詩人:どるとる | [投票][編集] |
一本の枯れ木から
落ちた葉っぱ一枚
風に吹かれて
旅に出たのさ
行き先はわからない
風に聞いてよ
秋の街は 少し
寂しげな色で
人足もまばらさ
その涙を拭えるのは
多分 僕だけさ
片思いしてるあの人に 勇気をあげるよ
肩先に 落ちた
きれいな色の葉っぱ一枚それは僕です
さあ 誰もが誰かを待ってる
そう 誰もが誰かを待たせてる
みんな
待ち人で
みんな
待たされ人で
あの子があの子を待っていてべつのあの子はあなたを待っている
気づかない 思われているのに
気づかない 思っているのに
そんな儚い
秋の恋模様
待ち人は誰ですか?
待ち人は僕ですか?
へたくそですがダンスなどいかが?
風になってくれるなら
孤独な僕をさらっておくれ
落ち葉のダンス ヒュルリ ステップは軽やかに 秋の道はステージ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
絶え間なく繰り返される毎日に なんの意味があるのかな
誰のせいでもないけど
誰かのせいにしたい
口癖のように口をつく『僕は悪くない』
描いて行く 明日という景色を 頭の中のイメージという筆で
自由自在に色をつけ
適当に 題名をつけて
すぐそこにある
日常へと転写する
繰り返される日々の悲しさも喜びもその他のすべての感情も
もう二度と生まれられない闇の中へ消えるから
今を吹き抜ける一瞬の風になるんだよ
へたくそでもいいから 自分の思ったように 人生という 書き直しがきかない一枚の真っ白い画用紙に描いてごらん
それが自画像でもあるんだよ
写生しよう 心の景色をありのまま写し取るように 素直な気持ちひとつだけで目の前の雨も降り止むよ
ほらね何もかも
すぐに解き明かせる
昔の僕などただの幻と同じだ
思い出を振り返るより前を向いて思い出の中の僕を乗り越えるような僕になれ
秋風が 並木道を吹き抜け 僕の心をすり抜けてゆく
答えはいつも
心の中の景色が教えてくれる
秋色モンタージュ
思いつくままに
描いて行こう
少しの違いは
構わないよ
気にしないで
笑い飛ばせ。
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嘘こいて屁もこいて
びっくらこいて
夕陽も落ちて
空も暮れゆく頃に時間を見計らって
そろそろ家に帰りましょう 親しい誰かと手を繋いで
空には大きな満月がきれいに輝いてる
なんてことのない景色だけどどこか特別な景色だね
当たり前のようなことがいつもいつでも幸せであるように
気づかないうちに人は十分幸せを手にしている
欲しいものはたくさんあっても なかなか手に入れられない
一番欲しいものはきっと 欲張りな僕じゃ決められない
それでもなくしたくないものと聞かれりゃすぐに答えられるね それは命だよ
命があれば いつでも笑える とりあえず命があれば 何度でもやり直せる その可能性があるんだよ
だから無理に欲張らずに あるものだけで満足するのが難しいなら 心に聞いてみてごらん
僕にはまだ若さがある
若さがあればまだあきらめずにいれる
時間がある
夢もある
金はないが理想がある
何もなさそうな顔してるけど本当はたくさんのものを持ってる
思う以上に愛されて
救われて
思う以上に思われている
気づきづらいけど
ふいに気づくよ
誰かの優しさに
教えられるんだよ
自分の愚かさを知ってるからこそ僕は痛む胸を そっと撫でながら 何かを思い 過去を振り返る
涙があふれて 土砂降りの夜は 何も言わず何も考えず ただ泣きやむまで 泣こう
切実な気持ちはいつでも ひどい扱いをされるけど 自分さえ自分を信じていれば
きっと心を照らす太陽は沈まない
ふと立ち止まるとき
心に聞いてみてごらん
きっと何かが見える
果てしない闇のその向こうを照らすような光が見えるよ。
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言葉にならない思いや
言葉にできない思いが
この胸に芽生えた時
人は恋をするのだろう
それは誰の心にも芽生えるのさ
僕は誰に恋をして
誰を愛するのだろう
もしかしたら一生
そんな機会にはめぐりあえないかもしれない
恋しくて愛しくて
そんな気持ちになってみたい
今日この頃。
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お日さま ギラギラ
青い空 それと白い雲
オマケに笑顔の僕ら
日曜日くらい
浮かれたって
いいでしょ
極力マイペースで歩こうよ
長い長いこの道を
死ぬまで楽しく
笑いながら歩いて行こう
希望という名の船に乗り
荒波はげしくうねる涙の海を渡るんだ
大丈夫さ なんとなくだけど
お気楽で脳天気なのがたまにゃ役に立つよ
車の流れの中 ゆっくりぼやぼや走ってる
サンデードライバー
僕もそんなふうに生きて行きたい
頭は空っぽでも
ひたすら
誰かを思うような
一途な心で
本当は人間なんて優しさと思いやりがあればいいんだよ
だけどそれにいろいろくっつけたがるのが人だから面倒くさいんだな
いつも心の空も晴れとは限らないから
雨の日もはたまた嵐の時もあるさ
その時々で色々変わる
悲しみを避ける笠もないけれど
悲しみを乗り越えて
笑いたい 笑いたい
笑ってやるさ
そうさ 肩の力抜いてあんまり無理せずなんでもほどほどに行くさ
サンデードライバー
横目に こちらにピースサインする 前を見て運転してよ
日曜日の魔力で
僕の思考回路も
ふやけてしまう
でも日曜日くらい
そのくらいじゃないと 疲れちゃうよね
トンネル抜けて
海にでも行こう
この際 白菜
ジュンサイ
山でもいいから
とにかく家から出よう
サンデードライバー
ハンドル握る手がみょうに汗まみれ 不器用なドライビングテクニック
