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[3861] 妖の壱「ぬっぺぽう」
詩人:どるとる [投票][編集]


ぬっぺぽう ここに取り出しましたる巻物に 目鼻なき妖在り
肉の塊と思しきその容姿 醜い中に愛らしさ在り

果てしなき時経ち古寺に 鳴るはずもない鐘在り
月も雲に隠れる怪しき晩 のそりのそりとあらわれて 人ぞ脅かしゃ ゆさゆさと躯揺らして わらってる。

2012/03/26 (Mon)

[3860] のこされた財産
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世の中はくだらないことが多すぎる
だけれどくだらないだけにそれは尊くもある

例えばふいに浮かべるあなたの笑顔
その奥の喜び

僕にはそんな当たり前なものが一番この世界の財産だと思うし

唯一僕にのこされた財産だと思う。

2012/03/25 (Sun)

[3859] あいこでしょ
詩人:どるとる [投票][編集]


ケンカしたら仲直り
仲直りするのが当たり前

世の中で起きてる戦争やいじめもそんなふうに単純な考えがあればきっと…

ケンカしたら痛み分け やったやられた
これでおあいこ

じゃんけんであいこになるように ほらね、全て忘れて つけあった傷跡さえ 昔話 笑い話

時間が変えてくれるさと
時間が消してくれるさと
どうして思えない
どうして思えない

またまた僕らあいこでしょ

ケンカするたび
世界は互いにね
引き分け ドロー
また明日

でもね、ケンカには人の命は関わらない
それだけは それだけは忘れないで

たいせつなことさ。

2012/03/25 (Sun)

[3858] 感情
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感情は時に邪魔になる

感情があるために醜く争い誰かを憎む

それでも感情があるおかげで人を愛し
人を思いやれる

それはいつも紙一重

人を守れるか 人を傷つけるか

それだけで感情はあなたの人間性を明確にあらわす。

2012/03/25 (Sun)

[3857] プロポーズ
詩人:どるとる [投票][編集]


十年経っても
二十年、三十年
経っても
今と変わらない気持ちでプロポーズするよ

「君のことが好きです」
なんのひねりもなく言ったあの夜

僕はあの日、君を抱いたんだ
柄じゃないさと笑っていたけど
大切なものを守る使命ができた気がして誇らしくなった

何歳になっても
記憶途切れがちになって 歯も髪もなくなっても 同じ気持ちでプロポーズするよ

「君のこと愛してます」
特別なことは何もないから 愛を込めて言うよ

プロポーズするたびなんだか 大切なもの得ているような 強さがこみ上げる
まだまだ若いだなんて言ってるうち いつかは跡形もなく消えてしまう
だからこそ限りある時間の中で どれだけ愛を伝えられるかな
どれだけ笑いあえるかな

涙流すくらいじゃないと生きてる気がしない
痛いほどに抱きしめて死んでも忘れられないくらいの記憶を刻もう

「君のことが好きです」
なんのひねりもなく言ったあの夜、まだおぼえてる?

僕はあの日、君を抱いたんだ
柄じゃないさと笑っていたけど
大切なものを守る使命ができた気がして誇らしくなった

そしてまた変わらない気持ちで
プロポーズするんだ

あなたが好きです

あなたを愛してます

その時こそ二人の愛が証明されるよ

時をこえても変わらない愛があることが。

2012/03/24 (Sat)

[3856] 
詩人:どるとる [投票][編集]


