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[2970] ザ・人間
詩人:どるとる [投票][編集]


僕はただの人間だから
完璧なんてほど遠い場所で笑う
僕はただの人間だから
失敗もたくさんするし罪も犯す
僕は死ぬまで人間だから
時には立ち直れなかったりもする
いろいろな理屈とか常識持ち出して 人間の心とか無視する世の中なんて嫌いに決まってる

誰かに好かれるために 僕は生きているわけじゃないから
べつに誰かに嫌われたってどうだっていいんだよ
大切なのはいつだって自分が好きになれるような自分でいること それがいちばん大事

無理に笑って 楽しいよとか嘘つくくらいなら 感情全部さらけ出して 涙におぼれちまうくらい泣いたほうがいいね

嘘ついてまで 正しいと思うことを ねじ曲げて あとで悔やむのならば 他人の静止を振り切って
僕は人間が人間としての本来の姿で
誰かを愛したり
法に背いたりするほうがいい

どこまでいっても
どんなに調べても
僕はただの人間だ
人間だからこそ
失敗するのが普通
欲望に弱いのが普通
だけど大切なのは
何かひとつでも
人間のいい面を持っていることだ

人間が人間として
ただの人間として
僕は生きたい
寿命がくるまで生きたい

そして 人間のまま
失敗をして
悔やんだりして
ため息ついたり
地団太踏んだり
舌打ちしたりして
なんとか生きていけたなら それは素晴らしい人生だろう

それが人間らしい人生だろう

だから僕は人間が好き
時には嫌いになる
だけど自分が好き
いつも自分は好き

得意なことも特別なことも何もない空っぽのただの人間よりただの人間だけど
ただの人間だからこそ つまらないこと考えずに好きなことができて まっすぐに生きることもできるんだ
僕はいわゆるザ・人間
単純な人間
どこにでもいるけど
僕はここにしかいない
世界でたったひとりの人間
人から秀でたところもなにもないけど
だからこそ 本当に正しいことと間違ったことが見分けられる。

2011/06/14 (Tue)

[2969] いつまでも大人になれない僕へ
詩人:どるとる [投票][編集]


労働者(サラリーマン)は毎日毎日大変なんだ
今日も明日も大人の事情に追われてる
時には理不尽な世の中にしてやられて
矛盾に気づいても何も言えなかったりする

1日1日をのりきるだけでも大変なんだ
愛想笑いに お世辞をばらまいて 機嫌をとって 精神的にも疲れ果ててよしんばいいことがあって笑ってみてもなんだかぎこちなくてむなしいのさ

いいことなんかないに等しい1日の中で思うことは
何もない退屈な1日ほど幸せなことはない 最近そう思う

無理に大人になろうとして 飲めない酒を飲んでみたり 吸えないタバコを吸ってみたりばかばかしいからおやめなさい
子供のままで いいってこともある 大人になろうとするより大切なことがある
それは大人になろうとしてなるよりも大切なことさ
それはそれは
人としての心や優しさをなくさないようにすることだ

変わらなくていい
変わらなくていいんだ
僕は僕らしく
ずっと二十歳を過ぎても ばかなくらいがちょうどいい

いろいろ文句も言われるけど 刃向かえるなら 苦労はしないね
鏡に向かって自分に言うよ 今日もおつかれさま
おまえは誰かが言うよりも そんなにわるい大人じゃないさ

歌でも歌って忘れてしまえばいいさ
涙は空へ流して
忘れたふり
忘れたふり
それでいい

いつまでも
いつまでも
大人になれない僕へ
いつまでも
いつまでも
子供のままでいいさ

大事なことはいつだって昔から変わらないはずなんだ
それは人の迷惑にならないような大人になること
気弱だっていい
ばかだっていい
不器用だっていい
大事なのはいつもいつでも大人じゃなく人間らしい自分でいること

