詩人:どるとる | [投票][編集] |
ねえ 涙がこぼれたら
言葉になんてならない ただ悲しかったりうれしかったりする僕がいるだけ
日はとっぷり暮れまして どこかから五時のチャイムが流れてくる
夕日に手を振って
今日はさよなら
涙がこぼれたら
優しい誰かに
会いに行こう
そんなに
一人で考え込むことなんかないのさ
涙がこぼれたら
この僕に
会いに来てよ
君が泣いていると
どんなに楽しいことがあったって笑う気になんてなれないよ
ああ 涙がこぼれたら
悲しいはずなのに
優しい気持ちがあふれて そんな不思議な気持ちになる
夜の片隅で 月が輝いて 街の明かりを遠く眺めてる僕がいるだけ
涙がこぼれたら
愛してくれる誰かに
会いに行こう
世界で誰よりも僕や私を愛してくれる誰かに
涙がこぼれたら
すぐに会いに行くから
待ってて 君の話なら 夜明けまででも聞いてあげるよ
時代遅れの恋でも
僕らには最先端さ
新しいも古いもない
真実の愛はここに
いつでもあるんだ
涙がこぼれたら
優しい誰かに
会いに行こう
もしも僕なんかで
良かったら
いつでも
あなただけの
優しい人に
なってあげたい
そして
良ければ
世界中で誰よりも
あなたに愛される
幸せな人になりたい
そして
願わくば
世界中で誰よりも
あなたを愛して
幸せにしてあげたい
単純だけど 難解な
愛のパズルの最後のピースを はめ込めば 出来上がるさ
あなたと僕のストーリー
涙がこぼれたら
誰よりも
世界中で
情けない
猫背で
弱虫の
王子様が
あなたを
慰めに行くよ
約束するからね
僕を誰より愛して。
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急ぐ理由なんかないのさ だからゆっくりのんびり 生きていこう
どうせいつか命なんて跡形もなく 消えちまうから 少しは わがままに生きていたって許されるはず
神様が空の上で つまずく僕を笑ってるなら 僕は神様なんか信じない
人間なんて 誰かに優しけりゃそれでいい 余計なことを考えるのが人間だけどその余計なことが時に誰かの心に灯る明かりになることもある
走らなくても 人間なんて誰もが歳をとり
急がなくても そのうち死んじまうんだから それなら 限られた時間をゆっくりのんびり生きて行こう
そうさ 走るより歩こう
のろまって言われても
断固 走るより歩こう
あなたのペースで
走るより歩こう。
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ため息ひとつ
こぼれた花びら
一粒の涙
ふと立ち止まる
夕暮れ
迫る夕闇
切ない
どれだけの
ものを得て
どれだけの
ものを失い
これの代わりに
あれを受け取る
そんなことを
繰り返して
結局手元にあるのは
ため息となんの役にも立たない強がりともとれるロマンス
慰めてよ
落ち込んだ僕を
深い愛情と
あふれんばかりの優しさで照らしてよ
ポケットにしのばせた涙を あなただけはわかってくれるから
いつもは寂しいはずの帰り道も あなたと寄り添い歩けば 寂しくない
空は黄昏模様
心はどんな模様?
切なさは隠せない
笑顔では繕えない
だからバレたよ
ため息とロマンス
胸に隠した寂しささえ迷わずに抱きしめてくれるあなた
ありがとう
愛してる
精一杯の言葉さ
受け取って
受け止めて
これ以上ないほどに
アイラブユー
使い慣れぬ
言葉もさらりとこぼれる
淡い色 にじんだ空
もう離さないよ
もう離れないよ
もうひとりの夜はおしまい
あなたが寂しさをかき消してくれるよ
有無を言わずに叫ぶアイラブユー。
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距離をこえて
時をこえて
夜をこえて
あなたに会いに行くよ
あなたに会いに行くよ
聖なる夜じゃなくても人恋しく夜
だから
あなたに会いに行くよ
だから
あなたに会いに行くよ
さび付いたまま
空回りする歯車
そんな日々だけど
笑っていられるのは
あなたがいるから
距離をこえて
時をこえて
この夜をこえて
あなたに会いに行くよ
あなたに会いに行くよ
千年の孤独を うめてよ
この悲しみを 眠らせてよ
会いに行くから…
会いに行くから…。
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不思議かい?大人も 泣くときがあるのさ 悲しいことがありゃ
涙は子供だけのものじゃない 大人だって泣きたいときぐらいある
大人って柄じゃないけど 嫌でも人間は時が経てば誰しもが大人になっちまうもんさ
大人って名乗るのもなんだか嫌だけど
大人です 僕は 大人です 涙流しながら言うよ
酒も飲めない タバコも吸わない まるで子供のようだけど人間らしい感情があるから 優しくしたいよ
誰かを愛したいよ
眠れない夜もあるよ
全ての予定をキャンセルして 今夜は 大好きなあなたに会いに行くよ
慰めておくれよ
もっと心配してよ
それだけでいいからさ 誰かと一緒にいたいのさ
抱きしめられてる
愛されている
僕はなにも気づけなかったよ
抱きしめられていた
愛されていた
今夜はもうあなたと離れたくない
昔流行った歌を
聴きながら 眠るのさ
あなたの胸の中
涙をあずけて。
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ただ 『愛』と一言で片づけてしまえば
単純な僕らのあたまなら 理解できるだろう
何もない場所に 生まれた命がやがて 大人になり 何もない丘に家を建てた
