詩人:どるとる | [投票][編集] |
自由ってよく言うけれど 自由の意味も知らないまま
大人になった僕らは
はたして幸せなのかい?
誰かに従って 媚びまで売って そうしなきゃ生きていけない
そんな僕らの自由はどこですか?そんな僕らが自由っていうのかい?
もがいてあがいて
孤独になるのが
嫌で 嫌で
とりあえず
群れている
あいつは僕から見れば孤独なやつより
ずっと悲しく見えるぜ
群集の中の孤独に埋もれて 本当の自由ってやつを見失う
そんな酔いつぶれたようなバカな僕に自由の意味を教えてやってよ
そしてまたおんなじ言葉に立ち止まる『自由』ってなんなのさ
自由って言葉を平気で使う僕らだけど
本当の自由なんて
一生手に入れられない
誰にも縛られず
誰にもとがめられない
そんな自由が欲しいのさ
今の僕はなんの力もない その辺に転がってる石ころと何ら変わらないさ
でも石ころみたいに
誰かに け飛ばされて
道の端っこに投げ飛ばされても ひたすら自由を信じたい
空っ風に吹かれて
寒い日も暑い日も
田んぼの真ん中で
立っている案山子のように誰に何を言われてもムスッとした顔でひたすら耐えて
いつか自由を手にするよ
旅人と名乗るのもおこがましいけれど
自由の人とでも呼んでくれ
群集の中の孤独を味わうなら 孤独だっていい その寂しさが僕を強くしてくれる
群集の中の孤独なんて 僕は願ってもいらないから
自由ってやつに憧れて 旅立つ僕なのさ
ラララ 口ずさむ
歌 名前がないのでは悲しいからね
自由の歌とでも
名付けて また僕はひとり旅に出る
風の吹くまま
思いのまま
男は黙って 旅に出ろ
這いつくばって
空見上げて
ロマンを追いかけて
すがる女を置き去りにして
夢のない時代には
時代遅れの歌でも
歌って 僕は僕で歩いていこう
本当の自由を探して。
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今日も どこかで 誰かが 笑ってた
そしてどこかで誰かが泣いてた
同じような顔で
僕も泣いたり笑ったりしていた
本当の気持ちは 誰にも言えないまま
悲しみも 切なさも胸に隠したまま
家まで持ち帰ったよ
今日も とりあえず
1日が終わります
四の五の言わないで
過ぎたことは忘れて
食卓に並んだ
美味しいご飯を食べて 眠くなったら夢を見る
いい夢見れるといいな
いい夢見れるといいね
もう 今日は終わりだけど明日も晴れたらいいな
今日は今日で
悲しいことがあった1日だった人も
楽しかった1日だった人も
みんなそれぞれの今日を終えて 家にたどり着けば ため息さえも 時間が経てばすぐに笑い声に変わるから
大丈夫
明日に旅立つために夢を見よう
今はただ 言葉を胸の奥に引っ込めて
ただ いい夢見れるように それだけ考えればいい
今日の涙を 笑顔に変えるような明日がきっと待っている
だから明日に旅立つために夢を見よう
そして 明日は笑おう。
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僕は今何のために生き
何のために生きてゆくのだろう
わけもなくただ生きて
なんとなく生きている
欲望に汚れきった瞳でも大事なものを見落とさず 見つめることはできるかな
絶え間なくあふれる人の中に幸せはありますか?
こぼれ落ちる涙に救いの歌を届けたい
もうひとりぼっちでも明日なんて来なくてもいいから
幸せっていうものを僕に見せてくれ
幸せっていうものがどんなものなのか
見せてくれ
旅の終わりを告げる鐘の音に言った 命なんてくれてやる。
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『人情』なんてもう 時代遅れの死語なんだろうか
望むだけ無駄なのかな
教えてよ神様
自分が何故生きていて
それよりも前に何故生まれて
悲しみに濡れながらもいまだに生きてるのか
何もかもが不思議なのに それを不思議に思わない僕らは
ただ いつもいつものように 笑っているけど
生きることより難しいことはこの世界にはないね
腐るほどあふれる
人の数に
腐るほどあふれてる
人の愚痴やため息
望めば望むほど
期待は削がれてゆく
なんとなく
生きているけれど
宙ぶらりんな僕の命は今にも 消えちまいそうだよ
絶え間なくあふれる
人波の中に 幸せはありますか? どうでもいいことだけど明日は晴れますか?