君のほほを濡らす涙が
君の悲しみのほどを伝えてます
たまには喜びが君のほほに涙を伝わせます

今日はどんな涙があなたのほほを伝うかな

明日はどんな悲しみがあなたのほほを濡らすかな

僕にはなにができるだろう

こんなにもこんなにも悲しい世界で
こんなにもこんなにも生きる喜びに出会うけれど

涙は僕から 離れない
涙は君から 離れない

目を閉じても せき止められない

生きる不思議と 人を愛する不思議
たくさんの不思議の中に生まれる当たり前

理由もなく ここにいて
理由もなく 消え去ってゆく
そんな宿命と向き合って
涙ももう百を越え千を通り過ぎ
一体どこまで増えるかな

涙は今日も伝います
あなたのほほに そして僕のほほにも

世界中の全ての人のほほに伝います

悲しみだったり喜びだったりするけれど

あなたのほほに伝う涙を拭えたら
どんなにいいかと 僕は考える

行き着く岸辺は夢からの目覚め

もう、苦しまずに生きなくていいんだよ そんな言葉が欲しいのさ
そんな人と寄り添っていたいんだ

僕は心のままに
間違えて
心のままに
向き合います
正しいことなどあるものか
全ては涙が教えてくれる

形のあるものほど馬鹿らしい

意思も感情もない涙にこそ答えは灯る。

2012/03/24 (Sat)

[3855] 君の味方
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君の味方になるよ
君が悲しいときは
傍にいて 夜通し
話を聞くよ
それが愛なんだよ
君の味方でいるよ
どんなときでもね
寄り添うように
涙を半分こさ

ひとりじゃ背負いきれない悲しみもあるから
ひとりじゃ心細いときもあるからさ
そんなときこそ君の味方になるよ

正義のヒーローみたいにはいかないかもしれないけれど

君の味方になるよ
涙が君の頬を伝うまえに
すぐ駆けつけるよ
情けないけれど一生懸命に
いつでも君の味方さと当たり前のように言ってみせるよ

星ひとつ見当たらない夜も
寝癖のひどい朝でも
傍にいるよ

君の一番の味方になるよ

時には 命も荷物になるそんなときもあるほど悲しいこの世界だから

せめて 僕と二人
歩いていこうよ
ひとりよりはさみしくはないだろう

ほら、頼まれなくても傍にいる

君の味方さ 僕はいつまでも。

2012/03/24 (Sat)

[3854] 最愛の人へ
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生きてることの難しさなどばかばかしくなっちゃうくらいの
そんな詩を書きたいよ

真っ白い紙に 思いつくかぎりの優しい言葉を書きまくり 味方だよと笑うのさ

ばかなうたを歌おうよ
悲しいときにはね
僕の生き方見てごらん
ほらね、こんな僕だってなんとかどうにか生きている
君にできないわけはないさ ほら悲しいときにはね 寄り添える肩がある

最愛の人へ
目を閉じて祈る
あなたの幸せを

最愛の人へ
心を黙らせて願う
あなたの行く道を照らす星のかわりに

最愛の人へ
簡単なことさと
笑うけど生きることは確かに酷なことさ
それでも、生きている僕らが偉いのさ

大丈夫、開き直ってもいい
君なりにやってごらん

最愛の人へ
伝えたい 届けたい
返す言葉はあまりない
それでも素直な気持ちを言葉にするなら
愛が必要さ

だから君は僕を照らす星
だから僕は君を照らす星

勝手なほどに 寄り添おう

世界の悲しみ 世界の喜び 全て 受け入れたあとで それでも僕らは空を見上げることを選んだのなら。

2012/03/24 (Sat)

[3853] 詩人
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いい詩を書くための
詩人にはならない
自分で好きになれるような詩を書くための詩人になりたい

値段のついた詩を書くために詩人にはならない
無一文 いくらにもならなくてもかけがえのない値段のつけられない そんな詩を書きたい

いつも いつでも
夜も 朝でも
生まれるまえも
死に絶えたあとでも
詩人はうたう
またとない声で。

2012/03/24 (Sat)

[3852] ど忘れ
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何を言おうとしたんだろ
何をやろうと思ったんだろ
一生思い出せなかったら
それはどんな小さなことでも
未練になる 未練になる

ど忘れしたよ

ただそれだけで何か重大なことを忘れているような錯覚に陥る

だけど忘れるだけにくだらないことかもしれないようでもある

墓場に持ち帰ろう
例えば思い出して
悲しくなるような
ことならば

だけどど忘れは忘れたころに 静かに蘇る

ああ 味噌買い忘れていた

思い出したことが
忘れていたことが
くだらなさすぎて
思わず 安心した

夕暮れの台所
またど忘れしたよ
今日も何か忘れてる
そんな不安を抱えながらも生きる気苦労よ

たまには自分をほめてやりたいな。

2012/03/23 (Fri)
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