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[2880] ケセラセラ
詩人:どるとる [投票][編集]


ヘイ どうしたんだい?そんな浮かない顔して
そんなんじゃ幸せのほうから逃げてゆくよ

何か悲しいことがあるなら気がすむまで泣くといいよ
こんなあたりまえなことしか言えない僕だけどさ
いつもすぐ傍で
太陽が不在の雨降りの朝は
僕が太陽のかわりになってさ
月が雲に隠れて いつもより暗い気持ちに沈む夜は
僕がお月さまのかわりになるよ

悲しい出来事に
今日もしてやられて
どうでもいい話をふられて 曖昧な世の中の情報に泳がされて
たどり着いた 夕暮れ

さよなら バイバイ
今日の僕に手を振るよ

どんなに 希望を失っても 期待をするより仕方ないから
僕は 泣くより笑うんだ 矛盾という風
吹き荒れる世界で
ただ まじめに毎日
働いて 今日も定時まで頑張る僕だよ

きっと 明日になれば今日 笑えなかった分まで笑えるから
きっと 明日になれば
なくした元気取り戻せるから 大丈夫

不思議な言葉さ「ケセラセラ」ってつぶやいたら また歩き出せる

五時のチャイムに
見送られるようにして カラスが巣へと帰るから仕事切り上げて僕も帰るよ
ゴートゥザマイホットスイートホーム

帰り道の途中で涙やため息なんて
空の彼方へボールみたいになげてしまおう

今日の涙が嘘のような明日が訪れる
疑いもなくそう信じられたら
きっと
霧が晴れるように
僕の顔に笑顔が咲くよ

魔法の呪文さ「ケセラセラ」ってつぶやいたら ほら笑い出せる。

2011/05/27 (Fri)

[2879] 大行進
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歩き出さなくちゃ 何も当然始まらないよ
何か大業を成し遂げたいならばなおさら 苦労をまとめ買いするように炎の中へも突っ込む勢いで生きていけ

現実はゲームじゃないから リセットは基本利かないけれど 機会と若さと元気があるならば何度だってやり直せるから
数回の失敗にもめげずに挑めよ 各々方

人生は諦めが肝心ですか?
それとも
人生は諦めないことが大事ですか?
迷うとこさ

とりあえず なんだって がむしゃらに若さを糧に あれやこれや試してみたいのさ
だめならだめで はい次はい次と 切り替えも早く 挑む感じで

若いから 投げやりでいい加減なところもあったりするけれど
人間、誰もみんなそういうところあるだろう? だから自分を棚に上げないで
同じ目線で
追い越したり追い越されたりして同じ大地に足を生やして歩こうよ

人間共の大行進だ
てくてく、せかせか
みんな違う夢を抱きしめて 同じスタートラインから それぞれの未来へ向かって歩き出すところ

いつの間にか白いスニーカーは泥に汚れ傷だらけ

今日もなんだかんだで 1日 頑張れたよ
最後 笑えたら それでいいんじゃない?
もしかして今の自分がいちばん輝いてるのかもね 若さが際立つ夕暮れ 光る汗と見えない努力が 帰宅後のビールをよりうまくする

さあ今日も皆さんお疲れさまでした

細かいことはあとからグダグダ言わないでさ

笑える隙を探すように 隙あらば笑おう

若さが猛威をふるう真夜中に ムフフな夢を見て。

2011/05/27 (Fri)

[2878] 陽炎
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真っ赤な空に浮かんだ茜雲と どこまでも延びたレール

野球帽を被った少年がひとり 壁に向かってボール投げて遊んでる

もうそろそろ帰ろうかな ママも心配してるから
寄り道せずに家に帰ろう

道草を したがるのにはべつに理由はないけど なんとなくなんとなくいつも気づくと道草してるんだ
わざわざ遠回りして
どこまでも続くあぜ道をひとり 駆け足で風を気取った夏

その目にはどんな景色が映っていたかな
今はもう多分 どこを探しても 見つからない空だね あの日見た きれいな夕焼け

言葉になんてならないくらい 僕の瞳の奥で めらめらと燃えていた あの日の夕焼け空は 今も心の中に少しも色あせずに広がってるよ

少しずつ時を経るごとに遠ざかる思い出は 切なさや悲しみをただ心に残すだけじゃなく 忘れられないからこそ覚えておきたい思い出だから
いつまでもいつまでも 思い出すたび 胸に突き刺さるような痛みも 時として心地よい安らぎに変わる

太陽の涙のような陽射しが景色に彩りを添える1日の中でいちばん好きな夕方に
優しい思い出が
心にともった
どっかで豆腐屋の
ラッパの音
数羽のカラスが鳴き声を田畑に落として

揺れる 陽炎 夢、幻

振り返るたび 涙が頬を伝うけれど
心配することはないさ
思い出はいつまでもこの胸の中で生きている
目を閉じれば ほらね燃えさかる 夕焼けの茜色がまぶたの裏の暗闇の中にそっと 咲くんだ。

2011/05/27 (Fri)