生きていけばいいことがある そう教えてくれたのは 大人たちのはずなのに 生きていけば生きていくほどその大人たちのいい加減さが垣間見えてくるだけじゃないか
新聞の片隅でひっそりと死を報せれた
人の命はけっして無駄じゃないけど
意味のある人生を生きたとは思えない
だから僕は生きていく
悲しみの中でも笑えるかい? 涙の雨に降られても 平気な顔して笑えるかい?
それなら大丈夫
明るい未来が待っている
君たちの未来はばら色だ
軽はずみな気持ちで
そんなことをほざく
大人に僕はだまされていた
そしてまた季節はめぐり何ひとつ得られずに
明るい未来は程遠く
またひとつ歳をとった
ひらり 落ち葉が靴の先に落ちて
見上げれば秋空と
頬を撫でる涼風
遠ざかる
遠ざかる
僕の後ろ姿。
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弱い者が強い者に逆らえば 食われることも覚悟しなきゃ
逆らう事はできない
弱肉強食のこの世界
強い者だけが生き残り弱い者は世の中の隅っこに追いやられる
何が正しくて何が間違ってるかなんて
誰にもわからない
誰も決めることはできない
強い者に従ったところで裏切られるのがオチならば 僕は強い者に逆らえるバカでいたい
弱肉強食のこの世界
弱い者は理不尽にたたかれ蔑まれ追いやられ お涙ちょうだい 情けすらかけられず泣きを見る
泣きを見る
弱肉強食のこの世界
今日も誰かの遠吠えが聞こえるよ 弱い者の捨てぜりふ
浮き世をただよう笹舟さ
メメントモリを胸に刻み 我、今ここに生きるのさ
弱肉強食のこの世界で。
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人が死んだあとには
ただ悲しみだけが残り
その人の生きた証といえるものはその人を知る人の記憶の中だけに残る
命には影が出来るのかな
夕暮れ電柱の下に影が出来るように
見えない影だけど
影といえるものがあるならそれは その人の残した笑顔 その人が浮かべていた涙
その人を知る人の中の記憶が消えても
きっと命の影は消えずにいつまでも
その人は完全に消えることはなく 大切な場所に残り続ける
それが命の影
あなたにも僕にも
あるはずだよ。
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人は生まれながらに胸に十字架を背負ってる
やろうと思えば人を殺せるし 食おうと思えば 追いつめられたとき人も食らえる
愛は平和な場所にしか生まれないんだよ
優しさやぬくもりはおだやかな場所にしか生まれないんだよ
昔飼っていた水槽の中のざりがにが いつの間にか 二匹から一匹に減っていたのは
餌をやるのを忘れた僕が怠ったせいでお腹をすかせたざりがにが たまらず共食いしたからだ
人の命も人の幸せも空腹の前ではただの餌になる
優しさやぬくもりなんてもうきれいごとでしかないんだろうか
人を愛し 人を守り
人を尊び 人を敬う
人を労い
人に愛され 人に守られ 人に尊ばれ 人に敬われ 人に労われる
そんな形が間違っても歪まないように
今日も人と人は心と心で正しいことや間違ってること互いに探り合いながら
時にはずるいこともするけど 生まれながらに与えられた優しさやぬくもりで 互いを思いやれる
家族の笑い声 夕飯のいい匂い 家族がそろったところで いただきます
当たり前な幸せも見失ってしまったら あとに残るのはただ
むなしさと切なさだけだ
不器用なのはみんな同じだけど 誰かの涙を無視してまでも通り過ぎる人を僕は人とは思いたくない
そこにある幸せはどこにでもある幸せだけど なんて素晴らしいんだろう
今日も抱きしめよう
ふいに吹いた風に言葉を遮られ タイミングを見失ったけど
時間ならまだいくらでもあるから
今はまだ友達でいい
僕という人は
君という人の
人は完璧じゃない
だから 間違える
だから 傷ついてしまう
だけどそれでも
できることもある
たとえば 誰かを心から好きになること
