詩人:どるとる | [投票][編集] |
ああ 楽しかった
ただそれだけの1日さ
ああ いい日だった
ただそれだけの1日さ
愛想笑いしていた
お世辞もこぼした
暑い中 頑張ってた
さんざん謝りたおしたけど 反省してますなんて 悪くないのに謝ったけど
全部嘘だよ
神様 今 この世界からこの僕を跡形もなく消し去ってくれるなら 僕はあなたを 心の底から 信仰したっていいよ
すてきな今日を送るために
誰かに無理に従うとか
すてきな今日にするために
誰かを持ち上げるとか
くだらないことだね
ああ どうして僕は
嘘をつく?
どうして涙が出ない?
夜は長くなる
夜は長くなる
眠れない夜がまた
訪れる
今日もまた
神様は僕を
生かすのみ
すてきな今日を見つけろとでもいうように希望をちらつかせるだけ。
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涙流れて
やがて水たまりから
川になりました
その川はやがて
大きな大きな海になりました
海はやがて
果てしない宇宙を創りました
くるくる回り続ける
母なるこの地球の片隅で ひそやかに生きる僕らの毎日は
それはそれはありふれた毎日だけど
どこか特別で
どこかがすてきなんだ
地球の成り立ちなど
全く関係ないところで僕らは 繰り返すよ
今日も計算など行き届かない 単純な優しさとぬくもりの毛繕い
単純明快な 気遣いと思いやりの あやとり
少しの出来事で 絡まってしまう弱い心だけどほらね
ちゃんと形作られるんだよ へたくそでも不器用でも今日もどこかで愛が愛に語りかける
君を愛してる
私も愛してる
あなたを愛してる
おまえを愛してる
歳や住む場所や
国籍や文化や
言語の違いや
宗教観や
国境さえこえて
愛は繋がってゆく
愛は流れてゆく
愛する人と人のあいだにまた愛は生まれ
繰り返す その連続はまるであやとりのよう
紐解けば科学とか計算とかで説明できるけど説明できないくらい複雑なものもあり 単純だけど大切なものもある
今日も僕らは
明日も僕らは
あやとりを繰り返すよ
あなたの心の形を
誰かの心の形を
涙や笑顔や思い出さえも 触れて 向き合って 見つめ合って
手を繋いで輪になって 束になって
時にはぶつかり合って
探り合い いろんな形に変わりながら 変わりながら
今日も人と人とのあやとりは続くよ続く
涙流れて
やがて水たまりから
そんな繰り返しの先でぽっと咲いた日から続いてる僕らの毎日そして今日
不思議だけど
それ以上にあなたに出逢えて良かった
そう思う
僕はまた
あやとりするように
人と人と交わりながらこんがらがって
そんな風に生きてる
奇なる宿命抱いて
偶然の成り立ちとか
運命がどうこうだとかそんなこという前に限りなく僕は思うよ
生きてることがこんなにも嬉しい。
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1日一生懸命不器用ながら働いて
汗もかいてため息ついて何度も迷ったり悩んだりしたけど 気づけば日は暮れていた
帰り道はいつも一人
残業した日には
なんだかいつもの道なのに 長く感じるような夜は きまって悲しいことがあった日だから 涙があふれ出してくるよ
それでも誰も慰めてくれる人はいない
自分の涙は自分自身が拭わなくちゃならない あたりまえだけど たまには誰かに慰められたり ほめられたりしたいのさ
『頑張ったね』 その一言で なんとなく幸せな気持ちになれるから
幼いときはなにをしても頑張ったねって言ってもらえたけど
大人になって いろいろ頑張ってても そんなものあたりまえと誰も見向きもしないよ
生きるだけでこんなにも苦しいなんて
思わなかったよ
それでもどこかで信じてる 明日になればきっと今日が嘘に思えるくらい晴れ渡る日になるんだと
それでもいつも裏切られて 雨に降られてることのほうが多い
それでも 何度でも僕は信じてる
明日になれば きっと
明日こそは きっと
今日の悲しみなど笑い話にできるくらい
いい日になると 考えながら考えながら 今日の涙を必死に押し殺すのさ
あたりまえと言うけどそれは違うよね
生きることは思う以上に大変なんだよ
いいさ
他人に何を言われても
気にしないさ
明日になれば そんなこと忘れてしまうくらい 僕は笑ってるから
天気予報になんて
惑わされないぞ
雨だって
台風だって
猛暑だって
いつもと何ひとつ
変わらない
僕がそこにいる
僕はそこにいる
信じてる
待っている
僕は何度でも
そしてやがて
降り注ぐ
まばゆい光は
僕を照らして
