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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[3640] 幸せという花
詩人:どるとる [投票][編集]


ただいまのその一言で 救われる今日がある

おかえりのその一言で 救われる今日がある

愛してるのその一言で 安らげる今がある

お休みのその一言で 1日が終わってゆく

誰かの言葉が 僕の毎日に 優しく寄り添って

誰かの言葉に 僕の毎日は 鮮やかに染まって

くだらないような景色の中にも 幸せが咲く

ありがとうと言えば
ありがとうがかえってくる
愛してると言えば愛してるとかえってくる

そんな 波のように押し寄せては 引いてゆく 言葉たち

受け止めて また 誰かにあずけて
キャッチボールのように 繰り返す言葉たち

何気ない会話の中に
誰かの言葉の中に
幸せが 隠れてる

朝の中 夜の中
夢の中 部屋の中
瞼の裏にも広がる幸せ

道の先 屋根の上
窓の向こう側
坂道の頂上
ナビの目的地
海の果て

いろんな場所に
いろんな言葉が
誰かの毎日に寄り添うように 咲いているよ 咲いているいるよ

幸せという花

瞳の映写機が映し出すのは 悲しみばかりじゃないね

雨がやめば見えるだろう まばゆいばかりの世界が

誰かの言葉が 僕の毎日に 優しく寄り添って

誰かの言葉に 僕の毎日は 鮮やかに染まって

くだらないような景色の中にも 幸せが咲く

吐いて捨てるような言葉の中に 大切な思いが宿ってる

僕が君を思うように
君が僕を思うように
それは繰り返すことで 花開く

幸せという花さ。

2012/01/20 (Fri)

[3639] 次の駅まで
詩人:どるとる [投票][編集]


ある日の夕暮れ
初恋の人と
乗り合わせた
電車の中
気づかれないように
並びの席に座った

次の駅まで続いた
その 緊張は
なぜか 少し 懐かしさを 漂わせていた

時計を見るしぐさが
あの頃のままで
なんだか切なくなった反面 嬉しくなったよ
君を さり気なく見ていたけれど
君は気づかないまま
本を読んでたね

次の駅まで続いた
不思議な二人の会話のないめぐり逢い
寒い冬の 電車の中での出来事

次の駅まで 君が降りるまで 続いた
あの時間

僕を童心にかえした

電車から降りる君の背中を見たとき
その背中を追いかけたくなったけど
少し腰をあげかけて
追いかけられなかった僕は動き出す電車の中から そっと改札を出る君を見た

夕闇近づく頃
東の空を紫色に染めていた

次の駅まで 余韻のようにいつまでも 切なさが ついて回った
名前さえ 覚えちゃいないけど 懐かしいあの顔 初恋の人さ。

2012/01/20 (Fri)

[3638] 遥かなる果てから
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夜が 街を 包み込み
静けさの中に咲く声
お休みのその一言で
夢の扉開くんだよ
まぶた閉じれば
ほらね 遥かなる果てから 押し寄せる太陽

夢の海を 泳ぐ船は勝手気ままに 波に乗り 行く宛てを決めないまま 明日を 夜明けを目指すんだ

余計な言葉は 今だけはしまっておこう
つまずきそうになったなら 口づけでごまかすんだ

唇と唇が重なる夜
静けさの中にも咲く愛
愛してるのその一言で全ての悩みは消えるんだ
雨あしも通り過ぎたら まるで嘘のように遥かなる果てへと沈んでゆく1日よ

夜が 街を 包み込み
静けさの中に咲く声
お休みのその一言で
夢の扉開くんだよ
まぶた閉じれば
ほらね 遥かなる果てから 押し寄せる太陽

黙ったまま心の中で喋り続ける くだらない会話がしばらく続く

耳をふさいだまま
目を閉じて 薄暗闇に浮かんだ 君の笑顔を明日の君に 重ねたら 明日の君は笑ってくれるのかな

波風立てずには生きれない 足音さえも存在を消せずに街に溢れる 誰かの影 それを照らす光

今日もあなたの傍で
僕の傍で息づく未来

遥かなる果てから
忍び寄る気配

今 さざ波のように
押し寄せるよ
そして今日という1日を波がさらうときさえおだやかに 優しさを残していくよ

遥かなる果てから
遥かなる果てへと
遥かなる果てまで
続く景色を 見送る
今日も僕は何ひとつ
忘れずに 僕のまま
心の輪郭をなぞるように くだらないくらいの毎日を生きる。

2012/01/20 (Fri)

[3637] 百花繚乱
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そこに咲いてる花さえもいつか散りゆくという運命を背負ってる

だけど花には感情がないから 悲しいとさえ思わないのだろう

だけど僕たちは感情があるから 悲しいと思うんだね

余計なものがありすぎる
必要ないものばかりであふれてる
この世界にはまだまだ 足りないものが多い

この世界に 華々しく咲くには 僕には足りないものが多いな

それでも人は 日々
今日という1日の中
精一杯に咲くように
生きるんだ

散りゆくまでは
風が吹こうが
嵐がこようが
百花繚乱
乱れ咲き

命を体中で示すよ

生きるんだ
生きるんだ
生きてるんだ
叫ぶんだ。

2012/01/20 (Fri)

[3636] 人生に答えなんかいらないだろう
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人生に 答えを求めたら きりがないよ

悲しいことも うれしいことも 星の数ほどこの世界にはあふれているんだね

人生に答えなんかいらないだろう

ただ 楽しかったねってそれだけで終わる映画のように

エンドロールに見送られながら あっけなく終わる人生もいいもんさ そんなもんさ
人生なんて 似たようなものさ

だから 生きてく今を
生きてる今を 楽しむんだよ 後悔しても仕方ない
だから 後悔よりも
目の前をまっすぐ見つめて 歩いて行こう
答えのない人生を生きよう きっと輝きはそこにあるはずだ