この世界で あなたを愛せるのは ただひとり僕だけさ
僕だけなのさ
この世界で 僕を愛していいのは ただひとり君だけさ
君だけなのさ
そんな愛をたずねて
数千里 歩いたよ
数多の星を数えて。
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今日はあいにくの雨だけど あしたは晴れると信じて 傘を差して歩こう
いつもの道に咲いている どこにでもある花が 雨に濡れて 少しさびしそうに見えても あした晴れたら僕と同じように背筋を伸ばして 元気な顔で咲くよね
どんなことがあったって下手にかっこなんかつけずに いつもの僕でやっていきましょう
人間だからそりゃ失敗もするさ
落ち込んだり へこんだり つまずいたりすることもあるさ
でも そんな僕だってさ 人には言えないような悩みがあるんだ
他人に自分の悲しみや痛み伝えたところでわかるはずもない
だから 他人に同情求めるより あっけらかんと歩いて行こう
人間だから そんなにうまくいくはずもない人生を なめてかかるよ だから失敗をするんだ でも結局気づけば本能のままに嘘をつき こびを売り
猫なで声で にゃんにゃん。
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一日に一度は笑えますように
神様に願い事を捧げるとしよう
どんなに悲しい事があってもね
命だけは投げ出すわけにはいかないんだよ
世間の風に吹かれて
人間を嫌いになっても結局帰る場所には
人 人 人 人
僕らは人しか愛せない
そして人しか憎めない
一日一笑 これが僕の
人生のタイトルさ
怠け者だけど
愚か者だけど
それでもちゃんと
生きているのさ
これだけはほめてもいいんじゃない
それは当たり前の事なのかい?
僕はそうは思わない
僕はそうは思わない
いいさ 風に吹かれて
黄昏て 空を見上げて
何もない景色に描く
僕なりの日々
一日一笑 これが僕の人生のルールさ
まもってゆこう
それさえまもれりゃ
きっとあたまのいい人間はなれなくても
優しい人間になれるだろう
誰が否定しようが
僕はそう思ってる。
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人を傷つけたその口で誰かを救うこともできるんだ
不思議だね
人は身勝手だから
すぐに態度を変えるけど その反面心があるから下手に 人の心を傷つけることは好まないんだ
どうせなら 人を傷つけるよりも
人を救えるような
人になりたいんだ
そう思わないかい?
この街に住む幾人もの人の心にある 優しさやぬくもりに問おう
その言葉で あなたは今日誰を救い誰を傷つけるのですか?
ルールなんて僕には必要はない 必要なのはどこまでも限りなくつづくような単純な優しさだけなのさ
無駄なものが多すぎるあまり僕らはその無駄なものに 目を奪われ 金をつぎ込み
そして気づけば
心まで汚れた人間になっているだろう
空があって 海があって 動物たちがいて
必要最低限のものがあればそれでいいのに 僕らは便利なものに頼り いつしか苦労をすることを 少しでも省くため 機械を生み出し 楽をする生活に慣れてる
人は知らず知らずのうちに病気をしているんだ 犯されていることにさえ気づかないくらい 僕らの病状は進んだ
ああ 取り返しのつかなくなってから気づく
僕の中には何もないこと
意味のあるものは何ひとつない
それでも不幸せだとは思わない
麻薬中毒者のように
快感に溺れて 思考は微生物へと逆戻り
僕の中には何もない。
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誰が死のうが僕には関係ない
誰が泣こうが僕は悪くない
無機質な気持ち抱きしめたまま
無気力な日々を生き
無関心が服を着て歩く時代
働きもせずに 楽をして生きようとする人もいるだろう
働くことに生きがいを見つけて毎日汗を流しながら 人の中で生きてる人もいるだろう
いろんな悩みを抱えて
いろんな壁にぶつかって
それでもみんなそれぞれの今日を死に物狂いで生きてるのさ
何が間違いなんて
何もないけど
きっと他人のことよりも自分を優先するような人の中には何もない 空っぽの心さ
すれ違うあの人が例えば 何かの事情で自殺しても 僕にはきっと関係ないし 知る由もないことだから
新聞やテレビでは報道しきれないほどの事件や事故がある
1日にどれくらいの人が死に1日にどれくらいの人が傷つくだろう
そんなことなど考えることさえ無駄だ
僕にはなにもできない
人間なんて所詮面倒な事には関わりたくないと思うのが普通だから 僕も誰かの死体を見てもきっと誰にも知らせずに知らん顔したままでも平気でいられるような愚かな人間なんだよ
自分の中の悪を見つめ
相手の中の悪を諌めて
それでも足りないなら
エゴだ理不尽だと看板に書きなぐりそれを掲げて
世の中のせいにして
騒ぎ立てればいい
今日も僕の知らない場所で人がまた一人死んでるかもしれない
それでも僕にはなんの関係もないことだ
そして僕は思うだろう 人間なんて所詮そんなもんさ
そんな人に他人の悪を非難する資格はない
だから僕は人の悪に批評などしない
テレビの悲しいニュースの被害者を見てももはやかわいそうだって思うことすら
見慣れてしまえば
しなくなるんだよ
人間なんて所詮
そんなもんさ
だけど身勝手に
人はたまに
思うんだよ
誰かの優しさに
ふれたとき
気づくんだよ
人の中の優しさに
人は気づくんだよ
人間もいいもんだと。