心や優しさ忘れたら
あたたかい何か落としてしまったら
それはそれは悲しいから たとえ大人になんてなれなくたって
心まで子供だって
人間ならばそれでいい
そんな風に思う僕だ。

2011/06/14 (Tue)

[2968] 幻の恋
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どんな事にでも理屈や理由をつけて
冷静な自分を演じようとする
僕はまるで道化師のように 大事なあなたの前でもつくられた笑顔で心を開けずにいたんだ

ずっと 何かが おかしいと思っていた
だけれど裏腹なまでに本心はあなたを誰より愛していた

でも、さよならという幕が今静かに閉じていく
台本の中で続く劇のような 二人のゆがんだ愛は終わる

幻のような恋が僕の目の前を通り過ぎてく
君を愛していたのは僕じゃない僕なのさ

幻のような恋が僕の目の前を通り過ぎてく
振り返ってみても ただ木枯らしが吹いているだけ

最後に見たあなたの涙は ずっと忘れられない記憶だから
僕の心に焼きついて離れないだろう

道しるべを失った舟のように 宛てをなくして さびしさという大きな大きな海の中をさまよう日々が押し寄せるよ

幻のような人のぬくもりが消えていく
もう誰も愛せない
もう誰も愛さない

幻のような人の優しさが遠ざかってく
もう誰も傷つけない
もう誰も傷つけられない

幻のような恋が僕の目の前を通り過ぎてく

そしてやがて 夜空に散らばる星屑のように
瞳でとらえられてもけっして届かない
ただの幻になる

燃えつきた二人の時間は 木枯らし吹く並木道のベンチに積もった落ち葉のように
彩りをなくして
それぞれの記憶の中で忘れようとしても何度でもよみがえる忘れられぬ記憶になる

それが幻の恋

幻のような恋です。

2011/06/14 (Tue)

[2967] 家族
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いつも 何気なくそこにいて この僕を助けてくれる 大事なファミリー
血を分けた人たちがくれる優しさやぬくもりは 他人にはわからない何か特別なものがある

僕の家族も誰の家族もいつか 別々になる時がくる そしたら僕はいつか 一人きりになってしまう
でもそれは誰にでも同じなんだ
だから人は家族を自分も持ちたいと思う
一人きりほどさびしいものはないから

家族っていいよね
きっといるのがあたりまえみたいになってるから気づかないだけで 僕はきっと安心してるから わがままも言えるんだろう

何もできないけど
僕はいつも感謝してるんだよ
僕の大事なファミリー

いつか恩返しできたならいいな

こんな愚かな息子や娘を持ったことを考えると なんだか申し訳ないけど それでもあなたたちはいつまでも変わらない優しさやぬくもりで僕に接してくれるね
それが他人とは違う家族の良さなんだね
家族はけっしてどんなに離れても 断ち切れることのない特別なものなのさ

僕の大事なファミリー
いつまでも元気でいてね
普段は恥ずかしいから言わないけど
この場をかりて
伝えられたらいいな

いつもいつも感謝してるんだよ
僕の大事なファミリー
僕の大事なファミリー

いつまでもお元気で
いつまでもそのままで。

2011/06/12 (Sun)

[2966] なんて素敵な夜
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何もない夜
星もあまり見えない夜

TVもめったに観ない
本を開いても 途中で飽きてしまう

だけど どこか今夜はいい夜だな
なにがとはいえないけど なんて素敵な夜

宛もない旅
衛星は迷子になってる

突き出したさよならの手紙も届かないまま
ふとした拍子に何もない夜から始まるどこか不思議な時間

あふれ出す夢の中からこんにちを

なんだか悲しいことも笑い話になってしまうくらい 優しい夜
だけど何もない夜
何もないのが幸せなそんな夜 なんて素敵な夜

流れた星の数は わからないけど 願いの数だけ 星が流れたらいいよね そんなふうに笑う夜 なんて素敵な夜

衛星は何周かしてやっともとの場所に戻ってきたよ
安心したように
月も輝き始める
邪魔な雲は立ち去り
月は街を照らす
不思議なことなど何もないけど それがまた素晴らしい世界
シンデレラのガラスの靴は 粉々に割れてしまうのがオチなはずの現実の世界も
夢の中なら 王子様に拾ってもらえる
そして訪れる素敵なハッピーエンド

