詩人:どるとる | [投票][編集] |
不思議な不思議な
魔法の呪文があるよ
『頑張ったね』 そう言われるだけで どこか自信が持てるのさ
努力をすれば なんでもできる 大人は簡単に言ってくれるけど
努力をしたってできないことも世の中にはたくさんあると思う
いいじゃないか
元気に 生きていれば
それだけで 笑うことも たまに 落ち込んで ひとり涙して 夕暮れに黄昏ることもあるけれど それが人生っていうものさ
人生は長いから
いろんなことがあるんだよって自分を説き伏せてまた僕は進む
怪我しないように
無理は禁物
頑張るのもほどほどに
歩いていきましょう
いいじゃない
少しくらい
痛い思いしたってさ
悲しい 気持ち 感じたら それは生きている証だから
大丈夫大丈夫
今日は雨でも
明日はきっと
晴れるさ
楽しいこと考えて
考えて 明日が待ち遠しい夜
窓の外 空を見上げれば一面の星空
誰からも 嫌煙されている 気がする そんなイメージ離れない
けれどけれど
いいじゃないか
1日 一度くらい
どこかで笑えれば
幸せなほうさ
世界を見渡して
思うんだよ
僕などまだ幸せなほうさ
悩み 迷う 日々は
本当は 幸せだから
僕らは 毎日忙しくしていられる
そう思えば少しは楽なのかな
大丈夫 大丈夫
今日は涙に濡れても
明日こそはきっと笑えるよ 心から
大丈夫大丈夫
今日は雨でも
明日は晴れるさ
大丈夫大丈夫
それは通り雨
すぐに止んで
また晴れ間がのぞくよ
今に 笑えるさ
雨上がりにはちゃんと笑おうね
雨上がりの虹のように 喜びを形にしてみよう
きっといいことあるさ
探しに行こう
見つけに行こう
雨上がりには 空には虹と僕の顔には笑顔が咲くよ
だって世界にはほら
こんなに 幸せが溢れているんだから。
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自販機のコーンポタージュが 出始めたらもう冬の季節だね
あたたかいほうのボタンを押して
熱い 熱いって お手玉しながら 僕は君にコーンポタージュを渡すんだ
熱いから気をつけてって言ってるそばから 慌てて飲む君の熱いっ!っていう顔がなんだか愛おしくて抱きしめたくなるんだ
冬はコーンポタージュとともにやってくるといっても言い過ぎじゃない
くだらないけれどさ
僕は冬といえば何よりもまず先に コーンポタージュが思い浮かぶんだ
そしてまた 時が流れて 僕ら歳を重ねたとき またコーンポタージュを買って 二人で飲もう
あの頃と少しも変わらない気持ちで
いい歳のとり方をしようね
そして コーンポタージュが飲みたくなる寒い夜に 僕は君と二人 あの頃のように
手をつなぎ 寄り添い コーンポタージュを買いに行くよ
思い出を 見に行くように
恋のコーンポタージュ。
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さあ 僕の歌を歌おう
君と二人
さあ 楽しい歌を歌おう
みんなで
羊を数えてもいくら数えても 眠れない夜ならば 気晴らしに外に散歩に行こう
悲しみも喜びもひとつの世界の中で続いてゆく幸せ ふいに心躍るよ
このつまらない世界で 何を生きがいに生きていこうか?
