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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[3731] リレー
詩人:どるとる [投票][編集]


生きることはとても
悲しいこと
生きることはとても幸せなことでもある

転んだ傷跡 埋めるのは 多分時間じゃない
優しさだったり情けだったりするんだよ
逆に心に風穴空けるのは
誰かの思いやりのなさだったり 良心のなさだったりするんだな
たびたび生きる自信をなくしては自分の存在自体を疑うけれど
それでも生きることはいいことだ
だってこんなにも楽しくて うれしくて
たまに思うよ
僕は生きるために
昨日死ぬのをためらった
それは正しい選択だったと
だって後悔してないから だから

ナイフのような悲しみに 胸をえぐられる時は これからも生きているかぎり 来るけれど
その痛みは言ってみりゃ生きてる証拠
大丈夫 大丈夫
確かに僕は生きている

だってこんなにも 悲しくて でも うれしくて 生きることがたまらなく たまらなく
声にならないくらい 素晴らしいと思うから

明日も命をつなぐ
リレーを続けるよ

明日の僕に命のバトンを渡して

泣いても 泣いても
泣き足らないほど
生きてる喜び 教えてあげるよ

生きる悲しみも
生きる喜びも
いつか たったひとつの明日のために 消え去るけど

それでも 僕はリレーを続けるよ

明日も命を懸けて
リレーを続けるよ

明日の僕に命のバトンを渡して

ゴールはまだ見えない

ゆっくり ゆっくり
急がず 歩こう

リレーは始まったばかりさ

歩くように生きよう
競うんじゃなく
争うんでもなく

心から生きるために生きよう。

2012/02/25 (Sat)

[3730] 空蝉
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実態のない影につきまとわれ日々生きる僕らはいつか来る終わりに曖昧なものを感じてる

生まれ変わったら
何になろう
魚になったり
鳥になったり
一度きりの人生が
終わったら
その時は
その時は
きっと何度でも大好きなあなたのそばで僕も笑っていたい

空蝉が次に生まれる
命をまたこの世界にはこぶなら 僕は特別なことは望まずに当たり前な幸せを願うから

さあ もう一度 生まれよう

君と笑うため
陽射しのあたるこのベランダでまた笑うため。

2012/02/25 (Sat)

[3729] 魔法のうた
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嘘ばかりのこの世界
誰かを疑いたくなくても結果的に疑ってしまう世の中 目の前の愛は本物なのかな
目の前の友達は本物なのかな

ビルとビルに囲まれた街の中
なんだか 行く手をふさがれているようで
窮屈だな

魔法のうた
シャラララ
世界中に響く
手をつないで
笑ったり泣いたり
そんなことの繰り返し
あしたも明後日も
変わらない気持ちで
お互いを笑わせあう
そんな毎日が幸せだってこといつまでも忘れなければ
幸せはすぐにでも訪れる。

2012/02/25 (Sat)

[3728] 通りを歩けば
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言葉にならない気持ちや 胸に秘めた切なさが あふれ出す 街並み
通りを歩けば わかる 人の涙や輝く笑顔
ほら 夢のように
過ぎ去ったきのうのように思い出す
素敵な日々

ポケットにつめこんだ愛すべき記憶
通りを歩けば 思い出す あの笑顔 あの涙。

2012/02/25 (Sat)

[3727] わすれもの
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もう忘れよう
あの日の悲しみや
唇噛んだ夕暮れは
過ぎ去った今では
もう昔話
幻と同じさ

記憶の果てにわすれものしてきたような気がするからね
たまらない
たまらない

今日が最悪なら
もう今日以上
最悪な日は来ない
大丈夫さ
忘れよう
もう忘れよう
忘れてもいいころさ

夜が来たなら
夢を見て
こぼした涙を
そっと風に流すんだ

忘れたように
見せかけて
たくさん泣いた
たくさん笑った
今日もやがて
忘れていくんだろ
悲しみや痛みさえ
安らぎが変えるよ
悪い思い出も
いい思い出に変わるよ

きっと 忘れてしまえば 涙も笑い話になるように

わすれたものはいつか 自然と 消える。

2012/02/24 (Fri)

[3726] ブランコ
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揺られて 揺れて
命は 何度でも
同じ場所に咲く

そして 僕らは
また ブランコに乗り
時間という靴を飛ばす

何ひとつ 無意味なものはない
でもたまに意味のないような時間を生きてる 意味のない時間も必要なのさ
入れすぎた空気を抜くように 食べ過ぎた腹を抱えるように
僕にも休養が必要なのさ

揺れて 揺られて
街は何度でも
命で満たされる

ブランコが揺れるように それはただいつものことのように

始まり終わる

さだめのように。

2012/02/24 (Fri)

[3725] 記憶
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残された記憶の中に
笑ってた君が見える
泣いていた君がいる
そして余韻のような
感情が頭の中巡る

宇宙のような心の中に
たくさんの夢が見える
たくさんの闇が蠢く
そして柵のような
壁が目の前立ちはだかる

街を歩く人の中に
それぞれ心があるように
ひとつひとつ違った色で光ってる

同じひとつの世界の中に
それぞれの今日がある
同じ次元の中
それぞれの時間がある

記憶はそこに創られる

なにもなくても何かがそこにある

言葉にはおさまらない限りない記憶が広がっている

とらえようのない闇のような
肉眼では確かめられぬ太陽の輪郭のような

遠い記憶の果てに。

2012/02/24 (Fri)

[3724] 夢見人
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夢を見た いつか誰かが あざやかな夢を見た

夢を見た いつかこの場所に立ち 未来に夢を見た

たくさんの人の汗と血に混じった 涙や笑顔の記憶 見えない足跡の上に 今日も僕がいて 君がいるんだよ

笑ったり 泣いたりすること さも当たり前のように生きてる
だけど全ては きっとはるか昔の人たちが築いた 輝く礎

夢を見た いつかこの空を見上げ 同じ気持ちになった

たどり着いた未来はきっとつまらない未来
だけどそれでも夢を見た いくらだって夢を見た僕らもまた夢を見る人 夢見人

きっと楽しいことばかりじゃない
生きることや歩いていくことは
だけどそれでも何かに守られるようにして 生きる僕らの日々

夢を見た 僕も何十何百年先の人たちが同じ気持ちで空を見上げ 夢を見るんだろう
夢見人になるんだろう

見えない足跡の上に
街ができ 人はそこで営みを 繰り返すだろう

幾重にも幾重にも
人は 何かを 生み出しては 生きる悲しみや喜びに 笑い泣くのだろう

それが夢見人さ。

2012/02/24 (Fri)

[3723] 五連句
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(自由形)
夜空観て
星の多さに
明日は晴れ
(自由形)
輝ける
言葉浮かばぬ
容易には
(自由形)
歳のせい
ものを覚える
遅さかな
(自由形)
マウンドに
立つは新星
誰だっけ
(自由形)
歳とれば
誰もが感ず
老いの影。

2012/02/24 (Fri)

[3722] 三連句A
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(春)
旅立ちの
涙拭えば
咲く出逢い
(春)
春間近
閉じた蕾に
話しかけ
(春)
春雨に
濡れて 降られる
いい男。

2012/02/24 (Fri)
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