[2877] 遠い初恋
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中学校の頃たまたま隣の席になったときにさ
はじめて言葉を交わした 君はとてもかわいくて 勉強もできたけど 僕と同じで変わったものが好きだったね

その内家にも遊びに来たりして
名前で呼び合う仲にもなったね

あの日君と二人で見た 星空は今も僕の胸に焼き付いてるよ

中学を卒業したら引っ越すって聞いたときすごく寂しかったよ
でも約束したんだ
また会おうねと

引っ越す前の日に交わした口づけはとても切ない味がしたよ

君を乗せた引っ越すのトラックを追いかけて 手を振る君に叫んだよ

僕は君が好きなんだ

今は遠い初恋 でもいつの日にか 君と寄り添ってまた 笑いあえるように 流れる季節や移ろう時間を飛び越えた明日に夢を見ている

元気ですか?
もうすぐ暑い夏ですね

二十歳になるとあなたは 結婚したね
寂しかったけど
あなたの幸せそうな顔を見たら 何も言えなくなった

手元に残ったいくつかのエアメール
途切れたままの二人の距離はあの頃よりも 離れてしまったけど
それでもあなたが幸せならば僕は幸せだよ

あなたとの思い出
ひとつひとつ思い出しながら
僕はそっとつぶやくんだ

さよなら 愛すべき人。

2011/05/25 (Wed)

[2876] 心の旅人
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青い空に浮かぶ 白い雲になりたい
自由になりたい
ひとり気ままに旅に出たい

見えない心の地図を開いて 地球儀を回して

心の中を旅するように 夢のある イメージを膨らませよう

割れた風船の心配なんかしてないで
これからもっと 輝くんだ

心の旅は目覚めた瞬間 始まる

さあ 考えてる余裕などないんだ。

2011/05/25 (Wed)

[2875] 黄昏エスカルゴ
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繰り返す日々の中
夜と朝同じ時間を絶え間なく行ったり来たりして 今日もくたくただよ

僕は どんなときでもなるべくマイペースで生きたい
亀のように ゆっくりでも大きな夢を目指すんだ

他人の速さや世の中の速度にいちいち 合わせてたら身が持たないよ
だから 笑いたいときに笑って泣きたいときに泣きたいんだ

黄昏時のしんみりとした気持ち 胸の中で渦を巻く 切なさを
甲羅のように背負ったまま

それはまるでかたつむりが背中に背負ってる 貝殻のように
くるくると僕の胸の中で回り続ける
不安という竜巻

黄昏の中
誰もいない公園でブランコが揺れているのを 一体誰が知るでしょう?
僕の涙も君の涙も
ブランコと同じさ
誰にも知られず
強がりや笑顔で
隠せば 誰も気づくことはない悲しみさ

救いなど要らないよ
僕はかたつむりだ
渦巻く不安を背負って生きる 貝殻をなくしたらかたつむりは生きられない
だから僕も不安をなくしたら きっと生きられない

ゆっくりのんびり歩いていこう 赤く染まった空の向こうまで
たまには自転車から降りて自転車を手で引いて 沈む夕日をゆっくり眺めながら
頑張った自分にお疲れさまを言おう

切ないのに 心地よいこの風に吹かれながら 僕の口笛がチャイムのように鳴った

だんだん小さくなる僕の後ろ姿
誰もいなくなった土手にのびた長い長い道には もうすぐ優しい夜が訪れる。

2011/05/25 (Wed)

[2874] 矛盾
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世の中の矛盾に気がついて それを大人に言ったら
大人は言った
「そんなの仕方ないじゃない」

世の中嘘つきだらけ
幸せってお金じゃ買えないっていうけど
本音ぶちまければ
お金がなければ
幸せどころか
住む家や
食べるものにも困ってしまうよ

矛盾した気持ち抱えたまま 納得できねえそれを あたかも理解したように 生きても楽しいはずがない
笑えるわけがないよ

愛想笑い咲き乱れ お世辞が弾丸のように飛び交う 一歩間違えれば戦場のような社会の中で 僕らは働きアリのように 毎日世のため人のためにときれいごともこぼしながらも本当は自分のため何より自分のため 今日も生きてるよ

矛盾は日々増えてゆく
減っていくことはない
世の中に矛盾した人や決まりがあるかぎり
どんなに正しさで隠したって 曖昧な返事で繕われた部分が垣間見える

矛盾はそれですよ
大人は 一喝するように 僕の言論の自由を剥奪するかのように
理不尽に叩き落としたよ

今の子供の未来は暗いね

思いやりのない子供ばかりさ
それは親も同じだからだ

矛盾は社会の中にもある
矛盾は家庭の中にもある
矛盾は学校の中にもある

矛盾した世の中がつくり出した附に落ちないおかしなおかしな人の言動

悪いのは誰ですか?
この水掛け論には終わりはなさそうだ

僕は逃げるように
現実から目をそらしたけれど 目をそらした先目をそらした先
矛盾があふれているよ

乱れた社会の中
何が正しくて
何が悪いのか
真面目に考えている人がいるのに
それさえできない
人がいることが不思議なんだよ

生きている以上
やっぱり
必要なのは
正しいことを正しく
できること
それさえ守れていれば人は矛盾のない社会を生きれるのに
白にも黒にも当てはまらない僕らの中の矛盾は
もしかしたら
導き出された
答えともいえるのかもしれない
思考は行き止まりにさしかかる。

