詩人:どるとる | [投票][編集] |
自分を愛せるなら
人のことも愛せる
人を憎めるなら
自分のことも憎めるんだ
積み重ねてゆく日々がいつか崩れるのを知っていても人は
積み木のように
日々を重ねてゆく
何が正解で
何が間違いなのかもわからないけど
とりあえずあなたを信じてみよう
生きることの喜びと
生きることの悲しさを僕は痛いほど知っているから
抱きしめている
この世界で
一番愛しいあなたを
まるで当たり前のように
愛されている僕と
愛している僕が
同じ笑顔で笑う
僕の幸せは君の幸せで
君の幸せは僕の幸せ
つながってる喜びと
一緒にいれる喜びだけで明日が雨でも
どんなに悲しくても
大丈夫 なんとなくそう思える 僕がいる
自分を許せるなら
人のことも許せる
自分を甘やかせるなら
人に優しくできる
目的も夢も持たずに
歩いてきたけど 僕にも生きる理由があるよ それは君を幸せにするために 君にもっと笑ってもらいたいから それだけで僕は明日も君と笑いたい
君と生きていきたい
抱きしめられてる
痛いくらいに 壊れるほどに
伝わる痛みも互いの切なさも
あなたになら君になら
ごまかさずに隠さずに僕の涙をあずけられるから 何度でも何度でも 君に言いたい
アイラブユー
頼りない僕だけど
君だけは死ぬまでどんなことがあっても守るから
僕が君を信じるように
君も僕を信じて
形のない言葉に
思いをたくして
いつもいつでも
どちらが上でも下でもなく同じ位置に立ってあかるく楽しく生きていこう
世の中の常識にそれほどこだわらなくてもいいよ。すべてが正しいとは限らない
ここに僕がいて
君がいて
たとえば何かひとつ
光が見えたらそれに向かって歩いてゆけるような日々であれば 何度でも何度でも立ち上がって 励ましあって慰めあって
文字通り 愛という言葉にあるように ただ心から心からあなたを愛するよ。
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目的もなく ただなんとなく生きて
とりあえず今日も 言われたことをやって 面倒なことはなるべくしたくなくて
こんな思いをするなら 生まれなきゃ良かった たまにそう思いながらも うれしいことがあれば そんなことを言ってたことを忘れて 都合よく笑ってる僕がいる
迷子のように泣き叫んで 親からはぐれた子供のように
目的もやりがいも見失って
なんのために生きているかもわからない僕だけど どうせいつか死ぬならば 急ぐこともないと 生き方は多少乱暴でもからだがあるかぎり なんとかなるんだと今日も笑ってる
リアリティのない現実など 楽しくないから 悲しみも切なさもあってこそ 人生は楽しいんだよ
苦労知らずの僕でも
きっとたどり着ける明日がある
生まれた意味はわからなくても 生まれたからには容易く命を投げ出してはいけない
そんな気がするから今日も 急かされながら なるべく自分のペースで生きて 笑ってる
血しぶき飛び交う
生々しいリアリティを 童話絵本の中にも
重ね合わせて見つめりゃ 白雪姫も親指姫もかわいいこちゃんとはいえ誰ひとり幸せにはなれぬ
塗り替えられた
アリスの裏の本性
子供に読み聞かせるには刺激がありすぎるかい?
