詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕らは得てして 本当に見つめるべきものから目をそらす
僕らは意図して どうでもいいものから目を離さない
底なしの愚か者
何を見るための目なのか
何のための目なのか
心は盲目 瞳は節穴。
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泣きながら 何かを変える
笑いながら 何かに抵抗する
反作用と作用の法則を用いて こじ開ける秘境のまか不思議
泣きながら 何かに訴える
笑いながらも 何かを我慢する
梃子の原理さ シーソーは力あるものにのみ傾く
泣きながら 何かを諭す
笑いながら 何かに語りかける
反作用も作用も 梃子の原理も 何ひとつ要らない
必要なものは 無限の空に最初からあった
偶然のかけらに 救われた朝、夜明けは真実をも呼び覚ます
微かな痛みに目が覚めた
僕はもう 無駄には
泣かない
僕はもう無意味には
笑わない
そんな強さを欲した
決意だけ 新たに。
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きっと僕は何色でもなく 笑い 泣くんだ
欲しいものなら なんだって手に入れられる世界ならば
きっと 楽しみもなくなり 僕らは揃いも揃ってあの世に憧れを持つだろう
僕らはお金持ち 欲しいものなら大概手に入れられる
だけどそれでもあいにく 欲しいものはいくら手に入れても尽きない
だから 汚れて もとが何色だったのかわからなくなる
無色の街に 無色の心 無色の言葉 無関心が服を着て歩いてる
見上げたら 空が泣いてる 地球の叫びは聞こえない
だから僕は何色でもなく 生まれ死ぬんだ
きっとみんな何色でもなく 笑い泣くんだ
足場さえない見えざる明日に 踏み出すすべを知らないから
地図さえない知られざる未来に 歩み出す勇気さえわかないから
ここにいます 来るはずもないバスを待ち
出るはずもない太陽を ビルの間に期待して。
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雨のような涙のあとに 昇るのは 笑顔という太陽
さっきの悲しみがまるで嘘のように 消えていく 乾いていく
雨空のような天気のあとに架かるのは 虹という道
ついさっきの落ち込みようが夢のように
笑っている 輝いている
どんな世界でも
どんな場所にでも
変わらず 悲しみはあるからね
それを 避けたいなら
死ぬしかないよ
だけどそれじゃ悲しいよ
だから生きるんだ
生きて涙のあとに昇る太陽という笑顔に照らされるんだ
難しいことじゃない
ただ生きることを繰り返せばいい
何もすることはない
だけど生きることにはたくさん面倒なことがつきまとう
だから面倒くさいし難しい
だけど生きるんだ
涙のあとの青空という幸せに出会うため
喜びと抱き合うため
涙のあとに 僕は笑う
今日も笑う 誰かと笑う
僕は悲しむために生まれたんじゃない
あくまでも 幸せになるため 生まれたんだ
だから涙のあとに昇る太陽を 今日も雨の中 待っている
悲しみを受け流す傘こそない世界だけれど
それの代わりを果たすものは たくさんあるからさ
涙のあとに 僕は知るんだよ 誰かの優しさや愛を
そうさ 何も恐れることはない
僕は生きていこう。
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ねえ この世にはさ
無力な人などいないよ
ばかはばかなりにできることがある
ねえ この世にはさ
役に立たない人なんかいないよ
ただあなたという存在がいるだけでさ
それが救いになってる人もいる
ねえ この世にはさ
いなくていい人なんかいないよ
失敗ばかりでも生き方はあるよ
道はひとつじゃない
いくらだってある
脇道 近道 トンネル
獣道 遠回りでも必ずさ たどり着ける場所がある
慣用句が味方です
気づきの努力
要は見方や角度
ひとつの考えや概念にこだわらずいろんな方向から人生を見りゃいいさ
自分を責めるな
ああだこうだ言うな
誰がわかるのだ
あなたの涙
あなたの痛み
他人には多分
それだけは
分からない
だからこそ
食い違う
だけどねだけどね
大切なのはどんなときでも忘れないで
あなたはこの世にひとりだというその事実
ねえ この世にはさ
無力な人などいないよ
ねえ この世にはさ
いなくていい人などいないよ
あなたがあなたの存在を否定したら
それは一番悲しいと思うから
せめて自分くらいは自分を肯定しよう
自分の存在を庇えるのは自分しかいないからさ
そうだ考えようによっては 百万通り いやそれ以上
ねえ この世にはさ
この世には あなたの存在が必要だと思うよ
もしも不必要なら きっとこんなに苦しくはない
もしも不必要なら きっとこんな痛みはないよね
そろそろ素直になることさ
そろそろ夢から覚めるべきさ
ばかはばかなりにやれることがある
ばかはばかなりにできることがある
それは それは なんて素晴らしい
くだらないほど馬鹿らしい
だけど なんて なんて素晴らしい
歌うように 踊るように
僕は生きる
風吹くように 陽が照るように
僕は進む
何が恐いことがあるものか 邪魔するものは愚かしい
扉はすぐそこ 目と鼻の先。
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言葉を汚く 使う人がいる
ただそれだけで 悲しいな
言葉を巧く 使う人がいる
でもそれだけで 何か忘れてる
見合った人かい?その言葉を使うに値する心があるかい?