言葉じゃない
無音のメッセージ伝わるよ
頑張ったねって言うように
ほらね 涙で汚れてた僕の顔中に幸せの花が咲き誇るんだ
明日になれば
明日になれば
今日の自分を
笑ってる僕に出逢えるさ。
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ああ 今日もいい日だったな 特別なことなんて何もないけど
自分でも不思議なくらい笑顔あふれる素晴らしい1日だったよ
ほんの少しのことで
単純な僕らは泣いて笑って 気づけばもう早いもので夕暮れで 別れ道
いつものようにさよならしたよ
でも悲しいことなんか
何もないのに
1日が終わるって
ただそれだけで
こんなにも
悲しくて
こんなにも
切なくて
涙が止まらない
友達とだって明日になればすぐに会えるのに
変わったことも
何もないのに
なぜかこみ上げる涙
夜の片隅で花びらのようにこぼれ落ちた
そうして繰り返す日々よ
今日も明日も 忘れられないくらい幸せであれ
特別なことなんて何もなくて構わないから
ただいつものように
泣いて 笑って
気づけば日が暮れてるような そんな1日がずっと続けばいい
今日も明日も変わらなく ふいに涙流れてもそこにはきっと意味のある痛みや心地よさがあるから
僕は知っているから
今日も明日もまた昨日のように泣いたり笑ったりしてる僕がいればいい
単純にそう思う
今日も明日も
夜空の向こうで今
星が流れたけど
欲を出して願うことなど何もないよ
今日も明日も ずっといつものような 日常がそこにあればいい。
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君を想うと夜もまんぞくに眠れないんだ
自分でも不思議なくらい いつも頭の片隅に君の顔が浮かんで離れない
何か考えるたび
君が頭の中で
僕に優しく笑いかけるよ
夜空の遠くで輝く
大きな六月の月と
窓をかすめるように
流れていった彗星
どうでもいいことかもしれないけどただ君に優しくしたい
時間があるなら 君と肩を並べて 同じ時の中で くだらない話でもいいから できるだけ一緒にいる理由が欲しい
そんな気持ちが僕の中にある
知らないあいだに僕も人並みに誰かを好きになってた
君といるときほど幸せな時間はないよ
もしそれを愛と呼ぶならば
進むべき道は見えたね
僕の『ねえ』の一言で 僕らの旅がはじまる
愛はえてして難解で はからずとも複雑なものだって 分厚い本の中で 学者が語るけど 本当は すごく簡単で
ただ 互いを思い合う気持ちがあればいいだけだ
そして 永遠に消えないような 何かをお互いに持っているだけでいい
それが見えないものでも 二人にはわかるから
夜明けとともに僕らの旅ははじまる。
もし誰か愛する人がいるならば
その人に全てを捧げても惜しくはないね
もし僕を誰よりも愛してくれるならば
これ以上幸せなことはこの世にはないね
もしそれを愛と呼べるのならば
迷わずに抱きしめればいい
ためらわずに愛せばいい
それを僕らが愛と呼ぶのならば 疑う余地など どこにもありはしないから
愛し合おう 死ぬまでずっと
そこにある愛に もたれかかるように
心の中で熱く燃える思いを ひたすら愛と叫ぼう。
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何もする事もなく時間持て余してる夜
これといって何もないつまらない夜
今日あったいやなことを思い出しても仕方ないから
悲しい事に手を振って笑えないでいる自分の良いところだけ見つめよう
流れる星に願いを
星たちが輝く天に祈りを捧げて
せめて今夜は
安らかに眠れるように
せめて明日は
素晴らしい1日になりますように
余計なことも欲張ることもしないから
よくある 幸せな日々よ 流れるようにつづいていけ
川の流れのように
小石投げれば
波紋が広がるのが
人生だけど
小石よけて歩けないのが人生だけど
せめて涙に濡れた1日の次は 笑顔であふれる1日になれ
僕は星に願いを捧げた
いるはずもないけど
都合のいいときだけ
信じることにしている神様に祈ったよ
どうか どうか
どうか どうか
明日 いい日に
明日 いい日に
なりますように
何かいいこと
ありますように
ためらわずに
笑えるような
出来事あるように
星に願いをたくし
夢の中に吸い込まれた意識 そのまま意識は夜明けへと運ばれていった。
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お腹を痛めて 僕を生んでくれてありがとう
