詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕はどうしてうたをうたっているんだろう
わからないけど気づけばうたをうたっている
悲しい詩 楽しい詩
変な詩 思い出の詩
うたうとなぜか心が晴れ渡る
うたをうたうには言葉が必要だ
だけれど言葉には制限やルールなどないからね
自由にうたうべきだけど人を傷つけるならばうたわないほうがいい
だけどどうしてもうたいたいならば人を楽しい気持ちにさせるうたや人を幸せな気持ちにするうたをうたおうよ
部屋の中 庭の隅 図書館の中 階段の途中 誰かと一緒にまたは一人でうたってる
悲しい時には悲しいなりに自分を励ますうたをうたい
嬉しい時にはその嬉しさを百倍にも千倍にもするような
楽しい楽しいうたをうたいます
うたをうたうとなぜだか幸せになれる
誰かとうたうともっと幸せになれるんだ
誰かのためにとか何かのためにとかじゃなくてうたいたいからうたう
理由はいつだって曖昧だしいい加減かもしれないけれど
それくらいでいいんだ うたをうたうためには 理由なんていらないよ
好きだからうたう
それくらいでいいんだよ
さあ うたをうたいましょう
好きなうたをうたいましょう
ラララ ルルル 風のように自由自在に
楽しいうた 悲しいうた たまには励ますようなうた
元気になれるようなうた せつなくなるようなうた
色んなうたがあっていいんだよ
色んなことが思い浮かぶんだよ
そんなうたをうたおう
さあ 皆さん ご一緒に
さみしいときもひとりのときも必ずそばにうたえるうたがある
涙が頬を伝います
笑顔が頬をゆるませます
うたう準備は万全さ
どんなうたをうたおうか
今日もまた新しい
1日のはじまり
うたをうたうように歩き出そう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
嘘をつかないと笑えない
嘘がなければ笑えない
泣きたいときも泣けない
愛想笑いや苦笑いで隠してる
その笑顔の向こう側にはきっと沢山の悲しみがある
沢山のさみしさがある
それなのに、言えないんだね
耐え忍ぶだけの日々
僕はわかってあげたい
相槌したり お世辞言ったりご機嫌をとる
大人たちの笑顔の向こう側にはきっと憎しみや恨みが燃えている
それでもあの雨雲の向こう側にはきっと青空が隠れてる
君のさみしさや悲しさをわかってあげたい
孤独じゃないと伝えたい
一人じゃないと伝えたい
わかっているようで
わかっていない
わかったような顔をしてすれ違う
それでも愛を届けたい
沢山の嘘の中にたったひとつ輝く本当を
伝えたい
愛してる
言葉にしたら生きることが少し楽になる
大好きです
口ずさんだらもう少し素直になれる
お互いの笑顔を疑ってしまうくらい
この世界は嘘だらけだ
だけれどその笑顔の向こう側にある涙だけは信じられるよ
やっと泣けたね
悲しいけど嬉しいんだ
嘘をつかずに言ってみよう
君の前で
嘘をつかずに言ってごらん
僕の前で
その笑顔の向こう側にある綺麗な涙を見たいのさ。
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たくさんの人の中にいても さみしさは消えない
たくさんの人の中にいても 僕は孤独だ
他人と自分の間には常に空気層のような見えない壁がある
群集の中の孤独。
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何かを忘れている
何かが欠けている
完全を装った不完全な世界
何かを見過ごしている
何かを諦めている
美しさを装ったむなしい世界
僕の瞳に映る世界
誰かの瞳に映る世界
万人にとっても
個人にとっても
同じように映る
世界なのに生きる形や生まれた境遇が違うだけで楽園と地獄くらいの差がある
人は自分を比べ
どれだけ人より自分は幸せで
どれだけ人は自分より勝っていて
優越感に浸っても
本当の自分は見えてはこない
目には見えない瞼の裏の景色
本当にたいせつなものや本当に見つめるべきものはそんな見えない場所にあるのに
悉く人は見逃すよ
僕はどうやらとことんまでに不器用で
肝心なときほど鈍い
そんな僕らはまるで
陽射しにも当たらない日陰にそっと静かに咲く日陰草
それでも愛すに値する価値のある存在
一人一人が同じ重さと輝きを持っている
一人一人が同じ命とすれ違う時間を刻んでる
何も違いなど無いはずなのにどうして僕らは陽射しの中でも悲しみ抱く?
いつから憎しみなど覚えたのかな
いつから嘘をつかなきゃ笑えなくなったのかな
どうでもいいことは何も変わってない
大切なことは変わってしまった
日陰には今日も咲いている
笑えば笑うほど悲しくて泣けば泣くほどむなしくて
笑うように
泣いて
泣くように
笑う 人ごみの中
僕も何かを忘れたまま 生きているよ
陽射しの中でもこんなに寒い
陽射しの中でもこんなに痛い
見えるだろうか 他人の痛みや苦しみが
気づくだろうか 通り過ぎてく人たちは
それを鼻で笑うならこの世界に希望は無いに等しいな。
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人間にとって一番大切なものって何だろう
地位や名誉かい?