考えて 考えて
何も思いつかなくて
袋小路に迷い込んだ僕は今夜 パーティー パンにゃコーヒー
損はさせにゃー
夢はでっかく 拡がる横隔膜
ああ
わんだふる
わんだふる
何かが何かが
今日も幸せ
毎日 街中
世界中 太陽系
わんだふる パーティー
おもちゃ箱 ひっくり返したようなときめきに体中 奮える
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どうだっていいことは本当にどうだっていいよ
忘れてしまいさえすれば 楽にもなれるから
捨て身で立ち向かう
真夜中の死闘
実像と虚像の一騎打ち
これは見物 つまみは干物
さあ 繰り返される毎日に 光と影のスポットライト
僕を照らす 星や月の明かりは どこか切なげに今日も揺れながら 差し込むよ
悲しい思い出をつまみに 涙を飲み干す夜に 僕は思い出すだろう あの日の後悔
そしてその時の痛み
すべてを 忘れるのならば あの日の笑顔も時の彼方へと消えてしまう
どうだっていいことは本当は結構大事
思い出すたびその時の栄光が少しだけ力を貸してくれる
勇敢な戦士のように
戦場に散るならば
本望と戦う真夜中
時計の針を 巻き戻してできるなら何度でも君と交じり合いたい
そっと思い出す あの日の涙 そして笑顔
何度でも 僕はこの場所に返り咲くだろう
もう二度と思い出すこともないから
それはそれでいいさ
時の流れに彼方に僕は 海にただよう貝殻のように はかなく 揺れて 揺れながら
時間規制法に縛られて 今という時間から抜け出すことも過去へ後退したり 未来へ前進したりできないけれど
悲しい思い出をつまみに 涙を飲み干す夜に 僕は思い出すだろう あの日の後悔
そしてその時の痛み
すべてを 忘れるのならば あの日の笑顔も時の彼方へと消えてしまう
最後の雨降り ふらりふらり 肩先にこぼれ落ちて
ため息だけが 寄り添ってくれる夜さ
もう何もかもが滲んでゆく。
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行き当たりばったりの日々だ
取り留めもない会話を続ける なるべく機嫌を損なわないようにある程度の間合いをとりながらわざわざ話を合わせるように
巷じゃ流行りの 愛想笑いと歯の浮くお世辞を ひっつかんで 出かけていくんだ
おめかしは心までバッチリで
そういえばあいつが言っていたっけな
人生は楽しんだやつが勝つんだと
だけれど楽しくないやつは何を楽しんでいいかわからないから
たちまち生きる意味をなくすよ
暗闇の中に取り残されるように
頼りの道しるべを見失ってしまうんだよ
さあ!目の前の光を見失わないように
長いトンネル抜けたらそこは夢見た楽園の扉 開けゴマ! 僕の夢は叶うかな
まあどうでもいいや
とりあえず君が笑ってくれるならば
なんでもないような出来事が思い返すとあら不思議
ほらほら 案外そういう思い出が一番大事だったりするのね
神も仏もない 無情なるこの世の中に
今日も被害者と加害者がきれいに総立ちだ
罪の意識に苛まれ
罰が下るその時を
今か今かと待つ民衆の群れの中で 僕は場違いな 気持ちで ニヤニヤと笑っていた
泡立つソーダ水のような ふつふつとわきたつ気持ちを抑えながら 至福の時間を首を長くして待つのさ
さあ! 民衆の喜びの声の中に ひとり さみしく佇むように 涙する人の悲しみをはかれない世の中の愚かさよ 君はどう見る? さてさて希望はあるか?
さあ!目の前の光を見失わないように
長いトンネル抜けたらそこは夢見た楽園の扉 開けゴマ! 僕の夢は叶うかな
まあどうでもいいや
とりあえず君が笑ってくれるならば
僕の中の 太陽は沈まない
ならば!待っていましたとばかりにあふれ出す気持ちに
もう逆らわず 思いのすべてを解き放ち心から笑うとしよう。
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冷たい風に吹かれ
ふいに心射抜かれて
言葉をなくして
立ち止まるいつもと同じ帰り道
僕はどうして生きている?
僕はどうして生まれたのさ?