マニュアル通りの生き方じゃつまらない
だから自分の思ったようにとりあえずやってみよう
たまにゃいいこと言うね たまにははよけいだよ そんなありふれた会話の中で 愛や友情は生まれるんだね
今日はせっかくの日曜日
楽しく 行こう
あの壊れそうな
ボロい車で。
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どうして君だけしか見えない
愛しくて愛しくて
張り裂けそうさ
こんな気持ちになったのははじめてだよ
何もできない 僕だけど君を永久に愛することだけはできそうさ
ずっと傍にいておくれ
死ぬまでの長い長い時間の中
笑ったり泣いたり
めくるめくストーリー ページを操るように日々が過ぎていけばいくほど ふたりの距離は縮まって
やがて ひとつになれるから
時間は雪のようだね
あっという間に溶けるように 過ぎてゆく
切なくて仕方ない
でも君を愛すには時間が必要だ
変わらないことが時には幸せだってこと
教えたいんだ
降り止まない雪が ふたりの瞳の中で ただ静かに音もなく 降り続いているよ
ただずっとそんな景色を眺めていた夜
いつの間にか
寒さも忘れ
ふたりだけの時間の中
見つめ合っていた
白い雪のような 君の頬に流れた涙を僕がそっと拭って 口づけをひとつ 捧げたよ
愛しくて愛しくて
たまらないんだ
何もできないかもしれないけど死ぬまで傍にいるから
さびしくさせないから
どうかこの愛しさがずっとさめてしまわないように
今日という日を忘れないよ
白い雪がつれてきた
淡い冬のラブストーリー まだ始まったばかり
プレゼントも
ケーキも要らない
君だけが僕のすべて
嘘偽りなく
そう言える
何もかもが
透き通る
凍てつく冬の夜
素直な気持ちだけが
あらわになり
君に届いた
見えないプレゼント
そっとフォーユー。
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日々生産と消費を繰り返して 無駄使いばかりする人があふれ
欲ばかり張るもんだから ゴミばかりたまって財布の中は空っぽ
頭の中も空っぽ
要るものと要らないものがあるなら 僕はどちらに入るだろう
要らないような要るような僕は どっちだろう
夜は長く粘っこく 時間にぴったり張りついて 重たいドアを開けるよ 昨日の夢を引きずりながら やっと眠れる 幸せ 感じながら
どうでもいいさ
くだらないさ
ああ いつか時が来れば 誰もが運命に逆らえず 静かに消えていく もう戻れない闇の中へ
僕らは静かに消えていく
ため息を押し殺す
ビルの群れを抜け
缶ビールを片手に
語る夢 儚く
明日の予定は何もないけれど 生きていくなら ふいの悲しみさえ笑い飛ばせる覚悟で行け
僕の影が伸びてゆく
街灯に照らされて
浮かび上がる僕の顔、頬に 流れる涙
今はまだ悲しみは拭えないけれど
何かを誓った夜
飲み干した缶ビールと空に輝く三日月
時代遅れのスニーカー
色あせたシャツ
すべてが要らないものだとしても 僕はきっと必要なものだね
降りかかる悲しみを 避ける傘がない
それでも 希望 捨てず 歩いて行くよ
太陽が空に昇るから
命尽きるその日まで
僕らは 静かに生きて行く
そしてやがて時が来たら 静かに消えていく
僕らは静かに消えていく
ただそれだけの一生
なんて素晴らしいのか
夜明けとともに沈め
悲しみよ 晴れ渡る心で僕らが笑うため。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界で一番愛してる人を 心から幸せにしたいと思う
だけど僕には金も夢もない どんな明日が待ってるかもわからない
それでも傍にいてくれるなら
嬉しいけど ただ傍にいるだけじゃ きっと幸せにはなれない
抱きしめている
目には見えない愛を
抱きしめられてる
思うより愛されて
そして愛して
ゆっくりと流れる時間にのって
単純なようでもあって 複雑なようなでもある 愛っていうものはいくら時代が進もうと解き明かせない
きっと理屈じゃなくて それは言葉にならないものなんだって
僕は思うから
隠しきれない
涙も傷跡も すべてさらせたならどんなに楽なんだろう
愛されたいよ
痛いくらいに
抱きしめられたい
愛ってものを知りたい
愛する喜びを知ったなら
愛される喜びも知りたくなる
愛されている
この世界の片隅で
今日も愛し合う人の心の中でずっと燃えている 永久に消えない炎 二人の心の一番奥で 静かに燃えている
どんな言葉でも 伝えきれない思いがある
愛してる その言葉にはその言葉以上の思いがあるんだ
何もできない僕だけど 愛してる あなただけを
そんな思いを自信に開く扉
まぶしい陽射しに包まれて
誰より愛すべきあなたが見える。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
賑やかな僕の住む街に今日も朝がやって来て
いつものように大きくあくびをしていつものように朝飯を食べたらせわしく出かけていく
ばかだっていいじゃない
のろまだっていいじゃない
優しさやぬくもり それより大事なものがいくつもあるから
探しに行こうよ 二人で
本当は時間に縛られず自由に生きていきたい
やりたいことがまだ山ほどあるから
ふがいないこの僕をあんまり責めないで
きっと僕が思うよりこの世界は汚れてないんだよ
人間っていう視点から見ればそんなに僕は悪い人間じゃないはずだ
人も街も昔から変わらないな
それが時に ありがたくて たまにありがた迷惑で
当たり前なようなことが当たり前のようにつづいていくことの幸せ 感じながら
今日もゆらりゆらりと のんべんだらり
暮らしているよ
そんな日々が僕は大好きで そんな日々よ
いつまでも続いていけばいいな。