テレビを点けりゃ
事件のオンパレード
この世は地獄絵図も同じ
新聞開けば いろんな場所で人が人を殺めた そんなニュース毎日のことさ
どこそかの国のアリスは握りしめたナイフをかわいい人形に見せかけて 子供のために微笑ましい物語のヒロインになる
リアリティのない世界に夢を重ね合わせて
血しぶきはただの血のり 死ぬことはあっても殺められることはないと教育されたならまだしも 自分の身さえ危ぶまれる嫌な世の中だから
いつでも気が抜けないね
今日も幼い命だって
突然奪われてもおかしくないのさ
だからこそのリアリティさ
舌なめずりして うさぎの皮をはぐような。
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日々進化してゆく
時代の波に乗りきれずに 置いていかれる人々の頭の中はパソコンでは割り出せない答えを知ってる
胸くそ悪い気分さ
どうして僕はこんなに運がないんだろう
すぐ他人のせいにして憂さを晴らそうとするけど
僕だけが
私だけが
悪いわけじゃない
少しくらいは
少しくらいは
時代のせいでもあるんじゃないかな
口を開けば誰かの悪口
耳をすませば聞こえるはずもない誰かのうわさ話
血圧は基準以上
中性脂肪は標準以上
ああ 狂いそうさ
こんな時代に生まれて。
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神様も仏様もいないこの世界じゃ 頼れるのは自分だけ
他人にすべてを押しつけて 風まかせじゃ生きていけないのもまた事実
人間は昔から欲張りで欲しいもののためなら戦争をして必要とあらばどれだけの人が犠牲になろうと関係ない
どこぞの国の独裁者は民衆の幸せよりも自分の至福を肥やすことに忙しくて
まだまだ大人にはなれていないんだね
毎日のようにメディアを賑わす事件に
僕らはただ口をそろえ 嫌な世の中だと
とりあえずほざくだろう
結果だけがすべての世の中で その過程を大事にできたなら
きっと無駄には終わらない たとえ何も手に入れられずとも
結果以上の答えが得られるだろう
大切なのはいつでも
何をやるかじゃなく
何をやれるかなんだ
有り余る幸せに何か大事なものを見失っていることも わからないどっかの金持ちが 援助金と称して人の注目を集めて よだれ垂らして笑ってる
皮肉を言うように
卑屈をたれ流すように
行き交う人は金持ちの わずかな良心よりも財力を妬んで
同じような目で汚い言葉をこぼしてる
何人もの人々が行き交う十字路で ひとりひとりに与えられた人生の中で みんながみんなそれぞれの今を思い思いに生きている
評価されるだけのつまらない人生ならば
僕は好きなように生きて否定されようが何をしようが 死ぬまでの時間を僕なりに生きてやるんだ
風に吹かれながら
様々な壁にぶつかって
いつか僕にも見えるはずの結果以上の答えがやがて僕を照らしてくれる
大切なのはいつでも
どう生きていくかじゃなくて
どう生きられるかなんだよ
正しいことくらいわかってる でも正しければ正しいほど僕らは疑ってしまう人間だから 目の前にある正しさを疑っている毎日だけど
自分のことも大切にできるなら他人のことも大切にできるはず 言葉の通じぬ国同士でも痛みや悲しみはどんな国でも同じはずなんだから。
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生きることを 型にはめちゃいけない
自由気ままに生きられなくなるから
いつか命は放っておいても時間の力に負けてはかなく散ってゆくから
一度しかない人生を好きなように生きて何が悪い
傷つくことも
悲しむことも何も恐くない
だから僕はここでこうして
笑っていられる
時々悲しすぎて
もう何もかも
投げ出してしまいたくなるけれど
それでもそれでもって 何度も自分に言い聞かせて ここまで自分の足で歩いてきたことを誇りにして
絶え間なく続く物語の続きを描いてゆく
時として悲しい人生も
時としてなんと素晴らしい人生であることか
間違いや失敗を恥じることはないよ
誰にでもあることさ
大丈夫だよ 優しさを忘れたら 人間なんて欲と悪意の塊だから
今日も誰かを愛して
人のぬくもりや優しさに触れることで
あなたに優しくなれる僕でいられる
汚れのない心でいることは難しいけど
たとえばこんなふうに大好きなあなたを
心から抱きしめて
心から愛せたなら
これ以上の幸せはきっとないから
時として傷つけあうこともあるけど
時としてその傷のひとつひとつが大切な何かを教えてくれることもある
僕は今日もあなたを愛してる
変わり映えしない日々でも愛があるなら
それは素敵な物語になるでしょう
めぐり会って いくつもの時間を重ねて
やがて愛を育み 手を取り合い ひとつの屋根の下で暮らす