そんな都合のよろしい現実など ないのが僕らの世界だけど
今日はそんなことさえどうでもよくなるくらい素敵な素敵な夜

なんて素敵な夜
なんて素敵な夜
なんて素敵な夜

何もないけど
何もないのが
幸せなそんな夜
なんて素敵な夜。

2011/06/12 (Sun)

[2965] ウィークエンド
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流れ星が流れたら
まず僕に言ってよ
君の願い事
僕の分まで
流れ星に願うから…

ありふれた1日の中で こうしてあっという間に時間が過ぎて
気づくともうあたりは真っ暗闇 星の光を眺めてる

週末は意外と忙しい
あれやったり
これやったり
いろいろやることに追われてる

ただそれだけの1日っていう1日もあるけどでもそれがもしかしたらいちばん幸せなのかもしれない

文章に メロディをつけて歌にして歌ったら
切ない夜もなんだか
楽しくなるね

そんなウィークエンド
目指して
僕はカレンダーの数字を飛び越して
やがてたどり着くウィークエンド。

2011/06/12 (Sun)

[2964] 幸せのこの手の中に
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幸せっていうけど どんな気持ちになれば
幸せっていえるんだろう 昔から考えてるとわからない
幸せって ラッキーとは違うもので 簡単に消えてしまうものじゃないようだ

長続きする幸せが欲しいけれど 僕にはあるかなあ そんな幸せ感じられる あしたが

気づかないあいだにこの手の中に生まれていた あたりまえという名前のいちばん尊い幸せ
毎日毎日 朝昼晩と食事がとれて 住む場所や着る物にも困らない今が幸せじゃなくて不幸せなら それは間違えだろう
だから今以上幸せを求めたらきっと欲張りになってしまうから
今の幸せ 普通の幸せ
抱きしめて毎日感謝して 訪れた1日の始まりに手を合わせて朝ご飯を食べて 時には悲しいこともあるけど またすぐに立ち直って 同じような毎日の中で感じてるささやかな幸せが
積み重なって
やがて大きな幸せだと気づくんだろう

一気に手に入れられる幸せなんてつまらない
思い出したよ
遠い昔 小遣い貯めに貯めて買ったラジコン
あんな気持ちなんだね
本当の幸せってさ
気づけなかった僕はもったいない人間だったんだね
でも今気づいたよ
幸せはいつでも
この手の中にあるってこと

だから僕は今 確かに言えるんだ
僕は今最高に幸せだよ

幸せをこの手に握ってるからね

きょとんとする人の群れの中で僕の笑顔は輝いていた

そんなことを感じた1日でした。

2011/06/12 (Sun)

[2963] いのち
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偶然 僕が生まれて
偶然 あなたも生まれて
偶然 今日誰かが生まれて
偶然 今日誰かが死んで
偶然 今日はついてなくて
偶然 今日は休みで
偶然 今日は晴れて
偶然 今日は金欠で
偶然 今日はむしゃくしゃしてる