誰か答えてくれないか?その答えを知っているのなら
道端に群れをなして
動き回る アリたちを知らず知らずに 踏みつぶしたって 何も感じなくなったら
僕らはもう人じゃない
いろんな出来事を適当に片付けて
様々な悲しみや喜びに理由をつけて
僕らは その足を止める
思い返せばすべてがまるでひとつの映画のように
ばらばらのストーリー
手繰り寄せれば あらすじのある物語
何気ない横顔に
いくつもの場面が見て取れるだろう それをたやすく笑い飛ばすことは誰にもできやしない
教えてよ 目の前に広がる世界が 嘘っぱちでもはては幻でも
僕らは受け入れるしかないのだから
そこにある愛や
優しげな微笑みに
僕らの生きる意味があるからまだ 僕はこの世界を去れないよ
ロマンもなければ夢もない日々だ
それでも僕は限りなく明日を目指す物好きな旅人
さあ 進め
終わりのない最果てを目指すための旅へ
明日からまた明日へと続いてゆく日々よ
僕を置き去りにして
いつかは すべてが夢のように終わっても
僕が見たはずの光や感じたはずの確かなぬくもりを忘れない
僕の存在はやがて影ごと消えても きっと無意味じゃないんだ。
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すべての気持ちを言葉にできたなら
素直な気持ち そのまま 伝えられるのに
すべての気持ちを言葉にできたなら
分かり合うことなんてたやすいのに
すべての気持ちを言葉にしたいけど
言葉にならない気持ちもあるから
すべての気持ちを言葉にできても
きっと 言葉にできたからって 何が変わるわけでもない
言葉にならない気持ちがあってもいいと思うんだ
だから言葉にならないかわりにきっと僕らには言葉では表しきれないものを形にする表情があるんだ
簡単な言葉だってきっと 心をつなげることができる
大好きだから 言葉にしたい 君を大好きだってこの思いがどれだけの大きさなんだとか
だけれど 言葉にならなくてもきっときっときっと
君はわかってくれる
だって 言葉以上に大事なものがあるから
心と心で お話すればすべて わかるんだ。
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今日も誰かが どこかで 悲しみに泣いていたのかな
そしてどこかでは 誰かが 笑っていたのかな
入れ違いにホームに入る 電車のように
別々の道 歩んでく
僕らの日々は
まるで光と影が交差するように絶妙にずれ込みながら続く
今日誰かが どこかで自殺をしたとしても
僕には関係ないから
自分の幸せに笑うだけだ それを非難するなら みんなが共犯者だ
悲しみは いつまでも僕らが生きてる限り消えない
目の前の幸せに笑うがいい 傍らに 泣き崩れる人の幻を まぶたの裏に重ねて
絶え間なく続く明日を走るんだ
共犯者でいいさ
笑えばいいさ
僕は独りきり
歩いていくんだよ
光に照らされていた今日の僕はたまたま運が良かっただけなのかもしれない
明日は僕が泣く番かもしれない
何が起きるかわからない 全くの未知なる世界で 明日はまた始まる 不安と期待を胸に 歩き出す僕らの日々
それを非難できる言葉など何ひとつないよ
ただ僕は僕
そして君は君
あなたはあなたで
受け入れるなら
受け入れて
逃げるなら
逃げて
そうやって続くだけ
共犯者が また今日も増えるだけ。
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この世界に 本当の幸せというものを探しているのですが
知らないでしょうか?
誰に聞いても首を横に振られる日々
驕るばかりの人間たちに 与えられたこの時間は悲しみにおぼれさせるための神様の罰なのに 僕らはそれを利用して 楽しんでる
幸福の種を 神様がこの世界にばらまいて
僕らがそれを育てる役割をあてがわれたんだ
君の思うような幸せは どんな幸せですか?
そしてどんな花を咲かすのかな?
教えて。
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欲しいのは 名誉ですか?莫大なお金ですか? 君のその膨らんだ心の中の欲望を 満たすのはつかってもつかってもなくならない金ですか? だけれど
お金持ちだって不満はあるらしく
生きているかぎりは
欲望はなくならないらしい
幸福という種を街中にばらまいても
誰一人 同じ価値観を持ってる人はいないから 誰一人 幸福にはならない
所詮 人だから
選べるならば
この胸の高鳴りを
抑えるような
欲望黙らすほどの幸せを所望
この世界はまるで
サーカスの舞台上だ
誰もが嘘をつき
たまには人を傷つけ
人の目はばからず
得するとあらば
媚びを売りゴマすって
あの手この手でのし上がろうとする
心だけ貪欲な
嘘つきのピエロも同じ
感情隠して かくして僕らは 手に入れたお金で 涙を買うんだ
笑いすぎて 涙も出なくなったころに 手に入れた悲しみでちゃんと泣けるように
今日も 仕事帰り
僕はピエロの化粧を落とし 人に戻って
枕に顔をうずめ泣くんだ
そして何度でも明日が来るたび 僕はピエロになる
嘘をつくなら 得意中の得意さ
僕は幸せですよ
不満なんか 滅相もない
なんせ 道化師ですから。