大したことはできないけど いつも感謝してるよ
僕がここにいられるのはあなたのおかげだね
時々わがまま言ったり 生まれたことを間違いだと勘違いする日もあるけど 時折見せるあたたかな優しさに触れて僕は気づくんだ
お母さん 僕はやっぱり生まれてこれて良かったよ
生きることはただ普通の毎日を送るだけで様々な苦労があって 悲しいこともあるけど 一つ一つ乗り越えた先に幸せがあるとあなたは僕に教えてくれた
そんなお母さんが僕は好きなんだ
いつも弁当ありがとう
時々 涙を流しながら食べてる
こんな馬鹿な僕に
優しさをくれて
ありがとう
いろんなありがとうがあるけど いつももらってばかりで この感謝のお返しをしたことはないね
でもね
何もできなくてもあなたは 私の世界でただひとりの子供だということ これだけは忘れないで 何があっても変わらないから
悲しかったら 悲しいとちゃんと言うのよ
1日に何か嬉しいことがあったら私にも聞かせてね
いつでもあなたは僕のこと考えてくれているんだね
言葉が今は見つからないけれど 僕はいつも思ってるよ
あなたがお母さんで良かったって
単純だけど言葉にしてみるよ ありがとう
言葉にした瞬間
あなたに泣きながら抱きしめられる僕がいたよ
ああ 僕にとっても
この世界でたったひとりのお母さんだから
大切にしたい
せめて長生きしてね
いつかは お別れする それが運命だけど
せめて 1日でも長生きして 僕に世話をかけさせてね 世話をかけたぶん 僕はあなたに精一杯の愛を持って向き合うから
お互い歳をとっても
お母さんと呼ばせて
あなたの子供でいさせて 僕の名前を忘れないで いつまでもいつまでも変わらない優しさで僕を包み込んで
いつかぬくもり消えても特別な物は何もないけどあなたと過ごした大切な時間がここにある。
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会社からの帰り道
お父さんはおでん屋の屋台を見つけて
今夜は飲んで帰るかなって 熱燗飲んではんぺんと大根を食べた
今夜は長い夜になる
なんだかいつもより気持ちのいい夜
同席している 口数の少ないおじさんと 屋台のオヤジと三人で世間話や奥さんの悪口や文句に夜遅くまで花を咲かせた
赤提灯ともる
優しいぬくもりに
今夜も誰かが
足を止め
赤提灯にさそわれて暖簾くぐればつい飲みすぎる
今夜はベロベロになるまで 飲んで飲んで飲み明かすんだ
口数の少なかったおじさんも酒が入れば
奥さんの文句も
世の中への愚痴も
僕と同じように
腐るほどあるじゃないか
今夜もみんな 赤提灯見つけりゃ 財布の中に金がありゃ
なぜか理由は様々でも 酒が飲みたくなる
会社での鬱憤晴らすためって人もいるし
純粋に仲間と飲みたいって人もいるだろう
僕はあの赤提灯に優しさを感じたから
さそわれたんだ
今夜は飲んで飲んで飲んで飲みまくって
ベロベロになるまで
奥さんの悪口も言い
世の中への愚痴も言い 胸の中にたまってるイライラを全部吐き出すんだ アルコールに今夜は寄りかかって
赤提灯にさそわれて
僕も飲みすぎるだろう
酒といっしょに悲しみも飲み干すんだ。
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何を信じて生きていけばいいのか
わからないよ
何が良くて
何が悪いのか
僕にはわからないよ
常識なんて なんの救いにも答えにもならない
ただそれが正しいからと押しつけられてるだけさ
世の中で通じるような人間になれば
それが本当に正しい人間なんだろうか
僕には
ほかの人間のように
まっすぐには生きられない 生きたくもない
だから笑われたって
認められなくても
仕方ないことだと思うんだ
だけど僕は常識を守れるような人間よりもずっと僕がなりたい人間になったほうが それは素晴らしい人間だと思うから
人間なんて心を持っていれば 頭なんて悪くたって間違いだらけだっていいと思うんだ
僕の人生は僕が描くよ
僕の人生を描くための鉛筆は誰にもさわらせないよ
それが僕の人生
傷だらけだけど
きらびやかに輝いてる まるで星のように
信じられるものが自分だけなんて悲しいと本当に思うかい?
でも今は自分しか信じられない 信じたくないんだよ
だって僕は人には言えない悲しみや痛みを背負って生まれてきてしまったから
悪いことじゃないはずだ
僕は群からはぐれるよ
本当の光は 僕にしか見えない
僕にしか 見いだせない
はぐれることで見える答えもある
はぐれることでしかわからない答えがある。