全ての出来事を偶然だと片付けられればこれほど 簡単な事はないのに 偶然ってだけじゃ 成り立たない何かがある

『理由があるから そうなる』僕もわかるけど 僕らが生まれた理由はって学者に聞いてもわかるはずもないだろう
だって僕らは偶然 生まれたから

必然ならば何らかの理由があるはずだけど
偶然としかいえないような 命が 遠い昔から奇跡のような事を起こして始まっていた

地球が誕生したことも科学でこじつければどうでもいえるけど 絶対正確とはいえないはずだ
証拠となる何かがあればべつだけどそれだって偽物ならば疑いは晴れない

だから 面倒だから
偶然に全てをまかせて こじつけて
僕が生まれた事も
誰かが今日死んでしまう事も偶然で片づけてしまう僕がここにいるんだ

偶然じゃきっと片付けられない現実があることは僕もわかるけど
それを言い始めたら
僕はどうして
ここにいるんだ?
僕はどうして
生まれたんだ?
僕の生まれたことの総てをもしも語れるならばえらそうなこともいえるけどそれを知らない僕らには何も言えない

だから偶然に頼って
いつも偶然で片付けて僕らは目の前の悲しみや喜びを なんとか受け止めようとする

でも偶然じゃ片付けられない命がある

きっと僕がここにいるってことがいちばん僕がここにいる証につながってるんだろう

答えをあげるとすれば 今ここに僕や君がいることが僕や君が生まれた意味で
そして今生きてる理由なんだろう

命はそうやって
繰り返される

いろんな見方やいろんな見解があるけど面倒だから僕は偶然で現実にモザイクをかける

それでも隠せない心がある。

2011/06/12 (Sun)

[2962] つながり
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あなたの隣の人や
あなたの大切な人
あなたを生み育てた人
あなたをよく知る人
みんなひとつのりぼんで結ばれてる
すれ違っただけでも
顔を見合わせれば
それはそれで十分お知り合い

人は人と何らかのつながりをみんな持っている
赤の他人っていうのは顔も何も全く知らない人のことをいうのさ すれ違って顔を見ただけでも それはお知り合い
そのあと顔を忘れても忘れてるだけでちゃんと関係が結ばれるんだ

顔を知ってる人も
ただのすれ違っただけの人でも
親しい人でも
愛する恋人でも
同じ会社の人でも
男の人でも女の人でも よくわかんない人もみんな自分と関わりのある 人ならば
ひとつのりぼんで結ばれてる関係

無関係ってことはないさ
関係ないなんてことはないさ
みんながみんな
もしかしたらどこかで顔を合わして 挨拶交わしてるかもしれない

ひとつの町の人だけでも ひとりひとりの顔と名前 一致するなんてないけど
だけれどできるなら
みんなの顔と名前知りたい そして小さくてもいいから何らかのつながりでつながっていたい

挨拶ひとつ交わしただけでも それは立派なお知り合い
名前も顔も知らないあなたをもしかしたら僕が 愛することになるかもしれないしないとはいえない
最初はみんな誰でもみんな知らない人 名前と顔と性格を知ってその人を知っていくんだ

みんながみんな何らかのつながりを誰かと持っている
そして小さくてももしかしたらどこかでこの先つながってゆくかもしれないんだ

人間は多いけど 数えきれないほどじゃないから だから今日も知らない誰かと誰か同士が つながりを持っていてもおかしくない 僕だって君だって例外じゃない
場所や時間を選ばずにつながりは生まれるんだ その人を知らなくても気遣いや優しさを 隠さずに見せられるならそれは素晴らしいつながり

今日もそんなつながりを求めて生きてる。

2011/06/12 (Sun)

[2961] あしたになれば
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大人の毎日は 思ってたよりずっとつらいんだ
朝早く 家を出まして 満員電車 に押し込まれる

うるさい上司にはああだこうだ 言われるし
金に汚い社長が 社訓みたいに掲げてるのは独裁者と同じ思想だ

誰にほめられるわけでもないのに
話を合わせたり
話題をふられれば
相づちを打ち
ごまかすように
愛想笑いして
本当バカみたいだな

いつも仕方ないさと思うけど我慢の限界ってものがあるから
僕の導火線に火がつくまえに 理不尽で横暴なやり方を改めよ 社会

それでもどこかできりもなく信じてるのさ

あしたになれば
今日よりはマシな
1日が待ってると。

2011/06/12 (Sun)
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