僕ができることは少なくはないはずだ
人は人と今日も人と人のまま 人らしい
生活を続け 人らしく働き 人らしく時には間違える そして生きる喜びや悲しみに人生の喜びと悲しみを知る。
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眠れない 真夜中
する事もなく星のない空を眺めていた
カレンダーを見たら
もう十月だと気づいた
なにをするでもなく
ただ息を吸って吐いて 繰り返していくだけの日々
意味はあるのかな
どうして僕は生まれたんだろう
どうして僕は生きていくんだろう
何もわからない
何もしたくない
それなのに
それなのに
今日も生きてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
今日も笑ってる
理屈じゃないんだ
殺風景の部屋の中
ただ寝転んで習ったばかりのギターのコードを爪弾く
目標や目的もないけど 何のために生きてるのかもわからないけれど
今日もまた昨日のように息を吸って吐いて また吸って
たまに地団駄踏んで
現実から目をそらす
明日は晴れるかな
何回 笑っても 幸せにはなれないな
何回 泣いても 死ぬほどは悲しくないな
どこも行きたくない
誰とも話したくない
それなのに
それなのに
今日も働いてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
なんだかんだで
1日が終わる
安らぎだけが
救いをくれる
だから 生きていくのかもしれない
全く無意味というには出来すぎたストーリー
理屈じゃないんだ
どうして僕は生まれたんだろう
どうして僕は生きていくんだろう
何もわからない
何もしたくない
それなのに
それなのに
今日も生きてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
今日も笑ってる
理屈じゃないんだ
性懲りもなく また僕は同じような過ちを犯して
言い訳並べて いるけれど全然ごまかしきれてないね
明日はどんな日になるかな
一応は気になるんだ
それを知るために生きても無駄にはならない
そして今日も夢から覚めて ドアを開ける
電車が行ったり来たりを繰り返すように義務的に繰り返される日常
幸せも悲しみも何もかも 全ては同じ世界の中に。
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僕は無理のない
人生を歩きたい
僕は結果の出ない
努力はしたくない
自分の頭の悪さ
わかってるからね
痛い目を見るくらいなら何もいらないさ
優しさも慰めも押し返すよ
僕が生まれたことは神様の手違いだった
たまにそう思うときがある
でもそんなこと考えても仕方ないから
ため息をのみこんで
苦笑いしているんだよ
強いようで 弱いのさ
弱いからさ 強がってるんだ
さびしさもむなしさも全て胸の奥にしまって さすらいの一匹狼 月夜に吠える
孤独や痛みがあるから僕は強く生きていられる。
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人は人のことをなんとでも言えるさ
人の悲しみや痛みをわからないことを理由にしてしまえば
だけど僕は 間違ってるのかもしれない
でも それでも いい
僕は僕の思うように毎日を気ままにただ生きていくだけさ
風の吹くままに 思いのままに生きることの何が悪いのかな
降り止まぬ雨に濡れながら僕は生きていこう それはなんて素敵な生き方なんだろう
本当の自由とは孤独になることなのかもしれないけれど
それならそれでいいさ
どんな悲しみも笑い飛ばしてやる
どんな悲しみも受け入れてやる
そしていつか 自分の選んだ生き方が間違ってなかった証に
生まれてきたことだけでも幸せに思えたなら
光り輝く明日など来なくてもいい
闇を抱きて我はこの世の全てを怪しみ
自分の思いを真実として 抱きしめる
自我の目覚めを 感じつつ。