言葉も死ぬよ 誰かを傷つけたときには
言葉は死ぬよ 誰かを蔑んだときには
だから どうせだったら きれいを言葉を使おうよ
誰かを慰めたりさ
元気づけたりするような言葉を使おうよ
わざわざ人を傷つけることはないさ
単純なほど 簡単なほどきらめくような
そんな言葉に肖(あやか)ろうよ
言葉も育つよ 誰かを慰めたときには
言葉は輝くよ 誰かを元気づけたときには
そうさ、簡単なことだったのさ 言葉を巧く使いこなそうなんてきっと僕らにはできないのだから
せめて言葉は言葉が生き生きと生きるように 誰かの心をそっと 撫でるような
そんな言葉に 自分の声を乗せて 伝えよう 届けよう
言葉はその時 羽ばたいていくよ
たくさんの言葉たちが 色とりどりの鳥になって 大切なこと 大事なこと 教えてくれるよ
言葉は 言葉は。
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花なれど 花にあらず
人なれど 人にあらず
ではなんなのか 僕らは花であり人であり
それでも 花にしては人のよう
それでも 人にしては花のよう
結局 僕らはなにものでもなく ただ思いつくままに 形をなす
影のような 実体のない陽炎。
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笑うと元気が出てくるね
泣くほどに嬉しいとき 流す涙は心の汚れまで洗い流してくれる
誰かのために 何かをする
他人のことも自分のことのように思えたら 素晴らしい
欲に勝てたら なお
僕らは 未来を手にすることができるよ
この手で この腕で
一歩先の未来を 生きることができるよ
欲に勝てたら ほら
僕らは 希望を手にすることができるよ
期待の少し先の素敵な明日でまた笑いあえる
何ひとつ要らない
僕をだめにする欲なんて
欲に染まり 誰かを傷つけるなら 欲を捨てて いっそ真っ白な世界の中 君と生きよう
欲に勝てたら
欲に勝てたら
僕はあの空のように 当たり前な青さに
融けてしまえるよ
僕はあの海のように
果てしない広さに
ため息をつくよ
深い呼吸のあとの
空っぽの肺の中
残ったものは
唯一消化されない
あの忘れられぬ味
かみしめた記憶
子供と呼ぶには
頭の良すぎる
子供に
大人と呼ぶには
心が汚れすぎた
大人に
解るかな
この謎なぞ
この謎なぞ
簡単なのに単純なのに難解に映る
君を悩ますこの世界の欲にまみれたいつかの心
欲に勝てたら
欲に勝てたら
何度でも言い聞かし
何度でも言い負かす
言葉に追いつけず
言葉と重なれず
僕らはただ目の前のその美しさに 気づけないまま
ゴミと一緒にする
浅ましさに 生きながらにして亡者も同じ
欲に勝ちたい
欲に勝ちたい
宇宙の果てに
ある出口まで
欲を連れて行けど
僕にはあまりに
時間が無さ過ぎる
それまでには
空の上から
お呼びがかかる
お呼びがかかる。
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ほんのちょっとしたことで争いを起こす
僕らの 愚かさが
きっと大切な気持ちを蔑ろにするんだよ
「そんな事 当たり前
守らないのがおかしいこと」
口では正しいことを正しいように 言えててもやってることと言ってることが違うよね
例えばそこに咲く花に 重ねてみる 僕の姿と
醜さが 垣間見えるだろう
見た目からじゃ分からない邪悪さが
くだらない 実にくだらない
当たり前なことを当たり前にできる
ただそれだけで
きっと僕らはいくらでも幸せになれるのに つまらない欲に走るからこんな結果を生むんだよ
きれい事でも 叫びたい
そこに咲く花を枯らすのも
そこに芽生えてる命を育むのも
僕らの生き方次第だ
そこに咲く花を生かすのも
そこで笑ってる命に本当の愛を説くのも
明日の世界を変える
鍵になることを
そこに咲く今日という花に 水をやるように 育てた過程の中でどんな花が咲くかはずっと先にならないと分からないけど
今はただ 今を生きること それだけを ただそれだけを僕は考えて行きたい
ほんのちょっとの食い違いくらいで
人を殺めたり傷つけたりする 愚かな人たちの中 愛をどう生かしていこうか 次の未来に残せるかな
そこに咲く花に聞いてみる。
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ああ お母さん あなたの優しさや美味しい料理が 僕に笑顔と力をくれる
ああ お父さん あなたが汗水働くお金で僕は毎日 何不自由なく暮らせるよ
誰にもね 大切な人がいて その人が誰にでも何らかの形で あなたの毎日を支えてる
人はひとりで生きているんじゃないから
誰にでも 誰かの支えがあって はじめて
僕や君は毎日 笑っていられるんだよ
当たり前なことであればあるほど忘れやすいから
心にとどめておいて
大切なこと
あなたがいるから
僕がいる
そして笑っていられる
あなたが あなたが
あなたがいるから
誰にも 思い当たる人がいる
そうさ僕はひとりじゃない
ひとりじゃないから
気が抜けない
ひとりじゃないから
面倒くさい
でもひとりじゃないから心強い
あなたがいるから
僕はいる
そして生きていられる
大げさな話かい?
だけれど 大切なことだよ
いつでも いつでも
あなたの存在に 僕はあたたかい何かを見ている
そうさ あなたがいるから。