ありふれたラブストーリーの主人公とヒロインでいい
それだけで今日も幸せ
続いてゆく日々よ
頼りない主人公だけど ヒロインはあなただけ
愛してる。
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優しい雨に振られ 時を惜しみながら
流されるように 終着駅へと急ぐ
穏やかな 休日の安らぎに満ちた時間も
やがて終着駅にたどり着けば 消え失せる
それでも残された時の終わりまで生きる
ゆりかごの中の赤子のように ただ思いつくままに思いを言葉にのせて
素直に微笑む 初な命よ。
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拍手もなく終わる
僕のつまらない
人生の最終回
味気なく さよなら
もう言葉も交わせないんだね
小さく 手を振り
もういいよとばかりに受け入れた最終章
ゴールテープを切るまもなくあっけなく
終わったかどうかもわからぬうちに 涙を流す暇もなく
見えざるエンドロールに見送られて さよなら
生まれた意味や
生きていく喜びを
知ることもなく
神様は僕の記憶を
その時 いとも容易く 消し去るだろう
来るべき明日に そこはかとない 悲しさを重ねて 浮き世をさまよう 旅人
時は残酷に
ただ 流れ
感情のない
冷酷さで
救いの手も
差し出すこともなく
つまらない
計算とリアルな
痛みを与えたまま
理不尽極まりない
せわしい時間を
強いるのみ。
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無意味なものは何もない
意味のあるものも何もない
価値のあるものなんて何もない
価値のないものも何もない
何も描かれてない 白い画用紙の上に築かれた世界
滴る赤い絵の具
連なる木々の緑
人々の黄色い笑い声
海の青 空の碧
何もない世界から生まれた何も持ち合わせぬ僕らの中に生まれた真っ白な何かが
意志と意思を持ち
今日誰かと誰かに愛を弾き語る
地球の青さも
地球の美しさも
地球を住まいにする僕らの
手にかかり
汚くも美しくもしていける
白きエデンより
あらわれた
命の光よ
夢より覚めしその時に 目の前にある
惨劇に 悲しみはお前たちのその胸を貫くだろう
後悔が心を射抜く。
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悲しいことなら
いくらでもあるけど
どんなに悲しくても
生きていくことのほかに正しい道なんてないんだ
君の涙はけっして無駄にはならない
その涙が自分を強くしてくれるんだ
大丈夫 今はこれしか言えないけど
生きていればそのうち いいことがある
それは変わらない
楽園なんてこの世界にはなにもないけど
きっと望む者だけに見える明日こそが楽園なんだよ
嬉しいことが待っているのは 明日だけさ
だから歩いて行こう
片道切符を握りしめた旅人がたどり着く終着駅にはもう迎えの電車は来ない
だから今を精一杯悔やまないよう生きるのさ 生きていく形は好きなようにすればいい
君が求めるような都合のいい楽園はこの世界にはないけれど
幸せってきっと知らないあいだにつかんでるものなんだよ
眠れずにいる夜も
言葉足らずの夕暮れも楽園はここにある
大好きな人と笑いあう今や
好きなことに打ち込む瞬間感じる喜び
そのひとつひとつが幸せなんだよ
気づかないあいだに
楽園に来ていたんだ
知らないあいだに
楽園に生まれていたんだ
大丈夫 なんの保証もないけど あなたなら 僕なら やっていける
大切なのは何よりも生きること そのほかに大切なものなんてないから
悲しくても 切なくても生きているあなたなら 僕なら 明日もまたやっていける
だから歩いて行こう
楽園ともいうべき明日へ。
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ため息つきながら 笑うのはやめよう
切なさに心ごとのみこまれてしまうから
そんなに無理するくらいなら嫌なことから逃げ出しても君を傷つけてまでは 誰も君の選択を咎めないよ
何度でも言い聞かせて
何度でも繰り返した
自問自答も今では夢幻のよう
今日もゆうやけこやけでいつの間にか日が暮れる
涙でにじんだ空に
五時のチャイムが鳴る
いいじゃないか 泣いたって 男も女も関係ない
悲しいから泣くのなら 気がすむまで泣いたって神様は笑ってゆるしてくれるだろう
誰も好きで生まれたわけじゃないんだから
でもどうせ生まれたなら どっちみち生きて行くほうが楽な道でしょう
今日もゆうやけこやけでさようなら
切なさだけが身に沁みる それでもまた明日会える
ああゆうやけこやけで日が暮れる
バイバイバイ 夜があたりを闇で覆い隠したら 泣いてもいいよ
君の涙を隠してくれる。