詩人:どるとる | [投票][編集] |
どこまでも 歩きましょう
てくてく とぼとぼ
いついかなる事態でも歩きましょう
地の果てまで 海の果てまで 誰かとでもいい ひとりでもいい
人生は歩くことから始まる 猿から進化して人が生まれたように 歩いて 歩いて
やっとここまで 来たんだよ
笑うことも 泣くことも 大切だけど
まずはとりあえず
歩こう
悲しみも喜びも
切なさも憎しみも
とりあえず置いといて 行けるところまで歩けば 気づいたときには何が悲しくて 何が嬉しかったのかさえ忘れている
そしてまた新しい
旅を続ける
どこまでも歩こう
悲しくなったら
泣いて
嬉しいことがあれば
笑えばいいさ
何も迷うことなどない
思うまま 歩こう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
弱虫の人も
怒りんぼうの人も
みんな笑えば
同じ顔になる
同じシワが出る
声に出して笑おう
気が軽くなる
気持ちが軽くなる
怒っていたって
疲れるだけだよ
人間笑ってるときが
一番幸せなんだよ
笑顔に勝る ものはない
さああなたもそこの君も笑おう
笑顔になれば 自然にうれしくなる
自然に 嬉しけりゃ笑えるさ
だからさ 笑おう
天気図に傘マークが
あふれてても
雨だろうと嵐だろうと笑顔になれれば 素敵だね
さあ君もさあ レッツスマイル
ハイチーズ 笑顔の花を咲かせましょう
枯れ木に花を咲かせるように 笑おう
涙なんか 振り切って
虹のかわりに 笑顔が唇の端から端まで三日月型に架かる
素敵だね 素敵だね
さあさあ レッツスマイル。
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『今日はあいにくの雨だけど きっと明日は晴れるでしょう』
今日 どんな悲しいことがあっても 大丈夫だよ 鼻で笑って忘れちまえ
君が今笑っていることは無意味なことじゃないんだよ
何度だって 泣けばいいさ
何度だって 立ち上がればいいさ
天気予報がめずらしくはずれた日の朝に
からりと晴れ渡った僕の心 嘘偽りは何ひとつないんだ
天気予報は心の天気までは当てられない
ほらねどんなに土砂降りでも 笑うことはできるんだよ
天気予報のお姉さんが 指し示した天気図を 僕は無視して 雨の中で濡れながら
笑っていた
笑っていた。
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君と僕の笑顔は似てるようで違うんだ
でも 嬉しいとき 浮かべる笑顔は同じ
笑わない人生なんて
つまらないと思わないかい? だから笑おう
もっと笑おう
誰かのために
自分のために
スマイルひとつで
ほらね 楽しくなる
スマイルひとつで
ほらねみんなの
笑顔が集まれば
幸せなんて すぐに訪れるよ
だからほら笑おう
笑おう 笑おう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
時には 悲しいこともあるさ でも大丈夫
なんの保証もないけど とりあえず笑っておけばいいさ
思いがけずに 傷ついた時 僕ら案外 ノウテンキ
晴れ渡る空に白い雲
まるで当たり前な景色なのになんて 素敵なのかな
旅に出かけよう
僕を探す旅へ
ノウテンキに
出かけよう。
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君はこの世界で 一番僕が愛する人さ
でもちょっとしたことで人は人を嫌いになれてしまう
どんなに大好きだって 嘘もつけるし
傷つけることもできる
そんな醜い心は 清らかなはずはないね
雪のように降り積もってゆく 時間の中でもとの白さを取り戻すように 過去を振り返り 今の自分を
嘆き 悔いる悲しき物語
君なんか 大嫌いだよ
目障りだから 消えてくれ
そんなこと嘘だけど
別れが辛くなるから
今は嫌われたいんだ
君のことを好きだという気持ちを消したい なんて悲しい気持ちなんだろう
君につく最初で最後の嘘さ
大好きだけど大嫌いさ。
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僕は何もかも
わからなくなった
生きる目標を最初から見失っていた
なんのために生きて
なんのために生まれたんだろう
なにがおかしくて笑うのか
なにが悲しくて泣くのかな
それさえわからない
わけもなく頬を伝う悲しみに 救いなどあるはずもなく ただ…涙
午後から降り出した予報にもない雨に降られて 傘を忘れた僕は雨宿りできる場所を探して 結局見つけられずに 孤独に一人 家路の途中立ち尽くしたまま冷たい雨に濡れていた
