詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんでもないような
捨ててある空き缶のような毎日が どれだけ幸せか
世界中見渡せばわかるね
何気なく さりげなく暮らしているように見えても
誰かに必ず助けられ
救われてるから 生きていられるんだ
どんなに 悲しくても生きていることを誇らしく 思う自分が
時に肩を落とすとき
僕の存在はひどく曖昧に見えるんだ
それでも よくあることさと笑ってみせるんだ
くだらないようで
なんて素晴らしい
当たり前のようで
どこか特別なエブリデイ
ため息で曇る明日
どこまで走れば
たどり着けるだろう
全てを 愛せるだろう
吐き捨てられた
ガムのように
飲み干して
捨てられた
空き缶のように
僕は空っぽさ
それでも何かができそうな
だからこそ何かがやれそうな
そんな僕らは昨日と変わらない 暮らしの中 今日も吹けば消えそうなちっぽけな命 背負いながら 歩くのさ
つまり生きるとは
笑うことであり泣くことさ
つまり生きるとは
喜ぶことであり悲しむことさ
それが僕らに課せられた死ぬまでつづくエブリデイ
くだらないようで
なんて素晴らしい
当たり前のようで
どこか特別なエブリデイ
ばかばかしいようで
なんて素晴らしい
絶望的なようで
どこか希望にあふれたエブリデイ。
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僕らは何万分の1の確率の末 生まれた奇跡の命だろう
そしてその奇跡はこれからもつづいてく
さも当たり前のように生まれ死んでゆく
そこらへんの小石のような命でも ほら間違いなく奇跡の命だろう
ほらね 君が刻んだ足跡がいつか その奇跡の意味を教えてくれる
胸の片隅 差し込む
暗い影を 消し去る
まばゆい光に照らされて またとない奇跡の中 僕らはまた奇跡を生み出す
まるで当たり前のように奇跡を起こす
何万分の一の確率さえも 僕らならばまるで 笑ったり泣いたりするように当たり前に 簡単にはじき出す
そんな僕らの毎日
まるで奇跡のよう
まるで奇跡のよう。
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何でもあるようで
なにもないこの世界
いらないゴミばかりがあふれ 人々の欲望ばかりが膨らんでる
毎日起きる悲しい事件 動機のない殺人
それでもそんな暗い影の世界の片隅には美しい花がけなげに咲いている
何もないようで何でもあるこの世界
見渡せばほらありふれた毎日の中にも幸せが ほら 見えるよ
目をこらせばほら どんなくだらない毎日も 幸せに見えるよ。
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離れてみるとさみしくて さみしくて
一緒にいた時間が長すぎたから
だけど 一緒にいればいたで 喧嘩して
いがみ合って 何かを取りあって
意地を張ってしまうんだね
遠くの空を眺め
あなたを思うんだ
あなたは元気かな?
一人で住むには
ちょっと広い
この部屋の片隅で
一人暮らし
一人で笑うには
なんにもない
この部屋の隅っこで
その日暮らし
いつかの嘘が
今 僕の中で
バレました。
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不器用な二人は
愛というものの
意味さえ知らず
手をつないで
とりあえずどこまでも歩いた
歩き出した季節の
一歩は 落とし穴跨いだけど あとすこしのとこで水たまりにはまった
頬を濡らした月曜日
君に慰められたっけ
船を漕ぐように 訪れた週末相も変わらず競馬の予想は浅はかだ
つまらないことに悩んだ若かれし日々
全部まとめてゴミに出そう
思い出と呼ぶには
浅ましいぞ
さよなら 十代
さよなら 二十代
ようこそ はじめまして 三十代
これからはちょっと大変 三十肩に要注意 倦怠期が押し寄せる よけても 降りかかる運命さ
だけどね お世話さま
僕にゃ君がいる
めくるめく 日常のカレンダー 赤と青と黒じゃ足りねえな
七色に染まる 街並み 僕らの心は言い様もない 虫たちだけが知る 未知の色
ああ 予想どおり 競馬ははずれ
金をどぶに流したがそれ以上の価値ある君を手にしたよ
可憐だね 可憐だね
振り向いたその姿
風に凪ぐ 景色の中
そっと 咲いていた
僕のカレンダーの中
まるで最初からそこにいたかのような
そんな そんな
君だから
いまだかつて誓ったことのない愛を誓ったのさ
降り出した雨に
相合い傘で
帰る 月曜日
あの日のように
二人は不器用に
歩き出したんだ
だけどあの頃より
ちょっと
いじらしいほど
心だけ 心だけ
重なった
重なったよ
愛してる
囁くように
言った夜
しようか しようか
しようか 何を?