そんなもの要らない
僕が欲しいものは形のない優しさやぬくもりだよ
我先にと椅子を取り合う 大人たちの群れの中
それを見つめる子供たちの欺けない瞳に映るのはこんな世の中の光と影
幸せになりたいよ
人ごみの中叫んだ
賢くなりたいよ
見返りなど気にせずに誰にでもやさしい人間でありたい
人を好きになろうとすればするほど
人の嫌な部分が垣間見えてきて人が逆にね人が嫌いになってしまう
人を知れば知るほどに
人の狡さや過ちが同時に見えてくる
それでも人を好きでいたくて
それでも人を愛していたくて
僕は人と肩を並べて 人ごみの中 望んで立ち尽くして何かを信じていたくて誰かに今日も救われながら時に傷つけられながら忙しない日々を暮らす
望んだこと全て叶うわけじゃないけど
他人に自分の言い分を押しつけてしまいがちだけど
目をつむったまま
相手の心を読む事
誰かの痛みに気づける事
誰かの悲しみを察する事
ひとりで生きていると思い上がる僕らじゃわからない
これは壮大な心理戦だ
魂を燃やす 果てしないゲーム
勝ち負けは問題じゃない
人間が人間として生きるためのゲームさ
勝ち取った椅子は
なんの価値もない
ただの椅子だ
目には見えなくても価値のある幸せが
たくさんあるのにね
僕らの目はあまりに
節穴すぎたんだね
ごらん、多くを望みすぎたから こんなに散らかった未来さ。
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僕は行く 宛もなく行く
僕は行く 地図さえもない旅をする
風に行き先を尋ねて
僕は行く 宛もなく笑う
僕は行く 時のオールを漕ぐ
名前のない明日へ行く
そこに今日があり
そこに終わりがあり
そして始まりがあり
僕が生きる
ただそれだけのこと
生きることに意味はなくても 理由見いだせなくてもそこに僅かでも希望があればいい
迫り来る朝
差し込んだ陽射しに
僕は勇気をもらって
また一歩ずつ進む
答えははじめから
何処にもない
ただ僕らは生きるべくして生きている
自分が歩く道は
自分でつくるもの
もう僕は振り返らない
道は足元に続く
太陽、水、光、風
その全てが命を象る
ひとつの証
希望という名の舟に乗り 我が道を行く
聞き分けのないこの背中に今日も理想を映している
幾ばくかの不安さえ感じないその笑顔に
僕は希望を見ている。
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昔のことを考えていたんだ
まだ素直だった頃
子供と呼ばれていた頃
僕は夢をたくさん抱いていた
今ではどれだけ手を伸ばしても届かない現実だけど
なりたかったものや
してみたかったこと
きりもなく信じて 夢見ていた
願い続ければ夢は叶うものだと 信じていた僕もいつからか
現実を知って言葉をなくし 追いかけるのをやめてしまった
あの頃の僕にもう一度戻って 夢を追いかけたい
そしてつかまえたい
後悔が僕を切なくする
あの頃の僕ならばもう一度夢を追いかけられる
夢の背中を追いかけられる。
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僕らの存在は
まるで蚊の鳴くようなもの
夏になれば
暑いように
冬になれば
寒いように
当然至極の摂理だ
ちっぽけな体でも大きな夢を持っている
握りつぶされ 終わる蚊の命にさえもあたたかい血が巡るようにそこには地位や名誉などなく ただ誰かが勝手に決めた出来合いのルールがまかり通るだけ
僕らの存在は
例えばふいに吹く風のようなもの
特に意味はないものの生きるからには何がしかの意義を我が身に背負わせたい
蚊が鳴くように
たわいのないこと
風が吹くように
くだらないこと
それでも本当の幸せはそんな風景の中にあるもの
蚊も風も同じ魂
違いなどあるものか
人も獣も同じ重さ
差違などあるものか。
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何もない夜 悲しくもなければ嬉しくもない空っぽの夜
穴ぼこだらけの心はつまらないことに夢中になって
若さが仇になって
危うい日々を生きる
雨は止んだか?
おまえの心に降っていた雨は
悲しき街に置いてきた思い出は もう僕には必要ない
さよならホームタウン
もう会えないね
さよならホームタウン
もう会えないよ
荷物の重さだけかさばる記憶
知らず知らずに重ねてきた記憶
バイバイ
たったそれだけ
残したままで
僕は旅立つよ
さよなら日和
お別れ日和
今夜はそんな夜さ
さよならホームタウン
生まれた街よ
さよならホームタウン
育ててくれた大地よ
さよなら さよなら。
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この世界にたったひとつだけ
この世界でたったひとりだけ
誰もが唯一の存在
そんな唯一の命を勝手に投げ出したり奪ったりする権利は僕らにはない
人を殺め傷つける人が絶えないように
人を慰め救える優しい人は絶えないから
希望は消えないよ
唯一あなただけ
唯一僕だけが
そうじゃない
みんながみんな
あなたも僕も
唯一の存在だ
眠れない夜も
寝覚め悪い朝も
そこにはいつも
光に代わる何かがあるからね
命を粗末にせずに
この世界に唯一の人たちよ 再び晴れ渡る空が見えるまで
夜をこえていく
勇気を捨てないで
唯一あなただけ
唯一僕だけが
そうじゃなく
みんながみんな
同じ運命が
割り当てられている
時間や長さは違っても何ひとつ特別な違いはない
僕もいつかは死ぬ
あなたもいつかは死ぬ
ただ、唯一違うのは
あなたと僕は違う人間だということだけだ
光と影 入り交じる
世界の中 唯一の人よ
唯一 運命から逃れた人などいないんだ
唯一、僕らは人を愛せる生き物で
唯一、僕らは人を気遣いまた人を思いやれる生き物だから
なるべくなら助け合って行こう
涙の雨が止んだなら
唯一の人が唯一の人に会いに行こう
唯一、自由に人を愛し 愛されることがゆるされる 光あふれる世界で
悲しみがあることも忘れてしまうほど
あたたかい血の通った世界で 命を懸けて愛し合える 素晴らしいこの世界で
僕は唯一、君を永遠と呼びたい。