涙を雨に紛らせて
ごまかしたつもりでいるのかな
でも隠しきれない
悲しみがはみ出して
僕の瞳から 涙の雨があふれ出す
ああ 切なさの最果てを目指すための旅路は悲しき運命を強いる最初で最後の僕へのchance
雨の慕情 降り止まぬ悲しみは戒めのように
僕らの一生涯の罪の全てを僕ら自身に課している
なんのために生きて
なんのために生まれたんだろう
何度だって問いかけるさ 僕は
夕方には降り止んだ雨 さっきの土砂降りがまるで嘘のように晴れ渡って オレンジ色の夕陽がほらね
今 まさに 沈む頃合い
さよなら さよなら。
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生きるって事は そんなに簡単な事じゃないんです
勘違いしないでね 生きるって意外に難しい
簡単だって思うのは
その人が器用だからさ
不器用な僕にはとても簡単だって思えない
言い訳かもしれないけど こんなにも生きることが難しくて面倒な事なんて思いもせずに
子供のころは 何もせずとも良かったのに
大人ってなんだか
面倒な生き物だね
時々いやになっちまうんだよ
せめて一日一笑できれば 楽しくもなるのにね
それが意外に難しいもので なんだかうれしくもないのに笑ってる自分がむなしくて仕方ない
冷たい風に吹かれながら 僕は一人帰り道を行く
涙をこぼして 見上げた夜空に流れ星が流れて 願い事をひとつ捧げたよ
そんなに嫌な顔はしないでね 大好きなあなたに口づけを
いいじゃない
いいじゃない
しなびたネクタイ風になびかせて 僕は歩いてゆくよ。
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僕が将来結婚する人へ
僕はおそらく世界一
情けないけど
それでも笑ってくれるなら
僕はいつでも君のことを愛すよ
頼りない背中にいくつもの 夢を背負ってるくせにいつも すぐにあきらめてしまうよ
でもね 君という生きがいを見つけたら
きっともう少し頑張れると思うんだ
ずっと先のことになるけど タキシードは僕には似合うかな
白いウェディングドレスに身を包んだあなたを 永遠に愛することができるなら
もう何もいらない
何も望まないよ
僕が将来結婚する人へ
僕の何がよくて結婚したの?
お互い様じゃないなんて言うのかな
不思議な運命とでも呼ぶとしよう
これからは一人じゃない
君には僕がいて
僕には君がいる
なんて素敵な
未来なんだろう
何はなくとも
愛があればいい
何もできなくても
優しさがあればいい
そしてふたり ずっと幸せであればいい
そんな未来を夢見てる。
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引き出しの中から
未来のロボットが
いろんな道具で
夢を叶えてくれる
そんな夢みたいな
漫画が大好きだった
幼い僕の瞳には何が映っていたんだろう
いじめられても
からかわれても
いつだって将来結婚する大好きなあの子のために僕は悲しくても平気な顔で笑っていた
度の強い丸メガネをかけた少年の勇気をまねしようと思っても 僕はのび太くんにはなれない
ママにはしかられてばっかでテストはいつも0点で でも優しさと勇気だけは 人一倍あったのに
ねえ助けてよ ドラえもん なんでもできる万能の四次元ポケットから 僕の夢を叶える道具を出してよ
引き出しの中にある未来へも過去へも行ける君が乗ってきた旧式のお座敷型タイムマシーンで
いろんな冒険をした
漫画の中じゃ 楽しい冒険ばかり 繰り広げられたけど 僕の机の引き出しを開けてみてもただの引き出しなのさ
1秒前の過去でさえ戻ることはできない
そして未来はわからない
でも思うよ
わからないからこそ未来は楽しくなるんだって
僕の中の素敵な夢の世界は嘘なんだけど
きっと幻ではなく 願い続ければ叶う夢のように いつか夢見ていたことが 大人になって忙しくて仕方ないとき ふと気づくと僕を戒める素敵なきっかけになるんだ
ねえ僕の僕だけのドラえもん 会いたいけど 押し入れの中で君はこう言うのだろう
僕はいないけど
君が望むなら
君の中で 優しく微笑むよりリアルな幻になって いつまでも君の友達でいてあげるよ
のび太くんにはなれなかったけど 憧れだけがいつまでも鮮やかに僕を夢の世界に誘うんだ
のび太くんになりたかった僕へ
僕の中のドラえもんはそっと微笑む
輝きとロマンに満ちた本当の22世紀はいつか君を迎えに来るよ
そうだろう?
僕はうなずいたんだ
そして引き出しをそっと閉めて
ドラえもんに手を振り 僕はこみ上げる涙を拭った。