2011/05/24 (Tue)

[2873] レインマン
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降り続く雨に濡れながら ひた走る僕の後ろから また新しい明日が追いかけてくる

とりとめもないことに今日も苛立って
何かをなくして
何かを手に入れて手に入れたものと同じだけの代償を支払ってまた何かを手にする日々

悲しいくせに 悲しくないふりをしてまで
涙を隠してまで浮かべた笑顔だけど 今にも泣きそうだった

雨降りの街並み
通り過ぎてゆく
時計の針の音だけが
景色に残像を残すように
かすかな余韻を置いていく

明日に向かうための切符を握りしめて
夢に揺られて
通りすがりの人が
挨拶代わりに
僕にくれたのは
そんな無防備な態勢じゃ 訪れる未来には希望はないと思うことさ

窓の外の雨が 急速に強まった気がして
扉を閉めようとしたけど あまりの風に現実へと 引き戻され
気づいたときには
またいつもの憂うつな朝だった

やっぱり僕は不運な宿命から逃れられないレインマン

勇んで飛び出した時に限って 雨に降られる 油断したらすぐにずぶ濡れ

神様の名前を叫んでも 救いの光は差し込まない

願えばどこへでも行けてしまえるこの身を包む自由をこれほど 憎んだ日はなかったよ

それでも 雨に濡れながら 僕は追いかけてきた明日にしがみついて そのまま 明日に行くのさ

たどり着いた明日に希望はなくても
生きることが唯一
僕に示された道なのだと知っているから
灯台の光 見失わないように 多少悲しくても 現実から目をそらさないよ

追い風が 吹いていたのは昨日までの幻だと知るんだ

明日からは過酷なくらいの向かい風が吹き荒れる一週間になる

それでも それでも
僕はカレンダーの数字を飛び越えて
雨がやむのも待たずに 雨の中に飛び出してゆく レインマン

傘もレインコートも用意されていない人生だから
悲しみにさえ濡れながらも 雨上がりを目指すように喜びを探しに行くんだ

明日へ…

2011/05/24 (Tue)

[2872] 今日もどっかで頑張るパパのうた
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ママはいつも 家事に洗濯 子守 買い物におわれて
毎日のように 大変なんだ 僕が知らないところで たくさん苦労しているんだね
パパはなにができるだろう 頼りがいがあるパパならいいけど
弱虫の僕の背中はいつも 猫背に丸まってる
だけどいつも大好きな君とママのために
一日中 汗を流して転んだりなんかしながらも
家族のために一生懸命働いている それがパパなのさ

ママみたいにはなれっこないけど
パパができることはたくさんあるよ
ママよりは 一緒にいる時間は少ないけれど
忙しさを言い訳にはしないよ
たまの休みがあれば
君とママと手を繋いで どこかに行こうね

かっこなんかつかなくたって 頑張るその姿が子供の瞳には 立派に見えるから
そんなに心配しないでさ いつものようにパパでいればいい
背伸びしたり
無理をしたりしてまで理想のパパになろうとするんじゃなく
ありのままのパパこそきっと ママにだって 君にだって
世界でただひとりのパパなんだってこと
忘れないで

世界には何人でもパパがいるけどひと家族にひとりしかいないパパだから
僕は僕の思うようなパパでいよう
不器用でも
弱虫でも
おっちょこちょいでも ママと君には僕しか パパはいないから
僕が守るんだ
ママと君の笑顔が僕を強くしてくれる

ありがとう
愛してる
そんなありふれた言葉しか返せないけど
それ以上の言葉は多分いらないと思うのさ
大切なのはいつも
僕が僕らしくいること
あなたたちが知ってる世界でただひとりのパパで居続けること

今日もこんなパパだけど頑張ってるよ

繰り返す日々の中
ささやかな冗談を織り交ぜながら
喧嘩する時もたまにはあるけど どんな事があっても変わらないよ
僕は君のパパで
僕はママのパパで
ただの人間だけど
それだけで僕も君もママも家族だっていう確かな幸せ
それさえあればパパはずっと頑張れる。

2011/05/24 (Tue)

[2871] 地平線バックパッカー
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たったひとつの答えを導き出すために
いくつもの試行錯誤の果てに希望を抱いている
赤道をこえて
海峡をこえて
野山をこえて
たどり着いた朝に
飲み干す珈琲はエスプレッソ

地平線を目指す具合に終わらない旅は続く

バックパッカーを気取って 日々四苦八苦して
命燃え尽きるまでのおよそ百年間の中を駆け巡る

僕は地平線バックパッカー

吐き気がするほどの灼熱の砂漠も
どこまでも広がる津軽海峡の荒波も
同じように 僕の人生とリンクしてるよ

僕は地平線バックパッカー
誰もが地平線バックパッカー

わずかな賃金を餌に
今日も命をすり減らし残り時間に慌ててるよ

たったひとつの答えを導き出すために。

2011/05/24 (Tue)
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