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日々生産と消費を絶えず繰り返して 僕らはあっても無駄なものばかりに囲まれて 思い通りになればそれで幸せなのでしょうか
うまくわからないけどそれは根本から違うような気がするよ
この街でひときわ一番高いビルにのぼって 思いを叫んだ夕暮れ忘れない
今日生きれたから
明日も生きよう
そう思える今が
僕はとても幸せなのさ
何もなくてもいい
愛が傍になくても
ちょっと笑えればいい
そこにある幸せはきっと特別なものじゃないから 輝きは乏しいけど これ以上の幸せはこの世界にはないだろう
今日を生きることが
明日を生きるための自信になる
今日を生きて
明日を生きて
そしてつながってゆく僕らの日々
不格好でも不器用でも形はいびつでもいい
こうして笑って
たまに泣くくらい
それで多分少なくても僕は幸せだ
生まれて良かったな
そんな大げさな気持ちじゃなくても
なんとなく
満ち溢れてるような
そんな瞬間があればいい
今日を生きるということは明日も生きるということ
今日生きれたから
明日も生きたいよ
そう思える今を抱きしめて迎えた朝がまぶしい
おはよう その一言で僕の1日がはじまる
おやすみ その一言で僕の1日が終わる
そして 愛してる
その一言は きっと
今日を生きた確かな証になる
幸せはどこにありますか?
立ち止まっても探し回ってもいつの間にか幸せを気づかずに手にしてるエブリデイ
青い鳥の羽音が
聞こえたら
太陽に背中を向けて
家に帰ろう
悲しみさえ持ち帰って
枯れ果てたあとで返り咲くのさ 明日という畑に。
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気づいたよ
僕らの心がけ次第で世界は崩壊へも再生へも向かってゆく
気づいたよ
誰かにちょっと優しくされただけで こんなに心が救われたような気持ちになること
気づいたよ
人にいいことしたあとには 心がなんだか救われたような気持ちになるけどだけど人に悪いことをしたあとには自分の愚かさが垣間見えること
気づいたよ
結局人にはふつうに勝る幸せはないっていうこと
そして幸せとは
欲張りな人には永遠に見えないこと
気づいたよ
気づいたよ
場所や時間や世代を選ばず 人が人でいるところに笑顔があふれ 人が人でいるところには優しさがあるってこと
無理に笑うのも
気づいたらばからしいね
だけどたまには
ばからしいことも一生懸命にしている自分をほめるのもいいかもね
頑張った今日の自分に金メダルを授与しましょう
人には所詮わかるはずもない努力や頑張りに金メダルを授与しましょう
大丈夫、わかってる
深酒の夜は 酔いにまかせて何もわからなくなるけれど
酔いつぶれた頭の中に頑張った自分がふとよぎり 何故かあふれる涙に溺れる
僕だって頑張ってる
君だって頑張ってる
ただその頑張りが人の目には 小さくしか映らないだけなんだ
でも自分に自分だけにでも認められたら少しは 救われるから
ばかみたいだけど ほめたいのさ
傷だらけの心を抱きしめて 生きることはとても耐え難いけど
頑張ってるからこそ生きてるっていう理屈も間違いじゃないよ
だからそれでも生きる今日の自分に金メダルを授与しましょう
生きただけでも表彰される資格がある
当たり前かもしれないけど
生きるってことは何より大変なのさ
それを続けるっていうことは並大抵の事じゃないのさ
だから頑張ってる自分に迷わないでためらわないで 金メダルを授与しましょう
『頑張ってね』
小さな声でつぶやく夜
その瞳には涙。
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絵本の中に描かれてる王様気取って
歩く道のりは
手を繋ぐ人もいないからとてもさびしい
切なさがぐっと胸を突き刺すような夜には自分が王様であることも忘れて子供のように泣き崩れる
僕は王様しかいない城の主(あるじ)
どこを見渡しても
僕を慕ってくれる
家来も守ってくれる兵士たちもいない
僕はちゃちなプライドや 見え透いた強がりを着こなして張りぼてのように 自分の心の中に見えない王国を築いて
ありもしない石垣でその王国を囲った
気づいたらひとりぼっち
僕は無防備な王様
自分が裸であることにも気づけずに 気づいたら孤独の身
キラキラした宝石も
金でできた王冠も全部 悲しいくらい幻なんだ
でべそを突き出して
ボロボロのマント 引きずるようにして歩く 僕の毎日はまるで
虐げられたように旅だ
裸の王様になんてなるつもりは無かったのに
いつの間にか 裸で王様気取っていた
優しい人の愛に
触れて僕は気づいた
裸の僕の心に
そっと優しさという毛布をかけてくれる人が僕の隣で微笑む
かける言葉もないけど
僕も笑い返した
なんでもない
いつもの夜
だけど
心が燃えているようにあたたかい夜
王様の瞳に涙が光る
宝石はその涙だね
さあ 姫君の手をとって歩み出す明日は
二人だけにしか見えない未来
