詩人:どるとる | [投票][編集] |
ありのまま
ありのまま
ありのまま笑おう
ありのまま
ありのまま
ありのまま泣こう
テーブルに並べられた ごちそうと
あなたの笑顔
光ってる
ありのまま
ありのまま
ありのまま生きよう
ありのまま
ありのまま
ありのまま歩こう
君らしくいるのさ
君が思うように
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分かり合えないのは
違う人だからだよ
箱を開けたとき
感じる失望感に似た未来
それでも 卑屈ばかりの僕にさえ やさしくしてくれる人も世の中にはいる
絡まって 捻れて
もう二度と
ほどけない
引き返せない
恋をしよう
ああ愛を語ろう
夜明けまで
テレビの中
ラジオの音
どんな歌よりも
素敵な会話をしよう
ああ愛を教えてよ
無能な僕に
畳の上
シミだらけの天井
安いアパートの一室
天皇陛下も知らない
秘密の約束をしよう
ああ愛を語ろう
答えも会話の意味も
例えば 目的も何もなく 始まった
ふたりの 時間の中
何かが 生まれる
そして
何かが ひもとかれる
哲学者の顔 見合わせて 僕らだけの方程式を割り出すんだ
足したり 引いたり
時には かけたり
計算できない
愛を語ろう
この部屋で。
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生き急いでいると
時間が経つのも早いのさ
ゆっくり 慌てず急がず
気を長く持って行こうよ
ああ 誰かが 見せた
笑顔は なぜか 涙よりも 悲しく見える
だってあなたは心に嘘までついて 笑ってるから
あしたの天気なんてどうだっていい ただ1日に一度くらいは笑えたら いいから
特別なものなんて何もいらない
当たり前な24時間をください
新しいシャツに 着替えて 始まる季節のスタート地点に立って
夢など抱いて 歩いていくけど 叶わなければゴミみたいに 捨てるのもたやすい
人を思いやらなくなった世界には
どれだけの人が 優しさを 宝物にできるのかな 肌を突き刺すような 冷たい視線注がれる中で 愛を語れるか?
ああ 君や僕が生きるこの街の中 大切なものなんて いくらだってあるはずなのに
お金がなければ 僕らは腹を満たすこともできない
あしたの天気なんか雨でも晴れでもいい
ただ 何もない景色の中に 花や人々の笑顔が咲いていれば 特別なものなんてなくても
幸せになれるはずなんだ
暮れゆく空に 飛んでる二羽のカラス
あいつらのほうが良いこと 悪いこと わかっているよね
あしたの天気なんてどうだっていい ただ1日に一度くらいは笑えたら いいから
特別なものなんて何もいらない
当たり前な24時間をください。
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さよなら 手を振る帰り道 暮れ色に染まった空を 見上げ
少し 胸の奥 切なくなったら もう泣いてもいいころさ
ああ さよならする人が恋人でも 家族でも友達でも
最後は 1日の最後くらいは笑って さよならしたいもんです
グッバイ またあした
あした また会おうね
今日の流した涙なんて忘れてしまうくらい
あしたはたくさん笑おうね
嘘みたいに冗談にはできなくても振り返れば輝く記憶さ
飴色の空に浮かんだ
白い雲もなんだか
泳ぎ疲れた魚のように群れ固まって 悲しい色に染まって 帰る場所もなく
自由の悲しさを僕におしえている
ああ 手を振る人もいないけれど
帰る場所があるなら
目指す場所は ただいまのドアだよ
さあ 帰ろう
それぞれの帰り道
照らすのは
月か それとも
やさしい誰かの
まなざしなのかい?