太陽は沈んでも 何度でも昇る
明けない夜はない

だから 行こう
行こう 行こうよ
宛てもないままに
漕ぎ出す 明日へ

人生に答えなんていらないだろう

ただ 幸せだった はかない時間の中に 永遠に消えない思いが残る

ただそれだけの時間も いつか跡形もなく消え去っても 最後の笑顔は まばゆく輝くんだ

そうさ 生まれた意味も 生まれた理由も何ひとつわからないけど
そんなものなくても生きている今を誇りにさえ思うから
まっすぐに まっすぐに歩いていこうとすればするほどに
裏腹なまでに曲がっている 道だけど
歩いていこう
行こう 行こう

答えなんてないから
思いのままに 行こう
人生に答えを見いだすのは その人生を生きるあなたです

あなたが決めた人生が答えです

それが人生の答えなんです。

2012/01/19 (Thu)

[3635] 鉄格子の奥の住人
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わるいやつじゃないくせに人を殺める
ばかじゃないくせに取り返しのつかない事をする
金に目がくらんで
何も見えなくなってしまう

鉄格子の奥の住人よ
その瞳に何が映る?

あなたたちの瞳に映る世界は美しいかい?

2012/01/17 (Tue)

[3634] 灰色
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誰も人は皆
完全に白い人間なんていない

誰も人は皆
嘘もつくし多少は悪い事もする

何もしたことないなんて嘘だ 僕は信じない

灰色の影を 引きずって 人は生きる

白い人間なんているわけないだろ 赤ん坊以外はね

生きてくうちに汚れてくんだ
生きてくうちに曲がってゆくんだ

僕らは 多少の風にさえ身じろぐ やわい心を持っている

だから今日も 何かしら 悪い事をする
そして 思いのほか 誰かを傷つけているかもしれない

だから僕らは灰色
黒と白で灰色さ

灰色の影を引きずるようにして 生きてる

巧妙に悪意を隠してあたかも潔白なように装いながら

隠しきれずにたまに誰かを傷つけている

無実な人などいないんだ 小さな嘘も罪のひとつ

あなたも私も灰色だ
黒くないだけ 救いだね

少しは悪人かもしれないけれど
多少は正しさも心得てる

そんな灰色の影を引きずって 今日も歩く

灰色の影を引きずって 今日も生きてる

灰色の影を引きずるようにして 生きてる

誰かを傷つける一方で誰かを思いやる

矛盾した 僕らだけれど 一応悔やむのさ

灰色だから 完全には黒くはなれない

だけど完全には白くもなれない

だから灰色のまま 誰かを愛すんだ

だから灰色のまま 誰かと向き合うんだ

少し汚れた天使のように 微笑んで
きれい好きの悪魔のように 変わり者の

灰色の人が 同じように灰色の人を好きになる

目につくものすべて灰色の世界で。

2012/01/17 (Tue)

[3633] 五番目の感情
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泣いたり笑ったり
それなりに忙しい日々

笑い飛ばした昨日も
またすぐに 涙に濡れる

いつも 五番目の感情で動いてる

優しさでも ぬくもりでも 穏やかさでもない

凛とした 不思議な冷ややかさで包み込む
あの人の 独特な仕草

笑ってるようでも
まるで違うよう
泣いているようでも
なんか違うよう

喜怒哀楽の中にはない 五番目の感情で
笑ってる 泣いてる
あの人は 生きてる

いつも。

2012/01/17 (Tue)

[3632] 明日のためにできること
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明日のために今日できることがある
明日のために今日やれることがある

明日のために今日頑張る僕がいる
明日のために今日汗を流す人がいる

明日のためにできることはちっぽけなこと

だけど後々役に立つ
塵も積もればなんとやら

それが明日のためにできること

小さなことでもコツコツと

明日のために 何かをするよ

明日のために 何かをやるよ

何ができるかより何をするかだ

それが明日のためにできること

きっと明日のためにできること。

2012/01/16 (Mon)

[3631] 生きるひと
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亀はゆっくり進むよ
限られた人生を
急ぐことなく
ゆっくり生きるよ

僕ら人間が生き急ぐそばで

街はだんだん変わってゆくよ
都会は あちこち 毎日のように工事をしているよ
新しいように
きれいなように
何かを 塗りつぶすように

誰かとすれ違っても挨拶もしない人ばかり 思えばこの僕もその中の一人かも

だけど それでも 何かを見つめてるんだ
流れてく風の音
耳をすまして つかまえる

生きるとは
歩くこと
食べること
眠ること
そのすべてが
生きること
失敗も過ちも
その中に
入るのかな

でもね
生きるというだけで
本当にたいへんなんだ
息を吸い吐き出すばかりじゃ生きるとはいえないから

もうすぐ雨の降ってきたそうな空の色
傘を忘れた 僕は 急に駆け足になる
だけど 人生は いついかなる時も 悲しみは 予測できないから
身を守るすべもなく
人は悲しみに濡れる

だから 時には誰かにすがりつきたい時がある
それがたとえば大好きな人ならば素敵だね

季節が 音もなく 訪れては また 静かに
過ぎ去ってゆく

生きるとは
泣くこと
笑うこと
しゃべること
怒ること
思いやること
そのすべてが
すべて生きること
そして生きる人は皆
生きる人と生きる人の中で生きる人になる

星の数ほどの街の人ごみの中
愛を忘れた人が歌う
ただ悲しいだけのブルースは 僕には勇気のうたにきこえたんだ

生きる勇気をくれたんだ。

2012/01/15 (Sun)
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