まさしく楽園ともいうべき 愛の王国
愛してる それだけですべてがわかってしまう不思議に 僕ら
わけもなく 笑うんだ
僕はもう裸の王様じゃない
どこにでもいるただの王様さ。
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あなたは太陽のように 時に僕を強い陽射しで焦がして
時には月明かりのように深く傷ついた僕を優しく照らす
あなたはまるで
可憐な泥棒のように
僕の心をいとも簡単に
盗み出していく
あなたの笑った顔がもっと見たいから
いつの間にか泣いていたのも忘れて笑ってる僕がいる
ひたすら追いかけてゆく
白い雲の行く先は誰も知らない 無垢な少年のままの瞳に映る
きらめきながら
遠ざかる何もない景色に色をつけるあなたのくれる ひと夏の物語 抱きしめて
部屋中には二人で撮った写真を貼ろう
思えばあんなこともあったね こんなところにも行ったね
幼い日の思い出にはかなわなくても 二人にしか見えない
素敵な景色に出会うため 僕はペダルをぐっと漕ぎ出す
終わらない
夏をめざして走る
過ぎ去ってしまえばうだるような暑さもぬぐい去ってもきりがない汗もかげろうのようなものだけど
二人で積み重ねた
思い出はいつまでも
消えることはないさ
すべての人に夏はやって来る 待ってても待ってなくても
強い陽射しに汗を流して 暑いななんて言っている自分がなんだかおかしくて 笑ってる それだけで夏だって思うけど やっぱりあなたがいなけりゃ僕の夏は始まらない だから 抱きしめる ひと夏の物語
抱きしめて…
受け止めて…
風をきって…
汗をかき、かきペダルを漕ぐ僕の足が止まったとき 汗もひいて 夏は嘘のようにまた遠い旅に出る
そして僕らは 何度でも繰り返すのさ
そして…
あなたの笑った顔がもっと見たいから
いつの間にか泣いていたのも忘れて笑ってる僕がいる
ひたすら追いかけてゆく
白い雲の行く先は誰も知らない 無垢な少年のままの瞳に映る
きらめきながら
遠ざかる何もない景色に色をつけるあなたのくれる ひと夏の物語 抱きしめて
夜空に花火が打ち上げられ色鮮やかな大輪が咲く
その儚さに似た蝉の命の短さよ。
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この世界中で一番
大好きなあなたに
今、伝えたい言葉
すぐ届けたい言葉
いくら考えても
やっぱり
ひとつだけだよ
愛してる
愛してる
英語にしたら
アイラブユー
胸がつまる時
どんな言葉でも
表しきれない
そんな気持ちだよ
終わらない
夜が覆い被さって
僕は何も見えない
涙に溺れる
ぐっと胸にくるほど切ない真夜中に
夢の入り口を探して 眠れずにいるのなら
僕の傍においで
きっとひとりよりはマシだよ
この世界中でただひとりの君だけに歌いたい歌がある
それは歌というにはあまりに短い言葉だけど 伝えたい 届けたい
ラブソングという名前の愛のうた
ひびけ 君の心に
届け 君の心に
日本語なら愛してる
英語ならアイラブユー
誰よりも愛してる
そんな言葉言っても
ちっともかっこつかない僕だけど
君も僕を世界中で誰より愛してくれるなら死ぬまで一緒にいよう
そしてたくさんの思い出重ねて 二人で生きて行こうね
何度でも何度でも
めぐる季節を こえてこえてこえて
特別でもなんでもないありふれた日々を愛そう そしていつか二人だけがたどり着ける場所で 幸せになろうよ。
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大切なものはきっと
いつでも人のすぐ傍に気づかないだけでたくさんある
それを当たり前と名付けてしまえば
特別でもなんでもなくなってしまう
いつだって どこにいたって僕らはきっと幸せなのに
それを面倒くさいとかありがた迷惑だとかどうも勘違いしちゃうんだ
だから人のありがたみだとか 人のやさしさにも気づけない
でもね きっと 心のどっかでは誰かの愛に気づいている自分もいるんだ
だから 時には 優しくされたり愛されたりしたとき 心の底から意図せずとも『ありがとう』と言葉にしている素直な僕もいる
きっと僕らの毎日は
気づかないだけで
誰かに支えられているから なんとか持ちこたえているのかもね 誰かの支えをなくしたらきっと 僕はこんなふうに笑えないよね あなたがいるから僕がいて 僕がいるから あなたがいる
そんな誰かの支えに助けられて今日も僕らは生きているんだ
本当はね 感謝してるのさ でもなんだか恥ずかしいから
言えないだけなのさ
でもあなたがいるから 僕は今日もこうして笑っていられる
ありがとうって言うぞってタイミングはかって言う言葉じゃ多分ないと思う
感謝した時 自然とこぼれる言葉がありがとうって言葉だと思う
だから気づかないあいだにたくさんのありがとうを僕は言って 誰かからもありがとうって言われてるかもね
たくさんのありがとうに囲まれて
たくさんの笑顔にうずもれて
今日も家の中でも
外にいても