冷たいノブを回して
開けたとき 返事がなくても 言おうよ
ただいまって 言おうよ
頑張った自分自身に笑いかけるように。
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口笛 吹いて ひとりきりの帰り道 さみしさを引きずって
見上げた空には
いつもの月の光が
ぼんやりと浮かんでる
大丈夫さ 切なさなんて ポッケにしまい込んで あたかも忘れたように 明るく振る舞えばいい
ああ 僕はどうして悲しいのに笑っているのかな
心に嘘をついて
本当の気持ちを
欺いてるよ
悲しいね
他人事のように
つぶやいた 夜
大好きだから
ずっとそばにいて
家族でも恋人でも
同じ愛を注いでる
風に道をたずねては
帰る場所を探すよ
心のお家に帰ろう。
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長い長い坂道を
自転車でおりてくる
君は太陽に負けないくらい微笑んでる
青い青い空に
浮かんでる白い雲
風をきって ペダル漕ぐ君が景色に咲く
とてもよく晴れた日
春の陽射しの中 元気に笑うあなたを見ていると僕までなぜか笑いたくなるよ
春うらら うららかな日曜日 やることは何もない だけど空気のぬけた浮き輪みたいに 広い部屋 寝転んで天井とにらめっこ
なんだか幸せだな
夢見心地 おやすみ
桜はまだ咲かないけど まだまだ寒い日はつづくけど
夢から覚めるように
気づけばもう春なんです
気づけばもう春なんです
出会いもあれば
別れもあるよ
だけど別れたって
また誰かと出会えるさ
新しい年のはじめに
いいことがあるよ
何かしらあるよ
探しに行こうよ
うららかな春の日の昼下がり 自転車に乗って 心に空気を入れて 出かけよう
さあ まだ知らない場所へ。
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心に嘘をついて
笑えば笑うほど
哀しい海に
溺れていく
無理に微笑む
あなたを見てると
とても悲しくなる
ただ誰かを思いやる
それだけできっと
幸せなんて
たやすく手に入れられるのに
僕らは欲張りだから
いつでも いつまでも覚めない夢の中
来るはずもない夜明けを待っている
あなたの瞳に映る
明日はどんな
色をしているのかな
おしえて どうしたら僕らは 心に嘘をつかずに 心から笑えるのかな
身も心も ささげた
人よ 愛をおしえてくれたのに どうして
あなたは僕に淋しさを 残して 消えたの
ふいに吹く風にさえ
なぜかあなたの気配感じて振り返ってしまう そんな僕だよ
ゆっくりと
ただゆっくりと
季節は過ぎ去って
波が 砂に描いた文字を消して行くように
時の波が あなたの記憶をさらってくれたらどんなにいいだろう
おしえて あなたは幸せだったのか
何もない 部屋の中
ベランダに干された
風にたなびく白いシャツ
ああ 面影だけが
春の陽射しに揺れていた。
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理想と現実の間には容易には越えられない壁がある
その壁を越えたとき
理想は理想ではなく
紛れもない現実になる
理想は語るだけでは越えられない壁だが
理想が現実に変われば壁の向こう側へも行けてしまえる
理想は理想
現実は現実
割り切れる人
割り切れない人
見つめる世界は同じでも考え方が違うだけで 世の中は腐っても見えるし輝いても見える
万人の瞳に映る世界はそれぞれ違うから
理想の形も人それぞれだ
人は自分の理想的な世界をいつも世の中に重ねるけれど
理想は理想でしかなく 現実は理想とは重ならない
だからこそ人はたくさんの色とりどりの夢を見る
無謀だろうと大げさだろうと
現実だけでは あまりにもつまらない
理想と現実の間に見る 壁には努力の爪痕がくっきりと刻まれている
叶わぬ夢と知ったあとでは 最早理想は理想でしかなくなってしまう
だけれど人はそれでも夢を見続ける
現実を受け止めるにはあまりに 厳しい結果に なってしまう時がある
だからこそ人は現実から目をそらす
そらした視界の先に
届かない理想を映して 理想に理想を重ねて 何度でもうつろな夢を見る
理想と現実の間に佇んで 越えるべき壁が越えられない壁になってしまった現実を理想で隠すように。
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涙は流せば流すほど
きっといつか笑うとき より 気持ちよく笑える
そう思うと 少し楽になる
今日 泣いたなら 明日は笑おう 明日笑えなかったら 明後日笑おう
毎日笑わなくていい
無理に笑わなくていい
でも笑えるなら笑おう
笑うとなぜか元気になるから
笑うという事は 心が生きてる証
笑えば笑うほど 生き生きするね
泣くという事は 心が素直な証
泣けば泣くほど 優しさも育つね
だから 泣きたいときは泣けばいい
笑いたいなら笑えばいい
心のままに 生きたい
時には世の中に抗っても
大人の笑顔は嘘臭い
涙さえ疑わしい
それでも 時には
大人だって本気で笑う 本気で泣く
今日は笑えるかな
それとも泣くのかな
わからないけど
心が笑うなら笑い
心が泣くなら泣きたいよ
それが きっと
心の表情。
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文字だらけの本は
物言わぬ本
言葉から 広がるイメージは人によって様々
あなたはどんなイメージを抱くのかな?
悲しみも喜びも 広がるイメージによって変わるのさ
物言わぬ本 開けば
始まるよ
楽しいストーリー
続きを知りたい まだ終わらないで
不滅のストーリー
物言わぬ本 閉じれば なぜか泣きたくなる
あの頃 覚えてる?
僕らが大人になったように 本も少しずつ分厚くなるよ
物言わぬ本 開けば
始まるよ
でも続きにも限りがあるよ
だから 何度でも開くんだよ
物言わぬ本 開いて閉じて また 同じ行を読み返して
また違う解釈で読む
楽しいストーリー
まだ あなたの頭の中で 物語はつづいてる
終わりの続きのストーリー
物言わぬ本 開けば
始まるよ。