだよ

僕がいつか幸せになることを夢見ていたんだよ
それがいつの間にか
大人への階段上るたびみんなの幸せを願うことが僕の夢になったんだよ

戦争もいじめもまだまだ なくならない
現実 見つめたら 嫌な事ばかりだ
それでも、今を見つめて僕らは明日を生きる

自分が笑える世界じゃなくて誰もが笑える世界になればいい

夢を叶えてよ 僕の神様 ただそれだけのことがどうして難しい?

夢を叶えてよ 傷つく人の消えない傷跡から目をそらさないで

教えておくれよ 誰もが幸せになるにはどうしたらいいのかを

ただ単純にみんな 誰もがお互いを思いやる それだけでいいはずなのに人の心がそれを遠ざける

せめて僕が あなたの力になれるならば できないことなど何もない

あなたの手となり足となり 力になろう。

2012/07/21 (Sat)

[4054] この道どこまでも
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そんなに急いでどこに行くの その先はなにもないよ
そんなに慌てて何するの 終わりのあとにはなにもないのに

口笛を吹き鳴らして
歩いていこうよ
悲しいことがあったっていちいちいつまでも考えていたって
そもそも仕方ない 時間がもったいないからなるべく笑え

涙は今だけは忘れてしまおう
すぐに笑えるように
雨上がりの空のように太陽心に描いて

さっきまでの涙がまるで嘘のように あの雲を見習って 青空の中に白く浮かんで 自由気ままに旅をしよう

悲しいことは尽きない
嫌なことばかり
やりたくもない事ばかりだな
それでも歩いてゆけば笑うんだろう きっと嫌な事ばかりじゃない
生きていればそのうちいいことは必ずある
よくある言葉だけど嘘じゃないから
あの木を見習って雨空の中でも 動じることなくデンと胸張り立ち尽くす
そんな強い人にはなれない だけど泣きながらでも幸せ探そうよ
生きているだけ ただそれだけでも僕にはほめられたもんだよ
だから歩いて行こうよ ずっとこの道どこまでもつづく限り
そうさ歩いて行こうよ ため息弱音も吐きながら またあしたも。

2012/07/21 (Sat)

[4053] 当たり前なことを当たり前のように
詩人:どるとる [投票][編集]


僕は独りきりで生きているようで
いつも誰かに助けてもらって生きている

人のことを心から思いやる
そんな気持ちがなくなりつつある世の中で 一体誰が自分のために涙を流してくれるのか
優しさを持ってみる
人なんてただそれだけでいいのに
当たり前のことさえも当たり前のようにできない人が増え
当たり前のことさえ当たり前のようにしない そんな世の中にいつの間にか変わってしまったのか

目の前の人を 労る気持ちがあるなら
きっと目の前の人が他人でも 変わらない気持ちで向き合えるのに あの人だからとかあの人だけにはとか そんな気持ちからは何も生まれやしない

あふれる人ごみの中
自分を見失ってる人たちの瞳には ちゃんと当たり前なことが見えているのかな

もつれる足でも か細い小さな声でも 誰かのために生きれたなら
きっとそれは素晴らしい

当たり前のことを当たり前のようにできる
ただそれだけで自分も周りも 幸せになれる

この世界から戦争もいじめも消える

そんな当たり前であるはずの明日はいつ来るかな。

2012/07/20 (Fri)
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