知ってるのに はぐらかした深夜零時
カレンダーは薄紅色に染まった
そして青春は繰り返す
君が笑うたび 君と手をつなぐたび
老いを感じないほど
若さは心にあり
さあ 愛し合おう
歌うように 自由に
さあ 感じ合おう
痛みさえも なめらかに
カレンダーの中
二人は生きる
時計仕掛けの日々の中 二人は生きる。
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ただそこにあるようで
それだけでいい
愛というものはそれだけで意味を成すのね
ただそこで微笑むだけ
それだけなのに
僕はただそれだけで元気が出て 頑張れるのね
愛というものはそんなものなのね
言葉じゃなく お金じゃなく 名誉や地位じゃなく 形のない見えない 何かが 愛にはあるのぬ
だから 僕は世界一あなたを愛せるのね
だから 君は世界一僕を愛しているんだね
ああ 愛というものは…
語り尽くせない
夜が明けても
百年過ぎても
歯がすべて抜けても
ああ 愛というものには
勝てないや
何気なく 木漏れ日の中 咲いたような 花なのに どうしてってほど愛してる
涙さそう月の夜
笑顔浮かべる星の夜
僕は並ぶ ベランダで 夜空見上げる
愛というものを 感じながら
愛というものに 包まれながら。
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今日も この空の下
たくさんのあなたが泣いたり 笑ったり
生きているね
そうだ 生きている
たまらなく 悲しい日もあれば
たまらなく うれしい日もあるな
雨のち晴れ 天気みたいに気まぐれに心模様も変わります
上司に世話焼く
部下の背中や
愛想笑いで隠した
涙やため息
押し殺す
大人の背中
小さな子供や
家事に洗濯
育児に 奮闘する
お母さん
この街に生きる人の背中には たくさんの苦労や汗や不安が見えるでしょう
でも笑顔や夢や希望さえ見えるでしょう たまには息抜き
荷を下ろし自分の時間をつくろうね
背中が泣くような
そんな日には何も言わずにいよう
ああなんでだろう
なんでだろう
この世界は優しさが足りない
愛が蔑ろにされがちな毎日だ
孤独からは 逃げられない
だけどそんな世界でも誰かを気にするあなたの背中
誰かを思うあなたの背中
必死に働くあなたの背中
最高だね 素敵だね
あなたの背中
あなたの背中
僕もそんな
背中を見習いたい。
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今日も何かをなくしたよ
でもそのかわりに
何かを手にしたような そんな気がする
明日になれば 今日の悲しみなんて
きれいさっぱり 忘れられる いつまでもそう信じていたんだ
自転車に乗って 夕日の中を駆け抜ける
肌寒い夕暮れの風
この身体を冷やす
心まで
人のやさしさが身にしみる夜は 夕暮れのように ただ そばにいてくれるだけで
満たされる心のようにあなたのぬくもりが大切なこと教えてくれる
夕日に泣かされて
うつむき佇んだ
帰り道 アスファルトに影を落とした昨日の僕よ
ああまた今日も 夕日に泣いてるよ
悲しいような嬉しいような こんがらがった気持ちを抱いて
今日も夕日に泣かされて
今日も夕日に泣かされて
今日も何かに 救われて
今日も何かに 裏切られ
それでも 僕は 頷くよ 流れる風に淋しさ乗せて 見上げる空に愛を見た 愛を見た。
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悩んで 迷って
苦しんで
時に悲しい運命に
涙抑えきれずにかんたんには立ち直れないある
人に生まれた喜び
もっと知ろう
いつか 心から
笑える日を僕は待っている
幸せになりたいよ
僕のことを心から
愛してくれる人と
幸せになりたいよ
僕のことを世界一
好きでいてくれる
そんな人と永遠を誓いたい。
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どうして争うのか
人と人は今日も
間違いを犯す
どうして憎み合うのか
優しさでその怒りを消せないものかな
愛はかげろうのように揺れて 揺らされて今日も目の前 笑う
何かが 決まる 今日の日は大げさな日
審判の日だと人はいう
何かが 変わる 今日の日は素晴らしい日
審判の日だと皆がいう
ああ いざ立ち向かわん あの荒波に。