ありがとうが聞こえる場所には幸せがあるのだろう そして笑顔があふれているだろう
僕は何度でも言葉にしたいな
ありがとうからはじまる 1日もいいよね
ありがとうの言葉があればあるほど僕はきっと幸せになれる
なんとなくそんな気がするよ。
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人は日々生産と消費を絶えず繰り返しながら
無駄なゴミを増やして 無駄なエネルギーを使う
地球はずっと昔から叫び声を上げてるのに僕らはその声に耳を傾けることもなく
いつも いつも
暑けりゃ
バカみたいにエアコンの温度を下げて
寒けりゃ
バカみたいにエアコンの温度を上げて
我慢することもなく
あっちでこっちで
電気を無駄遣いする
僕もその一人だ
痛い目を見なきゃ気づかないのが人だから今年の地震で大凡の人の目が覚めたろう
いつか起こりうる未曽有の災害に備えて 避難用具を買い揃えたよ
避難場所の確認もしたから いつ地震が起きても大丈夫
僕だけは逃げられる
他人を押しのけて
自分だけが助かりたい
きっと窮地に追い込まれたらそんな身勝手な考えがよぎることだろう
でも僕らは手をつなぎあってはじめてその力を発揮する人間なのです
だから助け合って
地震や津波がもたらした悲しみや恐怖を無駄にせぬよう
明日からの日々を生きていこう
地震が教えてくれたことは意外と多いんです
人の命はもうかえらないけど きっと今回の災害の火の手は未来には届かない
だって僕らは大切なことを知ったから
僕らの耐震度はもう揺るがない 揺るがない
だけど人々の心の中には永遠に消えない傷が残った
あの日のことは忘れちゃいけない
でも 前に歩き出さなければならない
散らかった街を
立て直して
亡くなられた
人々を手厚く供養して僕らは生きてゆく
あの日のことがただの昔話にならないように あの日の涙をあの日の悲しみを 胸に刻み込んで 振り返らずに 歩くことが残された僕らにできるささやかな復興支援
ほら空は青く
雲は白く
真夏の陽射しが
照りつける
季節は夏
あの日のことはあの日のことで悲しかったけど 悲しみを乗り越えて踏み出す一歩はあの日の悲しみを少しだけ 遠ざけてくれた あの日のこと。
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振り返ってもただおぼろげな記憶の中で僕はきっと笑っていた気がするよ
それはまるでビードロのような
はかない思い出たちが
星のように
きらめいてる
地図の片隅にある
聞いたこともないような知らない国のように 素知らぬ顔で忘れてる
季節はとうにいくつも過ぎ去って
時が過ぎ行けば幼子は 自分ひとりで歩けるようになり
かわいかった女の子も 花嫁になり妊婦にもなる
宇宙のようなどこか神秘的な僕の頭の中で造り上げられた
勝手な記憶の塔は崩れ去って
朽ちてゆく
ピアノを奏でるピアニストように
流れるように鍵盤の上を踊る指先のように
どうにか あんなふうに自由に生きれないものでしょうか
タキシードは似合わなくても喪服は似合いそうなお年を召した人もまだ若い人も
それぞれのメロディを奏でるように生きてるから正解なんかさがしてもあるわけもないけど ただひとつ正解があるとするなら 生きるということを前提とした毎日を生きる事
それだけでいいということ
ピアノの弾けないピアニストが奏でられる最後の序曲。
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何か悲しいことがあって笑えずにいるなら
無理に笑うより
気持ちに素直になって泣いてしまおう
大人は悲しいとき
涙を我慢してしまうけどそれは身体にもよくない
だから 泣けるときは泣いてしまおう
そして涙の雨に降られて やむまで泣こう
泣きたいときは我慢せずに泣きたい
そして 悲しい気持ちを全部流してしまいたい
それさえ許されない世界じゃ優しさを忘れてしまう
涙を流して人は優しさを知るのに
涙も流せない世の中で無理に笑えと言われても無理なのに
今日も泣きたいのに笑ってる僕がいる
涙のちまた涙
僕は揺れて
揺さぶられて
心の水面に
涙のしずくが落ちる。
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その場その場で状況に応じて色を変えて
愛想やお世辞を振りまく大人になんて
なりたくもないよ
見てるだけで吐き気がするよ
社会にいながら僕はいまだ自由を叫ぶ
迷って悩んで
泣いて笑って
あがいてもがいて
媚びを売って
風に吹かれて
答えを探すように
宛もない旅人を
気取って
円陣組んで
何事か叫んで
行くぞって決めたら
後先も考えずに
突っ走る誰かの
背中をまた見送って
また泣いて笑う
うねる不安の渦
くるくると回り続ける
マテンロウのような
どこまでも 続く迷路
出口は見えない
そんな暗闇の中で
僕は自由を叫ぶ
ギター一本で夜を飾り
朝を彩る
そんな唄をもしもあの日 知っていたならもう少し優しくなれた気がする。